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【食品業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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食品業界研究


食品業界と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

ソーセージやハムなどの加工肉を扱っている企業や、塩胡椒・味の素など調味料を扱っている企業、コーラやビールなどの飲料を扱っている企業など、さまざまな企業を思い浮かべるかと思います。


食品業界と一口にいっても取り扱っている種類も多く、非常に幅広い業界です。

さまざまな種類の食品を扱っているので、その企業が何を扱っていて、どのジャンルで価値提供したいかをしっかりリサーチして考える必要があります。


そこで今回は食品業界について詳しくご紹介します。

食品に関する仕事に携わりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

食品業界とは

食品業界とは


食品業界とは、食品に関するあらゆるジャンルのものを取り扱うところです。

大きく分けて、「食品原料」「加工食品」「飲料」の3つのタイプに分けることができます。それぞれ取り扱っているものは下記になります。

食品原料

油、小麦粉、砂糖類、糖化製品、香辛料

加工食品

菓子、乾燥めん、レトルト・冷凍食品、大豆製品、乳製品、パン

飲料

清涼飲料水、アルコール飲料、機能性飲料

食品原料は、小麦・砂糖・味の素などの調味料や小麦粉・油など調理に欠かせないものを販売することが主な業務です。丸紅味の素などが代表的な企業になります。


加工食品は、パンやお菓子など食品になんらかの加工を施したもののことデす。カップラーメンでも有名な日清食品やソーセージを軸としている日本ハムなどが主な企業です。


飲料はコーラやお茶などの「清涼飲料水」を提供している企業とビールやチューハイなど
アルコール飲料」を提供している企業とに分かれます。

お〜いお茶でも知れ渡っている「伊藤園」や麒麟という発泡酒を販売している「キリンホールディングス」などがあります。


飲料業界については別記事でまとめています。飲料業界のことについて詳しく知りたい方は【飲料業界研究】の記事をチェック!

