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【印刷業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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最終更新日:

印刷業界研究


印刷業界と聞いて思い浮かぶ仕事は紙に文字を印刷をすることだ、という人は少なくないでしょう。

しかし、印刷会社は想像しているよりも多様な事業を行っています。


印刷されるものについても、紙だけではなくさまざまな素材のものに印刷しているのです。

例えばクレジットカードICカード商品のパッケージなども印刷会社が印刷しています。


印刷業界について現状や動向、選考の対策も合わせてご紹介します。

印刷業界について

印刷業界の概要

印刷業界とは

印刷は書籍やチラシ、ポスターといった印刷物を作る際に、文字や画像など印刷したいものをインキを使って紙などに転写することを指します。

印刷に関する工程としては、印刷前のデザイン編集、印刷後の製本などが含まれており、印刷前をプリプレス、印刷はプレス、印刷後をポストプレスと区分することができます。


印刷業界は現在大手の「大日本印刷」と「凸版印刷」の2社が業界売上の約7割を占めている寡占状態です。


企業によっては印刷する他にも様々な取り組みを行なっていることも。

えば業務プロセスの一部を受託するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を広げたり、キャッシュレスサービスの提供、医療機器分野への参入などが挙げられます。


単なる紙への印刷だけに留まっていないのが現在の印刷業界といえるでしょう。

さまざまな印刷物

印刷物にも複数の種類があります。


書籍や雑誌などが「出版印刷物」です。


そして企業などの事業活動で使われる「商業印刷物」はチラシやDMなどの宣伝用印刷物と、報告書やマニュアルなどの業務用印刷物に分かれます。


他に商品券やクレジットカードなどは「証券印刷物」に、事務用に使われる伝票類や名刺などは「事務用印刷物」に分類されます。


パッケージの包装紙やフィルム、ラベルは「包装印刷物」とされており、「その他特殊印刷」としては箔押しされたものや布地などの紙以外への印刷物が挙げられます。


2020年の印刷統計の製品別生産金額では商業印刷がもっとも大きい割合を占めており、次いで包装印刷、出版印刷となっています。

印刷業界の職種

印刷業界の主な職種

営業

顧客のニーズを満たすために、企画提案などを行います。


同様に顧客に提案を行う他社ではなく、自社を選んでもらえるよう尽力しなければなりません。

提案を通すだけではなく、スケジュール調整や納期の管理、他部署との連携などを行い、手がけた物が顧客のもとに無事に届くまでフォローする必要があります。

企画

商品や企業などが消費者の目に止まり、売り上げが伸びたりといった良い影響を受けられるようプランニングします。


例えば食品とアニメを掛け合わせたコラボパッケージの商品を作る際の企画を作ったり、既存商品の期間限定アイテムにまつわる企画をしたりなどがあります。

商品やサービスがちゃんと消費者のもとに届くよう、市場の調査や消費者の行動を分析・研究も行います。

技術

品質を保ちながら安定して量産できるよう設備や生産工程に関わる仕事や、商品開発などが技術系の仕事に分類されます。


製造ラインを設計したり、開発したい商品を実現するための研究を行なったりするので、理系を専攻している学生が募集対象となります。

専門的であることからコミュニケーションはあまり必要でないと思われがちですが、企画を担当する社員から現場で生産を担当する部署、顧客企業を担当する営業など多くの人とのやり取りが必要です。

印刷業界の市場規模と現状・動向

印刷業界の市場規模

印刷業界の市場規模

印刷業界の市場規模推移グラフ

印刷業界の市場規模(出典:矢野経済研究所「一般印刷市場に関する調査」、グラフ作成:CareerMine)

 

印刷物には書籍以外にも様々なものがあることから、市場が縮小していくようには感じづらいかもしれませんが、実際には約20年程前から縮小し続けています。

経産省の工業統計調査では、しばらく右肩上がりを続けていたものの90年代にピークとなっています。


要因として挙げられるのは人々の活字離れ
インターネットの普及印刷物のデジタル化などです。

例えばここ数年で電子書籍や電子雑誌、電子コミックなどが普及してきています。ちなみに2010年は「電子書籍元年」といわれた年でした。


契約書を使用する際には紙ではなく電子契約書を使ったり、会社内で扱っていた書類についてもPDF化して保管するようになるなど、身の
回りでかつて印刷して使っていたものがペーパーレス化されていく事例も増えてきています。


