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【航空業界研究|2022年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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航空業界研究


日本で花形の職業と言えば飛行機の「客室乗務員」「パイロット」が挙げられます。

空港や飛行機を利用した際に航空業界に憧れを感じたことが、就職を志すきっかけになった人も多いのではないでしょうか?


また近年の航空業界には、LCCの参入新型コロナウイルスの影響で大きな変化がもたらされています。


航空業界の特徴はもちろん、厳しい現状や今後の展望をしっかり理解してイメージとのギャップをなくし、就職活動を優位に進める準備をしましょう。

航空業界とは

航空業界とは

航空業界の特徴

航空業界とは、航空機を運航することで旅客や貨物を国内外に輸送する航空事業が中心のビジネスを行う業界です。


また、空港運営会社のような民間航空機の離着陸(施設運営)空港内での物販飲食の提供を事業の軸とする会社も、航空業界に含まれます。

モノを運送するという面では「運輸業(空運)」という産業に属するとも言えますが、就活面では分かりやすさを重視して航空業界としています。

航空業界という枠組みの中にも、たくさんの種類の働き方があることを知っておきましょう。


ビジネスをする上では当然ですが、特に航空業界のような根幹産業を成り立たせるためには、各業界の努力と協力は欠かせません。

航空業界に就職する前にも、航空業界の立ち位置や具体的な役割を理解しておくことが大切です。

また、当サイトでは、運輸業(陸運)に含まれる、鉄道業界も詳しく紹介していますので、興味がある方はチェックしてみてください。

>>「鉄道業界研究」の記事はこちら

メガキャリアとLCC

航空業界において、航空会社は「メガキャリア」「LCC」に大きく2つに分類されます。


メガキャリアの特徴

メガキャリアには、日本を代表する大規模航空事業者のANAJALが該当します。

これら従来型の航空会社は、FSA(Full Service Airline)FSC(Full Service Carrier)とも呼ばれます。


メガキャリアが行うサービスの代表的な特徴として以下の4つが挙げられます。

  • 多様な運行路線が整備され、路線数が多い
  • 機内食が充実している
  • 機内エンターテイメント(映画やゲーム)が充実している
  • 受託手荷物が一定重量まで無料

利便性・品質・付加価値を追求し、顧客に満足度高い質の良いサービスを提供しているのがメガキャリアです。

一方で、運賃は利便性や高品質なサービスに比例する価格設定がされているため、決してリーズナブルとは言えないこともあります。


LCCの特徴

LCCはローコストキャリアの略で格安航空会社とも呼ばれ、メガキャリアと比較したときの運賃の安さが大きな特徴です。


メガキャリアと比較したLCCの代表的な特徴として以下の4つが挙げられます。

  • 運行路線が限られている
  • 機内食が基本的に有料である
  • 機内エンターテイメント(映画やゲーム)のサービスが限られている
  • 受託手荷物の預け入れが有料である

LCCは乗客に対する機内サービスの簡素化を行い、特定サービスを有料オプションにするなどの工夫によって、メガキャリアに比べて大幅に低価格な運賃を提供しています。


低価格で航空サービスを利用できることがLCCの大きなメリットですが、その一方でメガキャリアと比較したときにサービスの種類や品質で劣っている点も見られます。

機内、チェックインカウンターの遠さなども懸念点に挙げられるでしょう。


しかし、運賃の安さで手軽に航空サービスを利用できるため、多くの消費者に支持され航空業界の中での市場規模が広がってきていることも事実です。


運賃以外でも、近年では短距離の直行路線の本数も増加し、さらには利用頻度の低い空港を拠点に使用することで、運航の効率化利用料の削減を図り航空業界の循環に貢献しています。


知名度や人気だけで判断すると、LCCよりもメガキャリアに就職をしたいと考える人が多いのかもしれませんが、どちらにも必ず強み・弱みが存在し、適性も異なります。

イメージを持ちやすい業界だからこそ固定概念に縛られないためにしっかり比較して、第3者視点から志望先を検討していきましょう。

航空業界の職種

航空業界の職種

 

航空業界にかかわる職種は、専門職をはじめ企画や人事に携わる総合職など多岐に渡ることが特徴です。

航空会社やそのグループ会社、空港運営会社に就職する場合や、専門資格の取得や公務員試験の受験が必要な職種もあります。

以下では、航空業界の代表的な職種を紹介します。

客室乗務員

客室業務員は「キャビンアテンダント(CA)」とも呼ばれ、航空業界を代表する職種です。航空業界を目指す多くの人が憧れる職種の1つとも言えます。


「乗客への飲料や食事の提供、物品販売など乗客に快適なフライトを提供するサービス要員としての役割」「機内の安全を確保する保安要員としての役割」を担っています。


限られた空間でお客様のニーズに応える必要があり、コミュニケーション能力だけでなく対応力や同僚とのチームワークが求められます。

悪天候時の乗客への対応や急病人対応などトラブルが発生する可能性もあります。

常に機内の状況確認やトラブルを防ぐために乗客に気を配らなければいけないので、業務に追われても人を思いやれる冷静さ観察眼も必要となる仕事です。

パイロット

航空機の運航に欠かすことのできない職種が「パイロット」です。

パイロットは航空機を操縦し、旅客や貨物を目的地まで運ぶことがメインの業務ですが、大きな責任が伴う職種でもあります。

「航機の操縦」「天候状況や燃料、エンジンなどの確認」「コックピット内の点検」「整備状況の確認」など業務内容は多岐に渡ります。


機長(PF/Pilot Flying)は飛行機を操縦することに集中し、副操縦士(PM/Pilot monitoring)は無線のやり取りや車輪の出し入れなど操縦以外を主に行うといった業務の違いもあります。


