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【テイクアンドギヴ・ニーズ|面接攻略ガイド】採用傾向から実際に聞かれた質問まで徹底解説!

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最終更新日:

面接攻略ガイド

結婚式を執り行ったり、ホテルを手掛けたりしているテイクアンドギヴ・ニーズ国内挙式の取扱組数はNo.1です。

ホテルのTRUNK(HOUSE)は開業から約1年で、6つのアワードを受賞しています。

 

そんなテイクアンドギヴ・ニーズは、2022年版の日本における「働きがいのある会社」で、4年連続 5回目のベストカンパニーに選出されています。

 

この記事では、テイクアンドギヴ・ニーズで実際に聞かれた面接の質問や回答例、企業に関する情報などをご紹介しています。

しっかりと面接対策をして内定を勝ち取りましょう。

 

ブライダル業界の「業界研究」や「ESの書き方」などは、下記記事を参考にしてください。

テイクアンドギヴ・ニーズの面接の傾向

面接の傾向

1次面接から最終面接まで複数回の面接が行われます。

面接の回数は人によって異なりますが、「1次面接→2次面接→3次面接→最終面接」という流れの人が多いようです。

 

また過去の面接時間は30分〜60分程度となっており、最終面接では60分程度の時間が設けられていたとのこと。

面接回数や時間も長いのでしっかりとした面接対策が必要です。

 

1次面接は学生が5名ほどで、集団面接になります。

1人あたりの時間は短いので、端的に答えながら伝えたいポイントを必ず伝えられるように準備しましょう。

 

過去に選考を受けた学生の情報によると、2次面接以降個人面接となっていました。集団面接と個人面接、両方の対策を行いましょう。

テイクアンドギヴ・ニーズの求めている人材

求めている人材

テイクアンドギヴ・ニーズの求めている人材
  • 創造、挑戦、誠実、貢献を備えている人

これまでにないホスピタリティ企業へと進化するために、私たちが大切にしているのは

常識にとらわれない「創造力」

見たことのない世界に挑む「挑戦心」

目の前の仲間やお客様と真摯に向き合う「誠実な心」

相手のために考えぬく「貢献心」。

引用:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ(トップメッセージ)

 

常に新しいことに取り組んできたテイクアンドギヴ・ニーズでは、働く社員が大切にしている4つの要素があり、「目指す人物像」となっています。

入社して働く際には、これらを元に行動していくことになります。

 

マッチしている学生であると伝えるために、創造力、挑戦心、誠実な心、貢献心が発揮された過去の経験を振り返ってみましょう。

 

例としては、部活やサークル、ゼミなどで新しいことの創造や挑戦、アルバイトやボランティアなどで相手を思いやって行動したこと、チームや組織、友人、お客様などに貢献した経験などが考えられます。

 

面接でしっかりと受け答えができるオリジナルのエピソードを選ぶようにしましょう。

テイクアンドギヴ・ニーズの面接の攻略法

面接攻略法

自己分析を徹底する

内定までに4回の面接や、面接の時間が短くて30分、最終面接では60分程度となっているなど、面接官と対話する時間が非常に多い企業であることが伺えます。

そして質問の回答に対する深掘りがしばしばなされるようです。

 

特に「学生時代に頑張ったこと」「志望動機」については、深掘りに答えられない場合、内容や考えが浅いと判断されてしまいかねません。

シンプルで定番な質問が多いので、事前に自分自身に「なぜ?」「だからどうなのか?」を問いかけてみると分析不足な要素が見つかるでしょう。

 

「学生時代に頑張ったこと」については、その中で困難だったこと、難しかったこと、苦労したことなどと、対処法を併せて振り返ることで、ガクチカの情報量がアップします。

 

最終面接では、「投げられた質問に回答する」というよりは、雑談のように会話をしながら学生自身を知っていこうとする形のようです。

 

また面接時間も60分程度と長めです。

人によってはより長い時間面接をしたという情報も見受けられたので、企業だけでなく自分自身についての理解も深めておく必要があるといえるでしょう。

 

直近の大学生活以前のことも振り返られるとベストです。自己分析を徹底して自分の価値観を知っておきましょう。

志望動機を深めておく

「なぜウェディング業界を選んだのか」「なぜ当社なのか」といった質問をされることが多いようです。

中には「業界を選んだ理由が分からなかった」と言われてしまった学生もいたので、面接官を納得させられるように、企業や業界を選んだ理由をブラッシュアップしていきましょう。

 

初めて考えた志望動機・理由は他業界や他企業でも言い換えられることが多いので、ウェディング業界やテイクアンドギブニーズでなければならない理由が見つかるまで、深掘りしてみてください。

 