また文字以外にも映像や音などで情報を簡単に得られるようになり、アナログな印刷物以外の選択肢が増え、印刷された物が利用される機会が減ってきているのです。

コロナ禍での動き

2020年以降新型コロナウイルスの流行によって需要が増えた印刷物としては、店舗や施設に設置する感染症対策に関するPOPやシール、自宅で食べられる食品関連の包装、テイクアウト商品のパッケージなどの印刷に需要があったようです。


また政府によるGoToトラベルやGoToイートといった「GoToキャンペーン」ワクチン接種券のように、
コロナ禍ならではの各種印刷物への新しい需要も生まれました。


一方でイベントで使われるようなポスターやパンフレットなど宣伝用の印刷物は、イベントの中止・延期により需要が減少、ブライダルや観光など
の情勢に左右される業界での印刷物も需要が減っていました。


他にもBPO関連事業電子書籍の販売カード類の事業は好調に推移、外食向けのパッケージは不調だったようです。


企業によって展開する事業に違いはありますが、中にはコロナ禍において好調な売上を出す事業を展開している企業もありました。

参考:あけぼの印刷社

動向

印刷業界の市場規模は年々縮小しているとされていますが、印刷業の生産金額に占める割合が大きく減少しているのは「出版印刷」「証券印刷」です。

逆に「包装印刷」は大きく伸びています。


ちなみに印刷統計では「出版印刷」「商業印刷」「証券印刷」「業務用印刷」「包装印刷」「建装材印刷」「その他印刷」の7つに分類されています。


包装印刷は商品のパッケージやラベルなどの印刷を指しており、近年右肩下がりを続ける印刷業界の中で好調な分野であると言えます。

商品が売られる際に必ず必要となるのがパッケージなので、物を購入するという行動が無くならない限り包装印刷への需要は存在し続けます。


包装印刷の中でもプラスチックフィルムなどを用いた、柔らかく柔軟性のある「軟包装」市場が堅調に推移しているようです。

レトルト食品や惣菜などといった食品に使われていることが多く、軟包装の約6割を占めていると言われています。


近年消費者の生活スタイルの変化や、商品パッケージに求める価値観の変化により、多種多様なパッケージが誕生しています。


これまでは大きなロットでの印刷が主流でしたが、様々なニーズのある現在ではすぐに変化についていける小ロットでの印刷が求められているのです。

印刷業界の歴史

印刷業界の歴史


世界最古の印刷物は8世紀に日本で誕生した「百万塔陀羅尼経」とされています。

ただどのように印刷されたのかまでは謎が残っているようです。


日本では長い間木版印刷が主流だったようです。

木版印刷は7世紀以降に中国で始まった印刷方法で、木の板に文字や絵を彫った版画のようなものを使って印刷します。

木活字や銅活字があった時期でも、中国と同様に漢字という細かな文字を利用していることから活用は進まず木版印刷が主流だったようです。


銅活字は13世紀に朝鮮にて誕生していますが、印刷技術が飛躍的に成長したとされるのは、15世紀に入ってから発明されたドイツのグーテンベルクによる活版印刷によるものです。


ルネサンスの三大発明とされる大発明でした。


日本で印刷技術が発展し始めるのは江戸時代の末期以降です。

近代活版印刷の父本木昌造が江戸時代末期にやってきた活版印刷に感動し、1869年には活版伝習所を開設します。

明治時代には多くの新聞や雑誌、書物が発行されていきます。


現代の印刷業界シェアの大半を占めている凸版印刷と大日本印刷も明治時代に創業しています。

参考:日本印刷産業連合会

印刷業界におけるトレンド・話題

印刷業界のトレンドニュース

印刷業界の新しい取り組み

かつての印刷業界は文字や画像などを印刷して本や雑誌、チラシ、ポスター、カタログなどの印刷物を制作することが主な役割であり、製造業として捉えられていました。

約20年の中でインターネットが普及したり、デジタル化が進んだりしたことによって、市場は縮小し続けてきており、印刷業界が担う役割にも変化が生じてきています。


紙への印刷で使っていた技術を活かして、紙以外の素材への印刷に力を入れる、企画・デザイン・印刷まで一括して行なう、ディスプレイ関連製品や半導体関連製品を取り扱うなど、各企業は新しいことにも取り組むようになっているのです。


■BPO

市場が縮小している印刷業界で、新しいビジネスとして注目されているものの1つが「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」です。