食品業界の職種

食品業界の職種

営業

食品業界においても欠かせないのが、営業職です。

食品業界における営業は大きく分けて3種類存在します。

量販営業

主に大手のスーパー・コンビニに対して営業をかけていきます。

スーパーやコンビニにおいては商品の売り込みだけでなく、どの棚に食品を置くかという所まで提案を行います。

業務用営業

居酒屋やレストランなどに直接営業をかけていきます。

その他にも、店舗のメニューに合った商品の組み合わせを提案したり、商品を利用して店舗の課題解決するなども対応する必要があります。

ルート営業

卸売店やメーカー向けの営業です。

具体的には、食品を取り扱っている卸売店や仕入れ担当者を回って、自社の製品を発注してもらうように営業することがメインです。

ちなみに卸売業者とは、生産者とお店を繋ぐ「中間役」のような立ち位置の仕事のことです。

マーケティング

食品業界におけるマーケティング職は、消費者の好みの味を想定し、ヒットする商品を考え、対象となる人に効率よく届けるために戦略を練る仕事です。

世の中で流行っているスイーツや飲み物などをヒントに、今に合わせた商品も提供できるよう施策を練ることもします。


特に食品業界においては、営業職との連携がより重要になってきます。なぜなら営業職はスーパーや実店舗に趣き、現地の声を聞いているからです。

そのため、要望をもとにより効率よく高収益を出す必要があります。


近年では、デジタルマーケティングも注目されています。

もっとも大きな理由はSNSやネットが急速に広まったからです。インターネットを駆使して販売促進することが、今後の売り上げを左右します。


例えば、2014年にKIRINがデジタルマーケティング部を発足し、氷結・一番搾りなどの各ブランドごとにマーケティング担当を配属しています。

食べもの・飲食と幅広く、消費者の対象が違うので、データに基づいたマーケティング手法がより重要視されるでしょう。

製造・品質管理

製造は、工場のラインで食品を製造する業務で、品質管理は、原料の受け入れから商品を出荷するまでの検査業務を担当する仕事です。

品質管理では、ラベルの貼り間違いがないか確認したり、異物混入がないかチェックしたりします。


もっとも重要な仕事は、
機械による成分チェックをして食品の味の異常がないか確認し、味の品質を適宜確認することです。

なぜなら、食品業界において健康被害がない安全な食品を作り、提供することは必須だからです。


仮に品質に問題のある食品を提供してしまうと、食品の回収をする作業が発生し、工場の閉鎖をすることにもつながります。

その結果、会社の利益にも大きく影響してしまうため、品質管理は非常に重要な役割を担っている仕事です。

研究・開発

最後は、研究・開発です。食品そのものを開発するので、品質管理と同様に重要視される仕事です。

原材料の成分分析や加工法の研究、それをもとに新たな食品の開発など、仕事内容は多岐にわたります。


味付けをするための成分や素材が少し違うだけでも味が変わってしまうので、試行錯誤を繰り返しながら消費者のニーズに合うような味づくりをします。

もちろん安全面に配慮した食品を開発する必要があります。

研究職という職質上、非常に内容が専門的ですので、理系卒であることが条件となっている所が多いです。

食品業界の市場規模

食品業界の市場規模

食品業界の市場規模の推移

食料品の出荷額推移

食料品の出荷額の推移(参考:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

食品業界の市場規模は、年々増加傾向です。

食は生きる上で欠かせないものであるからこそ、新型コロナウイルスが感染拡大した状況下であってもあまり影響を受けなかったともいえます。


ただし、食品業界の中でもさほど影響を受けた分野と受けなかった分野の2つに大きく分かれます。
特に影響を受けたのは、アルコール関連です。


緊急事態宣言が発出され、多くのお店は時短営業をやむなくされ、酒類の提供も自粛するように要請されるに至りました。

その結果、居酒屋を中心にアルコール飲料の需要が減り、各社の売上も大きく落ち込みました。


一方で、テイクアウト家庭内向けの販売に関する需要が高まったという事実もあります。

2021年以降も余波が続くことを考えると、しばらくテイクアウト・家庭内向けの需要が続くと考えた方がいいでしょう。


また、世界に向けた食品提供をしていることも大きく関係しています。

例えばサントリーは、現地の趣味嗜好に合わせた飲料を提供していることから、徐々に海外のシェアを獲得しています。

その他の企業も同様に、海外を視野に入れた事業活動をしていくと予測されます。

食品業界の現状・動向

食品廃棄・フードロスが大きな問題と化している

食べ残しや賞味期限がまだ切れていないのに食品を廃棄してしまうなど、いわゆるフードロスが大きな問題となっています。


農林水産省の調査によると、日本の食品廃棄物は年間2,531万トンであるのに対し
「食品ロス」の量は年間600万トンとなっています。

日本人1人あたりの食品廃棄量は約47kgほどとなり、毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てていることと同じ量に当たります。


ちなみに食品ロスは大きく分けて2種類あります。

1つは事業を通じて廃棄される「事業系食品ロス」、もう1つは各家庭から廃棄される「家庭系食品ロス」となります。


このような背景があることから、
各企業はフードロス対策を迫られています。

江崎グリコの取り組みを例にあげると、形は不揃いであるが品質に問題のない商品を販売する「ふぞろい品の販売」をしています。

その他にも廃棄物となってしまった商品を豚の飼料へと変え、飼料を食べて育った豚の一部を買い付け、社員食堂や保育園の給食メニューとして出している「食品リサイクル・ループ」という取り組みもしています。


