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【アパレル業界|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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アパレル業界研究


みなさんは「アパレル」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
仕立て上げられた洋服やいつも洋服を買いにいくショップをイメージするかもしれません。


実はみなさんの手元に洋服が届くまでには、沢山の企業や多くの職種の人たちが関わっています。普段見えないアパレル業界の業種や職種などの情報をまとめてご紹介します。ファッションに関わる仕事がしたいという方は必見です!

アパレル業界の主な業種

アパレル業界の主な職種


アパレル業界は大きく分けて6つの業種に分けられています。それぞれどんな特徴があるのか詳しくみていきましょう。

アパレルメーカー

アパレルメーカーでは、一般的にアパレル関連のアイテムを生み出しています。

具体的には、商品の企画・製造をし、商品をアパレル(ファッション)小売に卸す業種です。

自社生産の製造業のみならず、卸売までを行う製造卸売業を含め、アパレルメーカーと呼びます。

アパレル(ファッション)小売企業

アパレル(ファッション)小売企業は、卸売業者やメーカーなどから仕入れた商品を販売する業種です。

アパレル業界では百貨店や専門店、量販店、路面店(旗艦店)ショッピングセンター、ファッションビル、EC業態などがあげられます。

OEM企業

Original Equipment Manufacturing」の略で、「相手先ブランド製造」と訳されます。

OEMは、指定された素材やデザインで、製造メーカーに生産を委託し、商品の生産を行う業種になります。

OEMメーカーは、OEMとして製造した全ての製品を発注元に納品するのです。

ODM企業

Original Design Manufacturingの略で、「相手先ブランドによる設計・製造」と訳されます。

商品のデザイン・設計開発から製造までに深く関わる業種になります。

アパレルメーカーなどから委託を受けて、設計・製造を代行しているのが、ODM会社です。

テキスタイル企業

テキスタイルメーカー(生地メーカー)は、アパレル商品に使用される織物やニットなどの生地(テキスタイル)の企画・生産を行う業種です。

アパレル業界では、消費者の手元に届くまでの業界の構造を「川上」「川中」「川下」と区分されています。

その中で、テキスタイルメーカーは、材料や原料を生産する「川上」の業種のことを指します。

PRエージェンシー/アタッシュ・ド・プレス

別名「プレス」や「PR」とも呼ばれます。

主に、企業やブランドから外部委託を受け、PR業務やメディア対応を担当する業種です。

フランス語では「広報」を意味し、メディアをデザイナーや企業と結びつける、重要な役割を担っています。

業務内容は幅広く、企業によって担当や役割は異なります。

アパレル業界の職種

アパレル業界の主な職種

 

アパレル業界は業種に加え、職種が10つに分けられています。職種についても、それぞれどんな特徴があるのか詳しくみていきましょう。

販売員

店頭で商品を販売するスタッフを指します

笑顔で接客するだけでなく、商品陳列や店舗ディスプレイの商品変更に加え、常に自分の身なりに気を遣わなければならない一面もあります。

しかし、自分の好きなブランドに囲まれ、その洋服を着て仕事ができることは幸せなことです。社員割引制度で、安くで商品を手にすることも譲れないポイントです。

営業

百貨店や小売店、アパレルショップへの営業活動となり、他の営業職と業務内容は基本変わりません。

自社の商品を営業販売する仕事ですが、洋服、靴、小物などを取り扱う総合アパレルメーカーから、小売店だけでなく、専門メーカー、繊維メーカー、材料メーカーなど様々あり、アパレル営業とも呼ばれています。