ビジネス上の業務の一部分だけではなく、プロセスを一括して外部に委託することをBPOといいます。


印刷会社は民間企業や自治体から業務を受託するようになっているのです。

例えばコールセンター業務、口座開設やキャッシュカード発行業務、試験の実施に必要な会場運営・問題等の印刷・採点処理・合否通知など様々な業務で印刷会社が受託会社としてサービスを提供します。


BPOを導入した企業のメリットとしては、委託した部門にかかる費用や人員を削減できることや、自社の中核事業に力を入れられることなどが挙げられます。


大日本印刷のBPOの一例としては、証明写真機のKi-Re-iで撮影された顔写真の収集、カードの製造、発行に至るまでのサービスを提供しています。

約140社の社員証や学生証に活用されているサービスです。

これにより、顔写真を撮影するスケジュール調整やカメラマンの手配、画像の加工やデータ管理などあらゆる作業が効率化されます。


他にも印刷会社による様々なBPOが活用されています。

パッケージ印刷

パッケージ印刷の市場規模推移グラフ

パッケージ印刷の市場規模(出典:矢野経済研究所「一般印刷市場に関する調査」、グラフ作成:CareerMine)

 

書籍やチラシ、ポスター以外にも印刷物はあり、業界の市場が縮小する中でパッケージ印刷の市場は成長しています。

国内だけではなく、世界市場でも成長中であるようです。

コロナ禍に入るまでの2019年まではプラスで成長していたものの、2020年や2021年は新型コロナウイルスによるマイナスの影響を受けています。


パッケージ印刷は大きく分けると「紙器印刷」「軟包装印刷」に分けることができ、紙器よりも軟包装の方が市場が大きいです。


軟包装とは軽かったり、
柔軟性があったりするパッケージです。

詰め替え用のパウチや、レトルト食品のパッケージ、粉物などに使われるチャック付きの袋が軟包装に当たります。

柔軟性があることに加えて丈夫であることも軟包装の特徴です。


地球温暖化やプラスチックごみによる海洋汚染が話題となり、環境に配慮した素材で作られたパッケージが求められるようになっています。

再生PET樹脂を利用したものや、プラスチック使用量を抑えて作られたもの、バイオマスプラスチックを使用したものなどが挙げられます。

大手企業も中期経営計画の中で環境に配慮した素材について言及しているのです。


他にも食品を長期保存することができるパッケージはフードロスの削減に繋がるなど、包装材が地球にとって重要な役割を持つようになっています。


近年はパッケージに対する需要が多種多様になってきており、少ないロットでの印刷やデザイン変更に柔軟に対応できることが求められています。

参考:株式会社SCREENホールディングス「2021年3月期 中期経営計画“Value Up 2023”フォローアップ・SPEグループ事業説明会
ニュープリネット

印刷業界における主要企業の解説

印刷業界の主要企業

凸版印刷株式会社

社名

凸版印刷株式会社

創業

明治33年 (1900年)

本社所在地

〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3

資本金

104,986 (百万円) (2021年3月末現在)

従業員数

連結 52,401名 (2021年3月末現在)

平均年収

677万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

トッパンは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開しております。

1900年に創業。印刷業界における2大企業のうちの1社です。

展開している事業は「情報コミュニケーション」「生活・産業」「エレクトロニクス」となっています。


情報コミュニケーションにはクレジットカード、BPOビジネス、マーケティングソリューション、雑誌や電子書籍も含むコンテンツ等が含まれており、凸版印刷の売上高における割合が大きい事業です。

21年3月期の決算では情報コミュニケーション事業が約6割となっていました。


他にもパッケージや建装材、高機能・エネルギー関連、半導体・ディスプレイ関連などの事業も展開しており、幅広い事業を提供している大手企業です。

大日本印刷株式会社

社名

大日本印刷株式会社 (Dai Nippon Printing Co., Ltd.)

