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【雪印メグミルク|面接攻略ガイド】採用傾向から実際に聞かれた質問まで徹底解説!

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面接攻略ガイド

雪印メグミルク株式会社は、主に牛乳や乳製品を扱う食品業界の企業です。

 

食品業界は人気の高い業界として知られていますが、雪印メグミルクはその中でも屈指の内定倍率の高さを誇ると言われています。

 

難関な選考を突破するためには徹底した業界研究・企業研究は必要不可欠です。

求められる人物像や面接で聞かれる質問などを、事前にしっかりと把握して対策しましょう。

 

本記事では、「雪印メグミルクの面接対策」として、過去に出題された質問や企業の特徴などを解説しています。

 

食品業界の「業界研究」や「ESの書き方」などは、下記記事を参考にしてください。

雪印メグミルクの面接の傾向

面接の傾向

雪印メグミルクの面接は合計2回行われます。

質問はオーソドックスな質問が多く、その中でも過去の経験の話などから面接者の人柄を探るような質問がよく聞かれる傾向にあります。

 

自己分析を行い、自身の経験の中から上手く自己PRに繋げられるような出来事を探してみましょう。

このとき、雪印メグミルクが求める人材であるということをアピールできるような内容のエピソードを選ぶのがおすすめです。

 

また「なぜ雪印メグミルクなのか?」というような企業に関連した質問を聞かれることも多いため、業界研究・企業研究も疎かにできません。

 

企業理念や社員からのメッセージなどを調べ、雪印メグミルクが「どのような強みを持つのか」「何を大切にしているのか」をしっかりと捉えることがおすすめです。それらを知ることで企業ならではの個性が見えてくるでしょう。

 

雪印メグミルクの面接は面接官の気配りにより和やかに進行します。

これは面接者のありのままの姿を引き出そうとしているからでしょう。本番ではリラックスして、あなた本来の魅力を伝えられるように事前の対策を入念に行いましょう。

雪印メグミルクの求めている人材

求めている人材

雪印メグミルクの求めている人材
  • チャレンジすることを楽しめる人
  • 目標の実現のために主体的に動き出せる人
  • 周囲と協力して力を重ねていくことができる人
  • 仕事を通じて成長したい人
  • 社会に貢献したいと思っている人

雪印メグミルクは、「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」をキーワードとしています。

そのため、求められる人材も仕事や周囲との協調に対して前向きな人となっています。

 

面接やESでは3つのキーワードと関連のある「他の人と一丸となって努力した経験」を語れると良いでしょう。

 

また雪印メグミルクの選考ではグループディスカッションが行われる場合があります。

ここでは特に「主体性」「チームワーク」の有無が面接官に見られています。

そのため、他のメンバーと協力して積極的に動くということを常に意識し、面接官に好印象を与えられるようにしましょう。

雪印メグミルクの面接攻略法

面接攻略法

雪印メグミルクの採用担当者のメッセージからも先述した「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」の3つが求める人材の軸になっていることがわかります。

 

面接で質問に回答するときは、キーワードのいずれか、もしくは複数に関連したアピールができると良いでしょう。

ここでは雪印メグミルクの面接で重要となる2つのポイントについてご紹介します。

3つのキーワードを意識する

雪印メグミルクが掲げる「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」の3つのキーワードを意識した回答を心がけましょう。

 

雪印メグミルクでは、面接者の人柄を知るための質問が多く聞かれます。

面接の中で、3つのキーワードに合致しているかをしっかりと見定めようとしていると考えられます。

 

過去の経験からキーワードに関連した長所をアピールできるようなエピソードを探し、過去に実際の面接で聞かれた質問への回答を用意しておくことがおすすめです。

雪印メグミルクだからこそ挑戦したいことを見つける

雪印メグミルクが大切にしている「チャレンジ」「主体性」のキーワードは、将来の展望にも大きく関連してきます。

雪印メグミルクで挑戦したいことを見つけ、自身の「チャレンジ精神」と「主体性」を明確に示せるようにしましょう。

 

