logo

【スポーツ業界研究|2023年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

公開日:
最終更新日:

スポーツ業界研究


スポーツ業界と聞いて、みなさんはどこの企業を思い浮かべますか?

世界最大手の1つである「ナイキ」や、シューズの販売をしている「アシックス」などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。


健康志向が高まっている昨今の状況を踏まえ、スポーツ業界は成長している産業の1つ。

スポーツ用品の購入はもちろんのこと、運動ができるフィットネスの需要もだんだんと上がってきています。


ここではスポーツ業界について解説しています。
採用動向やインターン情報、ES対策や面接対策まで、この記事で全てがわかります。ぜひ参考にしてみてください。

スポーツ業界について

スポーツ業界とは

スポーツ業界とは

スポーツに関連するサービス・商品を提供しているスポーツ業界。大きく次のように分けられます。

分野

特徴

プロスポーツチーム

観客・選手を集めるために営業や広告をする

スポーツメーカー

シューズやウェアなど、スポーツ用品を取り扱う

スポーツ施設

フィットネス・ジム・ゴルフ場など、スポーツに関する施設を運営する

プロスポーツチームは、広告収入で得る利益がメインです。そのため、観客・選手を集めるために営業や広告をするのが主要な業務になってきます。

福岡ソフトバンクホークスや北海道日本ハムファイターズなどが該当する企業です。


また、スポーツメーカーはシューズやウェアなど、スポーツ用品を取り扱うことが主な業務になってきます。

主な企業としては、アシックス・デサント・ミズノなどがあります。


最後にスポーツ施設は、フィットネス・ジム・ゴルフ場など、スポーツに関する施設を運営するのが主要な業務です。

ライザップやコナミなどが主要企業です。

 

関連する「フィットネス業界」の記事も併せてチェックしておきましょう。

スポーツ業界の職種

スポーツ業界の職種

 

ここではスポーツ業界ならではの職種について紹介します。職種によっては資格・ライセンスの取得が必要なので注意が必要です。

もちろん大手のスポーツメーカーやフィットネスであれば、販売職・マーケティングなど一般的な企業と同じような職種も存在します。

スポーツドクター

スポーツドクターはアスリート・スポーツをする方の検診や治療をすることがメインの仕事です。


ケガの診療のみならず、日々のトレーニングの確認やメンタル面のサポートなど、業務範囲がかなり広いです。

トレーニング内容・トレーニングの強度の確認、ドーピング検査、競技会の医事運営などもスポーツドクターの業務になります。


チームドクターの場合は、選手のメンタルケアや栄養管理、ドーピング管理などの業務を行います。

そのため医療分野はもちろんのこと、心理学栄養学の知識もある程度必要になってきます。


スポーツドクターは「医者」なので、医師免許
の取得がマストになってきます。

医師免許に加えて、「日本スポーツ協会公認スポーツドクター」「日本整形外科学会認定スポーツ医」「日本医師会認定健康スポーツ医」のどれかの資格取得が必要です。


業務範囲はかなり広いですが、スポーツ選手を身近でサポートできる非常にやりがいのある仕事だといえます。

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターは、フィットネスやジムにおいて運動に関する指導をする仕事です。いわゆる「アドバイザー」の立ち位置になります。


個々の運動に関する指導をするのはもちろんのこと、その人に合ったカリキュラムの作成をすることもあります。

ただし、人によって効果が違ったり、合う・合わないということがあったりするのが現実。

そのため様々な運動方法を知っていることはもちろんのこと、体力・身体の特徴などを踏まえた上でカリキュラムを作る必要が出てきます。


企業によっては、運動に対する指導をするだけでなく、食事や生活スタイルなど健康状態についても指導することがあります。

そのため人によっては、食事生活習慣に関連する知識も必要です。


スポーツインストラクターは資格の取得は必須ではないですが、「日本体育協会認定・スポーツ指導員」「日本トレーニング指導協会・トレーニング指導員」をとっておくと就職に有利に働く可能性があります。