設立

1894(明治27)年1月19日(登記)

創業:1876(明治9)年10月9日

本社所在地

東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号

資本金

1,144億6,476万円

(2021年3月31日現在)

従業員数

37,062名(連結)

10,328名(単体)

(2021年3月31日現在)

平均年収

766万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

出版イノベーション事業部、情報イノベーション事業部、イメージングコミュニケーション事業部、包装事業部、生活空間事業部、モビリティ事業部、高機能マテリアル事業部、ファインオプトロニクス事業部、コンテンツコミュニケーション本部、ICC本部、左内町営業部、MEMSセンター、ABセンター

1876年に創業。大日本印刷(DNP)は印刷業界トップ2のうちの1社で、企業理念は「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する」です。


「情報コミュニケーション部門」「生活・産業部門」「エレクトロニクス部門」「飲料部門」があり、飲料部門以外を印刷事業としています。


企業の売上高において情報コミュニケーション部門が半分以上を占めており、次に大きい部門は生活・産業部門となっています。

紙の雑誌や書籍から電子書籍、BPO、決済サービス、フォト・イメージング等が情報コミュニケーション部門に含まれている例です。


他にも展開している部門も多く、凸版印刷と同様に幅広い事業展開をしています。

NISSA株式会社

社名

NISSHA株式会社(英文名:Nissha Co., Ltd.)

設立

1946年12月28日

創業:1929年10月6日

本社所在地

〒604-8551 京都市中京区壬生花井町3

資本金

121億1,979万円 ※2021年9月末現在

従業員数

732人(連結5,377人) ※2021年9月末現在

平均年収

628万円

(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

産業資材・ディバイス・メディカルテクノロジーの3事業およびその他の事業を展開するとともに、新事業の開発を推進。

1929年創業。活字印刷よりも高級印刷に特化して創業した会社でした。

旧社名は「日本写真印刷」で、2017年にNISSHAに変更されました。NISSHAの特徴は売上高の8割以上が海外で構成されていることです。


「産業資材事業」「ディバイス事業」「メディカルテクノロジー事業」の3事業を展開しています。


タッチセンサーやフォースセンサー、ガスセンサーなどを提供するディバイス事業が売上高の6割近くを占めています。

主力製品はフィルムタッチセンサーで、スマートフォンや自動車などで使われているタッチパネルがフィルムタッチセンサーに該当します。


また2016年には医療機器メーカーを買収してメディカルテクノロジー事業を始めます。

開発製造受託だけでなく自社ブランドの製造・販売も行っています。

共同印刷株式会社

社名

共同印刷株式会社(Kyodo Printing Co., Ltd.)

設立

1925(大正14)年12月

創業: 1897(明治30)年6月

本社所在地

〒112-8501 東京都文京区小石川4丁目14番12号

資本金

45億1千万円

従業員数

1,832名(契約社員含まず。2021年4月1日)

平均年収

555万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

情報セキュリティ部門、生活・産業資材部門、情報コミュニケーション部門

書籍・雑誌の印刷をするために1897年に創業。コーポレートブランド「TOMOWELL」が2017年に誕生しました。

1946年に紙幣(日本銀行券)の印刷引き受けます。


「情報セキュリティ部門」「生活・産業資材部門」「情報コミュニケーション部門」が設けられています。

それぞれバランス良く売上高を構成していますが、情報コミュニケーションの割合が1割程大きいです。


共同印刷では販促ツールビジネス支援システム関連するソリューションなども提供しているのです。


例えば画像とアンケートによってリアルな食生活を調査する「リア食」というサービスを提供しており、集まったデータを用いて食品関連企業と議論するワークショップも開催しています。

印刷業界における主要企業の採用動向

印刷業界主要企業の採用動向

凸版印刷

求める人物像
  • ビジネスにイノベーションをもたらすことのできる人
  • チャレンジ精神に溢れる人

印刷にとどまらずに様々な取り組みを行なっている凸版印刷では、新しい考え方や価値を生み出せるような人が求められています。

実際にテレビCMでも印刷だけの会社ではないとアピールしています。


新しいことを始めるに当たり必要なチャレンジ精神も大切です。


部活やアルバイト、ボランティア、ゼミ活動などで自分が発信したことや、行動によって周囲に変化を起こした経験をアピールすると良いでしょう。

現状に甘んじることなく変えていける、新しい風を吹かせられる学生であると伝えます。


チャレンジ精神を伝えたい際には、周囲を巻き込んだ経験があれば周囲との関わりで心がけていたことなどを話せるようにしておくのがおすすめです。

自分1人で完結することであれば、挫折しかけた時の考え方モチベーションの保ち方など価値観を伝えると良いでしょう。

大日本印刷(DNP)

求める人物像
  • ”高い志を持ってビジョンを描き「未来のあたりまえ」を体現できる人”