必要な免許も機長と副操縦士で異なります。

機長になるためには「定期運送用操縦士」という資格、副操縦士は「事業用操縦士」という資格が必要です。

合わせて「自家用操縦士」という資格も共通で取得が必要です。


一般的な大手の航空会社の場合、副操縦士として約10年の実務経験を積んでから定期運送用操縦士の資格を取得し、機長になるキャリアの進め方になります。


パイロットになるためのルートとしては、下記となります

①4年制大学を卒業後、航空会社の自社養成コースで就職する(就職後に訓練を受けて資格を取得する)

②独立行政法人「航空大学」に入学して、在学中に資格を取得してから航空会社に就職する

パイロットになるためには必要な資格の難易度は高く、さまざまな訓練を受ける必要もあるので、就職活動の準備期間は長く取る必要があります。

何より人の命を預かる仕事である以上、自覚責任感を強く持ち、高い技術が求められます。


パイロットを志望している人は時間を無駄にせず、自分の目標・目的を明確にして就職活動を進めていきましょう。

グランドスタッフ

グランドスタッフは、空港内のチェックインカウンターをはじめ空港における地上業務の全般を行います。


グランドスタッフの業務は大きく分けて4つあります。

チェックイン業務 航空券の発見、搭乗手続き、出発前後の確認作業
ゲート業務 搭乗ゲートでの搭乗案内
バゲージクレーム業務 荷物の引き渡し場所でのサポート
オフィス業務 担当する便の旅客数や旅客情報の確認

これらの業務は、働き方の特徴として、早朝から深夜にかけてのシフト制の勤務形態が採用されていることが多いです。

4日勤務して2日間休む「4勤2休」のシフトを導入している会社が多く、勤務時間は早番と遅番に分かれているケースが多いです。


グランドスタッフは航空機の発着を支えるのが主な役割です。

旅客と接する機会も多く、安全なフライト運航を地上からサポートする大切な職種です。

航空整備士

航空整備士は航空機の点検、整備が主な業務で、小さな変化にも注意を払える正確さや緻密さが求められます。


航空系の専門学校を卒業し、航空整備士の資格(国家資格)を保持していることを応募資格とする会社が一般的です。

場合によっては一般大学を卒業予定で応募できるケースもあり、入社後に訓練や実務経験を積んで、航空整備士の資格の取得を目指します。

ディスパッチャー(運行管理職)

ディスパッチャーは、航空機の運航前に、気象情報や機体の状態、貨物の重量などの情報に基づいて飛行プランを作成したり、天候の推移をパイロットに伝達します。

2年間の実務経験を積んだ後、「運航管理者技能検定」という資格を取得する必要があります。

グランドハンドリング

グランドハンドリングは、空港の駐機スポットにおいて必要な地上支援業務の全般を行います。


「到着した航空機の誘導」
「貨物コンテナの搭降載航空機のプッシュバック」「貨物の搭載や荷下」「駐機中の整備」「燃料補給」「清掃」などの業務を行います。

業務に応じて「大型特殊自動車免許」「危険物取扱者」などの資格が必要なので、就職を考える場合には事前に資格の取得を検討することも視野に入れておきましょう。

航空業界のその他の職種と業務

他にも航空業界には、多くの職種、業務が存在します。

職種 業務
総合職 空港内での企画や運営、バックオフィス業務
航空貨物 貨物に関する業務
国家公務員 航空管制官、入国審査官、税関職員など
ケータリング会社スタッフ 機内食の調製、飲食物や機内免税品、雑誌などの搭載
警備会社スタッフ 搭乗ゲートに移動する前の手荷物検査など
航空機メーカースタッフ 機体の製造など
航空IT関連 システムの開発、運用、管理など
航空機関連の輸出入にかかわる商社 航空機や部品の輸入など
エアライン系旅行会社 自社便を利用したツアーの企画および実施など
発券業務会社スタッフ 搭乗予約の受付業務

航空業界の職種を見てみると、さまざまな資格を取得していることや、一定職種での経験や訓練経験などを積む必要な場合が多いことが分かります。

資格取得や訓練には準備や勉強をする時間が必要です。

短期間でクリアすることは難しいので、就活をスタートさせる時点で把握して、周りに遅れを取らないように行動しましょう。

航空業界の市場規模

航空業界の市場規模

航空業界の市場規模の推移

航空業界の過去11年間の業界規模の推移航空業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

11年間の業界規模の推移をみると、2019年までは増加傾向にありましたが、2020年に感染が拡大した新型コロナウイルスの影響で大幅に減少していることが分かります。