そのため、スポーツインストラクターの仕事を目指している方は、できるだけ上記の資格を取っておくことがおすすめです。

スポーツプロモーター

スポーツプロモーターは、スポーツイベントの運営や企画をすることが主な仕事です。

大会やスクール教室の開催など、さまざまな規模のイベントを手掛けます。

選手や出演者のキャスティング、会場のセッティング、イベントの内容の考案など、イベントに関連する仕事は全般的に対応します。


このことから、選手・観客ともに楽しめる「企画」を作る力が求められます。

もちろん、選手や出演者をキャスティングすることも必要ですので、コミュニケーション力は必須です。

加えてイベントを開催するにあたっては、複数人との連携が必要不可欠になってきます。よって、チームワーク・協調性を重んじる力も必要です。


スポーツプロモーターの仕事をするにあたって、必要な資格は特にありません。

スポーツを通して人に楽しんでもらえるようなイベントを開催したいという人はぜひチャレンジしてみてください。

スポーツ業界の市場規模

スポーツ業界の市場規模

スポーツ用品の市場規模推移

スポーツ用品分野別国内出荷市場規模推移

スポーツ用品分野別国内出荷市場規模推移(出典:矢野経済研究所「スポーツ用品市場に関する調査を実施(2021年)」、グラフ作成:CareerMine)

 

スポーツ業界は昨今の健康志向が関連している影響により、市場規模が拡大しています。

矢野経済研究所の調査によると、2016年から2019年までの「合計」は右肩上がりとなっています。

しかし、2020年度は若干合計売上が減少しています。これは新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、外出自粛があったためと考えられます。


その後2021年度においては前年度比110%となっていることから、回復傾向にあるといえます。

そのため、今後もスポーツ業界の市場規模は拡大していくことが予想できます。

スポーツ業界の現状

スポーツ業界の現状

スポーツ業界の動向

5Gの導入により、スポーツ観戦の映像の改革が進んでいる

全国的に5Gが導入されていることが関連して、スポーツ業界にも改革が起こりつつあります。

その代表的なものとして挙げられるのが、スポーツ観戦の映像改革です。


2019年に開催されたラグビーワールドカップが一例に挙げられます。

この大会においてNTTドコモが、高速・大容量の映像を低遅延で配信できる強みを生かし、マルチアングル映像配信をしました。

その結果、見たいアングルでリアルタイムに視聴でき、競技場ではできない体験が可能になりました。


社会全体でデジタル化がどんどん進んでいることもあり、いかにスポーツとテクノロジーの融合をしていくかがスポーツ業界においても重要なカギとなってきます。

今後出てくるサービスにもアンテナを張っておくようにしましょう。

参考:NewsPicks

社会全体で健康志向が高まりつつあるも、フィットネス・ジムは苦戦

昨今の健康志向を受けて、運動や健康に関する意識は徐々に高まりつつあります。

スポーツ庁が実施している「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、屋外で手軽に運動することができる「ウォーキング」を生活に取り入れる人が大きく増えてきました。

 

1年間に行った運動の種類

1年間に行った運動の種類(出典:経済産業省「コロナ禍で苦戦するフィットネスクラブ」、グラフ作成:CareerMine)

 

リモートワーク・在宅勤務が続いている影響で、これまでよりも運動に対する意識が上がったという人が増えてきつつあるようです。


その一方で、フィットネスの分野が苦戦を強いられています。

以下のグラフの通り、2020年の6月以降においては、2019年度の7割ほどの利用者数になっています。

 

フィットネスクラブの利用者数と前年同月比の推移

フィットネスクラブの利用者数と前年同月比の推移(出典:経済産業省「フィットネスクラブの動向」、グラフ作成:CareerMine)

 