アパレル営業は「リテール営業」「ホールセール営業」「百貨店営業」に3つの役割に分けられ、勤務する企業によって担当する範囲が異なります。

バイヤー

販売する商品の買い付けを行う仕事です。買い付けの商品は様々ありますが、どの商品が高く売れそうか見極めるセンスがバイヤーにとっては必須な能力になります。

仕入れる商品によって、利益に大きな違いが出るため、トレンドを察知する能力ブランドコンセプトへの正しい理解が求められます。

マーケティングリサーチ(市場調査)能力もかなり重要なポイントです。

スーパーバイザー

小売業の店舗運営における指導や助言、仕入れの判断などを支えており、別名「エリアマネージャー」とも呼ばれています。

本社と店舗に橋をかける重要なポジションであり、店舗と本社、二手の意向を理解しながら進めていく必要があります。

会社として売上向上するために、店舗の店長や、販売員とのコミュニケーションも積極的に行うことが大切です

デザイナー

パレル・ファッション業界における花形の職種です。

アクセリーや衣服の着想から、完成品の商品化まで、全過程の主導権を握ることが可能です。

センスや感覚が大切な職業である反面、チームでの仕事も多く、コミュニケーション能力も問われます。

パタンナー

デザイナーが作ったデザインを基に衣服のパターン(型紙)を作る専門職です。

パターンを制作し、サンプルを作っていきます。デザインは平面であることが多く、依頼されたデザインをデザイナーのイメージに近い形で立体的に表現できるかは、パタンナーの腕にかかっており、表現力が重要となります。

生産管理

MD(マーチャンダイザー)の立てた販売計画を基に、商品販売の時期や必要な生産量の予測を立て、納品まで管理する仕事です。

素材の調達や、価格、納期など、全体の流れを一任して管理します。

計画だけではなく、素材調達や納期の調整を行うため、細かな気配りができるコミュニケーション能力やマネジメント能力が必要です。

MD

マーチャンダイジング(Mer-chandising)の頭文字をとり、商品化計画を意味します。

マーケットや顧客動向、トレンドなど様々な調査分析を行い、ターゲットとなる顧客を意識した商品開発から販売計画、予算・売り上げまで一括して管理しています。

商品の企画から販売までリードしている重要なポジションです。

VMD

ビジュアル・マーチャンダイジング(visual mer-chandising)のことで、ショップの内装や店内のレイアウトをプランニングし、惹きつけられる売り場作りをする仕事です。

VMDは、VP(ビジュアル・プレゼンテーション)、PP(ポイント・プレゼンテーション)、IP(アイテム・プレゼンテーション)の3つに分類されます。この3つはそれぞれ異なった役割を持ちますが、共通してショップの雰囲気やブランドのイメージを構築します。

VDMのによって、お店のブランドイメージが作られているといっても過言ではありません。

プレス

後方・宣伝担当として、商品やブランドイメージの向上、知名度をあげるためのPR活動に加え幅広い業務をこなします。

ファッション雑誌などのメディアに登場し商品を紹介することもあります。未経験からプレスになるのは、壁が高いため、プレスアシスタントから経験を積み始めるのが一般的です。

アパレル業界の市場規模

アパレル業界の市場規模

市場規模の推移

青荒れる業界の過去11年間の業界規模推移アパレル業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

2019年-2020年のアパレル業界の業界規模(主要対象企業55社の売上高の合計)は6兆0,379億円となっています。

2007年から2010年までは横ばい、2010年以降から増加傾向になり、近年また横ばいになりつつあるのが、アパレル業界の推移です。


そんなアパレル業界の国内首位の座を担っているのが、ファーストリテイング。
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を企業理念に掲げ、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供することをめざしている企業です。

ユニクロや、ジーユーなどの衣料品会社を傘下に持つ持株会社であり、海外事業にかなり力を入れています。

2021年1月現在では、店舗数が国内を上回り、2019年8期では「ユニクロ」の海外売上高が国内を初めて上回りました。

海外展開に成功したファーストリテイングは、他のアパレル企業と大きな差を生み出し、国内アパレル業界ではトップの売上を誇ります。


アパレル2位のしまむらや国内の百貨店やショッピングセンターでは、衣類品販売が低迷し、不振状態が続いているのが現状です。

カジュアル化が進む一方、近年では、海外系ファストファッションの雲行きもよくありません。若い子達に人気だった「フォーエバー21」や「アメリカンイーグル」が日本から撤退し、大手企業もかなり厳しい状況に陥っています。

現状・動向

消費者ニーズの変化

近年のアパレル業界の動向としては、消費者のニーズや事業戦略が大きく変化していることです。

「モノ消費」から「コト消費」に重点が置かれるようになり、価値を感じる経験に、お金が使われるようになってきました。そのため、消費者のファッションへの関心が薄れ、支出額は年々減ってきています。


現状としては、低価格志向の消費者が増加している上に、ミニマリスト的志向が増えているのが特徴です。それらは、景気の低迷に伴い、必要最低限の支出で抑えようと考える人たちが増加したためではないかと考えられます。


低価格で機能性が高く、さらにデザイン性も優れた商品が求められるようになりました。それに伴って人気を集めていたのが、「ファストファッション」です。低価格、なおかつカジュアルで動きやすいと評判を呼んでいました。