面接では「入社後に挑戦したいことは何か」を聞かれる場合があります。

このときにはっきりとした目標を伝えられないと、チャレンジ精神や主体性が無いと見なされてしまうでしょう。

 

そうならないようにするために、雪印メグミルクが「どのような事業をしているのか」「どのような課題を抱えているのか」を把握し、「課題を解決するためにはどうすべきか」を考えてから、具体的な目標を作ることがおすすめです。

雪印メグミルクで実際に聞かれた質問

実際に聞かれた質問
  • 志望動機
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 雪印メグミルクでどんな社員になりたいか
  • 入社後に挑戦したいこと
  • 最近失敗をした経験について
  • 学生と社会人の違いは何か
  • ストレス耐性はあるか
  • 周りにどういう人だと言われるか
  • 最近気になったニュースについて
  • 雪印メグミルクと他乳業メーカーの違いは何か
  • なぜ雪印メグミルクなのか
  • 雪印メグミルクに足りないものは何か

面接での回答時間は1分程度が良いとされています。簡単な質問に対しては30秒程度を目安となります。

1分で話すことができる文字数は約300字程度。面接対策として文字に起こす場合は、300字を目安に考えると良いでしょう。

 

質問内容によっては、1分以上かけてしっかりと説明する必要がある質問も多くあります。

臨機応変に対応することはもちろん、面接対策を行う際には1分の時間感覚を身につけることが非常に大切です。

 

実際に聞かれた質問の中から、今回は3つの質問について回答例と併せてポイントをご説明します。

学生と社会人の違いは何か

<回答例>

学生と社会人では本分にかかる責任の重さが異なると思います。

学生の本分である勉学では、基本的には怠れば不利益を被るのは自分であり、課題も自分のためだけにこなすものです。

しかし、社会人の本分である労働では、怠れば自分だけではなく会社や顧客、取引先など多大な人に迷惑を掛けることになり、業務も自分だけでなく他の誰かのためにこなす必要があります。

つまり、社会人とは自分と他者のために本分を全うしなければならないものであると考えています。(214文字)

 

まずは、聞かれている内容に対して簡潔に分かりやすく回答しましょう。

 

このような「○○と○○の違いは何か」という質問では、それぞれの特徴を順番に比較する形式で答えるのが定石です。

そうすることで面接官はそれぞれの対になる特徴を捉えやすくなります。

 

学生のほとんどが社会人経験が無いため、この質問は回答で述べられた社会人像実際の社会人の間に齟齬ができてしまうということを前提に聞かれていると考えられます。

 

そのため、ここでは正確な社会人像を持っているということよりも「社会人は学生とは違う」ということを重々理解し、学生気分は捨てて社会人として臨んでいく気概があるということをアピールできると良いでしょう。

周りにどういう人だと言われるか

<回答例>

私は几帳面な人だと言われます。

学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトをしていたのですが、商品棚の整理整頓や清掃など他の人が後回しにしがちな仕事を見つけ丁寧に行っていたことが評価され、「几帳面だから」と食品の賞味期限チェックを任せていただきました。

食品を期限が早いものが手前に来るように並べ直し、期限切れのものは省くという作業を店舗全体に渡って行う大変時間の掛かる仕事でしたが、着実にこなしていき、最終的には期限切れの商品が平然と置かれていた状態を改善することができました。

また期限の短い商品を自分なりに整理したり、効率的に業務をこなせるよう棚の商品特徴をメモしておき、作業時間の短縮にも努めました。

御社でもこの几帳面さを活かして、真摯に仕事や仲間、お客様に向き合っていきたいと考えています。(347文字)

 

「私は○○な人と言われる」ということに続けて、その「○○な」部分が表れているエピソードを話し、最後に「○○な」の部分を入社後にどう活かしたいのかを伝える形式がおすすめです。

話の構造が簡潔にまとまるため、アピールポイントがわかりやすくなります。

 

また雪印メグミルクが重要視する「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」のうちの、いずれかについてアピールできると良いでしょう。

 

