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【インテリア業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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インテリア業界研究


インテリアを扱っているお店を考えるとき、みなさんはどのお店を思い浮かべますか?

お手頃価格で品質の高い「ニトリ」や、シンプルで人気の高い「無印良品」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。


インテリア業界は業界全体を通して好調な傾向にあります。

新型コロナウイルスの影響で巣篭もり需要が増加したことにより、インテリアの需要が高まったからです。特に大手企業でもある「ニトリ」や「IKEA」は増益傾向にあります。


ここではインテリア業界について市場規模から主要企業の詳細、ESや面接対策まで、このページでインテリア業界のすべてがわかるよう解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

インテリア業界について

インテリア業界の概要

インテリア業界とは

インテリア業界は、居住空間内で必要とされるすべての商品を取り扱っている業界です。

大きく分けて、「家具」「生活雑貨」の2種類に分かれます。ただ、この2つを同時に販売している企業もちらほら。ニトリや良品計画などが代表例です。


消費者のライフスタイルが多様化していることもあり、趣味嗜好に合わせた商品を販売しています。
そのためデザイン性の高い商品機能性を重視した商品を各社が開発している現状です。


ただし、少子高齢化の影響により、インテリアそのものの販売数が落ちてきているのも現実です。

そのため、サブスクリプションサービスなどの新たなサービス形態の提供や、ニッチな需要を拾うために新たな生活雑貨を開発したりしています。


また、ニトリや良品計画を筆頭に、
海外へと進出する企業が出つつあります。内需があまり見込めない以上、今後は世界を視野に入れて事業展開する企業が増えると予測されます。

生活雑貨業界については、下記記事でチェックしておきましょう。

インテリア業界の職種

インテリア業界の主な職種

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、顧客の要望・状況を聞いた上で、インテリアに関してアドバイスをする仕事です。

簡単にいうと「コンサルティング」のインテリア版になります。個人住宅のみならず、法人オフィス・店舗・公共施設などさまざまな場所で仕事が可能です。


インテリアコーディネーターで求められる力は2つ。

1つは相手の要望を引き出し、的確に理解する力になります。顧客によって悩みや理想の住居は異なってくるので、それぞれの状況をしっかり把握する必要があります。そのため、傾聴力のある人には向いています。


2つ目は、相手に正確にわかりやすく伝える力です。状況を理解できたとしても、相手にわかりやすく提言できなければ、そもそも伝えられません。そのため、言語化できる力が必要となってきます。

ちなみにインテリアコーディネーターは専門職であるため、資格の取得が必要です。インテリアコーディネーターに興味がある方は、早めに資格を取得することをおすすめします。


インテリアデザイナー

インテリアデザイナーは、相手の内装をプロデュースするだけでなく、企画・設計・施工管理まで対応する職種です。

インテリアコーディネーターと比べると、対応する内容が大幅に増えます。


住宅・店舗・オフィスの空間をデザインする仕事と、家具・照明などのインテリア雑貨をデザインする仕事の2種類に分かれます。

ともに相手の要望・理想を聞き出した上で、最適なデザインを提案します。特に最適な家具や雑貨が見つからない場合、自分自身で作り出すということもあります。


デザイナーという特質上、センスが問われる職種になります。色彩感覚・空間を把握する力・細かいところの調整など、全体と細部を見わたす力が必要です。

もちろん、相手あってこそのデザインなので、コミュニケーション力も重要となってきます。


接客・販売

接客・販売は主に店舗に配属され、来店された方に対して接客をする仕事です。

商品の紹介やレジ打ち・顧客対応など、商品販売に関することを一通り対応するのがメインの仕事です。


接客だけでなく、店舗の裏側の仕事もあります。店舗の清掃をしたり、売り上げの管理をしたり、商品の発注をかけたりします。

また、商品を置く棚や商品配置など、商品が売れやすいように設計することも仕事のうちの1つです。


接客業ですので、それぞれのインテリアに対する知識コミュニケーション力が必要となってきます。加えて、顧客が何を求めているか瞬時に把握する力も大事になってきます。

インテリア業界の市場規模

インテリア業界の市場規模

インテリア業界の現状

家具・インテリア販売市場

家具・インテリア販売市場(出典:帝国データバンク、グラフ作成:CareerMine)

 