DNPは将来的に当たり前になっているモノやサービスを生み出すべく事業を展開しています。


例えばDNPは商品券やクレジットカード等で目にすることの多いホログラムのパイオニアです。

自分が実現したい未来を思い描き、志を持って日々の仕事に取り組んでいかなければなりません。


求める人物像でも言及されているビジョンを伝えてみると、高い志望度を感じてもらえるのではないでしょうか。


自分が思い描くことが企業の進もうとする方向と一致するよう、事業内容、提供されている商品やサービス、中期計画などを活用して
企業への理解を深めておきましょう。

そのうえで、どのような仕事を通して、どんな未来にしたいと考えているのか考えてみます。

NISSHA

求める人物像
  • さまざまなことに挑戦して自ら変化する
  • 失敗を恐れずに能力を発揮する
  • グローバル市場で活躍する

NISSHAは国外で勤務する社員の割合が半数を超えていたり、売上のほとんどが海外からとなっており、まさにグローバル企業です。


文化や考え方が異なる人たちと働き、そこで活躍したいという思いを伝えられるようにしておきましょう。

グローバルに活躍したいと考えたきっかけなどがあれば深掘りしてみると良いです。


また社長メッセージではさまざまなことに挑戦することの例として、理系学生であっても専攻分野以外に他の技術分野や会計、マーケティングなどの知識もつけて視野を広げ、成長してもらいたいと話しています。


入社3年後には職種や部門を超えてローテーションされるので、グローバル企業でいろんな仕事の経験を積みたいと考えている人は、NISSHAにマッチしているのではないでしょうか。

印刷業界の採用スケジュール

印刷業界主要企業の採用スケジュール

凸版印刷

ES

適性検査

GD

面接(複数回)

内々定

応募する職種によって採用フローが異なるようです。

いずれの職種でも書類審査適性検査が最初に行われることは共通していますが、技術系の人はGDが実施されません。

企画系に応募する人は企画職適正判定というものが行われ、面接もしくは作品プレゼンが実施されます。

また選考地区によっても選考方法に違いが出ることがあるようです。

大日本印刷

ES

適性検査

(動画選考)

面接

内々定

大日本印刷ではグループ面接は実施されないようです。

デザイン系に応募する人は提出物にポートフォリオがあったり、選考過程に動画選考が含まれているので忘れないよう気をつけておきましょう。


募集人数は若干名となっており、他の職種よりも人数が少ない募集です。

また事務系総合職、技術系総合職、デザイン系総合職の併願は不可となっています。

NISSHA

エントリー

文系/理系セミナー

Webテスト

文系/理系面接(2〜3回)

内々定

グループ面接ではなく、個人での面接が2〜3回行われる予定です。GDは実施されないようです。

京都本社・東京支社で行われるセミナーは状況によっては、オンラインで行われることもあります。


個人面接に備えて、自己分析やエピソードの深掘りをしておきましょう。

共同印刷

エントリー、Webテスト

人事面談

部長面接

役員面接

内々定

色覚検査

上記は21卒の実際のスケジュールです。

面談・面接は全て個人で行われ、グループ面接はなかったようです。またGDの実施予定はありません。


色覚検査は色が正確に見えているのか検査するもので、カラー印刷物を扱う業務への配置検討のために行われるとのこと。

印刷業界のインターン情報

印刷業界主要企業のインターン情報

凸版印刷

【1dayワークショップ】〜技術部門〜

印刷業界や凸版印刷の仕事について知ることができます。凸版印刷の技術者として企画提案を行う「商品開発部門」の仕事を体験できるグループワークが用意されています。

質疑応答があったり、フィードバックが受けられたりもします。


◆概要

実施期間:2021年7月以降2月末まで

実施日数:ワンデー

実施場所:オンライン

受入人数:各回30名程度


◆選考ステップ

選考なしの先着順

 

<その他のインターンシップ>
・2daysワークショップ
営業・企画部門向けの第2期が2022年1月〜2月に開催される予定です。応募締切は2021年12月20日でした。


・4daysインターンシップ
21卒向けの内容としては、営業部門コースと企画開発部門コースが用意されていました。現場社員と一緒に行動ができる職場実習インターンシップです。

