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【集英社|面接攻略ガイド】採用傾向から実際に聞かれた質問まで徹底解説!

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集英社の面接攻略ガイド

出版社は毎年学生から人気のある業界です。採用人数が少ないため、狭き門と言われており、その選考を突破するには徹底した業界研究・企業研究が必要になります。

 

中でも「集英社」「小学館」「講談社」三大出版社と呼ばれ、応募者数・倍率の高さは桁違いです。

大手出版社は多くの出版物を扱っているため、誠実さやコミュニケーション能力はもちろんアイデアや発想力、スピード感など、必要とされるスキルが多岐に渡ります。

 

そのため選考前の事前準備は非常に重要で、予めどのような選考ステップがあるのか、どのような人材を求めているのか、どのような質問がなされるのかなど、十分に対応しておく必要があります。

本記事では、「集英社の面接対策」として、傾向や過去に出題された質問などを解説しています。

 

出版業界やマスコミ業界の「業界研究」「ESの書き方」などは、下記記事を参考にしてください。

集英社の面接の傾向

面接の傾向

集英社の一次面接では、筆記試験時に記入した「面接シート」をもとに面接が進みます。一次面接では「集英社を選んだ理由(志望動機)」「学生時代に力を入れたこと」「入社したらやりたいこと」など、どの業界でも聞かれる定番の質問を受ける傾向が高いです。

 

まずは、定番の質問には全て答えられるよう、想定される質問の回答準備はしっかりと行いましょう。

 

また二次面接以降では、ESの深掘りをはじめ、「紙媒体をどう売っていくか」「紙とデジタルの違い」「今後デジタルコンテンツをどのように広めていくか」など、出版業界のことを深く知らなければ回答できない質問が多く聞かれています。

 

出版業界の業界研究はもちろん、他の出版業界との違いや、「なぜA社ではなく集英社なのか」といった、企業についての質問も出題されるので、大手出版企業の企業研究は抜かりなく行いましょう。

 

紙媒体を主力とする出版業界は現在「斜陽産業」のひとつであり、紙媒体中心の事業体制から新たな形態のビジネスに軸足を移しています。

変革期を迎えている今、あなたの考えやアイデアを問われることが考えられます。各社の取り組みや新事業についての情報収集も併せて行いましょう。

集英社の求めている人材

求めている人材

集英社の求めている人材
  • コミュニケーション能力に自信のある人
  • 責任を持って最後までやり遂げる力がある人
  • コミュニケーション能力に自信のある人
  • チャレンジ精神が強い人

出版業界での業務はどの職種においてもコミュニケーション能力が重要になってきます。

 

出版社といえば「編集者」のイメージが強いですが、編集者1つとっても、作家さんとのコミュニケーションはもちろん、企画、カメラマン、デザイナー、イラストレーターの連携や校閲部や宣伝部、販売部など他部署の人との連携が非常に重要になってきます。

 

またスケジュール(締め切り)にも厳しく、決められた期間の中でいかに良いものを作り上げることができるのかが大切な要素となってきます。そのため、責任を持って最後までやり遂げる力が求められます。

近年は紙媒体だけに留まらず、編集・営業・ライツ・デジタルの垣根を越えた取り組みが増えており、より広い視野で出版ビジネスを見通す力が求められています。

 

そのため、新しいことに積極的に挑戦したい方変化を恐れず突き進む力のある人が求められているといえるでしょう。

 

☝️ポイント

出版業界は変革期を迎え、大きく進化を遂げようとしている業界です。自分の考えや、やりたいことなど、しっかりと伝えられるよう準備して面接に臨みましょう。

集英社の面接攻略法

集英社は1926年の創業以来、総合出版社として、漫画誌、ファッション誌、ジャーナル誌などの雑誌をはじめ、文芸書や文庫、新書から、美術書、写真集、辞・事典まで多様な分野に活動の場を広げてまいりました。

これら出版物から生まれたIP(知的財産)は、紙の出版物にとどまらず、さまざまな形で、皆様にお届けしています。デジタル配信や映像化、イベントや物販など、多角的な展開で、国や地域を越えて、親しんでいただいております。今後の新技術も活かしながら、IPをどう発展させていくか、想像すると心が躍ります。

2026年には創業100周年を迎えます。これからも会社の社是でもある「創意」「自信」「協調」を大切にして、人が夢中になれるようなコンテンツやサービスを創出していきます。新しい時代、新しい世界に向かって力強く進み、人々の心を豊かにする集英社でありたいと思います。