帝国データバンクの調査によると、インテリア業界の市場規模は拡大傾向にあります。2020年度時点において、前年度と比べて6.1%増加しています。


新型コロナウイルス感染症の拡大により、巣篭もり需要が高まったというのが大きな理由と考えられます。かつ、テレワークが進んだこともあり、机や椅子が必要となったビジネスマンが多くなったことも関係していると考えられます。


特に外出自粛の影響もあり、2020〜2021年においては直接店舗に足を運ぶ頻度がこれまでよりも少なくなりました。その点スマホがあれば手軽に購入できるため、ECサイトを利用する人が従来よりも増加したと考えられます。

ただし、これは一時的な増益になる可能性もあります。なぜなら巣篭もり需要がずっと続くわけではないからです。定期的に業界の動向を追っていくようにしましょう。

インテリア業界の動向

生活スタイルの変化による新たなニーズの台頭

新型コロナウイルス拡大に伴い、在宅勤務テレワークが加速しています。

そのため、在宅勤務用の家具を必要とする人が多くなりました。

その結果、2020年度において在宅用のイス・デスクを購入する人が増えています。この点、ニトリにおいても在宅勤務用の家具が好調とのこと。

今後はテレワークと出社の両方を組み合わせる企業が増えていくことが予測されます。そのため、引き続き在宅勤務用のインテリアの需要はあるでしょう。


また、生活スタイルの変化が影響していると考えられますが、趣味・嗜好が多様化しており、それぞれのニーズに合わせたニッチなインテリアも台頭しつつあります。

特に生活雑貨においてその傾向が高いです。

参考:流通ニュース
DIAMOND

家具のレンタル・サブスクサービスの台頭

テレワークが推進された背景もあって、オフィスそのもののあり方が問われつつあります。

テレワークの拡大を受けて、中には規模を縮小するという企業もあります。特に土地代が高い都心部においてその傾向が強いです。

その点、初期費用が高い傾向にある家具は、購入する際のハードルが高いです。


このハードルを払拭するために、家具のレンタル・サブスクサービスを提供している企業もいくつか見受けられます。

大手企業であれば、無印良品が家具のサブスクサービスを開始しました。脚付けマットレスシングルセットを4年契約・月額600円など、1つの家具に対してサブスクサービスを展開している模様。


あらゆる分野でサブスクサービスが台頭している中、家具のサブスクサービスはまだまだ初期段階であり、発展途上です。そのため、今後の各社のサービスに注目していくといいでしょう。

参考:良品計画

海外展開を進めている企業が少しずつ増えている

日本のみならず、海外に店舗を展開する企業が増えてきつつあります。

例えばニトリはアメリカや中国を中心としたアジア地域を中心に、無印良品は中国や台湾などのアジア地域やヨーロッパで主に店舗展開しています。


これは、内需だけだと増益に限界があるからです。少子高齢化が進んでいくこともあり、日本の人口は今後縮小していくことが予測されています。

そのため、そもそも購入する人自体もどんどん減っていってしまうということが考えられます。


その点、海外に進出する企業も増えてきています。

日本の文化にはあまり馴染みがない「IKEA」のようなデザインの家具ウケがいいように、日本の商品が海外でヒットする可能性もあります。

以上のことから、海外展開を進めている企業が増えつつあるのです。

参考:WWD

インテリア業界におけるトレンド・話題

インテリア業界におけるトレンドニュース

IT☓インテリアで革命に挑む28歳起業家の本当の目的

インテリアのコーディネートをスマホでプロに頼むことができる「KAREN」というサービスが存在します。

コーディネート料金は7,980円で、スマホがあればいつでもどこでもコーディネートを依頼し、3D画像で内覧を確認できるサービスです。


特に実店舗にいく必要がないというのが大きな特徴です。

「部屋の写真・間取り・ライフスタイル」など必要なデータを入力し、3Dの完成イメージを使ってオンラインで提案するという流れになっています。もちろん家具もKARENのサイトから購入できます。


上記のように「IT×インテリア」はまだまだ未開拓なのが現状です。

もちろん上記のサービスのみならず、業務改善や新たなサービスにおいても、今後のIT化・デジタル化は必須ともいえます。業界全体の動向をしっかり追っていくようにしましょう。