WEB適性検査、GDもしくは面接にて選考されるそうです。

7月〜2月末までの間に月2、3回実施されたようです。また採用には関係のないインターンシップとなっています。

内容は技術職に特化したものなので、技術職についてイメージできていない人は気軽に参加してみることをおすすめします。


なお上記ではワンデーワークショップ技術部門の内容をご紹介しましたが、同じワンデープログラムでは「営業・企画部門」も実施されていました。

大日本印刷(DNP)

【1day Online Event】“真”課題発見&“新”事業アイデア創出WS

新規事業アイデアをグループワークを通して考え出し、最後に全体発表を行います。実際にDNPで使われている独自の手法にも触れられる内容です。またフィードバックももらえます。


◆概要

実施期間:6月〜2月

実施日数:ワンデー

実施場所:オンライン

受入人数:30名程度/日


◆選考ステップ

ES提出

参加決定

 

<その他のインターンシップ>
・【5days Online Internship】令和時代の文明開化ゼミナール
2種類のゼミナールが用意されており、選抜された学生が参加できるようです。

・【1day Online Event & Online Internship】技術コース
ワンデーで行われるイベントと、5日間のオンラインでの職場受入型実務体験が技術コースでは開催されていました。

5日間のプログラムに参加するにはESでの書類審査と適性検査が必要です。

DNPのインターンシップサイトに登録後、ESの提出をすることができます。

なお採用選考には影響がないとのことなので、気軽に応募してみると良いでしょう。

NISSHA

【新商品企画へ挑戦!プレゼン体験インターンシップ】

会社や展開している事業、技術・製品について知ることができます。またGDや企画提案資料作成のワークショップも行われる予定です。グループごとのプレゼン発表と社員からのフィードバックがもらえます。


◆概要

実施期間:8月〜9月

実施日数:ワンデー

実施場所:オンライン

受入人数:各回10〜30名程度


◆選考ステップ

選考はありませんが、抽選となっています。


<その他のインターンシップ>
・【理系限定】コア技術を活用した新商品企画へ挑戦!

11月に第1回目が開催されました。

これまで4回開催されていましたが、10月以降にも開催があるようです。

NISSHAの事業や製品に興味がある人、GDやプレゼンの経験をしておきたい人は応募してみることをおすすめします。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

業界研究の3STEP


(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

印刷業界の業界研究

印刷業界の業界研究

(1)業界全体を知る

印刷業界は現在「凸版印刷」と「大日本印刷(DNP)」の2社がシェアの大半を担っており、寡占状態です。


印刷業界の市場としては1990年代にピークをつけてからは、右肩下がりで縮小し続けています。


印刷会社はかつて紙に印刷を行う製造業という位置付けでしたが、現在はソリューション提供やイベントの企画、BPOの提供、エレクトロニクス部門を設けていたりと事業が多岐にわたっています。