例文の場合は、「疎かにされがちな仕事を見つけて行動した」「自主的な工夫により仕事の時間短縮に努めた」ということから「主体性」をアピールしています。

雪印メグミルクと他乳業メーカーの違いは何か

<回答例>

御社は他乳業メーカーと比較してもチーズやバター、マーガリンといった乳製品のバリエーションが非常に豊富で、多種多様なニーズに応えているという特徴があると考えています。

特にチーズは「とろけるスライス」が代表するように特定の使用用途に適した商品が用意されており、パッケージや商品名でそれを的確に伝えているため、この料理にはこれを使えば良いとすぐにわかる消費者フレンドリーな品揃えになっています。

乳製品のシェアが国内トップであるのは、この姿勢が支持されてのものだと思っています。

このように他社が満たしていない乳製品の多様なニーズにしっかりと応え、消費者の豊かな食生活に寄り添う姿勢が御社の魅力であると感じています。(303文字)

 

この質問は業界問わず定番のものであるため、事前に回答を作成しておくと良いでしょう。

 

他社との違いはその企業の強みなどから表れます。業界・企業研究によって雪印メグミルクにおいての強みを理解し、本番で明確に答えられるようにしましょう。

 

品業界の企業の特徴や強みは、他社と比較した際の商品ラインナップから推察することもできます。

面接前にチェックすべきこと

面接前にチェックすべきこと

雪印メグミルクの新卒情報

募集職種

事務営業系:営業、管理、ロジスティクスなど

技術系:生産(製造・品質管理・工務)、研究など

募集人数

未定(2021年4月採用実績は39名)

採用フロー

ホームページよりエントリー
→ES提出
→適性検査

→グループディスカッション

→一次面接

→最終面接

※年度によって変わっている場合がありますので、最新の情報をご確認ください。

筆記試験

あり(Webテスト)
※年度によって変わっている場合がありますので、最新の情報をご確認ください。

面接

個人面接

雪印メグミルクの事業内容

牛乳、乳製品及び食品の製造・販売等

引用:会社概要|雪印メグミルク株式会社

 

雪印メグミルクの昨年度(2021年4月1日〜22年3月31日)の決算を見ると、売上高5,584億300万円。前期比9.2%減当期純利益 120億6800万円、同19.1%減で、収益・利益ともに微減する結果となりました。

 

現時点では、新型コロナウイルス感染症の流行前とはそれほど変わらない業績を上げていますが、製品の原材料価格や物流費、エネルギー価格の高騰により、2022年度は一部商品の値上げの見通しであるなど、コロナ禍においては業績の維持が厳しい状況が続いていくと予想されています。

 

一方で、家庭用バター商品の工場での生産体制の強化家庭用ナチュラルチーズ製品のプロモーションの強化による販売拡大など新たな施策の成果も見られるため、今後の発展への期待もできるといえるでしょう。

参考:IR(株主・投資家情報)|雪印メグミルク株式会社

 

☝️ポイント

コロナ禍において食品業界の企業は続々と商品の値上げを発表しています。これが業績にどう影響するのか、コロナ禍の動向や過去の値上げ事例を参考に考察してみましょう。

雪印メグミルクの社風は?

私たちは、「ミルク未来創造企業」を目指して、

従業員一人ひとりが大切に考える共通の姿勢・価値観を持っています。

キーワードは、「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」の3つです。

『なりたい自分の』未来のために、チャレンジすることを楽しめる方。

『自分が実現したい』未来のために、主体的に動き出せる方。

『私たちみんなの』未来のために、周囲と協力してチカラを重ねていくことができる方。

当社では、こうした姿勢・価値観を持った方が活躍するための環境を整えています。

実行した人・挑戦した人に報いる一方、教育・研修を充実させ、

自主的にチャレンジする人にはさらなる活躍の場を与えます。

自分の可能性を限定せずに前向きに取り組める方、

受け身ではなく主体的に物事を進められる方、

仕事を通じて成長し、社会に貢献したいという意思のある方の

ご応募を心よりお待ちしております。

引用:新卒採用情報|雪印メグミルク株式会社

 

度々キーワードとして挙げられている「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」を大切にする社風であることが考えられます。