参考:BUSINESS INSIDER

家具サブスクのsubsclifeが約30億円調達

「subsclife」は新品のデザイン家具や家電製品を必要な時に必要な分だけ利用できる月額制のサブスクサービスです。

人気のブランド家具を月額500円〜数千円程度の価格に抑え、初期費用の高い家具を買うユーザーの負担を軽減することができるため、人気になっています。


最大の特徴は「使い続けても商品価格(定価)を超えない独自の料金設計」です。

ユーザーは3〜24カ月の中から使用期間を自由に設定し、期間終了後は「継続」「購入」「返却」の3つの選択肢から選びます。

そのため追加購入しなければ、価格は一定で済ませられるサービスです。


家具を買うとなった時、ネックになりやすいのはやはり値段です。そのため、できるだけコストを抑えて家具を導入したいと思っている消費者の方は多くいます。

その点サブスク形式にすることで、料金のネックをある程度解消できたともいえるでしょう。

参考:DIAMONDO

いらない家具、欲しい人に譲ってSDGs

SDGsの項目の1つである「つくる責任 つかう責任」に対して、東北地方の自治体が取り組みをしています。

いらなくなった家具を捨てるのではなく、必要な人に有効活用してもらおうというのが大きな主旨です。


学習塾・タンス・ソファなど使わなくなったものが年間1,600点ほど持ち込まれ、引き取りを希望した市民の方に無償で譲渡されます。このような活動を市が始めたのは1995年からとのこと。

インテリアはものによっては非常に大きいサイズのものもあり、処分に困ってしまうことも多々あります。

この点、製造の段階で環境に優しい素材を使っていくのも重要ですが、作った後の処理・再利用にも目を向ける必要があります。


今後はこのような動きも出てくる可能性が高いので、各企業がどのような動きをするのか随時チェックしておくようにしましょう。

参考:河北新報

インテリア業界における主要企業の解説

インテリア業界における主要企業解説

ニトリ

社名

株式会社ニトリホールディングス

設立

1972(昭和47)年3月

本社所在地

【東京本部】

〒115-0043

東京都北区神谷三丁目6番20号

【札幌本社】

〒001-0907

札幌市北区新琴似七条一丁目2番39号

資本金

133億7000万円 

従業員数

18,400万人

平均年収

868万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

家具・インテリア用品(ホームファニシング商品)の企画・製造・販売事業、ホームコーディネート事業、リフォーム事業、法人向け販売事業、海外ソーシング事業、輸入・貿易事業、物流事業、デベロッパー事業(ニトリモール)、新規フォーマット事業など

ニトリは「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」をモットーに、家具・インテリアを中心としたサービスを提供している企業です。

日本全国はもちろんのこと、海外にも支店を持っており、2021年2月20日時点で722店舗保有しています。


他のインテリア事業を展開している企業と違って、ビジネスモデルが特殊
なのがニトリの特徴です。

具体的には、製造・物流・IT・小売業のすべての工程を、一気通貫で対応しているということです。

それぞれの分野に子会社を設けており、大きく分けると次の通りです。

製造

株式会社ホーム・デコ

N+(Nプラス)

物流

株式会社ホームロジスティクス

IT

株式会社ニトリ

小売業

株式会社ニトリ(主に店舗販売)