2020~2021年の航空業界の業界規模(主要対象企業6社の売上高の合計)は1兆2,996億円です。

国内線・国際線の旅客数の減少

国内線・国際線の旅客数も業界規模と同じく新型コロナウイルスの影響で2020年度は大幅に減少しています。

国土交通省の航空輸送統計調査によると、2020年の国内線の旅客数は前年比66.9%減の3,376万人国際線は96.2%減の81万人でした。


2021年6月の国内線の旅客数は250.2万人、国際線の旅客数は10.8万人でした。

これは2020年1月と比べると、国内線は約3分の1、国際線は約20分の1と大幅に減少しています。

参考:国土交通省「航空輸送統計調査」

国際貨物量の増加とLCC強化

新型コロナウイルスの影響で、危機的状況にある航空業界ですが、この危機を乗り越えるために各社は必死に取り組んでいます。

航空会社の大手各社は、コスト削減のためにさまざまな施策を施していますが、大きく落ち込んだ旅客事業を補うために国際貨物事業に注力する動きがみられます。


コロナ禍で需要が高まっている電子部品や自動車、医療関係などの貿易量が増えていることに加えて、世界的なコンテナ不足によって海上輸送から航空輸送に切り替わっていることも影響しています。

しかしながら、貨物事業だけで業績の回復をはかることは難しく、旅客需要の回復が今後の課題なのは変わりません。


また、日本航空は成田空港をハブ空港としたLCC戦略をスタートさせました。今後も各社でLCC分野の強化が見られるでしょう。

参考:業界動向サーチ
あさがくナビ

航空業界の現状

航空業界の現状

航空業界の現状

近年の日本の航空業界では、訪日外国人観光客(インバウンド)需要を高めるためにさまざまな施策を行っています。

施策例としては、「国内線発着枠の増加」「滑走路や飛行経路の修正」などがあります。


これらインバウンド政策やLCCの普及によって、日本での航空業界需要は増加傾向が見られます。

それと比例するように、LCCの航空会社が統合して新規事業を立ち上げるなど、業界内での競争が激しくなっているという現状もあります。

深刻なパイロット不足

日本のみならず世界の航空業界では、LCCの普及や路線拡大によってパイロット不足が深刻化しています。

すでにパイロット不足のために運休しなければならないケースも出てきています。


日本の航空会社では、「パイロットの給与引き上げ」「育成システムの強化」「奨学金の給付
などパイロット不足を補うために施策に取り組んでいます。

パイロットになるための壁は決して低くはありませんが、今後パイロットを志望する人に対する恩恵を感じられる場面も増えていくのではないでしょうか。

参考:リクナビ

新型コロナウイルスの影響

航空業界の赤字

2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大した影響を受けて、ANAホールディングスは、2021年には赤字を記録し、この数字は2003年以来過去最大の赤字額です。

日本航空も2021年に前年の黒字から一転して大幅な赤字を記録しました。

国内だけでなく、米デルタ航空や米ユナイテッド航空も数千億円規模の赤字を発表しています。


雇用の減少

航空会社では、赤字を抑えるために人件費などの固定費を削減する動きが増えていて、リストラや早期退職に関するニュースも多く見られます。

各社では人員削減を否定する航空会社もある中、給与の削減や希望退職者への退職金割り増しなど、やむを得ない対応を迫られています。

また、ANAホールディングスは2021年10月にANAの航空事業に携わる社員およそ9,000人を削減すると発表しました。


新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年から2021年にかけて航空業界の現状は大きく変化しました。

これは誰にも予想ができなかったことで、今後もどのように状況が推移するかも予測することが難しいのが現状です。

厳しい現実ですが、憧れや理想だけで就職するにはリスクのある業界とも言えます。


その一方で、将来的にはインバウンド需要が再び高まることも予想できるので、中長期的な視点も業界研究に取り入れましょう。

参考:業界動向サーチ
就活の未来

航空業界の動向

航空業界の動向

新型コロナウイルス収束後に向けて

大幅に業績が悪化して低落している航空業界ですが、これから新型コロナウイルス収束後に向けた政策が実施されていくことが考えられます。

すでに日本の航空会社は、新型コロナウイルスの収束を見据えて動き出しています。


LCC強化

その中でも最も力を入れているとされているのが、LCC分野です。

今後の航空需要は、ビジネス需要よりも観光需要の回復が早く回復すると予想されるため、観光需要に強いLCCに注力する傾向があります。


新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及したことで、仕事面での人の移動が少なくなるためビジネス需要の伸びは期待ができません。

そのため、日本航空は成田空港をハブ空港としたLCC戦略をスタートさせました。今後も各社でLCC分野の強化が見られるでしょう。


非航空事業の拡大

新型コロナウイルスの影響で大幅に業績が悪化してしまった要因の1つとして、航空事業に依存した収益モデルが挙げられます。


今回のコロナウイルスによる未曾有の事態を経験した航空会社各社は、今後非航空事業を強化していくことが想定されます。

例を挙げると、ANAホールディングスは、「顧客データ資産を活用したプラットフォーム事業」を構築することで、新しい収益モデルを始めています。


アジア地域の経済成長

将来的に期待されている航空需要に、アジア・太平洋地域の経済成長があります。

アジアを中心に人口や所得の増加が見込まれ、日本への観光ニーズの増加も期待できます。


これを受けて、ANAホールディングスはアジア地域の市場の成長を見据えて「第3のブランド」を立ち上げて訪日需要をカバーするための計画を予定しています。


日本の主要航空会社は、2021年と2022年の新卒採用を基本的に見送るという判断を下しましたが、コロナ収束後の業績回復に向けて各社は動き出しています。

航空業界や関連業界を志望する人は、コロナ収束後に変化していくこれからの業界研究も必要となるでしょう。


入国制限の緩和

2020年10月に日本政府が開催した新型コロナウイルス感染症対策本部の会議で、入国制限について以下のような対策が発表されました。

・海外短期出張者・帰国時の14日間待機の免除
・72時間以内の短期滞在に限った海外からのビジネス渡航者の条件付き受け入れ
・感染拡大以降初となる9つの国と地域の入国拒否の解除やレベル引き下げ