しかし、外資系の「フォーエバー21」や「アメリカンイーグル」が相次いで日本から撤退し、ファストファッション業界でも明暗が分かれ始めています。


そんな相次いで日本から撤退していく中で、追い討ちをかけたのが、新型コロナウイルスの感染拡大。
stay homeを余儀なくされ出かける機会も格段に減ると同時に、衰退していく売上に毎日頭を悩まされる企業がほとんどです。


ファッションで着飾る思考から、生活用品の一部として捉える消費者のニーズの変化が、アパレル業界に大きな影響を与えています。


新たに変化する消費者のニーズに迅速に対応することがそれぞれの企業に求められています。

参考:業界動向サーチ

コロナ渦での増収企業

上場アパレル業界45社の2020年度の決算において、増収となった企業8社に対し、減収は37社にのぼりました。

新型コロナウイルスの影響は、多くの企業でかなりの傷後を残しています。そんな状況にもかかわらず、増収で決算をおえ、コロナをうまく乗り切った増収企業は以下の通りです。

  • 西松屋チェーン/子供服大手(2月決算、同11.5%増)
  • ワークマン/作業服、ファストファッション大手(3月決算、同14.6%増)
  • しまむら/ファッションセンターしまむらなどを展開(2月決算、同4%増)
  • ツカモトコーポレーション/ユニフォーム、アパレル取り扱い(3月決算、同0.3%増)
  • プロルート丸光/総合衣料卸売事業など(3月決算、同0.7%増)
  • クロスプラス/JUNKO SHIMADAなどを展開(1月決算、売上高は前年比9.4%増)
  • ユニフォームネクスト/作業服取り扱い(12月決算、同5.4%増)
  • ナガイレーベン/メディカルウェア取り扱い(8月決算、同1.7%増)

最も多かったワークマンでは、低価格のニーズが高まったこと、密が避けられるアウトドアが人気になったこと、不要不急の消費を楽しむハレ消費、自分の丈にあった身の丈消費への変化が増収した要因だと考えられています。

ワークマンは、PB(プライベートブランド)商品に力を入れており、高機能で低価格の製品を主体に開発を進めています。


今回のコロナ渦では、変化するニーズにも素早い対応を行い、消費者のニーズを満たしました。よって売上を着実に伸ばしたと考えられます。


社会の情勢に合わせて
変化する消費者のニーズをうまく取り入れることが重要であることもこの結果から読み取ることができます。

参考:帝国データバンク

アパレル業界の歴史

アパレル業界の歴史

 

従来はオーダーメイドでアイテムを作ることが一般的でした。

しかし現代では、低コストでトレンドを重視した「ファストファッション」のビジネスモデルを導入するなど、ファッション業界の歴史は変化しています。

時代を象徴しながらファッション業界が変化する。そんな魅力溢れるファッション業界の歴史について迫っていきます。

1960年代

戦前はオーダーメイドで作られていましたが、1960年代から、アパレルメーカーによる既製服が普及し始め、アパレルショップ、百貨店等は大きく発展しました。

個性を強調し、ポップでカラフルなデザインが特徴で、ミニスカートが大流行したのもこの年代です。

1970年代

トレンドが一気に多様化し、バリエーションの時代が1970年代の特徴です。花柄シャツにブーツカットのパンツのヒッピースタイルが大流行し、ジーンズを取り入れたファッションが流行しました。

「non-no」「an an」などのファッション雑誌も次々と誕生し、観光地にファッション雑誌を片手に訪れる若い女性「アンノン族」という言葉も生まれたほどです。

1980年代

デザイナーの名前や作風を際立たせるなど、これまでの価値観にとらわれず、新しく現代的なDCブランドブームが本格化したのが、1980年代の特徴です。

バブル景気に突入し、ブランド思考が強まったからこそ、どのファッションでどの街に出かけるかと「他とは違うもの」が求められるようになりました。

1990年代

セレクトショップやインポートブームが勢力をあげ、自分が好むデザインの服を選ぶようになったのが1990年代の特徴です。

バブル経済が崩壊し、不況が続く中で、若者の間ではお金をかけずにおしゃれを楽しむことが流行っていました。

2000年代

2000年頃からは、多様化するニーズに対応するために、新しいマーケットの開拓が進み、市場拡大が行われていました。同時に海外から多くのメガブランドが参入し、東京を中心に賑わいを見せました。