原因としては不特定多数の人がジム・フィットネスを利用するため、敬遠されている可能性が非常に高いからということが考えられます。

新型コロナウイルス感染症の影響が長引くことを考えると、フィットネスクラブは以前のようには戻りにくいと考えられます。

参考:経済産業省「コロナ禍で苦戦するフィットネスクラブ

一部の国内スポーツメーカーは海外進出を展開している

少子高齢化の現状を受けて、一部の国内スポーツメーカーは海外進出を進めています。


国内だけだと内需に限界があり、売上・利益も限界が見えてくる可能性が高いからです。

例えば国内首位のアシックスに関しては米州、欧州、オセアニア、東アジア地域など、あらゆる地域において展開しています。

ミズノにおいても、ヨーロッパ・アジア・北米の3つを中心に、店舗展開を進めているという現状です。


以上のように、グローバルを視野に入れた企業は少しずつ出てきています。

日本のみならず、海外で挑戦したいという方は海外展開している企業に応募してみると良いでしょう。

参考:アシックスHP
ミズノHP

スポーツ業界におけるトレンド・話題

スポーツ業界のトレンドニュース

勝利の鍵はAI?スポーツとデータ分析の相性が良い理由

スポーツにおいて、AIの活用が注目されています。

特に審判選手分析など、これまで人間が対応してきたものを機械に代替するような動きが出てきつつあります。


その一例として、電通とAIベンチャーのデータアーティスト、サッカー関連のビッグデータを収集・分析する韓国のTeam Twelveが開発し、2019年12月に発表したシステム「AI11」(AI Eleven)が挙げられます。


これは、サッカーの試合映像をAIが分析することで、勝敗をリアルタイムで予測するというものです。

過去の試合データやボール・選手の動きなどを手がかりとして、勝敗を予測するモデルを構築したとのこと。

このモデルを構築したことによって、サッカーの試合を観戦する上で、新たな楽しみ方が出てくる可能性が出てきました。


また、英サウサンプトン大学の研究者が、AIでチームワークに関する分析をすることに取り組んでいます。

機械学習を活用した上で、特定の選手の相性がどれだけ良いか把握することを試みています。

その他にも、チームワークを最適化するために、選手の組み合わせを把握できるようなモデルを構築しているとのこと。


以上のような事例から、AIの活用はスポーツ業界においても非常に重要な観点になってきます。

参考:ITmedia

トータルフィットネスアプリ「SPORY」の画期的な仕組み

メダリストが専属コーチになってくれる、「SPORY」というトータルフィットネスアプリがあります。


新型コロナウイルス感染症の影響により、フィットネスやジムは大きなダメージを受けています。

そのため、YouTubeやWeb会議システムなど、オンラインを駆使した方法で今の現状を打開しようとしています。


中でも、日本を代表するような一流アスリートから、トレーニングの直接指導が受けられるサービスが話題になっています。

消費者の健康を促進すると同時に、アスリートのセカンドキャリアを解決するきっかけにもなります。


トップアスリートであっても、引退後に後進の指導をできるポジションがあるかどうかは別問題。

中には、コーチやインストラクターのポジションにつくことができず、うまくセカンドキャリアを歩むことができない人もいます。


上記のことを全て踏まえると、「SPORY」は非常に画期的なサービスともいえます。

このような、スポーツに関連するアプリには常にアンテナを張っておくようにしましょう。

参考:FORBES

アシックス、「センサ入りシューズ」で従業員の労働状況を可視化

アシックスは、「センサ入りシューズ」を使って、従業員の位置情報を記録して分析することができるワーキングソリューションシステムを開発しました。


開発する目的として、施設や工場における従業員の働き方改革に貢献するサービスの構築を目指しているとのこと。

このシューズ・システムを活用することで、着用者の移動履歴、施設への入退室時刻や滞在時間など、業務中において従業員がどのように行動しているかを把握することができます。


また、得られたデータは業務改善のための課題抽出や、施策を導入して効果があったか検証する際に活用されることが期待されています。

このようにシューズにおいても、AIを活用したものが開発されているという現状です。

参考:AMP

スポーツ業界における主要企業の解説

スポーツ業界における主要企業解説

デサント

社名

株式会社デサント

設立

1935年(昭和10年)2月

本社所在地

〒171-8580 東京都豊島区目白1-4-8

資本金

38億4,620万円

従業員数

連結 3,148名 

単体 34名(2021年3月31日現在)