業界研究や企業研究は必須です。同業他社と比較する、自分の価値観と照らし合わせるなどもおすすめです。

テイクアンドギブニーズで実際に聞かれた質問

この記事を読むとわかること
  • 就活の軸
  • なぜテイクアンドギヴ・ニーズなのか
  • 当社にどんな印象を持っていますか
  • 夢はありますか
  • どのような人になりたいか、どのような仕事がしたいか
  • どんなプランナーになりたいか
  • 10年後、どんな仕事をしていたいか、キャリアプランを教えてください。
  • なぜウェディング業界なのか
  • ウェディング業界に興味・関心を持ったきっかけは?
  • これからのウェディング業界について
  • 業界全体の課題や問題点について
  • アルバイトの経験
  • 説明会の感想
  • 2次選考の感想
  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 学生時代に頑張ったこと
  • 強みを教えてください

面接での回答時間は1分程度が良いとされています。簡単な質問に対しては30秒程度が目安となります。

 

1分で話すことができる文字数は約300字程度。面接対策として文字に起こす場合は、300字を目安に考えると良いでしょう。質問内容によっては、1分以上かけてしっかりと説明する必要がある質問も多くあります。

臨機応変に対応することはもちろん、面接対策を行う際には1分の時間感覚を身につけることも大切です。

 

実際に聞かれた質問の中から今回は3つ、回答例と併せてポイントをご説明します。

なぜウェディング業界なのか

<回答例>

私がウェディング業界を志望した理由は「人の笑顔に数多く携わることができるから」です。働く時間は睡眠時間と同じくらい長いため、社会人となって働く際には笑顔に触れられる時間が長く、自分自身も笑顔になれる瞬間の多い仕事がしたいと考えています。

結婚式当日は新郎新婦だけでなく、親族や友人、同僚などハッピーな気持ちで時間を過ごす方達を目にすることができる、他にはない貴重なイベントです。見学の段階から結婚式当日までお客様が笑顔になる瞬間が非常に多く、人の笑顔にたくさん接することができることから、ウェディング業界に携わりたいと考えるようになりました。(270字)

 

「その業界でなければならない理由」を伝えられるようにしましょう。他業界とは異なる志望業界の特徴は何かを考えます。

業界を志望するきっかけとなった過去の経験があれば、絡めて伝えるのも良いでしょう。

 

ウェディング業界であれば、家族、親戚の結婚式に参加した経験や過去のウエディング関連やサービス業でのアルバイト経験などが考えられます。

なぜテイクアンドギヴ・ニーズなのか

<回答例>

「人の心に残り続ける仕事がしたい」と考える私にとって御社の「人の心を、人生を豊かにする」という理念が大変共感できる考えであり、私の価値観と合っていると考えているからです。

そしてより多くの人の心に残り続けるために、今後もお客様から選ばれ、長く続いていく会社で働きたいと考えています。

御社はオーダーメイドで質の高い結婚式によって著名人を含む数多くの新郎新婦から選ばれている、取扱組数の多い業界トップの企業です。

また結婚式だけに留まらず、結婚式後も幸せな時間を過ごしていただけるように「アニバーサリーセレモニー」を行っていたり、新婚旅行のお手伝いをする「アニバーサリートラベル」を運営していたりと、結婚という節目だけではなく、そこからの人生に大きく関わることができる点に魅力を感じています。

ウェディングへの要望が多様化する中で、これからも選ばれ続ける企業であり、自身の思いを実現できる企業であると確信しています。以上のことから御社を志望致しました。(421字)

 

なぜテイクアンドギヴ・ニーズなのか?」は度々聞かれている質問になります。他社ではなく、テイクアンドギヴ・ニーズに入りたいという理由を答えられるようにしましょう。

 

企業が強みとしていることを知るとともに、他社との違いも調べておくと良いでしょう。

事業内容や業績、理念、社風、社内制度、商品やサービスなどの特徴面から比べることができます。

どんなプランナーになりたいか

<回答例>

私は「人の心に残るプランナー」になりたいです。新郎新婦は大きな金額のお金をかけて、一生に一度のイベントを用意しています。

先日、親戚やバイト先の社員さんから結婚式を挙げた時の話を聞いた際、打ち合わせで嫌な気持ちになった、心残りなことがあったと聞きました。家族や友人、お世話になった人に感謝を伝える良い式にしたかったと耳にした時に、新郎新婦が嫌な気持ちやストレスを抱える、心残りがあってはいけないと感じました。

「出来うることには挑戦する」という姿勢を忘れず、お客様にとって最高の瞬間を一緒に作るという意識を常に持ち続け、終わってからも良い記憶として思い出してもらえるようなプランナーになりたいと考えています。(302字)

 

「実際に自分がプランナーになったら、どんなプランナーになりたいのか」を想像してみましょう。

自分が働く姿を具体的にイメージできると、書きやすくなるでしょう。

 

イメージがしづらい場合は、プランナーに関する情報が少ない場合があります。

OB訪問や説明会、インターンシップなどを活用して、働く先輩社員から直接話を聞くのがおすすめです。

 

具体的にどのようなプランナーになりたいのか伝わると、志望度の高さのアピールにもつながるので、しっかりとイメージできるまで情報収集を行いましょう。

テイクアンドギヴ・ニーズの面接前にチェックすべきこと

面接前にチェックすべきこと

テイクアンドギヴ・ニーズの新卒情報

募集職種

■総合職(幹部候補)