特に大手2社が幅広い事業展開をおこなっています。


印刷物としてイメージされるのは紙のことが多いですが、商品のパッケージやクレジットカードやICカードなどのカード類、ノートや名刺、布など種類が豊富です。


また印刷会社は電子書籍分野も取り込んでいます。

例えば大日本印刷はグループ企業と共に、ネット書店と丸善、ジュンク堂、文教堂といった書店が連動した「honto」を運営しています。

凸版は電子書籍リーダーを販売していたり、クラウド型電子書籍ストアの「BookLive !」を運営していたりもします。


仕事としては工場で製造ラインに立つ以外にも、営業や企画、商品開発や技術開発などがあります。

(2)業界の深掘り

・印刷業界の動き

印刷業界自体は縮小していますが、中でもパッケージ印刷の市場は成長市場として注目されています。この流れは日本だけではなく、世界でも同様です。


パッケージ印刷としては「紙器」「軟包装」に大きく分けられますが、軟包装の方が市場規模が大きいです。

レトルト食品のパウチや、日用品のパッケージ、食品の袋など柔軟性があり、軽くて丈夫なものが軟包装に当たります。


また多様なビジネスの中で「BPO」という、業務の中のプロセスを一括して受託するビジネスにも注目が集まっています。

印刷するだけではなく、印刷会社の持つ技術や知識を活用して業務を一括して受託しているのです。

コールセンター業務や口座開設業務、試験関連の業務など様々です。


・コロナ禍の印刷業界

市場が縮小していたり、イベント中止によって売上高にマイナスの影響も受けていたりもしますが、コロナ禍で需要が発生したものもあります。

テイクアウト用のパッケージ印刷や、自宅で食べられる食品関連のパッケージへの需要が増えたそうです。


また、ワクチン接種券GoToキャンペーン関連の印刷物感染症対策を呼びかけるポスターやシールなどはコロナ禍特有の需要と言えるでしょう。

(3)業界の動向把握

印刷業界は景気などの影響を大きく受けるため、PEST分析を行うことが重要となります。

PEST分析


PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析すること。

印刷業界のイメージをより具体的にしていきましょう。

Politics:政治的環境要因

コロナ禍で大規模イベントの中止が呼びかけられました。イベント用の宣伝ポスターやチラシなどの需要が大幅に減少したようです。

一方でワクチン接種の際に郵送されてきた接種券感染症対策のためのポスターなどの印刷にビジネスチャンスが発生しました。

他にもGoToトラベルやGotoイートなどのGoToキャンペーン関連の印刷物にも需要ができました。

 

Economy:経済的環境要因

景気が悪くなってくると企業は広告宣伝費などの経費を削減しようと動きます。

印刷業界の生産金額として商業印刷が占める割合は大きいので、企業が経費を見直し、使える金額を抑えた場合の影響は大きいでしょう。

企業が利益を上げるために行った事例として、折込チラシを抑えてSNSなどで商品を宣伝することで広告宣伝費を抑えたというものもあります。


Society:社会的環境要因

コロナ禍で在宅ワークが増えたこと、ペーパーレスを推進する風潮もあって、従来であれば紙媒体でやり取りしていたものを電子化して利用する機会が増えています。

ペーパーレスに取り組むことで無駄な作業をはぶくことが、残業の軽減や少ない人手で効率よく業務を行うことにも繋がることから、今後もペーパーレスの流れは続いていくと考えられます。

また多くの物を持たない人たちの間では、電子書籍であれば本棚が溢れることもなく、いつでもたくさんの種類の本を持ち歩けるということから電子書籍への注目が高まっています。

 

Technology:技術要因

印刷技術が高まることで、これまで対応が難しかったことにも対応ができるようになります。

例えば印刷と言えば大量に安く印刷することが求められていましたが、近年は印刷物への小ロットで多様な種類を印刷できることが求められています。

またクレジットカードやICカードへの印刷は、セキュリティを担保しながら製造できる技術のおかげでここまで普及することができています。

キャッシュレス推進の流れもあってクレジットカード等の売上が好調に推移していたようです。

印刷業界のES対策・攻略法

印刷業界のES対策


ESを記入する場合、文字数制限がある場合や記入できるスペースが狭いことがあります。

聞かれている質問に対して、最も伝えたいことは何なのかを明らかにして明確に伝えるようにしましょう。


まずは伝えたい内容の詳細を考え、その後に削ってもよいところを省いていくことで核となる部分の伝え忘れを防ぐことができます。

また設定されている文章の文字数が多い場合は、具体例をいれるように意識しましょう。


回答する際は最初に結論(伝えたいこと)を持ってくると、読み手側が読みやすくなるのでおすすめです。

ES記入のポイント

■新しいことへの取り組みが好き

変わりゆく印刷業界では、新しいことへの取り組みを楽しめる人が必要となります。


印刷業界全体が縮小している中で、今までと同じやり方にこだわっていればすぐに衰退していってしまいます。

現代でも活躍している印刷業界の主要企業は明治時代に創業していたり、100年近い歴史を持っていたりと歴史が長いです。


長い歴史を持ちながら令和に至るまで事業を続けてこられた要因としては、時代に合わせて変化し続けてきたことも大きいです。

まさに変化を続けている印刷業界では、今後もこれまででは考えられない新しいことに挑戦しなければならない場面に遭遇したり、新しい価値観が必要とされていくでしょう。


現状にとどまり目の前のことをこなす以外に、積極的に自ら新たなことに挑戦した経験談を記入してみると良いです。

仮に小さなことであっても、自分がステップアップするためにしたことを思い返してみましょう。


例えば「アルバイト先で海外のお客様が増えたので、接客で使える英語を覚えたり、日常会話に挑戦したりしたことで常連になってくれた。」といったことも自分で新しいことに挑戦し、良い結果を得られた経験談になります。