す。

引用:集英社トップメッセージ

 

集英社の代表取締役社長、廣野眞一のメッセージからもわかるように、今出版業界では新技術を活かしたサービスの発展に向かっています。

「創意」「自信」「協調」の3つの軸が集英社の求める人材の軸になることは間違い無いでしょう。

面接の設問に回答するときは、集英社が求める人材に近づけて回答するのがポイントです。

 

特に集英社の面接で重要な2つのポイントについてご紹介します。

なぜ集英社なのかを明確にする

同じ出版業界に属する競合企業との比較、最近のニュースなどをチェックし、「数ある出版企業の中で、なぜ集英社なのか?」という点を明確にしましょう。

「好きな漫画のに携わりたいから」や「世の中に新しいものを送り出したい」といった内容では不十分です。大切なことは「集英社だからできること」「集英社でなければ成し遂げられないこと」をしっかりと洗い出すことです。

そのためには、出版社の動き出版業界の動向のチェックは欠かさないようにしましょう。

 

また他社の企業研究を行うだけではなく、いくつかの軸に分け、企業を比較するのも良いでしょう。

強み・特徴など各企業によって異なる部分を明確にし、質問への対策を講じていきます。

集英社でやり遂げたいことを具体的にイメージする

「なぜ集英社なのか」を明確にできたら、次に「集英社で何をしたいのか」を具体的に考えていきます。

 

集英社ではトップメッセージにもあったように「創意」が重要視されています。だからこそ「自分がチャレンジしたいこと」を明確に持っている人を求めていると言えます。

自分のやりたいことを語るだけではなく、それを行うメリットや背景、どういう課題に対するアイデアなのかなど、自分の思いをプレゼンテーションできるくらいに練り込んで準備をすることをおすすめします。

 

実際に面接では「どういう企画をやりたいか」「紙媒体に代わるアイデアを出してください」など、企画力を試される質問が多く聞かれています。ここをしっかりと考えることで、あらゆる質問に回答することができます。

 

選考ではESから最終面接まで軸の通った回答をすることが求められます。

選考に通ってから考えるのではなく、ESや選考を受けると決めた段階で向き合い、じっくり思考するのが良いと考えられます。

集英社で実際に聞かれた質問

実際に聞かれた質問

実際に聞かれた質問
  • 志望動機
  • 集英社でやりたいこと
  • どうしたら本が読まれるか
  • 紙媒体の売上が落ちていることに対しての考え
  • 希望の部署に配属されなかったときにどう感じるか
  • 好きな作家/好きな本について
  • 紙とデジタルの違い
  • 今日のファッションのポイント
  • 影響を受けた人について
  • 希望する部署
  • 最近気になったニュース
  • やってみたい企画
  • 困難を克服した経験
  • 好きなキャラクターは

面接での回答時間は1分程度が良いとされています。簡単な質問に対しては30秒程度が目安となります。

 

1分で話すことができる文字数は約300字程度。面接対策として文字に起こす場合は、300字を目安に考えると良いでしょう。質問内容によっては、1分以上かけてしっかりと説明する必要がある質問も多くあります。

臨機応変に対応することはもちろん、面接対策を行う際には1分の時間間隔を身につけることも大切です。

 

実際に聞かれた質問の中から今回は3つ、回答例と併せてポイントをご説明します。

志望ジャンルでどのような仕事に携わりたいですか

<回答例>

私はファッション誌を通して、外見だけではなく、「内面の美」について考えるきっかけを与えたいです。ファッション誌は「ダイエット」や「メイク」など、どの特集においても”人に見られること”を中心に構成されており、外見の美に特化しています。

しかし女性の社会進出が当たり前となった今、外見だけではなく、自身と向き合い内面を磨く必要があると感じています。ライフステージに合わせた働き方を早い段階から考えたり、スキルアップのための習い事をしたり、女性一人ひとりが輝けるような誌面作りを行っていくべきだと考えます。

外見の美だけではなく、「内面の美」を目指すことをコンセプトにした、新しいタイプのファッション誌を作りたいです。「内面磨き」がトレンドになる世の中を作っていけるよう発信していきたいです。(345文字)

 

自分がしたいことを明確に伝えましょう。「なぜそのように考えたのか」「雑誌を通してどんなことを伝えたいのか」などです。

ここでは、具体的にどういう企画をやりたいのか、自身が創設したい新しい雑誌のイメージなどを追加で深掘りされる可能性があります。前述した通り、やり遂げたいことを具体的にイメージしておくことが大切です。