このように、各企業においてフードロスに対する施策が今後も必須となってくるでしょう。

参考:農林水産業「食品ロスとは」
江崎グリコ「食品ロス削減に向けて」

食品を生産する工場と連携し、DX化やAIを導入して生産性を上げる必要がある

食品業界も無駄な業務のDX化や、AIの導入による業務効率化などが求められています。

少子高齢化が今後も進んでいき、労働人口が減っていくことを鑑みると、非常に喫緊の問題でもあります。


味の素が行った施策は、データ解析による生産性の向上です。

まず工場に設置した多種多様なセンサーから温度や物質・成分の濃度を計測した時系列データや、過去に取得している生産効率指標のデータを主に活用します。

取得したデータをもとに、これまで熟練者の経験に頼っていた部分に対し機械化できるようなプロセス・モデルを構築したり、高度な品質管理手法を産み出したりします。


特に食品業界においては、製造して商品を届けるというところまでを担当します。

そのため、各部門においてどこの業務を機械化AIの導入をしたらいいか一度考えてみると良いでしょう。

参考:味の素「デジタルトランスフォーメーション」

代替肉や昆虫食など、世界で新たな形態の食品が注目されている

食糧危機が全世界で叫ばれている中、代替肉や昆虫食など新たな形態の食品が注目されています。

代替肉とは、肉の味や食感を再現した植物や別の細胞を元に作った肉のことを指します。


実現方法は2パターンあります。

1つは大豆など植物由来の原料を使用して、肉の食感・味に近いものを作る方法です。

もう1つは、牛の細胞を元に培養して作成する方法があります。


直近であれば、マクドナルドが代替肉を使用したハンバーガーをアメリカで試験的に販売することを決定しました。

売れ行き次第では、今後も継続する可能性があり、日本にも上陸することも考えられます。


また、昆虫食に関する関心も高まってきています。昆虫は栄養価が高いこともあり、期待されている食材でもあります。

ただし、昆虫を食べた方が甲殻類アレルギーを発症したことから、アレルギー体質の方に対しては要注意であるとしています。


食料自給率が世界各国よりも低い日本において、いかに食糧を確保するかは重要な問題です。

そのために代替肉や昆虫食など、新たな形態の食品を研究しているのが今の現状でもあります。

参考:ニュースイッチ
Business Journal
BLOGOS

食品業界の歴史

食品業界の歴史


食品業界といっても非常に幅広く対象があるため、ここでは今回取り扱った「食品原料」「加工食品」「飲料」の3つに対象を絞って紹介していきます。

醤油をもとに見る調味料の由来

醤油という概念が出てきたのは、室町時代と考えられています。それ以前には醤油の全身である「醤(ひしお)」という調味料がありました。


室町時代後期以降、堺・湯浅・龍野などの主に関西の産地でしょうゆの量産化が進んだと考えられています。

その後、江戸時代初期からしょうゆの文化が関東へと渡り、上方から江戸に大量のしょうゆが送られることになりました。

その際に、味を江戸に住んでいる人の好みに合わせて、いわゆる濃口醤油が誕生しました。


明治時代に突入して産業化が進んだこともあり、しょうゆの需要も増えてきました。そこで、工場を設置して機械化・大型化が進み、本醸造の製法に基づいて製造されていました。