■困難なことへのチャレンジを楽しめる

新しいことに取り組む際には困難が生じることも多いです。

そんな時に諦めずに粘り強く立ち向かえる力を持っている学生であるとアピールできると良いでしょう。


長所や短所、自己アピール、学生時代に力を入れたこと等の設問で、困難なことが生じたり、壁にぶつかった時に自分がどのように乗り切ったのかを伝えます。


例えばチームで何かを成し遂げないといけないシチュエーションで、自分はどのようなポジションで、どんな工夫をしたのか、具体的な内容を簡潔に記入するようにしましょう。

リーダーや◯◯長のような役職の有無よりも、自分が意識していることの詳細を整理しておきます。


面接で詳しく聞かれた際に困らないよう、自分自身の言葉で考えることが大切です。

印刷業界の筆記試験対策・攻略法

印刷業界の筆記試験対策


印刷業界の筆記試験では、テストセンターのSPIや玉手箱、TG-WEBといった一般的なWebテストの内容が出題されていたようです。

難易度についてはそこまで高いものではないようなので、SPIやWebテスト用の参考書を活用して対策するようにしましょう。


中には対策なしでも乗り越えられたとの声も見受けられたので、一通り解けるレベルまで取り組んでおけば問題なさそうです。

また出題形式に慣れるために他社で筆記試験を受けるようにしていた人もいました。


大日本印刷では5日間のインターンシップの選考を受けた際に提出したWebテストがそのまま本選考でも用いられたとの声があったので、大日本印刷への志望度が高い人は筆記試験の取り扱いについて注意する必要があります。

インターンシップの前から筆記試験対策をしておくと、安心して就活を進めていくことができるでしょう。


面接やESと比較して対策を忘れてしまいがちなのが筆記試験です。

特にインターンシップでのWebテストの結果がそのまま本選考にも使われるような場合であれば、早期に取り組んでおく必要があります。


年度が変わったことで筆記試験にも変化があったり、コロナ禍で選考方式が変わったりと、何が起こるかわかりません。

早めに対策しておくことが心の余裕にも繋がるので、できる限り早い段階から対策することをおすすめします。

印刷業界の面接対策・攻略法

印刷業界の面接対策


印刷業界の面接で実際に聞かれた質問と回答のポイントを紹介しています。

  • 志望動機
  • 学生時代に頑張ったこと
  • なぜ当社なのか
  • 趣味や特技、研究から得たものや大変だったことは?等
  • 苦手な人とどう接するのか

なぜ当社か?

印刷業界は大手2社がツートップでシェアを占めています。


選考中の企業を選んだ理由を答えられるように企業研究、業界研究はしっかりと行なっておきましょう。


大手2社同士の比較や、2社とそれ以外の企業での比較、展開している事業が似ている企業と比較してみるのも良いでしょう。

取り扱っている製品やサービス、シェア率、売上高などの他に企業理念やこれまでの企業の歴史、社員インタビューなどから自分が魅力を感じるポイントをまとめておきましょう。

周囲との関わり方について

例えば壁にぶつかった時の周囲との関わり方や苦手な人との関わり方、周囲からどんな人だと言われるか、など他者が関わる質問も複数見られました。

さまざまな事業を展開している企業では、他業界のいろんな職種の人と関わる機会が多いです。


立場が異なれば求めることや譲れないことに違いが生じます。そんな時に大切なのは円滑に物事を進められるコミュニケーション力です。

また仲介するような仕事では特に、周囲の人との関わり方が重要です。

また新しいことを始めた場合、継続して関係性を構築するにも信頼が必要となります。


今まで自分がどのように周囲の人と関わりを持ってきたのかを伝えるとともに、自分の考え方や性質をどのように仕事で活かせるのか考えてみると良いでしょう。

エピソードへの深掘り

エピソードに関して深掘りされることも多いようです。


趣味や特技、研究など自分が話したエピソードについて、得たものは何か?大変だったことは何か?それをして良かったことは?役に立ったことは?といったように、エピソードを深掘りされることも。


人によって趣味や特技、研究、ガクチカなど違いはありますが、いずれであっても聞かれたことにすぐに答えられるよう、話すエピソードに対する自分の考えや感情を整理しておきましょう。


自分の中でESや面接で話したいと考えているトピックを、改めて深掘りします。

想定していない質問が来てもその場で考えて話せるように、エピソードに対してなぜ?どうして?どう思った?と自分自身に質問していくこともおすすめです。


趣味、特技、アルバイト、ボランティア、ゼミや研究など学びを得る機会はたくさんあるので、自分が深く話せるエピソードが出てくるまで、自己分析を深めましょう。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。