今では欠かせないSNSは、この時代からより本格的に使用するようなったのです。SNSを活用した戦略を考えるなど、アパレルと最新の技術との掛け合わせが今後も重要視されるでしょう。

アパレル業界におけるトレンド・話題

アパレル業界におけるトレンドニュース

新業態の参入による業界の変化(ECサイト・フリマアプリ・サブスクリプション)

アパレル業界の消費者のニーズが変化し、客離れで売上が伸び悩む中、新業態が話題になっています。

スマホの普及により「Amazon」「ZOZOTOWN」などのECサイト「メルカリ」「ラクマ」などのフリマアプリ「メチャカリ」「airCloset」など洋服レンタルのサブスクリプション等、新業態が注目を集め、再びアパレル業界が盛り上がり始めています。


BtoCサービスだけでなく、CtoCサービスである個人間の取引も積極的に行われており、様々な販売形態が最新のテクノロジーによって生み出されて
いるのです。


2020年7月に経済産業省による
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる 国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)では、令和元年の国内におけるB to C-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は19.4兆円に拡大し、EC市場の成長率は凄まじいものと期待を集めています。


今回の新型コロナウイルスの影響は、EC利用者をかなり増加させ、ますます加速させると予想されています。
ECの売上は、調子のいいユニクロのみならず、不振状態である企業をも好調になり、伸び悩む企業こそ、いち早く導入する必要があります。


アパレル市場の規模が縮小している中で、ファッション・アパレルにおけるEC市場は伸び代があると期待されているのです。

今後は市場規模が縮小するというファッション・アパレル業界ですが、EC化率が加速するとともに、シェアの競争が売上を大きく左右するのではないかと考えられます。

参考:業界動向サーチ

廃棄課題解決を目指すアパレル業界

アパレル業界では、年間200億着もの廃棄が行われていることから環境保全への意識が高まっています。

近年では、ファッションの生産、流通において自然環境や社会に配慮した取り組みのことである「サスティナブルファッション」が注目を集めています。


「廃棄のない循環型社会」を目指し、在庫を販売したい出品者様と特価商品を求める購入者をマッチングさせるプラットフォームを展開しているSMASELL(スマセル)は、2021年4月9日に開催したミス・ユニバースジャパンへの出場権を得る2021 Best of Miss-OSAKAにて、ファイナリストへ衣装を提供しました。


スタイリングした商品に新作はなく、デッドストック(売れ残り)古着をMIXしたサスティナビリティがテーマのコーディネートでステージの熱気が高まりました。


廃棄課題への関心から、今後はサスティナブルファッションの需要もより高まるのではないかと考えられます。トレンドや消費者のニーズに目をつけることも大事ですが、社会の動きに合わせた取り組みにも注目です。

参考:PR TIMES

アパレル業界における主要企業の解説

アパレル業界の主要企業解説

株式会社ファーストリーディング

社名

株式会社 ファーストリテイリング 

 FAST RETAILING CO., LTD.

設立

1963年5月1日

本社所在地

〒754-0894 山口県山口市佐山 10717‐1

資本金

102億7,395万円

従業員数

56,591名(2021年2月28日現在)

平均年収

901万円
(参照:yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

株式又は持分の所有によるグループ全体の事業活動の支配・管理等

ユニクロやジーユーなどの衣料品会社を傘下に持つ持株会社であり、ユニクロの国内店舗数は810店舗、海外店舗は1,400店舗以上にのぼります。

世界のカジュアル衣料品の企業の中での売り上げは第3位。世界No.1のアパレル小売り企業を目指し、国内外で事業進出を積極的に行なってる企業です。

株式会社しまむら

社名

株式会社しまむら

SHIMAMURA CO.,LTD.

設立

1953年(昭和28年)

本社所在地

〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-602-1

資本金

170億8600万円

従業員数

18,204名(2021年2月期末)

平均年収

655万円
(参照:yahoo!ファイナンス
➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

総合衣料品の販売

企業理念から、「貢献」「信頼」「誠実」の3点を重要視していると見受けられます。

高感度・高品質な商品をリーズナブルな価格で提供し、4S(標準化・単純化・専門化、仕組化)を徹底しています。それにより、独自のローコストオペレーションを実現しています。 

株式会社オンワードホールディングス

社名

株式会社オンワードホールディングス

ONWARD HOLDINGS CO.,LTD.