製造から販売までのサプライチェーンの工程をすべて担っているからこそ、様々な業務にチャレンジできます。

その点、1つの職業にとらわれず、多くの職種を経験したいという人には向いている企業です。


また、中国や台湾を中心に海外の店舗も増やしている現状です。

そのため、海外で働きたいという方や異文化に触れながら仕事をしたいという方にもぴったりな企業になります。

IKEA

社名

イケア・ジャパン株式会社

設立

2002年7月8日

本社所在地

非公開

資本金

非公開

従業員数

3,300名

事業内容

家具・インテリア事業

IKEAは「より快適な毎日を、より多くの方々に」という理念のもと、あらゆるタイプの家具を販売しているスウェーデン発祥の企業です。

東京・大阪はもちろんのこと、宮城・愛知・福岡などの主要都市を中心に実店舗をおいています。


また、多国籍企業ということもあり、多様性やジェンダーの平等を尊重する企業でもあります。

そのため、さまざまなバックグラウンドを持った人やいろんな国出身の人と働いてみたいと思っている方には向いている企業です。


SDGsに対する取り組みも積極的にしています。「
イケア・サステナビリティ戦略」によると、具体的には以下の3つです。

内容

具体的な取り組み

健康的でサステナブルな暮らし

・初期段階から転用、修理、再利用、再販、リサイクルできるようにデザイン

・製品と材料の寿命を延ばす取り組み

サーキュラー&クライメートポジティブ

・環境にポジティブな影響をもたらす再生・リサイクル可能な素材を調達・生産

・適切に水を管理するプログラムを主導・開発し、ウォーターポジティブを実現

公平性とインクルージョン

・多様性のあるインクルーシブな職場づくりに継続して取り組み、誰もが自分らしく働けるよう支援

・安定した、定期的かつ予測可能な雇用を提供

世界展開をしている多国籍企業だからこそ、自社のビジネスもしかり、SDGsへの取り組みもしっかり取り組んでいるといえます。

大塚家具

社名

株式会社 大塚家具

設立

1972年8月28日

本社所在地

東京都江東区有明3-6-11

資本金

45億8,129万円(2021年4月30日現在)

従業員数

950名

平均年収

416万円

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

家具・インテリア事業

大塚家具は、「幸せをレイアウトしよう」というブランドビジョンのもと、さまざまな家具・インテリア商品を製造している企業です。

東京・大阪・愛知・福岡の主要都市に実店舗を構えています。


もっとも主力のビジネスとしては、ショールーム運営です。

具体的には、ショールーム専門の店舗に来店された顧客の悩みや理想に対して、コンサルティングをするということです。

家具の配置場所やそもそもの設置する家具などに対して、アドバイスをする仕事になります。


また、大塚家具は広大な自社倉庫を持っていることもあり、家具・インテリアの「入出荷」「在庫管理」「配送」のすべての業務を自社のサービスセンターで対応しています。

商品の検品はもちろんのこと、在庫商品のメンテナンス・顧客から預かった家具の修理など、業務は多岐にわたります。


以上のことから大塚家具は、家具を通して誰かの悩みを解決したいという方や家具のメンテナンス業務をしたいという方に向いています。

なお、2023年度の新卒採用は検討中とのことですので、最新の情報はHPでしっかり確認するようにしてください。

インテリア業界における主要企業の採用動向

インテリア業界主要企業における採用動向

ニトリ

求めている人材
  • チャレンジ精神を忘れず、日々の業務に取り組める人
  • 変化に柔軟な人
  • スキルアップをするためにコツコツ努力できる人

ニトリは個の成長が会社を作るという精神のもと、挑戦して成長できるような風土を大事にしています。

そのため、インテリア業界・ニトリで何かチャレンジしてみたいことがある人を求めています。


また、変化に柔軟な人もニトリが求めている人材の特徴の1つです。

これは「配転教育」といって、一定期間ごとに部署が変わるという制度があることも関係しています。

数年に1回部署や職種が変わるので、そもそも変化すること自体に慣れていないと業務についていけないということもあります。そのため柔軟に受け入れる姿勢を持っている人は向いているといえるでしょう。


また、スキルアップするために努力をできる人も求めています。

配転教育という特質上、新たな仕事をする際には業務内容を覚えたり、職種の特質を知ったりと、一定以上の努力が必要です。そのため地道にものごとに取り組む力が必要になってきます。


以上のことから、ニトリは目標に対してチャレンジ精神を持って取り組める人・変化に柔軟な人を求めています。

IKEA

求めている人材
  • 文化・価値観の違いを受け入れられる人
  • 誰かと一緒に何かに取り組むことが得意な人
  • 経験のない仕事にも挑戦できる人

IKEAは多国籍企業ということもあり、前提としてさまざまなバックグラウンドを持った人が入社してきます。

もちろん日本の店舗では日本人の比率は高い傾向にあるとはいえど、一定数は外国の方もいます。


その上で、
偏見なく文化・価値観を受け入れるという姿勢は重要です。

なぜならさまざまな人が在籍してる以上、信じている宗教や生まれ育った国の文化も全く違うということがあるからです。フラットにものごとを見て、受け入れられることが大事になってきます。


また、チームで協力して何かに取り組むことが得意な人も求めています。

IKEAが全世界20万人のコワーカーに「イケアの何が一番良いか」と聞いたところ、イケアカルチャーフレンドリーな職場環境と答えました。

そのため、IKEA全体として誰かと一緒に仕事をするということに重きをおいているといえます。チームプレーが得意な方や、他の人と協力してものごとを進められる人には向いているでしょう。