平均年収

661万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

スポーツ用品およびこれらに関するものの製造と販売

株式会社デサントは、「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」という理念のもと、スポーツ用品を提供している企業です。

主にスポーツウェアを中心に商品を販売しています。


日本・韓国・中国などのアジアを中心に、各ブランドの商品を販売しています。

中でも「デサント」というブランドにおいては日本・韓国・中国のみならず、欧州や北米も対象に商品を提供。そのため、グローバルを視野に入れて働くこともできます。


保有しているブランドは9つに渡り、ゴルフ・スイミング・フットボールなどあらゆるスポーツを対象に展開。以下では数あるブランドの中の一部を紹介します。

ブランド

特徴

デサント

トップアスリートとの共同開発をしたスポーツウェア

ルコックスポルティフ

フランスを感じるデザインと快適な着心地が特徴

アリーナ

スイミングを基盤としたフランス生まれのブランド

アンブロ

イングランド発端の高品質・高機能なフットボールブランド

特に主要ブランドである「デサント」に関しては、スポーツ選手との共同開発に基づき、製品を開発しています。

そのため、高品質・高機能が大きなウリです。

以上のことからも、「トップアスリートに貢献したい」という方には向いている企業です。

アシックス

社名

株式会社アシックス

設立

昭和24年9月1日

本社所在地

〒650-8555

神戸市中央区港島中町7丁目1番1

資本金

2,397万円(令和2年12月31日時点)

従業員数

連結:8,904人

単体:998人(令和 2年12月31日現在)

平均年収

778万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

各種スポーツ用品等の製造および販売

株式会社アシックスは、「健全な身体に健全な精神があれかし」という創業理念のもと、シューズを中心にスポーツ用品を提供している企業です。


大きく分けて以下の3つの事業を展開しています。

事業

特徴

アスレチックスポーツ事業領域

ランニング、テニス、ラグビー、バレーボールなどのシューズやアパレルの提供

スポーツライフスタイル事業領域

「オニツカタイガー」「アシックスタイガー」などの日常ファッション商品の提供

健康快適事業領域

ゴルフにて使用するクラブ等の商品や男性用ビジネスシューズ「RUNWALK」などの商品提供

メインで取り組んでいる事業は「アスレチックスポーツ事業領域」になります。

中でもランニング事業に関しては売上高の50%程度を占めるとのこと。そのため、ランニングが好きで、シューズに携わりたいと思う方にはうってつけです。


ちなみに、スポーツ用品は「スポーツ工学研究所」というところで研究した上で製作されています。特にシューズに関してはあらゆる研究がされています。

具体的には、人間特性・材料・構造など、シューズ・スポーツ用品を作る上で必要な研究をした上で開発しているとのこと。

そのため入社すると、アシックスがどのようにシューズを作っているか見れるかもしれません。


また、グローバルも視野に入れて活動を展開しています。北米、欧州、中華圏、オセアニア、東南・南アジア、その他(南米、韓国)に分け、それぞれに合ったアプローチ方法で事業展開中。

そのため、世界を視野に入れて働きたいという方にも向いている企業です。

ライザップ

社名

RIZAP株式会社

設立

平成22年5月7日

本社所在地

〒169-0074 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー31F

資本金

1,000万円(2020年8月21日現在)