設立

1947年(昭和22年)9月4日

本社所在地

〒103-8239 東京都中央区日本橋3丁目10番5号オンワードパークビルディング

資本金

300億79百万円

従業員数

7,498名(2021年2月期)

平均年収

528万円

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

純粋持株会社としての、アパレル関連事業、ライフスタイル関連事業を営む傘下関係会社の経営管理およびそれに附帯する業務

「人々の生活に潤いと彩りを提供するおしゃれの世界」を事業領域とし、国内だけでなく海外でも事業展開をしています。

またアパレル事業だけではなく、ライフスタイル事業として海外リゾートやカフェ、雑貨やペット用品の販売店、ダンススタジオの運営など様々な事業を展開しています。

個人向けの販売だけではなく、法人向けのユニフォームや学生服、メディカルウェアなど幅広く手掛けており、全部で40以上のブランドを展開をしています。

アパレル業界における主要企業の採用動向

アパレル業界主要企業おける採用動向

株式会社ファーストリーディング

求める人材
  • まだ誰も見たことのない、究極のサプライチェーンの構築を、自ら推進したい思いを持つ人
  • 高い「使命感」「志」をもち、圧倒的なスピードで課題解決をし、高い成果を出せる人

これまでにない新しい価値を、自らの手で創出でき、トップレベルの専門性に加え、高いビジネスマインドが求められます。

気持ちの面に限らず、専門性も兼ね備え、海外市場において留学経験や英語でのコミュニケーションが取れる人は、採用される傾向が見られます。


海外留学や英語を勉強している学生は、英語を通じて学んだことを経験やアピールするのもいいかもしれません。

また、圧倒的なスピードを重視しているため、先駆者になるという高い達成意欲をみせ、熱意をしっかり伝えることがポイントです。

しまむら

求める人材
  • 「自前」スタイルを理解し、常にお客様の味方でありお客様目線で考えることができる人
  • 効率を良くするために、小さな改善を積み重ねられる人

しまむらは、ローコストオペレーションが最大の強みであり、徹底的に仕組み化することで、「自前スタイル」を確立しています。

また、PDCAサイクルを常に意識することで、コストパフォーマンスもトップクラスです。


自らの学生生活もPDCAサイクルに置き換え、改善できた経験、それに加え、その後の成長へと焦点をあてることがポイントです。

改善だけで終わらせず、その後に活かした経験を面接でアピールできると良いかもしれません。

オンワードホールディングス

求める人材
  • ファッションに対して熱い思いを持ち、努力を惜しまない人、それに加えビジネスとして経営的な視点で仕事に取り組める人
  • 目標達成のために挑戦し続け、向上心と目標意識をもち続けられる人

「人々の生活に潤いと彩りを与えるおしゃれの世界」を企業理念に掲げるオンワードホールディングスは、ファッションを「生活文化」として提供しています。

総合アパレルメーカーの強みを活かし「ブランド軸経営」をより重視しています。自らが考える彩りある生活やおしゃれは何かをアピールすることがポイントです。


また、アパレル業界といっても数多くある中で、なぜ株式会社オンワードホールディングスを選んだかを明確にすることも重要です。

オンワードHDの競合会社として青山商事株式会社とライバル関係にあるため、それでもオンワードHDでなければならない理由が伝わると良いかもしれません。

アパレル業界の採用スケジュール

アパレル業界主要企業における採用スケジュール

ファーストリテイリングの採用フロー

マイナビよりエントリー

会社説明会 WEBにて実施

適性検査

面接(個別) 複数回実施予定

内々定

人によって面接の回数が異なりますが、内々定までの所要日数は2カ月程度となっています。


選考方法は適性検査(SPI)・個別面接(各社共通)でESはありません。株式会社ファーストリテイリングのセミナーでは、選考直結の会社説明会と座談会があります。

そのため、会社説明会30分、座談会30分の後すぐに選考に進みます。すぐに本選考に進みたいと考えている人は、必ずセミナーなどの情報をチェックするようにしましょう。


※上記は採用スケジュールの一例になります。実際のスケジュールはファーストリテイリンググループの採用情報ページでご確認ください。

しまむらの採用フロー

マイナビよりエントリー

会社説明会 対面またはWEBにて実施

適性検査

グループディスカッション

面接(個別) 1回実施予定

面接(個別) 1回実施予定

内々定

人によって面接の回数が異なりますが、内々定までの所要日数は1カ月半程度となっています。


選考方法は、適性検査、グループディスカッション、個人面接となりESはありません。選考の途中で学校の「成績証明書」を提出する予定があるため、学校生活もかなり重要です。就職活動前だけに限らず、日頃から意識して好成績にすることでかなり有利になるでしょう。