また、たとえ経験がなくても挑戦する気持ちがある人を求めています。

この点、希望するキャリアに向け、必要なトレーニングの提供やサポートをしてくれる環境が整っています。資格・経験関係なく、さまざまな仕事にチャレンジしたいという方には向いているでしょう。

大塚家具

求めている人材
  • 相手の立場に寄り添ってものごとを考えられる人
  • 正しい情報を正確にわかりやすく人に伝える力がある人
  • 家具を通じて人に幸せになってもらいたいと思っている人

大塚家具の業務の特質上、「コンサルティング」をすることがメインの仕事となってきます。

そのため、基本的には「相手の状況を正しく理解し、正確に伝える力」が必要となってきます。


その点、相手の立場に立ってものごとを考えられる人を求めているといえます。人によって理想や悩みは違ってきます。その人の状況に対して的確に把握する力が求められるでしょう。


また、正しい情報を正確にわかりやすく伝える力も求められます。

人とのコミュニケーションが欠かせないこともあり、適切な言葉選びやものごとを伝える順序もしっかり考える必要があります。すぐにできるようにはなかなかならないので、日々のトレーニングが必要です。


最終的にはコンサルティングを通して、顧客が理想を実現すること・悩みを解決することがゴールです。

そのため、家具というものを通して、顧客に幸せになってほしいと思っている方を大塚家具は求めています。

インテリア業界の採用スケジュール

ニトリの選考フロー

  1. エントリー
  2. 説明会・リクルーター面談会等へご参加
  3. 書類選考
  4. 複数回の面接
  5. 最終面接
  6. 内々定

一風変わった内容の選考はありませんが、ニトリは面接の回数が複数回にわたります。

過去の受験者を見ると、最終面接と合わせて4回あるようなので、どんな質問がきてもある程度答えられるように準備しておきましょう。


また、インターンシップに参加すると初回の面談は免除になったり、早期採用ルートがあったりします。特にインターンシップに参加するだけで面接を1回スキップできるのは、精神的にも楽です。


そのため興味がある場合はできるだけインターンシップを受けておくことをおすすめします。

なお、ニトリのインターンシップ情報は「ニトリのインターン」で紹介していますので、こちらで詳細を確認してください。

IKEAの選考フロー

  1. エントリー
  2. 会社説明会
  3. 1次面接
  4. 2次面接
  5. 内定

イケアの採用は比較的シンプルで、期間的にも短めです。書類選考ではなく、その人の人柄を知るという点で面接に力を入れています。

そのため、IKEAに入る理由・IKEAに入ってしたいことを自分らしさが伝わるよう、準備しておくことが必要です。


また面接の際は、直属の上司となる人と面接することになります。そのため自分の人柄や価値観が伝えられるよう、できるだけリラックス状態で面接に臨むと良いです。


なお、IKEAはインターンシップを開催していません。実際に店舗に足を運び、現場の雰囲気やスタッフの対応などを身を持って体験しておきましょう。

大塚家具の選考フロー

  1. エントリーシート提出(1次選考)
  2. 2次選考(集団または個人面接)
  3. 3次選考(個人面接)
  4. WEB適性検査
  5. 最終選考(集団または個人面接)
  6. 内定