今でもキッコーマンを中心に、醤油の伝統を守り続けています。

参考:kikkoman「醤油の歴史を紐解く」

加工食品の代表例であるインスタントラーメンの歴史

加工食品の代表格といえるのは「インスタントラーメン」です。

その背景には、日本人の麺好きが根底にあります。特に第二次世界大戦以降、そば・うどんと並び、支那そば屋(ラーメン)が繁盛していたという事実があります。

これは戦後に劣悪な環境だったということもあり、当時は栄養価が高い食事であることも関係しています。


その中で、日清食品の創業者である安藤百福が、チキンラーメンを開発しました。

開発に先立って、「おいしいこと」、「保存できること」、「調理が簡単なこと」、「価格が適正なこと」、「安全なこと」の5つを目標としていました。


その結果、当時は品不足が起こるほどの大繁盛となり、供給量を確保し、インスタントラーメンが安定供給されるようになりました。

今では当たり前の食品となっていますが、当時は大変安くて貴重な食べ物でもあったのです。

参考:インスタントラーメンナビ

伊藤園が缶からペットボトルを開発した経緯

1950〜60年代にかけて、コーラや缶コーヒーなどの缶飲料の発売が一般的に普及されるようになりました。

その結果、飲料の多様化や洋風化が進んでいきました。


ただ、その中でもお茶は急須でいれるという手間が発生することから、日本人の生活から次第に遠ざかっていくようになりました。

そこから伊藤園が緑茶の飲料化を目指して研究開発を始めていきます。結果、烏龍茶やお茶の飲料化に成功し、世間に普及されることになりました。


また、これに伴いいつでもどこでも保存した状態で飲めるよう、ペットボトルに容器が移行していきました。

これは、温かいお茶の容器は缶が主流でしたが、熱くなりすぎて飲みづらいという声があったからです。


お客様第一主義をかかげている伊藤園だからこそ、対応できたことだともいえます。

参考:お茶百科

食品業界におけるトレンド・話題

食品業界のトレンドニュース

2050年には食料需要が1.7倍に…。飢餓やフードロスへの危機感「食料システムサミット」が初開催

SDGsを達成するために食糧システムを持続可能なものに変えられるよう、国連が主催する初の「食糧サミット」が9月に開かれました。

ちなみに食糧システムとは、食糧の生産から加工・輸送・消費に関わる一連の活動のことを指します。


現状のシステムのままであれば、世界の食糧需給バランスを維持することができず、環境破壊が進んでいくことが懸念されています。

農林水産省によると、2050年に世界人口は2010年比で1.3倍に増える一方で、食糧需要は約58億トンで1.7倍に増えることが予測されています。

上記に加えて、フードロスは世界で年間13億トン日本では年間約600万トンほどです。

食糧不足の未来が到来することに対して、年間かなりの量を廃棄しているということになります。


これらのことを踏まえ、食料廃棄の問題を各社が対応しなければなりません。

様々な企業事例を踏まえ、自分だったらどのように対応するかを一度考えてみるようにしましょう。

参考:HUFFPOST

スライス肉盛り付けロボット誕生、再現する熟練の技

日本キャリア工業は、食品スーパーの加工工場での利用を想定し、スライス肉盛り付けロボットを開発しました。

スライサーからすでに切り出された肉を、さまざまな形状で自動的にトレー上に盛り付けることが可能となりました。


ロボットであるため、24時間無限に稼動でき、教育コストもかからず、ロボットの盛り付け速度も熟練作業者とほぼ同等であることがメリット。

ただし、スライスされた肉は個体によって形状が違ってくるため、ロボットハンドで1枚ずつ掴むのが難しいのがデメリット。

展示会の反応を踏まえた上で改良し、2022年夏に商品化を目指すとのことです。


このように、人間の作業で自動化できそうなところはどんどん自動化して作業効率を上げていく必要があります。

入社後を見据え、海外や日本のAI導入事例を追っていくようにしましょう。

参考:ニュースイッチ

産直BtoB ECマーケットプレイス『シイレル』のサービス開始

地方創生をメイン理念としているSCINEXは、特産品などを扱う食品製造や卸売業のEC販路拡大を支援するマーケット型のサービスである「シイレル」という新たなサービスを開始しました。


消費者へ直送でき、最低1個からでも発注することが可能であることが大きなメリット。その他にも、商品ジャンルを拡大することができ、新商品も確保できるなどが利点としてあります。


食品業界においてBtoCのEC市場化がまだまだできていない状況です。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ますますEC化の需要は増えていくと予測できます。そのため、EC化を進めていく上で非常に重要なサービスであるといえます。

参考:ECのミカタ

食品業界における主要企業の解説

食品業界の主要企業解説

日本ハム

社名

日本ハム株式会社

設立

1949年5月30日

本社所在地

〒530-0001

大阪市北区梅田二丁目4番9号

ブリーゼタワー 18F

資本金

36,294百万円(2021年3月31日現在)

従業員数

29,850名

平均年収

839万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

食品の製造・販売 等

日本ハムは、ハム・ソーセージ・加工品などの肉類を中心に製造・販売している食品企業です。

代表的な商品として、シャウエッセン豊潤などがあげられます。


「タンパク質を、もっと自由に」というメッセージをもとに、食べる喜びを基本のテーマとして重要視しています。

タンパク質が生きる源であるからこそ、タンパク質の可能性を広げ、環境や社会に安定的に供給できるような取り組みをしています。


もっとも力を入れているのは加工肉です。

中でもハム・ソーセージに注力しており、特にシャウエッセンやアンティエなどの国内認知度はかなり高い部類に入り、日本ハムの主要な商品であるともいえます。

味の素

社名

味の素株式会社

設立

1925年12月17日

本社所在地

〒104-8315

東京都中央区京橋一丁目15番1号

資本金

79,863百万円(2021年3月31日現在)

従業員数

33,461名(連結)