従業員数

非公開

平均年収

561万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

健康に関する研究、ボディメイク事業等

ライザップは、「人は変われる。」を証明するという理念のもと、主にパーソナルジムの運営や食品開発などをしている企業です。

テレビのCMでも流れていることがあるため、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。


ライザップは主に次のような事業を展開しています。

事業

特徴

ヘルスケア・美容事業

パーソナルトレーニングジムの運営

美容関連商品の企画、製造、販売

ライフスタイル事業

インテリア雑貨、アパレルおよびアパレル雑貨

スポーツ用品の企画・開発・製造および販売

インベストメント事業

広告宣伝/マーケティングの横展開

店舗改革/リブランディング

もっとも主要な事業は、ヘルスケア・美容事業です。

中でもパーソナルトレーニングを通じて、「結果にコミット」できるようにトレーニングのサポートをします。


そのため、「これまで筋トレ・トレーニングをしてきた経験がある方」「人と会話することが好きな方」は、向いているといえます。

スポーツ業界における主要企業の採用動向

スポーツ業界主要企業の採用動向

デサントが求める人物像

求めている人材
  • 変化に柔軟でチャレンジ精神がある人
  • 目の前の業務・相手に真摯に向き合える人
  • 他の人と一緒になにかを成し遂げたことがある人

デサントでは創業の精神「SPIRIT OF DESCENTE」というものを掲げています。

内訳は、「創造/CREATION」、「誠実/INTEGRITY」、「挑戦/CHALLENGE」、「調和/HARMONY」となっています。


「創造」では、豊かな発想力はいつでも発展の原動力であるとし、センスを磨いて業務に活かすということが行動指針として挙げられています。


また「誠実」では、信頼するものには徹底して任せるとのこと。そのため、相手にしっかり向き合うことができる人が重宝されるでしょう。


さらに「挑戦」は、「変化の時にこそ、チャンスがある。」とし、失敗も覚悟の上で新しいものを作り出すことが求められています。

このことからも、リスクを承知の上で果敢にチャレンジしていく人材が必要とされるでしょう。


最後に「調和」では、「力を集めて前向きに”協走”せよ」という行動指針が掲げられています。

そのため、誰かと一緒になにかを最後までやり切ったことがあるかどうかで、面接難易度も変わってくるといえるでしょう。

アシックスが求める人材像

求めている人材
  • 主体的に行動し、あきらめずに取り組める人
  • 相手目線でものごとを考えられる人
  • スポーツに対する興味がある人

アシックスの理念の1つとして、「スポーツを通して、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する」というものがあります。


売上・利益もシューズ・スポーツウェアなどの販売で得たものがメイン。

そのため、相手がなにを求めているかを瞬時に判断し、適切な商品を提供できることが求められます。


その第一歩として、「相手の目線に立ってものごとを考えられるか」というところが見られやすいです。

加えて相手の目線に立ち、「相手のために主体的に行動すること」までできるかどうかがポイント。


また、アシックスはそもそもスポーツに関する商品を提供しています。そのためスポーツ経験がある、もしくは興味がある方が好ましいです。

もしスポーツ経験がなければ、「どのスポーツが好きか」「なぜそのスポーツを好きになったか」を言えるように考えておきましょう。

ライザップが求める人材像

求めている人材
  • 「自分が世の中を変えてやる」という強い想いを持つ人
  • なにかを通して変わった経験がある人
  • リスクを恐れず挑戦することができる人