自分が編集者に向いていると思う理由

<回答例>

私の強みは多角的な視点を持っていることです。編集者として、あらゆる角度から文章を紐解き、作家に向けたフォローやアドバイス、アイデアなどを共有できると考えました。

私は幼少期より読書が好きで「読書ノート」をつけています。現在28冊目になります。中学生の頃に出版社へ興味を持ち、その頃から自身の感想だけではなく、「なぜその本が面白いのか」「なぜ話題になったのか」「どのような表現が読者の心を掴んだのか」など、自分なりに言語化し、あらゆる視点で1冊の本を分析してきました。

そのため、文章を読むことはもちろん、自身でもキャッチコピーやライティングする力を培うことができたと感じています。この自身の強みを作品作りに活かすことができると考え、編集者を志望しました。(329文字)

 

自分が編集者に向いていると思う点をただ並べるのではなく、どういった点が編集者として活きるのかまで考えて書けると良いでしょう。

また強みや長所などと絡められるとイメージが具体的になり、自身のアピールにもつながるのでおすすめです。

出版業界以外で興味を持っている業界とその理由

<回答例>

広告業界にも興味があります。「まだ知られていない情報(作品)を世に発信する」という点が出版社と類似していると考えているからです。人生を豊かにするという点においては共通しており、魅力的だと感じています。(100文字)

 

自身の「就活の軸」や「やりたいこと」とブレが生じないように気を付けましょう。面接での回答には一貫性が必要です。

特に全く異なる業界を志望している場合は注意が必要です。

かけ離れた業界の場合、なぜその業界も志望しているのかを深堀りして追求される場合があります。しっかりと回答できるよう準備をして臨みましょう。

面接前にチェックすべきこと

面接前にチェックすべきこと

集英社の新卒情報

募集職種

一括採用

「編集部門・営業部門・管理部門・デジタル部門」などの職種別の採用はなく、一括採用になります。

入社後、所定の研修期間を経て、適性を判断のうえ、各部署に配属。

募集人数

21〜25人

採用フロー

ホームページよりエントリー
→会社説明会(Webにて実施)
→エントリーシート提出

筆記試験

あり
Webテストなどではなく、大きな会場で一堂に受験。
※年度によって変わっている場合がありますので、最新の情報をご確認ください。

面接

個人面接/集団面接
どちらもあるため、早い段階での準備が必要。

集英社の事業内容

・雑誌(マンガ誌、ファッション誌、芸能誌、文芸誌など)
・書籍(文芸書、文庫、新書、実用書、ビジネス書、全集など)
・コミックス、辞典、児童書、写真集などの出版
・電子書籍・電子コミックの制作・配信など 

 

集英社の昨年(2020年6月1日〜21年5月31日)の決算を見ると、売上高は2010億1400万円。前期比31.5%増、当期純利益457億1800万円、同118.3%増大幅な増収増益となりました。

 

「鬼滅の刃」「呪術廻戦」などといったコミックが大ヒットした他、関連する書籍や電子書籍、物販などの売り上げが押し上げ、同社として初めて売上高が2000億円を達成。

売上高の内訳として大幅に増減したのは、「コミックス」617億1300万円(同43.1%増)「定期発行雑誌」は199億8800万円(同3.8%減)となり、「セブンティーン(SEVENTEEN)」や「マリソル(MARISOL)」は同年休刊となり、雑誌市場の縮小が進んでいます。

 

売上高の半分近くが物販などの事業収入で、中でも「デジタル関連の売上高」は449億900万円(前期比42・5%増)となっていることから、版権ビジネスの売り上げも大きく、今後も成長が見込まれています。

参照:週刊エコノミストオンライン
新文化オンライン

SEVENTIE TWO

ポイント☝️

デジタルを活用した取り組みや版権ビジネスについての自分の考え、雑誌市場縮小に歯止めを効かせるための企画など、様々な角度から自分なりのアイデアを出してみましょう。

集英社の社風は?