これらの入国制限の条件緩和を受けて、日本の航空会社もさまざまな施策を取っています。


入国制限の緩和は航空業界の回復の後押しになります。
航空利用者の増加に繋がるため、採用募集の再開など、航空業界の全体的な回復が期待できます。


国際線の統合

新型コロナウイルスの影響で発生した赤字の返済には、国内の航空会社全体での事業を再構築することが必要だと言われています。

国内線は1社体制になると、競争の原理が働かずに運賃が高くなってしまうため、利用者数が減少する恐れがあります。


一方で、国際線は1社体制(統合)になることで、資本金が大きくなり事業に投資できる額が増えるため、ライバル企業を海外の航空会社に絞って業績の回復に努められるようになります。


国際線の統合は今後の航空業界の議論の1つでもあり、国際線と国内線それぞれの採用に動きが出る可能性は十分にあります。

航空業界を志望する場合は、今後予測されるであろうさまざまな業界の変化に対応しなければいけません。

旅客機の利用促進

日本政府は、2030年までにインバウンド(訪日外国人旅行者)の数を6000万人にまで増やすという目標を立ています。


そのために、成田国際空港では、2019年10月に開港以来初めて離着陸が午前0時まで延長されました。

他にも、羽田空港では、2020年3月29日から新飛行経路の運用を開始し、国際線を増便するなど旅客機の利用を拡大していくための動きが活発になっています。


航空業界の収益構造上、航空利用の増加がほぼ100%業績に直結します。

日本政府は地方空港におけるインバウンドに向けた取り組みの支援も始めていて、LCCの就航促進や着陸料軽減などの施策を実施しています。


新型コロナウイルスが収束した後の急速な業績回復は難しいかもしれませんが、日本政府や航空会社各社ですでに行われている施策や、計画・議論されている動きが見受けられます。

その分、採用活動に関しても将来的に期待ができると捉えられるのではないでしょうか。

参考:業界動向サーチ
あさがくナビ

就活の未来

航空業界における主要企業の解説

航空業界主要企業の解説

全日本空輸株式会社

社名

全日本空輸株式会社

創業

2012年 ( 平成24年 ) 4月2日

本社所在地

〒105-7140

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター

資本金

250億円

従業員数

15,078名

※2021年3月31日時点

平均年収

563万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは年収チェッカーをCHECK!

※どちらもANAホールディングス(株)として登録

事業内容

・定期/不定期航空運送事業

・航空機使用事業

・その他附帯事業

全日本空輸は日系航空会社のリーディングカンパニーです。

またAirlineRatings.comが行う世界の航空会社の格付け、エアライン・オブ・ザ・イヤー2021では12位という堂々の結果を獲得しています。


経営の根幹となる「安心と信頼」は、エアライン事業を基盤にビジネスを行うANAホールディングスが掲げる顧客との約束であり、世界をリードする航空会社として社会に貢献しています。

日本航空株式会社

社名

日本航空株式会社

創業

1951年(昭和26年)8月1日

本社所在地

〒140-0002

東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル

資本金

5395億41百万円

従業員数

13,787名 (単独)(2021年3月現在)

 36,060名 (連結)(2021年3月現在)

平均年収

678万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは年収チェッカーをCHECK!

事業内容

・定期航/不定期航空運送事業

・航空機使用事業

・その他附帯事業

日本航空は、全日本空輸と並びメガキャリアとして、日本の大手2大航空会社に数えられます。

世間一般ではJALの愛称で呼ばれ、「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」を目標に掲げ、エアライン事業にて質の高いサービスを提供しています。


また、エアライン・オブ・ザ・イヤー2021では世界14位の航空会社となりました。

日本航空は2010年に一度経営破綻したものの、同年に京セラ創業者である稲盛和夫氏を迎え、破綻後2年で営業利益2,000億円という数字をたたき出しました。

株式会社スターフライヤー

社名

株式会社スターフライヤー

創業

2002年12月17日

本社所在地

〒800-0306

福岡県北九州市小倉南区空港北町6番 北九州空港スターフライヤー本社ビル

資本金

12億5002百万円

従業員数

846名(2021年3月31日現在)

※従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人数となります。

平均年収

500万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは年収チェッカーをCHECK!