平均年収

997万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

調味料、栄養・加工食品、ソリューション&イングリディエンツ、冷凍食品、ヘルスケアおよび電子材料

味の素は、代表的な調味料である「味の素」を中心に、スープの素やドレッシングなどの調味料や冷凍食品など、様々な分野に渡って事業展開している企業です。


中でも唯一無二の調味料である「味の素」は非常に認知度が高い商品です。

アミノ酸に関する技術は世界でもトップレベルで、最近ではスポーツ用に開発された「アミノバイタル」という商品も提供しています。


海外にも進出しており、アフリカ・ヨーロッパ・アジアなど様々な地域に向けた商品提供をしています。

海外にもっと日本食や日本の商品を届けていきたいという海外思考が強い学生の方にはおすすめの企業です。

伊藤園

社名

株式会社伊藤園

設立

1949年(昭和24年)9月1日

本社所在地

〒151-8550 

東京都渋谷区本町3丁目47番10号

資本金

19,912,300,000円

従業員数

5,403名

平均年収

565万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

飲料・茶葉製品の製造・販売

伊藤園は「お〜いお茶」を筆頭に、タリーズやevianなど様々な飲料を手掛けている企業です。飲料の製造・販売のみならず、自動販売機の設置・管理も同時に対応しています。


伊藤園が圧倒的に強みとしているところは「お茶」です。

品質や産地にこだわった商品を提供しているのはもちろんのこと、茶畑づくりから関与する「茶産地育成事業」も取り組んでいます。


以上のことから、「お〜いお茶」といったお茶という伝統的な飲み物をもっと伝えていきたい・お茶を栽培する農家さんと共にお茶という文化を後世に残したいと考えている方は、伊藤園を受けてみると良いでしょう。

食品業界における主要企業の採用動向

食品業界主要企業の採用動向

日本ハム

求められる人材
  • 学び続ける意欲がある方
  • チームワークを大事に物事を進めていくことを重要視している方
  • 挑戦心を持って物事に取り組むことができる方

日本ハムは、チャレンジの定義を「自分自身の知識・経験を結集し、上司・先輩・同僚とともに力を合わせて知恵を出し合い、果敢に行動し、今までなかったモノやコトをゼロベースから生み出していくこと」としています。


自分自身の知識・経験を結集するということから、学び続けるという姿勢が重要視されます。

これは挑戦する気持ちとも関わってくるのですが、そもそも学ぶ姿勢がないと自分自身に体験・情報から得られる知識は蓄積されません。

そのため学び続ける姿勢というものが求められます。


また、チームワークを大事に物事に取り組める人や、チャレンジ精神を持って課題解決に取り組むことができる人も求められます。

大きな軸となるのは、「誰かと一緒に目標に向かって頑張れるかどうか」です。


チームプレーが主な種目で部活動をしていた人や5人などの一定以上の人数で目標に向かって取り組んでいた人は、できればESに記載したり、面接の際に言えるようにしっかりと準備しておきましょう。

味の素

求められる人材
  • 相手を尊重し、思いやりを持って行動できる方
  • 食を通じて何かを成し遂げたい・社会貢献したいと思っている方
  • リーダー経験があり、人を引っ張る力がある方

    味の素が大切にしている価値観が4つあります。「新しい価値の創造」「開拓者精神」「社会への貢献」「人を大切にする」です。


    食べるという行為やチームで仕事をするということは、相手がいて成り立つものです。

    特に食の領域、かつ、重要視している価値観の1つに入っているので、相手のことを尊重し接することが味の素においては大切になってきます。


    また、「社会貢献」というのも1つのキーワードです。途上国における食・栄養改善活動をする「AINプログラム」は社会貢献をしている例の1つです。

    そのため、食を通じて世界をよりよくしたいというビジョンがある方には向いています。


    もちろん自分が描いている未来やとあるプログラムにおいて、周りを巻き込み引っ張っていくリーダーのような資質を持っている方も求められるといえます。

    伊藤園

    求められる人材
    • 相手が不満に思っていることなどヒアリング力がある方
    • 目標に向かって地道に努力を積み重ねられる方
    • 前向きに物事を考えられ、どんどんチャレンジできる方