 ウェディングプランナーイベントディレクター

■イベントディレクター

■ドレスコーディネーター

■キッチンスタッフ

募集人数

■総合職(幹部候補)

 ウェディングプランナーイベントディレクター:70名

■フラワーコーディネーター:20名

■ドレスコーディネーター:20名

■キッチンスタッフ

採用フロー

エントリー

→会社説明会

→エントリーシート選考

→面接(複数回)

→内々定

面接

個人面接/集団面接

どちらも有り

「総合職」は、まずウェディングプランナーイベントディレクターとして勤務します。

その後はウェディングを担当する以外に、マネジメント、事業企画、マーケティング、人事等に進むことができます。

テイクアンドギヴ・ニーズの事業内容

  • 国内ハウスウェディング事業
  • ホテル事業
  • コンサルティング事業
  • Haute couture Design
  • ドレス事業
  • レストラン事業
  • ブライダルローン事業
  • ツーリズム事業

参考:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ

 

国内ウェディングマーケットについて、上場企業5社によるシェアは11.84%、5社のうちの1社であるテイクアンドギヴ・ニーズでは4.36%のシェアを有しています。

テイクアンドギヴ・ニーズの2022年6月末時点での受注残組数は、コロナ前(2018年の同時期)と同水準になっていました。

 

さまざまな新規出店が決定しており、ホテルに関しては2023年に東京、2027年には東京と神戸にて新しく開業の予定です。

 

婚礼運営受託については、2022年4月からグランドパーク小樽で受託が開始しています。

テイクアンドギヴ・ニーズでは、長期経営方針に沿って運営受託先を増やしていくために営業の強化に取り組んでいます。

 

今後の方針としてホテル事業では「ブティックホテル」市場の創出を目指しています。

2025年3月期では直近10年間の最高益を目指しており、ウェディング市場におけるシェア拡大を計画しています。

2030年に向けて、ホテル事業やウェディング事業において、運営受託での新規出店を加速させていく予定となっており、今後の動きにも注目です。

参考:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ(2023年3月期第1四半期決算説明資料) 

 

☝️ポイント

長期経営方針」を見てみると今後の方針を知ることができます。将来のキャリアプランを考える際のヒントになり得るので、チェックしましょう。

テイクアンドギヴ・ニーズの社風

T&Gでは、成長意欲のある人には積極的にチャンスを提供し、プロフェッショナルとして輝くための制度や仕組み・環境を整えています。

引用:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ(採用サイト)

 

採用サイトには上記が記載されており、成長意欲の高い人をサポートする制度や仕組みが用意されていることがわかります。

 

また「社員インタビュー」を見てみると、テイクアンドギヴ・ニーズには「挑戦」に意欲的な社員がたくさん働いていることがわかります。

 

事業企画部
部長
浅野 祐樹さん

若くして裁量権を持つ責任感とやりがい

入社3年目にして支配人を任されるような非常にチャレンジングな環境だった(中略)若手でありながらそうした大きなビジョンを掲げられたのは、意欲のある人には積極的に責任あるポストと裁量権を与えてくれるT&Gの風土があったからだと感じます。

引用:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ(社員インタビュー)

 

上記の引用から、「若手のうちから仕事を任されたい」「責任を持って仕事に挑戦していきたい」といった高い意欲のある人にマッチしている社風であると言えます。

 

面接で話すエピソードを選ぶ際にも、先輩社員のような「意欲的」「挑戦していく姿勢」などをアピールできるものがあると、面接官に働くイメージをしてもらいやすいでしょう。

テイクアンドギヴ・ニーズの採用実績

採用大学

東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、神戸大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、国際基督教大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、フェリス女学院大学、筑波大学、明治学院大学、東洋大学、専修大学、駒澤大学、日本大学、近畿大学、龍谷大学、桃山学院大学 など

参考:(株)テイクアンドギヴ・ニーズ

 

テイクアンドギヴ・ニーズでは、有名国立大学や早慶上理から、中堅私立大学まで幅広い大学から内定者を採っていることが分かります。

学歴などは気にせず対策に取り組み、自分の思いをアピールしましょう。

 

採用人数

合計

男性

女性

2017年

182名

2018年

128名

2019年

142名

37名

105名

2020年

124名

21名

103名

2021年

68名

13名

55名

 

例年120名以上を採用していましたが、2021年では約半数に減っています。男性よりも女性の採用者が多いようです。

徹底した対策を!テイクアンドギヴ・ニーズの選考を有利に進めよう

徹底した面接対策をしよう

過去のテイクアンドギヴ・ニーズの最終面接時間は60分と、時間をかけて学生の人柄や価値観を知ろうとする姿勢が伺えます。

深掘りされた場合に答えられることが少ないと、良い印象を残すことができません。

 

企業研究や業界研究に力を入れると共に、自己分析もしっかり行い、あなたの考え方や思いを余すことなく伝えるようにしましょう。

 

テイクアンドギヴ・ニーズは業界でもトップの企業です。面接対策をして選考に臨んでください。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。