RIZAPグループ全体の方針として、「人は変われる。」を証明したいという理念を掲げています。

そのため、「自分が世の中を変えてやる」という強い想いを持つ人が求められます。


もちろん「変われる」という証明をするために、自分が「変われた」という経験が伴っている方が説得力が増します。

そのため過去に挑戦したことで、自分が変化できたということがあるとなお良いでしょう。


加えて、リスクを恐れずに挑戦することができる人も求められます。なぜなら変われるためには、新しいことにも果敢に挑戦することが必須になってくるからです。


以上のことから、「自分自身が変化できたという経験がある人」「自分が世の中を変えてやるという強い想いを持つ人」を求めているといえます。

スポーツ業界の採用スケジュール

スポーツ業界主要企業の採用スケジュール

デサントの採用フロー

  1. 会社説明会
  2. エントリーシート提出
  3. 適性検査
  4. 書類選考
  5. 面接(複数回)
  6. 内々定

デサントは、グループ面接がメインのようです。

以前は、「各ブランドに使う資金の分配割合を決める会議」というテーマでGDが開催されました。

そのため、グループディスカッションの質問対策や、ファシリテーター・タイムキーパーなどの役割分担がすぐにできるよう、しっかり準備をしておきましょう。


また、2021年度においてインタビューメーカーというWeb面接専用のツールを用いて面接を行っています。

そのため、対面のみならずWeb面接に対する準備もしておくようにしてください。

アシックスの採用フロー

  1. 会社説明会
  2. エントリーシート提出
  3. 面接(個別)
  4. 適性検査
  5. 面接(個別)
  6. 面接(個別)
  7. 内々定

前提として、職種によって採用のフローが若干違います。そのため自分が受けたい職種の採用フローを必ず確認するようにしてください。


初回の面接は録画面接で行われることも。

質問内容としては、「自己紹介・学生時代に頑張ったこと・なぜその活動に取り組もうと思ったのか」などです。

撮影ですので、納得がいくまで撮り直しが可能です。そのため、リラックスした状態で質問に回答するようにしてください。

ライザップの採用フロー

  1. エントリー
  2. 説明会・グループディスカッション
  3. Webテスト
  4. 個別面接(1〜2回)
  5. 最終面接
  6. 内々定

ライザップは「ポテンシャル」を基本としたマッチング採用をしています。


中でも次の3つを重要視して面接をしているとのこと。

価値観

特徴

Philosophy

RIZAPと価値観がマッチしているかどうか

Vision

RIZAPの目指す方向とマッチしているかどうか

Skill

RIZAPで活躍するためのスキルと自分が持っているスキル(身につけたいスキル)がマッチしているかどうか

そのため、一般的な「評価式」の面接ではなく、お互いに話しながら確認していく「対話式」の面接です。

そのため、適度な緊張感は必要ですが、あまり気負いせず面接に臨むと良いでしょう。

スポーツ業界のインターン情報

スポーツ業界主要企業のインターン情報

デサントのインターン

デサントは企業説明会に加えて、1dayの仕事体験ができるインターンシップを開催しています。実施場所はオンラインとのこと。


マーケティング、企画・商品開発、営業など、デサントの職種に対する理解が深められるインターンシップになっています。

内容としては「課題解決型のグループワーク」がメインです。


また、過去に開催された課題として「ウインター商品の売り上げ拡大マーケティング戦略」などがありました。

協調を大事にしている企業だからこそ、多様性を尊重することが求められます。

アシックスのインターン

アシックスは、企業・職種を理解することが目的の短期インターンシップを開催しています。


主に以下の3つの職種において、それぞれインターンが開催されるとのこと。

職種

期間

対象者

商品開発・生産者コース

2日間

文理問わず、アシックスのものづくりに興味のある方

研究コース

2日間

アシックスで行なわれている研究(構造設計・材料開発・生産技術・スポーツ医学・デジタル技術等)に興味をお持ちの方。

(※専攻 : 機械、電気・電子、情報、化学、生物・農学、医療、スポーツ科学等)

デザインコース

1日間

アシックス商品のデザインに興味をお持ちの方

(※専攻:デザイン・美術等)