※上記は採用スケジュールの一例になります。実際のスケジュールはしまむらグループの採用情報ページでご確認ください。

オンワードホールディングスの採用フロー

エントリーシート

会社説明会(筆記試験)

グループディスカッショ

面接(2回)

適性検査

面接(2回)

内々定

人によって面接の回数が異なるため、あくまで目安となります。


成績証明書、卒業(見込)証明書の提出が必要になるため、最後の最後まで気が抜けません。疎かにしてしまわないように楽しみながらも、就職に向けて学校生活のやるべきことを忘れないようにしてください。

留学生を積極的に採用しているため、英語が喋れることは、他の就活生との大きな差別化につながるでしょう。


※上記は採用スケジュールの一例になります。実際のスケジュールはオンワードホールディングスの採用情報ページでご確認ください。

アパレル業界のインターン情報

アパレル業界主要企業のインターン情報

株式会社ファーストリテイリング

ファーストリテイリングでは、「GLOBAL FELLOWSHIP」というインターンシッププログラムが行われています。

エントリー方法やより詳しい情報については、GLOBAL FELLOWSHIPのホームページをチェックしてください。

■就業体験内容

実際の経営課題に直面しながら、各部門におけるミッションにメンバーの1人として参加可能。

過去受入部門と同様の内容を予定、今期の部門は決定次第ご案内(※過去受入部門実績:人事、教育、IT、出店開発、経営計画、広報、MDとのこと)


■応募から参加までの流れ

マイナビよりエントリー 応募締切日(2022年2月20日)

適性検査受験(WEB)
1次選考はコミュニケーションシートの提出とWEB適性検査

面接(WEB)
複数回の面接を経て7月中旬に合否発表

参加決定


開催時期は複数回実施予定しており、期間も1日(ワンデー仕事体験)、1カ月程度、1カ月以上と多くの選択肢があるのが特徴です。

また、夏季、冬季等長期休暇に開催しており、報酬、交通費、宿泊費の支給あり、就労後のフィードバックありの手厚いサポートがついています。

しまむら

1日社員体験ワークショップで実際に仕事を体感することができます。

■就業体験内容

・「店長」として店舗の売上を上げる仕事

・「バイヤー」や「コントローラー」として会社の売上を作る仕事

・「販売企画」や「広告宣伝」として会社の売上を上げる仕事


1day仕事体験に参加いただいた方を対象に、
人事部長からのメッセージ動画の配信や特別商談見学ワークショップ(対面型・選考あり)の特別コンテンツも用意される予定です。


■応募から参加までの流れ

マイナビエントリー

参加決定


1day仕事体験は選考なしでの参加が可能です。
日程が随時追加されるため、予定が合わない場合でも、違う日程で参加できるかもしれません。貴重な情報も収集できるため、積極的に参加する価値があります。

オンワードホールディングス

オンワードホールディングスもしまむらと同様に、仕事内容を学ぶ1dayセミナーがあります。コロナの影響もあり、今年度はオンラインで開催されています。

■就業体験内容

・説明会(ファッション業界、職種、オンワード樫山について)

・グループワーク(テーマを設けてディスカッション)
→クライアントの抱えている問題に対して『オンワード』だからこそ出来る企画や提案をグループで考え、各グループ(5~7名程度)でワークを行う。最後に発表発表(現場社員、人事よりフィードバックがあり) 

・職場疑似見学(社内の雰囲気やモノづくりの現場を疑似体験、動画視聴)


■応募から参加までの流れ

マイナビエントリー

参加決定


応募人数が定員を超えた場合は抽選になるため、参加できなかった場合も考えて、違うセミナーや他の企業にも目をつけるなどをすることをおすすめします。

業界研究のやり方

業界研究のやり方

 

業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

 