事業内容

・定期航/不定期航空運送事業

・航空機使用事業

・その他附帯事業

スターフライヤーは国内LCCの一つで、他社と比較した強みは「おもてなし」の精神です。

日本最大級の顧客満足度調査であるJCSI(Japanese Customer Satisfaction Index:日本版顧客満足度指数)調査において、2020年を除いた2009年~2021年の間で11年連続顧客満足度第1位を獲得しています。


スターフライヤーは、「私たちは、 安全運航のもと、 人とその心を大切に、 個性、創造性、ホスピタリティをもって、 『感動のあるエアライン』 であり続けます。」という企業理念の下、企業活動をしています。


顧客満足度調査の結果からもわかるように、企業理念を体現するスターフライヤーは、たとえLCCであってもメガキャリアにはない強い個性を武器に国内の航空会社として重要な存在です。

国内のLCC企業

国内のLCC事業者数は2010年頃から、爆発的に増えていきました。今回は、その中で有名な企業を簡単に紹介いたします。


ピーチ・アビエーション

2012年に関西で生まれ、札幌、福岡、成田、長崎、鹿児島、那覇、仙台といった国内の空港から、ソウルや香港、台北などのアジアの主要都市への路線を展開しています。

機体のデザインが、白色とピンク色の派手なデザインなのも特徴です。


ジェットスター

カンタスグループというオーストラリアの企業と日本航空、三菱商事の3社が共同出資して立ち上げた航空会社です。

成田、関西、中部の3空港を拠点に、日本全国に路線を展開しています。

売上高は、日本国内トップと言われているほどの実績をほこり、ピーチ・アビエーションと共に国内LCCの2強といわれています。


スカイマーク

羽田、神戸を拠点とし、札幌、福岡、那覇を繋ぐ路線を展開しています。

スカイマークが行うサービスの中に大手航空会社が行うサービスが含まれていることから、大手航空会社とLCCの中間に位置する航空会社と位置づけられています。


フジドリームエアラインズ

スカイマーク同様、純粋なLCCにあたる企業ではありません。静岡を拠点とし、中部、九州、東北を繋ぐ路線を展開しています。

料金はメガキャリアよりもお得に利用できるものの、サービスにおいては、ほぼ同等のサービスが受けられるのが特徴の航空会社です。

航空業界における主要企業の採用動向

航空業界主要企業の採用動向


インバウンド需要や東京五輪での収益を見込んでいた航空業界にとって、コロナの影響はとてもインパクトが大きく、国際線は2019年と比べて9割以上減少しました。

JALは2,866億円、ANAは4,046億円と売上は大きく減少し、他の航空会社も赤字に転落しています。


そして、赤字に転落したことで、新たな人材を採用する余力はなく、どの企業も雇用している社員をいかに守るかが焦点となり、新卒採用活動に大きな影響を及ぼしました。


JALは2021年度、2022年度入社の新卒採用は見送り、現行の体制での事業継続を発表。

また、ANAにいたっては、2021年度は見送り、2022年度は一部の職種に限定し、採用人数も大幅減を発表。


雇用している社員をワクチン接種会場の運営に派遣したり、他業界へ出向させたりと、様々な手段を講じて、現在の状況を凌いでいます。

このように、近年の採用状況は過去最悪といえるほど、絶望的な結果となりました。


しかし、2023年度以降の採用については、少しずつ回復してくる見込みもでてきました。その理由は2つあります。


1つ目は、ワクチン接種率が全国民の7割程度まで進んだことで、コロナ新規感染者数は減少傾向にあります。(2021年11月現在)

自由に旅行にいけなくなって2年あまりが経ち、世界中の人々がコロナ終息後にやりたいことのランキングトップには、必ず旅行がランクインしています。


ビジネス需要については、テレワークやオンライン化が進んだことで、以前のような需要までは達しにくいと考えられますが、観光需要については今後確実に高まってくると考えられます。


世界中の人々が旅行に行けるようになれば、人手も確実に必要となるため、各社採用活動を再開する方針に変わっていくでしょう。


2つ目は、メガキャリア2社が観光需要に応える為に、LCCの分野に注力し始めたことです。

日本航空は春秋航空日本という中国航路をメインとする企業を子会社にし、ANAはLCCの分野においても新しいブランドを立ち上げることを決定しています。

新事業を立ち上げることは、新たな雇用が生まれるということができるため、少しずつではありますが、採用活動は回復してくると考えられます。


実際、2022年度卒の採用活動は全くないと思われていた航空業界でしたが、フジドリームエアラインズ、ソラシドエアなどにおいては、コロナ収束がみえてきた7月頃から採用活動を行い、数名程度ではありますが新卒採用を決めています。


この事からも、これからの航空業界の採用活動は回復の見込みがあると考えられます。

航空業界の採用スケジュール

航空業界主要企業の採用スケジュール

 

航空業界の採用試験の流れは、コロナの影響により、スタイルに多少の変化はあったものの大きな流れは変わってはいません。

<基本スケジュール>

  1. 書類選考(ES)
  2. Webテスト
  3. 動画面接
  4. 2~3回ほどの面接

書類選考

航空業界で働く上で、欠かせない要素として英語力が挙げられます。


そして、ESの質問項目の中に、TOEICの点数を記入する項目があり、企業の定める点数に到達していなければ、書類選考の時点で落とされてしまいます。

またここで記載する内容がその後の面接時の質問材料となるため、しっかりと対策を講じることが求められます。

Webテスト

多くの航空会社のWebテストは、テストセンターの問題が使用される傾向が高いです。


言語系、非言語系、性格系
の3種類を90分かけて答えていくテストとなりますが、難易度はそれほど高くはないため、他の受験者と同じ程度の成績が残せるように参考書籍などを活用して対策を行いましょう。