参考:アシックスHP

学部の専攻によっては、参加できないプログラムも存在します。そのため、応募条件は必ず確認しておくようにしてください。

また基本的な内容としては、「オリエンテーション(会社紹介・自己分析)、社員交流会、仕事体験ワークショップ、交流会」となっています。

特にワークショップや交流会は、今後の参考につながる項目にもなるので、積極的に参加するようにしましょう。

ライザップのインターン

ライザップは、1dayの短期集中でインターンシップを開催しています。

直近で開催されたものだと、選考直結のタイプ実践型のインターンシップの2つがありました。


選考直結型のインターンシップに関しては、会社説明があった上で、グループに分かれてグループディスカッションをするという流れになっています。

選考基準はグループワークの内容です。


もう1つの実践型のインターンシップも、主にグループワークで開催されます。たとえば「DXサービスの提案」というテーマでGDが行われました。

その際単に話し合いをするのみならず、発表する際の資料作成までする必要があったとのこと。

時間配分やうまく場を回せるかどうかが鍵になってきます。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

業界研究の3STEP

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

スポーツ業界の業界研究

スポーツ業界の業界研究

(1)業界全体を知る

まずはスポーツ業界の全体を知ることが重要です。

スポーツ業界は大きく分けて、「プロスポーツチーム」「スポーツメーカー」「スポーツ施設」に分かれます。

種類

企業名

プロスポーツチーム

福岡ソフトバンクホークス・北海道日本ハムファイターズ・愛媛オレンジバイキングス・テゲバジャーロ宮崎

スポーツメーカー

ナイキ・アディダス・デサント・ミズノ・アシックス・

スポーツ施設

ライザップ・コナミホールディングス・株式会社東急スポーツオアシス・住友不動産エスフォルタ株式会社

プロスポーツチームは、試合を見にきてもらうための広報やスポンサーになってもらえそうな企業に営業をかけることが主な仕事です。


スポーツメーカーは、シューズやスポーツウェアなど、スポーツをする際に必要になるものを販売することがメイン


スポーツ施設は、フィットネス・ジム・ゴルフ場など、スポーツに関連する施設を運営することが主要な業務になってきます。

(2)業界の深掘りを行う

スポーツ業界においては、成長する部分と停滞する部分の2つに大きく分かれると考えられます。


スポーツメーカーに関しては、今後も成長していくことが予想されます。

昨今、健康に対する意識が上がってきつつあるので、スポーツ用品を購入することが多くなってきつつあります。

また、テレワークや在宅勤務が全体的に浸透しつつあるのも1つの理由。

なぜなら自宅で勤務することで運動不足を感じている人も中にはいるからです。そのため、自宅や自宅周辺でできる運動をするために、スポーツ用品を購入する人もいます。


一方屋内のスポーツ施設に関しては、全体的に苦しい状況です。

不特定多数の人が行き来することを懸念して、フィットネス・ジムの利用者が減ってしまっています。そのためスポーツ施設に関しては、まだまだ完全に回復する見通しは立っていないというのが現状です。

(3)業界の最新の動向を把握

スポーツ業界の中では、特にAI化・DXが業界全体で進んでいます。


例えば5Gの導入。5Gの導入をすることによって、高速・大容量の映像を低遅延で配信できるようになりました。

そのため、マルチアングル映像配信が可能になるというように、スポーツ観戦の映像改革が起こっています。


また、AIによる選手分析も現在進んでいます。例えば、米IBMが人工知能(AI)による勝敗の確率、番狂わせの予測などを知らせる新機能を開発しました。

全米オープン・グランドスラムなどのファン向けに、新たなデジタル体験を提供しようとしています。


スポーツ業界はAI・DXを通じて新たな顧客価値を提供しようと業界全体で取り組んでいます。

スポーツ業界のES対策・攻略法

スポーツ業界のES対策


ESを記入する際には、「なぜその会社を志望しているのか」「企業の求める人物像に沿った自分の人物像」がきちんと伝わるように記入することが重要です。

志望動機には自己分析や情報収集した内容を基に、就職後成し遂げたいことや将来のビジョン伝えることが重要になります。

過去の経験や考えをもとに、どんな軸で企業を選んでいるか明確にして、あなたらしさの伝わる内容になるように作成しましょう。


またESでは一貫性と論理性が伝わる内容を書くことが大切です。

文字数も限られているので、あらかじめ下記内容を箇条書きにしてからまとめるのがおすすめです。


その上で、スポーツ業界において特に意識して記載してほしいポイントを2箇所紹介します。

相手の目線に立って行動できるかどうか

スポーツ業界においては相手の目線に立って行動できるかどうかが求められます。


特にスポーツメーカーにおいて見られやすいポイントです。

スポーツ用品を購入する際、機能性を重視する人もいれば、おしゃれさを重視する人もいます。

スポーツを始めたばかりの人は初心者用のアイテムを選ぶ人も多いです。人によって求める商品や合う用品も変わってきます。


そのため、これまでの過去を振り返って、相手目線に立って自分がやったことを記載するようにしましょう。

また、「なぜその行動を取ったのか」「その行動を取った上で得られたものは何か」といったところまで書けるとなお良くなります!