集英社が長い年月のなかで、
たえず繰り返してきたのは「種をまいて」「育てる」ことです。
ひとつひとつの作品と誠実に向き合い、
大切に育てることで、集英社もまた、育ってきました。
あなたの手のひらには、あなただけの種が握られています。
どんな花が咲き、どんな実を結ぶのか、
まだ誰にもわからないけれど、大切に慈しみ育てていけば、
きっとワクワクすることが待っている。
その種を、集英社で育ててみませんか。

引用:集英社 2023年度定期採用情報

 

集英社の採用メッセージから「育てる」ということをとても大切にしているイメージを受けます。

実際に集英社で働く社員紹介のページを読んでみると、「挑戦」「試行錯誤」など、新しいことへのチャレンジできる環境が整っていることがわかります。

 

シュプール編集部
桜庭遥さん

人と人を結び、新しい化学反応や未知のおもしろさを生み出そうと試行錯誤することに、魅力とやりがいを感じます。

引用:社員紹介|集英社 2023年度定期採用情報

文芸書編集部
岸優希さん

 

プロモーションの工夫が販売部数に直結しうる時代なので、作品をより多くの人に届けるための仕掛けづくりをしていけるよう、他社も含めた先輩編集者のお話を積極的にうかがい、勉強しています。

引用:社員紹介|集英社 2023年度定期採用情報

ライツ事業部
末吉孝光さん

目先の利益を追うのではなく、本当に作品とそのファンのためになることを、作品が長く楽しまれるために何をすべきなのかを、常に考えるようになりました。

引用:社員紹介|集英社 2023年度定期採用情報

デジタル事業部
戸谷太一さん

それ以外に新規ビジネスの立ち上げや、マンガの新しい表現形式の模索といったデジタルに関連する新領域の開拓にもチャレンジしています。
既存のビジネスをさらに発展・拡大させるだけでなく、将来のために新しいビジネスの種を蒔くのも、自分に課された大事なミッションのひとつです。

引用:社員紹介|集英社 2023年度定期採用情報

また集英社には若い人たちがやりたい企画にチャレンジできる社内文化があります。

「企画提案ボックス」と呼ばれる企画を公募しているメールアドレスがあり、自分の考えた企画を送ることができます。

 

そこで実際に立ち上がったのが昨年ローンチされた女性向けウェルネスサイト「yoi」。 2017年入社の若手社員が送った企画が採用され、新規事業として立ち上がり、現在20〜30代の女性をターゲットとして運用されています。

このように若手社員がチャレンジできる環境も整っており、まさに「育てる」という点において集英社の社風がよく表れているのではないでしょうか。

 

どんな環境で働くのかイメージしたい、社風が知りたいという人は、集英社公式サイトの【新入社員の職場案内ツアー】をしっかり読み解くのがおすすめです。

新人の1日のスケジュールや、先輩に聞く「〇〇編集部の好きなところ」「どんな新人と働きたいか」など、実際に働いている人の声が聞ける内容になっています。

 

例えば、ジャンププラス編集部の新入社員案内の中で「ジャンププラス編集部の好きなところは?」と先輩に聞いた質問に対して、「チャレンジし放題な環境」と回答がありました。これはまさに社風と一致していますね。

 

このように実際に働く人の声の中から、どんな企業なのか、どういう風潮があるのか、どんなことにやりがいを感じられるのかなどを読むことができます。

集英社のサイトは多くの社員の声が掲載されているので、隈無く目を通しておきましょう。

集英社の過去実績

採用倍率

集英社は、採用倍率が非常に高い企業として有名です。正確に公表はされていませんが、その採用倍率は約190倍ともいわれています。

集英社の採用人数は、例年15-20名ほど。かなり狭き門であることが分かります。採用人数に対して、多くの学生がエントリーするので採用倍率がとても高くなります。

就活生が選ぶ人気企業ランキングのマスコミ部門では、『1位 講談社、2位 博報堂、3位 集英社』となっています。

 

採用大学

2020年度の採用大学は下記になります。

早稲田大学、東京大学、明治大学、北海道大学、東京外国語大学、一橋大学、上智大学、中央大学、東海大学、大阪芸術大学

集英社に学歴フィルターは存在しないと考えられます。例年MARCH以上の大学出身者が多く占めていますが、中堅大学以下の出身者も採用していることが分かります。

偏差値が高くない大学からの採用も少なくはないので、徹底した対策と自分のやりたいことや志望度を十二分に伝えることができれば、選考を進めることができるでしょう。

徹底した対策を!集英社の選考を有利に進めよう

徹底した面接対策をしよう

集英社のエントリーシートは、講談社や小学館に比べボリュームが少なく、選考への通過率が高いと言われています。つまり、「面接選考」が重要視されていると言い換えることができます。

集英社の選考は出版社ならではの筆記試験や面接質問内容が特徴的です。自己分析、業界研究、企業研究はもちろん、関連するニュースや情報のチェックを徹底し隅々まで対策しておきましょう。

ぜひこの記事を参考に面接対策に取り組んでくださいね。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。