動画面接

動画面接は、定められた時間内に、指定された質問に対する動画を撮影し、アップロードする採用試験です。

質問内容は、ESの内容と重なるものが多く、動画の撮り直しも出来るため、対策はそれほど難易度高くはない選考試験と言えます。


しかし、第一印象や雰囲気、笑顔などの容姿的な要素も選考に含まれる試ため、撮影する場所の背景や明るさなどにも気を遣う必要があります。

また、容姿だけでなく、話の内容も確認されるため、長くなりすぎず完結にまとめ、印象に残るエピソードも必要です。

面接

面接は、多くの場合3回ほど実施されます。

3回実施の場合、1回目は20分ほどの短時間でのグループ面接、2回目は短時間での個人面接、最終面接となる3回目の面接も短時間での個人面接が行われます。


例年、変わった質問が聞かれることは稀であり、他業界でも共通して質問される内容が多い傾向
にあります。


しっかりと自己分析を行った上で、面接応対文の作成、及び面接練習を重ねておけば、対応できる質問が比較的多いでしょう。

そこから読み取れることとして、航空業界で最も重視されているのは、企業への志望度の高さではないかと考えられます。


多くの学生は、日本航空と全日本空輸を併願して航空業界の採用試験に臨みます。

そのため、質問の中には「志望動機は何ですか」という抽象的な質問ではなく、「全日本空輸ではなく、なぜ日本航空を志望するのか」と、競合である企業と比較してきかれるケースもあります。


企業研究だけでなく、企業比較までしっかりと行い、対策をしていくことをおすすめします。

航空業界のインターン情報

航空業界主要企業のインターン情報


一般的に、学生がインターンシップに参加するメリットとして、「仕事との相性を見極められる」「場合によっては選考に有利に働くことがある」といわれていますが、航空業界も同様です。


会社概要や事業内容の説明、施設見学、先輩社員による実際の業務の説明や質疑応答などが行われ、期間も1~4日間開催されます。

また施設見学では、普段利用客としては立ち入ることができない部分まで見学できるため、大変貴重な体験ができるでしょう。


そして、航空業界では、志望する職種や業種によってメインのインターン内容が変わるケースが見受けられます。

それぞれの職種のインターン内容を把握しておきましょう。

<客室乗務員、グランドスタッフ志望の場合>
・客室乗務員としての心構えからフライト中の役割、業務の説明

・会社独自のおもてなしルールの説明

・訓練施設を活用しての業務の体験とおもてなしの体験


<事務系志望の場合>
・空港の見学と業務のオペレーションを学ぶ

・グループワークなどを通じて業務の理解を深める


<技術系志望の場合>
・整備業務などの体験を通して、実際の実務を行う


<パイロット志望の場合>
・パイロットの仕事について説明をきいた後、実際の訓練場で疑似訓練の体験を行う

しかし、航空業界を志望する学生はとても多いことから、インターンシップに参加するためのインターン選考が行われる企業も多数です。

 

ESでの書類選考、Webテスト、面接と通常の採用試験と同じように、1~3回実施されるケースも多く、航空業界を志望するのであれば、早期からの準備を始めることをおすすめします。

業界研究のやり方

業界研究のやり方

 

業界研究は大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

業界研究の3STEP

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがオススメです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

航空業界の業界研究

航空業界の業界研究


航空業界についても前述の3つのステップで分析していきましょう。

(1)業界全体を知る

航空業界の研究を進めるには、まず「メガキャリア(Mega Carrier/大規模航空事業者)」「LCC(Low Cost Carrier/格安航空会社)」の2種類の航空会社について知っておく必要があります。


メガキャリアは、乗客にとって質の高いサービスをセールスポイントとしている航空事業者のことです。

メガキャリアの特徴は、機内食や機内エンターテイメントが充実している、受託荷物の許容量が多い、などあらゆる面でハイクオリティなサービスを提供しています。

各種料金はLCCと比べ高いですが、フライトにおいて不便さを感じることがほとんどなく、運行路線が多いという特徴もあります。


LCCはLow Cost Carrierの略称で、格安航空会社を指しています。

その名の通り、セールスポイントの一つは各種サービスのカットによる料金の安さです。比較的リーズナブルに利用できる一方で、サービスはメガキャリアほど豊富ではなく、運行本数も多くありません。

しかし、利用者が満足できる範囲で過剰なサービスをなくしたり、従来の無駄な仕組みを整えたりと工夫を凝らし、料金の安さを実現させています。

そのため、メガキャリア同様に多くの利用者に支持されています。

(2)業界の深堀り

現状、航空業界は新型コロナウイルスの影響により大きな打撃を受けています。

メガキャリア、LCC共に利用者は大幅に減少し、加えて緊急事態宣言の度重なる発令や渡航制限により、航空業界は現在も先行きが不透明です。


世界的にコロナワクチンの摂取が進んでいることや、新規感染者数が減少している状況を鑑みると、航空需要は徐々に回復し、旅客数も増えていくと期待はされています。

憧れの職種が多い航空業界ですが、業界の先が見えない状況で航空業界への就職を頑なに志望するのは現実的ではないでしょう。


これから航空業界に就職したいと考える就活生には、これまでの業界分析だけでなく、今後どのように業界全体を回復させていくのかという将来的な航空業界の動きを踏まえた分析が必要になるでしょう。

(3)業界の動向把握

航空業界は景気などの影響を強く受けるため、PEST分析を行うことが重要です。

PEST分析

 

PEST分析とは、政治・経済・社会・技術の4つの観点からマクロ環境を分析することです。

PEST分析によりイメージをより具体的にしていきましょう。

 

政治(POLITICS)