業界研究の3STEP
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

アパレル業界の業界研究

アパレル業界の業界研究

(1)業界全体を知る

まずはアパレル業界にどんな職種があるか知り理解を深めましょう。消費者の手元に届くまで、材料集めから多くの人が関わっており、さまざまな職種があります。

服を作り売るだけでなく、消費者に届くまでの過程で、どのような役割があり、どのような人が関わっているのかなどを知る必要があります。


まずは「ファッションを生み出す業種」、「トレンドを普及させる業種」、「おしゃれを奨める業種」
と大きく3つの分野に分けられていることを理解しましょう。

(2)業界の深掘り

ファッションを生み出す業種

ファッションを創造する人がいなければアパレル業界は成り立ちません。そのため、アパレル業界でもかなり重要な役割を担う職種です。

多くの職種がある中、デザイナー、パタンナー、バイヤー、生活管理などがファッションを生み出す職種になります。


デザイナーが服のデザインを考え、大まかなイメージを作成。それをもとに、パタンナーが具体的な計画を立てます。
バイヤーやMDは自らで服の買い付けを行ったり、自らで市場調査を行ったりしているのです。そして、生活管理は、生産から販売まで管轄する必要があります。


同じファッションを作りだす職種であるが、それぞれ役割は大きく異なっています。どれもファッションを生みだすには欠かせない職種であるため、違いを明確にしましょう。


トレンドを普及させる業種

ファッションといえば、「トレンド重視」といえるほど、時代を象徴しています。生み出されたファッションを流通させるにはトレンドの波に乗り、広がることが重要です。そのため、トレンドを広める業種も必要なのです。


トレンドを普及させる業種は主に、営業、VMD、プレスがあげられます。
それぞれ異なる方法でトレンドを広めています。


自社ブランドを売り込む職種が営業です。自社の店舗立ち上げや百貨店などに売り込みにいきます。

VMDはショップの内装や店内のレイアウトを考える職種です。

プレスは、広報・宣伝担当として、商品やブランドのイメージ向上、知名度をあげるためのPR活動をしています。


おしゃれを奨める業種

ファッション、トレンドができると、そのおしゃれを消費者に奨める業種が必要です。そのおしゃれを奨める職種として、販売員スーパーバイザーがあります。

販売員は、接客を通して、店舗で自社のブランドの販売を行います。お客さんにコーディネートを提案したり、トレンドについて積極的に声かけをしたりしています。

エリアマネージャーとも呼ばれるスーパーバイザーは、複数の店舗の運営を支援する職種です。小売業の店舗運営における指導や助言、仕入れの判断などを支えています。

(3)業界の動向把握

アパレル業界は景気などの影響を大きく受けるため、PEST分析を行うことが重要となります。

PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析すること。アパレル業界のイメージをより具体的にしていきましょう。

 

PEST分析

 

Politics:政治的環境要因

コロナの影響により、多くの店では感染拡大防止のために補償なき自主休業のなかで、ファッション小売業は休業要請対象業種に入っていない厳しい現実があります。

日本法人の青田行社長などの業界内で有志を募り、東京都や国に対して一丸となって陳情を進めています。


政府の政策などにも柔軟に対応したり、お客様以外でのニーズの戦略変更などがこれから多くなることが予想されます。

Economy:経済的環境要因

コロナの影響は大きなもので、アパレル業界は、飲食、旅行とならんで三大コロナ不況産業ともいわれているほどです。店舗での販売が厳しくなり売れ行きが悪くなったことで、多くのお店が経営困難な状況に追いやられています。


今後はインターネットでの流通がより経済を回すポイントになるでしょう。

Society:社会的環境要因

社会全体でテレワーク化が進み、コロナ前に比べると服装にこだわることがかなり減少しました。しかし、その反面、ECショッピングが盛り上がり、多くの企業が導入を試みています。

コロナが流行してから、消費者のニーズも大きく変化しているため、社会の動きに合わせて臨機応変に対応できることがより一層求められると考えられます。

Technology:技術的環境側面

ファッションテクノロジーを掛け合わせた「ファッションテック」が、今後のキーマンになると考えられます。ファッションアプリやフリマアプリもその一つです。

また、業務の効率化やデータ分析、販路の拡大などのあらゆる課題をIT技術を活用して解決することも「ファッショテック」に含まれます。


家でもオンライン上で試着ができる「バーチャルフィッティング」がコロナをきっかけにより普及しています。今後の「ファッションテック」の動きにも注目です。

アパレル業界のES対策・攻略法

アパレル業界のES対策


アパレル業界のエントリーシートでは、ポイントを絞り、具体的なエピソードを書くこと。加えて、企業の立場で考え結論から書くことが重要です。

アパレル業界のエントリーシートでは、下記を聞かれることが多い傾向にあります。

  • 自己PR
  • 志望動機
  • 長所や短所
  • 入社後のビジョン
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 店舗に訪れた時の感想
  • 好きなブランドやファッション雑誌