    伊藤園は「お客様第一主義の理念を実践できる人」を求める人物像の1つとして上げています。

    そのため、顧客が何を思っているか、どこに不満を持っているかをしっかりリサーチできる方を求めています。


    また、もう1つの求める人物像として、「夢や人生の目標を持ち、実現に向けて自ら努力し行動できる人」ということを挙げています。

    これは伊藤園が缶入りウーロン茶など日本・世界初のものを世に送り出してきたからこそ、この理念を大事にしているといえます。


    そのため、飲料商品を通じて自分が成し遂げたいことに努力を続けられる方、自分の実現したい未来に対して果敢にチャレンジできる方が求められます。

    食品業界の採用スケジュール

    食品業界主要企業における採用スケジュール

    日本ハムの選考フロー

    1. エントリーシート
    2. WEBテスト
    3. エントリーシート
    4. 面接(複数回)
    5. 内定

    2020年にあった選考によると、エントリーシートを2回にわたって提出することが求められます。

    まず1回目は、「志望理由」「日本ハムの商品で好きなものとその理由」「過去に積極的に挑戦したこと」など。


    その後、Webテストを受け、選考に通過した場合に2回目のエントリーシートを提出します。

    内容としては、「学業で力を注いだこと」「学業以外で力を注いだこと」です。


    どちらのエントリーシートも面接の際の題材となるので、一貫した主張ができるように記入するようにしましょう。

    味の素の選考フロー

    1. エントリーシート(ES)
    2. Webテスト
    3. 1次面接
    4. 2次面接
    5. 3次面接
    6. 最終面接
    7. 内定

    味の素の採用では、面接の回数が比較的多めです。そのため、かなりの長丁場になることを念頭においておきましょう。

    特に味の素では、「自分が頑張ったこと」「自己分析」についてかなり深掘りして聞かれる傾向にあります。


    味の素が重要視している4つの価値観を踏まえた上で、面接で受け答えできるように準備しておきましょう。

    人間完璧ではないので全てを踏まえる必要はありません。どれか1つでいいので、自分が経験したエピソードをもとに話せるようにしておいてください。

    伊藤園の選考フロー

    1. 伊藤園ホームページよりプレエントリー
    2. WEBエントリーシート提出
    3. 企業説明会及び一次選考会(筆記試験)
    4. 面接(複数回)
    5. 内々定

    伊藤園は基本的にオーソドックスなフローで選考が行われます。面接が複数回にわたってあるので、2〜3ヶ月などの長丁場になることを意識しておきましょう。

    特に伊藤園の商品に関すること課題についてなど、会社のことに関する質問が多いとのこと。

    そのため、伊藤園の商品の中でどの商品が好きか・何に不満を思ってどのように解決していきたいかを話せるようにしておきましょう。

    食品業界のインターン情報

    食品業界主要企業のインターン情報

    日本ハム

    日本ハムは、「ニッポンハムグループ合同」と「各社開催」の2種類に分かれます。


    「ニッポンハムグループ合同」はセミナー・簡単な仕事体験を目的とした1dayインターンを開催しています。

    簡単な会社説明やグループ傘下にある各企業の紹介、職種別体験会など、多岐に渡って内容が展開されます。

    そのため、業界・企業研究を始めたばかりの学生に向いているプログラムです。


    「各社開催」は、特定の職業に関する職業体験型の1dayインターンシップで、「ニッポンハムグループ合同」で開催されるものよりも、より踏み込んだ内容を知ることができます。

    ある程度企業研究が終わった学生はこちらに参加すると、より現場の声を聞くことができるのでおすすめです。


    Web開催・現地開催と開催されるインターンによって形態が異なります。そのため、自分が気になるインターンのチェックは怠らないようにしましょう。

    味の素

    味の素のインターンシップは2種類に分かれます。


    1つは、「R&Dインターンシップ」というもので、2日にわたって開催されるインターンシップになります。

    食品・発酵・素材・エンジニアリングなど様々な技術分野のフィールドにおける課題に取り組むインターンです。

    理系向けで、企業研究者や技術開発に携わりたい人向けのプログラムとなっています。


    もう1つは、「sales&marketingインターンシップ」という、3日間におよぶプログラムを体験するインターンシップになります。

    実例をもとにした2種類のケーススタディに取り組み、仕事を体感するプログラムです。

    理系と文系のどちらであってもプログラムに参加することができるので、味の素の選考を受けてみたいと考えている方は、一度インターンシップにも応募してみると良いでしょう。

    伊藤園

    伊藤園は、仕事を体感するプログラムである「1DAY仕事体験」のインターンシップを開催しています。

    主にグループワークやプレゼンテーションを通して、伊藤園での営業やマーケティング職の仕事内容を知ることができます。


    2020年に実施された内容は、伊藤園にしかできない魅力的な商品を考えて、最後に発表するというものです。

    その年によってお題が変わってくるので、あくまで参考程度に留めておくようにしてください。


    発表し終わった後は、伊藤園の社員によるフィードバックをいただけます。

    そのため、グループワークを通じて少しレベルアップしたいという方にはうってつけのプログラムです。

    業界研究のやり方

    業界研究のやり方

     