航空業界は、慢性的なパイロット(特に機長レベル)不足です。

現在新型コロナウイルスの影響で航空需要は抑えられていますが、需要が回復したとしてもパイロットが不足しているため人財育成が追いつかないことが懸念されています。

現在のパイロットの平均年齢は40代ということもあり、2030年代以降大量の退職者が出ることが予想されます。


こういった深刻な事態から脱却するべく、各社給与の引き上げや育成学校の奨学金制度の拡充を行うことで人員不足の解決を目指していくようです。

 

経済(ECONOMY)

新型コロナウイルスの影響により国内外の航空需要が低迷し、航空業界は大きな打撃を受け続けています。

こうした中での雇用維持対策や、収束後の人材供給への対策が大きな課題となっています。

 

社会(SOCIETY)

規制緩和や航空機の進化により、LCCの人気は近年急激に高まっています。

LCC各社は、機材の小型化や機内サービスの廃止などによってコスト削減を実現させ、その結果メガキャリアを含めた市場全体の競争を激化させています。

このようなLCCの台頭は、大手航空会社の市場に影響を与えるだけでなく、潜在層の獲得など市場の成長をけん引しています。

LCCの持続的な成長に向けた取り組みが今後増々目立つようになるでしょう。

 

技術(TECHNOLOGY)

感染対策と収益性を高めるシミュレーションテクノロジーの活用、またAI技術や自動運転技術の導入による業務の効率化などさらなる発展が予想されます。

パイロットの深刻な人員不足などによりこういった自動運転技術などはより注目されていくことでしょう。

航空業界のES対策・攻略法

航空業界のES対策


お客様だけでなく組織を超えて空港業務に携わる人間とコミュニケーションを図らなければいけないため、航空業界では協調性の高さ、責任感や管理能力のある人材が求められます。


また鉄道や海運ではなくなぜ航空業界を志望するのか理由を説明できなければいけません。

そのため、ESには「協調性の高さ」「責任感の強さ」「航空業界にこだわる理由と根拠」をアピールできる説得力あるエピソードを書くようにしましょう。

協調性の高さ

航空業界はパイロットや客室乗務員、整備士など実に多くの方とコミュニケーションをとる必要がある他、幅広い年齢層や外国籍のお客様に対応しなければいけません。

そのため、他業界以上に協調性の高さを強調してアピールする必要があります。


例としては、部活動やサークル活動、アルバイトなど周囲と協力して何かを成し遂げたというような経験があれば具体的に説明できるようにしておきましょう。


また個人としてだけでなく周囲も巻き込むという行動力もプラスに働きます。

周りと協力するためにどのようなことを意識したかという点を取り入れたESにすると、採用担当者の目目にも留まりやすいでしょう。

責任感の強さ

航空業界は多くの人の命を預かる仕事です。そのため、時間を厳守する意識や、仕事に対する熱意や責任感の強さが重視されます。


人に命に関わる仕事だということを意識し、責任を果たせるだけの人物なのかをどれだけ文章で伝えられるかが重要なポイントになってくるでしょう。

部活動やゼミ活動、アルバイトなどで責任を果たした経験を振り返り、エピソードとして加えてみましょう。


ここで言う責任とは、キャプテンや責任者などの立場で責任を果たした経験という訳ではありません。

立場に関わらず、自分の役割を理解し置かれた環境で責任を持って行動したかがポイントです。


さらに、これまでの経験を今後どのように仕事に活かせるか、責任をもって取り組めるかということを意識して書ければなお良いESになるはずです。

航空業界にこだわる理由

航空業界は鉄道業界や運送業界と同じ運送業界と同じ枠組みとして捉えることができます。

そのためESでは、運送業界の中でもなぜ航空輸送に携わりたいのかを文章で明確に説明することが必要です。


まず志望動機を記入する際は、「どうして航空業界でなければならないのか」を伝えるために、自分自身の夢や目標と航空業界にこだわる理由をつなげたエピソードを準備すると良いでしょう。


航空業界は運送業界の中でも、特に世界とのつながりがある業界です。

そのため「日本と世界のつながりを濃くしたい」「旅客輸送サービスを通して世界全体を豊かにしたい」など世界規模の視点が含んだ文章であれば、採用担当者にも航空業界で働くイメージがあると認識されるでしょう。


また、航空業界だからこそ貢献できるというような強みを合わせて書けると志望理由の説得力や納得感が増します。

航空業界の筆記試験対策・攻略法

航空業界の筆記試験対策


航空業界の筆記試験は基本的にSPI、玉手箱が多く用いられています。

一例として、各航空会社では次のような筆記試験が行われています。自身の志望する企業の筆記試験を把握して準備を進めていきましょう。

■全日本空輸
SPI(テストセンター)、英語、GROW

■日本航空
SPI(テストセンター)、英語、筆記試験(クレペリン検査他)

■日本空港ビルディング
筆記試験(SCOA)、TG-WEB(従来型言語・従来型係数・性格)

航空業界の就職試験では、英語力があるかどうかおよび今後英語を学習できる素地が備わっているかどうかが試されます。

職場である空港は世界各国との窓口となるため、英語力については必然的に採用時点で判断基準となります。


そして、SPI玉手箱など多様なテストが用いられているため、偏りなくテスト形式と出題内容を把握し学習しておくと、余裕をもってテストを受けることができるでしょう。


特に昨今の就活では、新型コロナウイルスの影響により、従来のテストセンター方式やインハウス方式を採用していた企業が、自宅受験型のWebテスティング方式に変更するなど以前と異なる採用方法を図る企業も多くなっています。