競合会社も存在するため、志望動機では、その企業でならない理由をしっかり書くようにしましょう。その際に意識することは、わかりやすく簡潔で具体的に書くことです

担当者は何百ものESに目を通します。そのため、わかりにくいものははじかれてしまう場合があります。担当者にとって読みやすい文章を心がけることが重要です。


そして、アパレルは接客業であるため、他者への心配りも忘れてはいけません。丁寧な挨拶や折り方、訂正跡のない綺麗なESにするなど、中身だけではなく細部までこだわることを意識してみてください。


アパレル業界ならではの、好きなブランドやファッション雑誌については、応募ブランドとミスマッチが起こらないように気をつける必要があります。

志望動機の裏付けで確認されることが多いです。意思を伝えるためには、応募ブランドに加え、応募ブランドや同系統のブランドがよく記載されるファッション誌について書くことが大きなポイントなります。


決して嘘をついてまで書くことではないので、あまりにも系統がかけ離れているのであれば、他に適した企業に目を向けてみる。または、応募ブランドの新しい路線の開拓に貢献するなど、自分の状況と企業側をしっかり照らし合わせるようにしましょう。


応募ブランドとあまりにも系統が離れていると、企業側からミスマッチであると判断される可能性が高くなるため、業界研究、企業研究をしっかり行うことはとても大切です。

アパレル業界の筆記試験対策・攻略法

アパレル業界の筆記試験対策

 

筆記試験は、学力テスト、適性検査、ファッションの専門知識の大きく3つに分かれています。

どのパターンが試験に出るかは企業や職種によって異なるため、必ずチェックしておきましょう。過去の先輩の体験談やアパレル業界に就職した知り合いの先輩から情報収集することをおすすめします。


適性検査などはアパレル業界に限らず、多くの業界で採用されています。
インターネット上に記載されていたり、学校によっては対策のセミナーがあったりするので、ぜひそれらも上手く活用して試験に備えましょう。

アパレル業界の面接対策・攻略法

アパレル業界の面接対策


アパレル業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを解説していきます。

  • 好きなブランドは
  • キャリアプランを教えてください
  • なぜアパレル業界を選んだのか
  • よく行く店舗と印象について
  • よく読むファッション雑誌やチェックしているメディアはありますか

なぜアパレル業界を選んだのですか?

この質問はアパレル業界の面接ではよく聞かれる定番の質問です。

この質問の背景には、どのようなことがきっかけでファッションに興味を持ったのか、どんな風に業界に関わっていきたいのか、どんな仕事をしていきたいのか、というファッション業界で働くイメージがしっかりできているかを見られています。

実際に体験したエピソードなどを交えることで、しっかりと根拠を提示できます。できる限り体験談を回答に盛り込むようにしましょう。

また具体的にどんな仕事をしたいのかまで回答できるとより良い印象を与えることができます。アパレル業界で働くイメージを持って回答の準備をしておきましょう。

よく行く店舗と印象について

よく行く店舗とその店舗の印象を聞かれることもアパレル業界ではよくあります。これは洞察力が見られています。

企業は将来、店舗やブランド自体の売上を増やし、企業に貢献してくれる人材を確保したいと考えています。そのため、この質問では店舗を褒めながら、どのような工夫をするとさらに良くなるかについて答えることが求められています。

自分が好きな店舗のことを語るのではなく、広い視点で店舗を見ているかがポイントなります。よく行く店舗はもちろん、同じフロアに入っているブランドや店舗の雰囲気などを分析することで、改善すべき点やより良い店舗作りのイメージが具体的になるので、おすすめです。

企業側がどんな回答を求めているのかを意識した内容をまとめてみましょう。

よく読むファッション雑誌やチェックしているメディアはありますか?

ファッション全体に敏感であるか、トレンド情報などを把握しているかなど、アパレル業界で働く人材に求められる条件の一つを確かめる質問です。

ファッション雑誌は面接を受けるブランドがよく載ったものを挙げると効果的です。また、チェックするメディアを回答する際には、どんなアカウントや記事をよく見るのか、具体的に回答するよう心がけましょう。

メデイア名だけでなく、日頃詳しくチェックしているブランド名やジャンル名も書き出しておくのがおすすめです。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。