    業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

     

    業界研究の3STEP


    (1)業界全体を知る
    世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

    代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


    (2)業界の深掘り
    業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

    業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


    (3)業界の動向把握
    業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

    食品業界の業界研究

    食品業界研究のやり方


    前述した上記の3つのステップで分析を進めていきましょう。

    業界全体を知る

    まずは、食品業界の全体を知ることが重要です。

    食品業界は大きく分けて「食品原料」「加工食品」「飲料」の3つに分けることができます。企業によっては、この3つを兼任しているところもあります。

    食品原料

    丸紅・味の素・油化産業・キッコーマン・日本食品化工・日清製粉グループ会社

    加工食品

    日本ハム・山崎製パン・サントリー食品インターナショナル・伊藤ハム米久ホールディングス

    飲料

    サッポロホールディングス・伊藤園・アサヒホールディングス・コカコーラ・キリンホールディングス

    業界の深掘りを行う

    食品業界の全体を知り、各企業の立ち位置がわかったら、次はどのような職種があるか知っておきましょう。ざっくり分けて、以下の通りです。

    • 営業
    • マーケティング
    • 製造
    • 研究・開発

    基本的には食品の開発・研究、食品の製造、提供という順序です。


    食品という価値を届けるにあたって、そのうちのどこに自分が携わりたいかしっかり自己分析するようにしましょう。


    また、企業によって強みとしている事業も取り扱っている食品も異なります。

    例えば、伊藤園であればお茶に強みがありますし、日本ハムでは加工肉に力を入れています。


    特に食品業界においては、業界自体が非常に広いこともあり、
    企業によって全く強みが異なってきます。

    そのため、まずは自分がどの食品が好きかどういう商品を消費者に対して届けたいかということから考えてみるといいでしょう。

    業界の最新の動向を把握

    最後に食品業界の動向把握です。PEST分析を行うことが重要となります。

    PEST分析


    PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析することです。

    食品業界のイメージをより具体的にしていきましょう。

     

    Politics(政治)

    食品ロスが増えている現状が問題視されています。

    食品ロスに対する運動の1つとして、農林水産省の「NO-FOODLOSS PROJECT」があります。

     

    Economy(経済)

    経済自体は緩やかではありますが上昇傾向にあります。

    ただし、新型コロナウイルスの影響で酒類の売り上げが落ち込んだため、どう回復していくかが重要になってきます。

     

    Society(社会)

    食品業界全体において健康志向が徐々に増えてきています。

    そのため、トクホ黒烏龍茶サプリメントなどの商品の需要が増えてきつつあります。

     

    Technology(技術)

    SNS・デジタルマーケティングを取り入れる企業が徐々に増えてきつつあります。

    顧客の声をリサーチしていくという観点においても、デジタルマーケティングの活用は今後必須になってくるといえます。

    食品業界のES対策・攻略法

    食品業界のES対策

    ESのまとめ方

    エントリーシートを書く上では、大きく次の2点を意識して書いていくようにしましょう。

    ・なぜその会社を志望しているのか

    ・自分の人物像

    エントリーシートは、その人物を表す情報が詰まっている書類です。

    そのため、「他の就活生と違って自分は何が得意か」「他の就活生と比べて何ができるか」ということを端的に記載する必要があります。


    もっとも重要なのは、できるだけ簡潔に分かりやすく記載することです。

    面接官は1日に何枚ものESを目にすることになるので、難しい単語ばかりだったり分かりにくい文章だとそもそも内容が伝わらない可能性が非常に高いです。

    最悪の場合、ESの時点で最後まで読んでもらえずに落とされるということもあります。

    そのため、できるだけ平易な文章で記載するようにしましょう。

    食品業界におけるESのポイント

    食品業界においては、志望する企業で好みの食品やその理由をしっかり記載しておく必要があります。

    食品業界においては特に「自社製品で好きなものは何か」という質問がよく聞かれます。


    そこで、
    ただ好きな理由を述べるのではなく、「その味をどう表現するか」「その商品にまつわるエピソードがあるか」「特定の商品をどのように広めていくか」という「想い」の部分までしっかりと話せるようにしておきましょう。