あらゆる状況を想定した対策を怠らないようにしておきましょう。


ただテストの形式や種類が変わったとしても、基本的に求められている能力は変わらないので、SPIや玉手箱の対策を行っておけばほとんどの場合問題はありません。

航空業界の面接対策・攻略法

航空業界の面接対策


面接内容は、企業によって異なります。そのため、どんな質問がされるか全て網羅する必要はありません。

自己分析を行い、どのような質問であっても自分の軸に当てはめた回答ができるうようにしておきましょう。


航空業界の面接でよく聞かれる質問と回答ポイントを紹介していきます。

  • 学生時代に頑張ったこと
  • 仕事を選ぶ上で大切にしていること
  • 入社して実現したいこと
  • どんな社会人になりたいか
  • 苦手な人はどんな人か
  • なぜ、弊社に入社したいのか
  • なぜ航空業界を選んだのか
  • 航空業界が抱える問題を一つ挙げてください
  • これまでの人生の中での失敗談

なぜ航空業界を選んだのか

この質問は数ある仕事の中で、なぜ航空業界を選んだのかという志望動機に直結する質問です。

「自分が何をしたいか」「どのように活躍ができるか」という自己分析ができているかも回答に見えてくる質問であるため、事前に回答例を作っておくことをオススメします。


以下のポイントを踏まえて回答しましょう。

  1. 簡潔に航空業界がマッチする理由を説明
  2. 自分の強みを盛り込む
  3. 業務にどう活かせるのかを説明

<回答例>

私が航空業界を志望する理由は、安心安全な旅をお客様の一番近くから支えられる仕事に就きたいと考えるからです。以前旅行に行った際に、台風の影響で飛行機が発着できないという事態に遭遇しました。先行きが見えず不安な顔で立ち尽くす利用者に、グランドスタッフの方が慌てず冷静に対応される姿を目にしました。その時、ただ飛行機に乗るための窓口となるのではなく、多くの方に快適な時間を提供するのが航空業界で働く人間の役割なのだと気づきました。私は〇〇大学のサッカー部マネージャーを務めており、日々彼らの行動の2歩3歩先を予測し物事の先行管理を行う、タイトに時間を厳守し無駄な時間をなくすことで、常にチームメイトが少しでも練習や試合に集中できる環境を作れるようにしています。御社のグランドスタッフとしても、お客様の気持ちや行動を事前に察知し、安心してお客様に快適な空の旅を提供できると考え御社を志望致します。

航空業界が抱える問題を一つ挙げてください

この質問は、「航空業界の業界分析ができているのか」「今後どのような対策が企業として必要になるのかを考えているかどうか」を確認される質問です。


以下のポイントを踏まえて回答しましょう。

  1. 航空業界の抱える問題を簡潔に説明
  2. 問題に対してどんなアクションが必要か説明
  3. 自分自身の考えを含める 

<回答例>

コロナウイルスの影響で旅客数が減少し予算削減が求められる中で、航空業界では様々な「取捨選択」が求められています。各社は短距離路線や運航便数の削減などさまざま「削減」を行い、企業として存続しようと努めていますが、私は『飛行機の魅力』と『サービスの質』は落としてはいけないと考えます。飛行機に乗って旅することの醍醐味は、日常では体験することが珍しい「わくわくするような空の旅」にあると考えます。人生の中でも数少ない1回1回の空の旅で、毎回お客様が笑顔で旅を終えられるかは空港に来られる前から始まっています。そのため、予算を削減すべき状況であっても、航空会社が今後に向けて行っている施策をマス媒体やインターネット媒体で世間に伝え続け、『飛行機に乗れば、快適でわくわくできる旅に出られる』という概念を風化させないことが重要です。現状の航空業界に関して、日々暗いニュースが取り上げられる世の中であるからこそ、私は近い将来を見据えた明るい施策に取り組み続ける活気を業界全体で取り戻すべきだと考えます。

これまでの人生の中での失敗談

このようなマイナスの出来事に対する質問は、多くの場合、スキルなどをみているのではなく、物事の捉え方や姿勢、成長意欲、学ぶ視点などをもっているかを見ていると考えられます。


以下のポイントを踏まえて回答しましょう。

  1. どのような失敗をしてしまったのか簡潔に説明
  2. 失敗をどのように克服したか説明
  3. その経験から何を学んだのか説明

<回答例>

私が以前、自分のキャパシティを超える業務を一人で抱え込み、結果的に周囲に大きな迷惑をかけてしまったことがあります。スーパーでのアルバイト中、私は指示された全ての業務を一人でしなければいけないと考え作業をしていました。途中、店長や社員の方が私を気にかけ声をかけていただいたにも関わらず、作業の見通しも立てていないまま一人でできると考え作業を続けました。しかし、閉店時間を過ぎても指示された業務は終わらず、結果的に店長を始め多くのスタッフに手伝っていただき、全ての業務を終えることになりました。この経験から、自分の判断と行動が招く結果を常に意識する事の必要性を学びました。将来、航空業界で働く上で、自分の判断ミスにより、お客様にご迷惑をかけないよう、常に情報共有を行い、チームでお客様の空の旅をサポートしていきたいと考えております。

 

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。