失敗を恐れずチャレンジすることができるか

スポーツ業界はアスリートが結果を出すための補佐をすることから、最新の技術を必要としています。

例えばアシックスだと、専門の研究所で日々研究し、新たなシューズの開発を手掛けているとのこと。


そのため、新たなことに対して挑戦する気持ちが重要視されます。

このことからも若手でもチャレンジし実験と失敗を重ねて成長できる人材を求めています。


まずは学生時代に挑戦したことを述べた上で、どのような失敗や成功を重ねてきたのかをESを通じて面接官にアピールできるようにしましょう。

また、その経験から学んだこと仕事に活かしていきたいことを明確にしておくことも重要なポイントです。

スポーツ業界の筆記試験対策・攻略法

スポーツ業界の筆記試験対策


スポーツ業界の筆記試験の内容は、主に「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態が多いです。

市販で売られている参考書で問題ないので、1〜2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。

TAP独自の試験を課す企業もあるようです。例えばデサントでは、過去にTAPに関する筆記試験が課されたことがありました。


ただ、
人間性を重視している企業も多いことからか、筆記試験を課さない企業も見受けられます。

そのため、まずは自分が受けたい企業がどのような筆記試験を課しているかチェックしておきましょう。


スポーツ業界においても、早期の採用終了が相次いでいます。

そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認し、できれば2ヶ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。

スポーツ業界の面接対策・攻略法

スポーツ業界の面接対策


スポーツ業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • なぜスポーツ業界を選んだのか
  • なぜスポーツ業界の中でも〇〇なのか
  • 自己PRについて
  • 自身の強み・弱み
  • これまで頑張ってきたことについて
  • シューズに関して、フィット感・反発・軽さ以外の観点は何かあると思いますか?
  • 貴社でどのような靴を開発したいか

なぜスポーツ業界の中でも〇〇なのか

もっとも聞かれやすいオーソドックスな質問です。どこの企業を受けるにしても必ずと言っていいほど聞かれるので、事前に準備しておきましょう。


このタイプの質問のポイントは「企業のビジョンや取り組んでいる事業」と「自身の体験・自分がなりたい未来像」をしっかり結びつけること。

これらを関連させて説明することで、なぜスポーツ業界・特定の企業を志望するかの説得力がぐっと上がるからです。


スポーツ業界は特に、提供しているサービス・シューズやウェアなどのスポーツ用品が企業によって違います。

自分は誰に貢献したいのか何を通して社会貢献したいかをしっかり考えておきましょう。


面接は企業と学生がマッチングをするために行われるもの。

そのため、その企業の価値観に合う学生の方が意気投合しやすく、採用されやすくもなります。

シューズに関して、フィット感・反発・軽さ以外の観点は何かあると思いますか?

過去にデサントで聞かれた質問です。普段から靴やウェアについて考えていなければ、答えられない質問ともいえます。


回答の1つとして、「デザイン性」が挙げられます。「フィット感・反発・軽さ」は全て機能ですので、それ以外のもので言及するとなおグッドです。


重複してしまいそうな回答は避けるようにしましょう。

例えば「素材」などは、素材によって機能が変わってくるので、「機能性」に分類される可能性が高いです。


加えて非常にざっくりしているので、別の回答を用意しておくようにしてください。
シューズのみならず、スポーツウェアでも聞かれる可能性はなきにしもあらずです。

一度シューズ・スポーツウェアについてじっくり考えて見るのも1つの手ですよ。

貴社でどのような靴を開発したいか

過去にアシックスで聞かれた質問になります。どのような靴を開発したいかということですので、開発職で聞かれた可能性が高いです。


このタイプの質問に対しては、自分が思い描いている靴を説明できるようにしておきましょう。

機能性重視・デザイン重視など、切り口はさまざまです。

かつ、なぜそのタイプの靴を作りたいかというところまで答えられると、理由が合間って説得力が増します。


加えて、以前のモデルとはどう違うかどのように差別化していくかまで回答を用意しておくと、面接官の方にもスッと意見が通りやすくなります。

まずはどんな靴を作ってみたいか考えてみるというところから始めてみましょう。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。