    例えば、カップラーメンのようにいわゆる一般的なものだけではなく、シーフードやカレー味のようにもさまざまな味のものを提供して、食という行為を楽しんでもらいたい、というように会社に入って何をしたいかまでしっかり記載すると良いです。

    もちろん複数社受けようと思っている方は、その企業の食品のタイプに合わせたエントリーシートを記載する必要があります。

    食品業界の筆記試験対策・攻略法

    食品業界の筆記試験対策


    食品業界の筆記試験の内容は、主に「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態が多いです。

    市販で売られている参考書で問題ないので、1~2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。


    また、食品業界の企業ではTG-WebC-GABといった形式のWebテストも実施されています。

    オーソドックスな「玉手箱」や「SPI」を課す企業が多いですが、それとは異なる企業もあるので注意しておきましょう。

    まずは自分が受けたいと考えている企業がどのような形式で筆記試験を実施しているかしっかり確認しておくようにしてください。


    食品業界においても、早期の採用終了が相次いでいます。

    そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認してできれば2ヶ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。

    食品業界の面接対策・攻略法

    食品業界の面接対策


    食品業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

    • なぜ食品業界を選んだのか
    • なぜ食品業界の中でも〇〇なのか・他の企業と違って〇〇を選んだ理由は何か
    • 学生時代にもっとも頑張ったことは何か
    • 自身の強みと弱みについて
    • 自分という商品の特徴と商品名
    • 当社の新商品(新サービス)のアイディアをいくつか述べてください
    • 当社の提供している商品の中で好きな食品はなんですか?それはどうやったら売れると考えますか?

    食品業界を選んだ理由について

    最も聞かれやすい質問の1つです。

    なぜ食品業界を選んだのかは、どこの企業の面接を受けても聞かれやすいことなので、しっかり答えられるようにしておきましょう。

    答える際のポイントとしては、「その企業の中で最も印象に残った食品」と絡めてエピソードを話すことです。


    「〇〇を飲むたびに気分がすっきりすることと同時に、今日も頑張ろうと思うような気持ちになれた。
    このことから、〇〇には人に元気を与える起爆剤のようなものがあると思う。この飲料を通じてもっと多くの人に同じような経験をしてもらいたい」などです。


    以上の他にも食・水を通じて自分が感じたことを簡単にまとめ、なぜその業界を選んだかを答えられるようにしておきましょう。

    自分という商品の特徴と商品名

    過去に日清食品にて聞かれた質問です。商品を売ることが仕事である食品業界らしい質問だともいえます。

    もちろん他の企業においても、聞かれる可能性はゼロではないので、一度しっかり考えてみることをおすすめします。


    もっとも大事なポイントは「いかに端的に・わかりやすく・面接官の記憶に残りやすくて刺さる文言で表すこと」です。

    特にこの手の質問は、いわゆるキャッチコピーを意識して作り上げていくといいです。


    しかし、自分のことがわからなければ相手に伝えることができません。

    まずは原理原則にしたがって、自分の特徴を洗い出し、強み・弱みを確認することから始めるようにしてください。

    もしわからない場合は、周りの人に聞くのも1つの手です。


    この問題の回答に正解はありません。決して奇抜である必要もありませんし、自分を売り込むためのポイントを伝えましょう。

    まずは何通りかパターンを用意して、しっくり来るものを用意しておきましょう。

    当社の新商品(新サービス)のアイディアをいくつか述べてください

    食品業界は全体的に商品の入れ替わりが激しい傾向にあります。そのため、この業界においては新商品をどんどん出していくことが前提です。

    そのため、面接の際にもアイディアを求められることがあります。


    この設問で重要なポイントは、「自分の好み × 売れている商品の観察」で考えてみるということです。

    自分のアイディアとして提言する以上、自分が自信を持って出せるものでないと売れるに売れません。


    また、売れている商品の観察をするようにしましょう。商品ですので、売れなければ商品として成り立ちません。定番となっている商品にはそれなりの理由があります。

    そのため、その商品が売れる理由を一度掘ってみると良いでしょう。

    味の組み合わせも千差万別なので、いろんな組み合わせを考えることも1つの切り口ともいえます。

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    監修者gen

    1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。