社員インタビューからはそれを裏付けるように、社員たちが仲間と協力して課題にチャレンジする姿勢が見られます。

 

製造課 粉乳職場
主任 筒渕友和さん

雪印メグミルクという会社そのものが諦めない会社です。過去に取り返しのつかない不祥事を経験しましたが、ゼロからの信頼回復に諦めることなく誠心誠意努め、その取り組みが終わることはありません。私はこの会社で29年間、大部分をバター作りに費やしてきましたが、諦めずチャレンジする精神は私にも息づいています

引用:チャレンジ|雪印メグミルク株式会社

京都工場 製造一課
課長 佐藤尚希さん

限られた人材の中でみんなで協力して、社内に限らず設備業者の方々ともとことん話し合いました。ライン設備の人と人のつながりの重要性を改めて感じました。

引用:チャレンジ|雪印メグミルク株式会社

京都工場 製造一課
髙玉賢吾さん

「できません」と言ったらそこで終わってしまうので、「一回持ち帰ります」と言うようにしています。わからないことはとにかく人に聞いたり自分で調べたりしました。

引用:チャレンジ|雪印メグミルク株式会社

京都工場 製造一課
課長 佐藤尚希さん

課題はまだまだあります。しかし皆で調べて考えて納得のいくまで話し合って一つ一つクリアしてきたという自信があるからこそ、次の課題にも挑戦できるし、きっと乗り越えられるのだと信じています。

引用:チャレンジ|雪印メグミルク株式会社

 

以上のように課題解決に諦めずに挑戦する雪印メグミルクは、これからも商品を通じて顧客との信頼を強め、ますます発展していくのではないでしょうか

 

公式ホームページの「社員の声」では社員がどのような仕事をしているのか、社内環境はどのようなものなのかを、さまざまな職種の社員たちの声から知ることができます。

 

その他にも内定者座談会では内定者から就活生へのアドバイスなどを読むことができます。企業内部からの声を企業研究の参考にしてみましょう。

雪印メグミルクの過去実績

採用倍率

雪印メグミルクは、食品業界トップクラスの採用倍率の高さを誇るといわれています。

正式な公表はされていませんが、2022年4月入社の社員選考の採用倍率は約480倍ともいわれています。

 

雪印メグミルクの採用人数は、例年40名から70名ほどであり、同業他社と比べても決して少なくはない採用人数であるため、圧倒的なエントリー数の多さが伺えます。

 

採用大学

2017年度、2018年度、2019年度の採用大学は下記になります。

立命館大学、早稲田大学、立教大学、玉川大学、三重大学、上智大学、慶應義塾大学、明治大学、東海大学、宇都宮大学、奈良女子大学、帯広畜産大学、中央大学、信州大学、山形大学、首都大学東京、東京電機大学、東京農業大学、北里大学、大阪工業大学、東京工科大学、学習院大学、京都産業大学、東京農工大学、酪農学園大学、神田外国語大学、北海道文教大学、大阪大学、同志社女子大学、京都工芸繊維大学 など

難関大学からの採用が多いものの、中堅大学からの採用も散見されます。

そのため、求める人材像を把握し、適性をアピールできれば採用されるチャンスがあるといえるでしょう。

 

採用倍率が非常に高く、面接だけでなくグループディスカッションもあるため、徹底的な対策をしてそれぞれの機会に有効に立ち回れるようにしましょう。

3つのキーワードへの適性をアピールして選考を進めよう!

徹底した面接対策をしよう

「チャレンジ」「主体性」「チームワーク」のキーワードを掲げた雪印メグミルクは、人柄を重要視する会社です。

 

特に「主体性」「チームワーク」の有無は、グループディスカッションで露呈しやすいので、早い段階で学校のグループワークなどで磨いておくことがおすすめです。

 

また雪印メグミルクが「キーワードを何のために掲げているのか」ということへの理解を企業研究で深められると、求める人材像をより解像度の高いかたちで把握でき、ESや面接での回答に深みを持たせやすくなるでしょう。

 

ぜひこの記事を参考にして、雪印メグミルクの面接対策に取り組んでくださいね。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。