大塚家具は面接に重きをおいた選考フローで採用活動をしています。

だからといって、エントリーシートやWeb適性検査はあまり見られないというわけではありません。しっかり準備してそれぞれ臨むようにしてください。


面接の際の質問は、過去の受験者によると「これまで頑張ったこと」「就活の軸」などオーソドックスなものが聞かれています。

中には、「大塚家具の欠点は何か?」という質問が聞かれた方もいるとのこと。

そこで、インテリア業界の景気やインテリア業界における他の企業と比較して、どこが問題となるのか一度しっかり考えてみることをおすすめします。

インテリア業界のインターン情報

インテリア業界主要企業のインターン情報

ニトリのインターンシップ

ニトリは次の3つの種類に分けてインターンシップを開催しています。

種類

内容

BASIC

ニトリの人気部署を疑似体験する1dayインターン

INNOVATIVE

商品開発・新規事業・広告宣伝の中から1つ選び、顧客視点で企画立案

IT

要件定義からIT実務体験までの現場体験ワーク

まず、BASICというタイプの1dayインターンです。

会社概要の説明や職業体験などがメインになってくるので、ニトリについてあまり知らないという方に向いています。


次に、INNOVATIVEというタイプの3dayインターンです。

こちらは、実際のビジネスを想定した実践型のインターンになります。「商品開発・新規事業・広告宣伝」の3つの中から選び、それぞれのテーマをもとに企画立案をします。


最後にITのインターンです。ITに興味がある方から、ITスキルを使ってビジネスへ活かす方法を知りたい方まで、多くの方を対象にしています。

実際に実務も対応するので、職種の理解にもつながるインターンです。


自分の興味のあるものに応募しましょう。

大塚家具のインターンシップ

大塚家具はジョブ・オフィスワーク形式の短期インターンシップを開催しています。

2020年においては、現地でインターンシップが開催されたとのこと。


内容としては、家具の特徴に関するインプットとプレゼンの2種類です。最初に社員の方から大塚家具が販売している家具の特徴やインテリアサービスなどの説明があります。

その後2人1組になって、インテリアのプレゼンをします。全体で発表が終わった後は、人事の方から感想を・フィードバックがもらえるという流れです。


実践的な要素も入ってくるので、ある程度企業研究は終わっていて、力試しをしたいという学生には向いているインターンシップです。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

業界研究の3STEP
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

インテリア業界の業界研究

インテリア業界の業界研究

(1)業界全体を知る

まずはインテリア業界の全体を知るところから始めましょう。インテリア業界は、大きく分けると「家具」「生活雑貨」の2種類に分かれます。

家具

ニトリ・IKEA・大塚家具・コクヨ・岡村製作所・内田洋行・イトーキ・プラス

生活雑貨

良品計画・ヴィレッジヴァンガードコーポレーション・LOFT・東急ハンズ・パスポート

家具を専門と扱っているところと、生活雑貨を中心に商品を提供しているところの2つです。ただし、中にはこの2つを兼任している企業もあります。

ニトリや良品計画はその代表例です。


家具・生活雑貨の両方の商品を扱いたいと思う方はニトリや良品計画を、それ以外のものを専門的に提供したいという方は個別の企業を探してみると良いでしょう。

(2)業界の深堀り

インテリア業界においては商品を開発し、実店舗で販売というのが主な流れです。

基本的な業務内容はどの企業においても大きく変わりません。


国内のサービス拡充はもちろんのこと、海外展開を実施している企業も増えてきています。ニトリや良品計画などはその代表例です。

国内の内需だけだと、収益的にも限界が生じるからというのが理由として考えられます。


また、巣篭もり需要が増えていることから、インテリア業界全体として市場規模が大きくなってきています。

ただし、一時的なものとも考えられるので、今後の動向を追っていく必要があります。

(3)業界の動向把握

最後に業界の動向把握をしておきましょう。

最近の傾向は「サブスクサービスの台頭」と、「IT化」です。


巣篭もり需要・オフィス移転に伴い、新たな家具を買わなければならないという消費者も中には存在します。ただし、家具という特質上料金が数万円のものが多く、購入するのにもハードルが生じます。

そこでハードルを払拭するために、サブスクサービスを導入している企業もあります。具体的には、良品計画subsclifeなどが挙げられます。


また、IT化も進みつつあります。オンラインでの内覧把握やサポートが中心になってきました。ただIT化に関してはまだまだなので、今後もっと必要になることが考えられます。

インテリア業界のES対策・攻略法

インテリア業界のES対策


エントリーシートを書く上では、大きく次の2点を意識して書いていくようにしましょう。

・なぜその会社を志望しているのか

・自分の人物像

エントリーシートは、その人物を表す情報が詰まっている書類です。

そのため、「他の就活生と違って自分は何が得意か」「他の就活生と比べて何ができるか」ということを端的に記載する必要があります。


もっとも重要なのは、できるだけ簡潔に分かりやすく記載することです。


面接官は1日に何枚ものESを目にすることになるので、難しい単語ばかりだったり分かりにくい文章だとそもそも内容が伝わらない可能性が非常に高いです。

最悪の場合、ESの時点で最後まで読んでもらえずに落とされるということもあります。そのため、できるだけ平易な文章で記載するようにしましょう。

インテリア業界におけるESのポイント

インテリア業界におけるESのポイントは、「インテリアに対する思い・インテリアを作って成し遂げたいこと」を記載することです。

自宅の内装・家具にこだわっている方は、それと絡めてESも作成するとなおいいです。


ポイントは「なぜインテリアを好きになったか・どういうところに惹かれたか」をしっかり記載しておくといいです。

以下では良品計画を対象にした場合のESを作成してみました。次の例文を参考にESを作成してみましょう。

<例文>
インテリアという人が生活する上で欠かせないものを通して、多くの人の生活を豊にしたいと思っている。

〇〇の店舗の雰囲気が好きで、たまに店舗に訪れることがあるのだが、その度に新鮮な気持ちになりワクワクする。かつ、使う家具によって生活の雰囲気が変わってくるので、どの家具を使うかが重要になってくると思う。

中でもニトリの製品はシンプルで機能性も高く、非常に良心的な価格で提供しているので、家具の雰囲気・値段のどれをとっても申し分ない。そのため、ニトリに入社して、家具を必要とする消費者の方に、家具の提案を通して生活のサポートをし、少しでも生活が豊かになってもらいたいと思っている。

インテリア業界の筆記試験対策・攻略法

インテリア業界の筆記試験対策


インテリア業界の筆記試験は、「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態がほとんどです。

市販で売られている参考書で問題ないので、1〜2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。



接客業を主としている場合には「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」といった筆記試験は課さないところも多数存在します。

適性検査(自身の性格など)は課されることがあります。自身のことについてなので、こちらは特に準備する必要はありません。


もちろん筆記試験が100%ないとは言い切れませんので、自分が受けたい企業があれば必ず過去に出された問題をチェックしておきましょう。


インテリア業界においても、早期の採用終了が相次いでいます。

そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認してできれば2ヶ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。

インテリア業界の面接対策・攻略法

インテリア業界の面接対策

インテリア業界の実際の面接で聞かれた質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • なぜインテリア業界を選んだのか
  • なぜインテリア業界の中でも〇〇なのか
  • 自己PRについて
  • 自身の強み・弱み
  • これまで頑張ってきたことについて
  • 具体的に将来どの商品を扱いたいか
  • 店舗見学はしたか・見学をした時の感想・店舗の課題は何か

なぜインテリア業界を選んだのか

最も聞かれやすい質問の1つです。なぜインテリア業界を選んだのかは、どこの企業の面接を受けても聞かれやすいことなので、しっかり答えられるようにしておきましょう。


答える際のポイントとしては、「インテリア業界にいこうと思ったきっかけ」と絡めてエピソードを話すことです。

インテリアを通じて自分が感じたことインテリアを通して叶えたい夢などをまとめ、なぜその業界を選んだかをしっかりと答えられるようにしておきましょう。

<回答例>
「1人暮らしを始める時に、かなり長い時間〇〇に滞在しました。服を買う感覚と近いのですが、どの家具が自分好みかなとウキウキしながら見ていたのを覚えています。そういった方に向けて、家具を選ぶ際のサポートができたらいいなと思うようになりました。以上のことから、インテリア業界にいこうと思いました。」

具体的に将来どの商品を扱いたいか

過去にニトリで質問された内容です。実際に店舗での商品販売に携わる機会が多くなるため、何か1つ扱いたい商品については答えられるようにしておきましょう。

ポイントは、「その商品が他社と比べて何が違うか・なぜその商品を扱いたいか」というところまで言及することです。

特に、その商品に対する思いを伝えられるかどうかが大事になってきます。


1個だけとはいわず、2〜3個ほど商品についてプレゼンできるよう情報を整理し、面接に備えるのが良いでしょう。

店舗見学はしたか・見学をした時の感想・店舗の課題は何か

過去に大塚家具で聞かれた質問です。ここ数年経営状態が芳しくない大塚家具だからこそ、実店舗を改善するために聞かれた質問ともいえます。

まず、どこの店舗にも行ったことがないという回答は避けてください。そもそもその企業に興味がないとみなされて、落とされてしまう可能性が高いからです。

そのため、必ずどこかの店舗は事前に行ってみるようにしてください。


その上で問題点に対する言及をするようにしましょう。

ここで重要なのは問題点の言及だけで留めず、自分なりの解決策まで提言するということです。


問題点のみの言及だと、面接官によっては不満だけを言われているとも解釈されかねません。

このことから、具体的にどうしたらいいかも提言すると説得力が増します。かつ、自立して思考ができるとアピールすることもできます。


まずは自分が受けようと思っている企業の店舗をいくつか利用してみてください。その上で気になったところをメモしておき、解決策も準備しておくといいでしょう。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。