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【自動車部品業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!

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自動車部品業界ES書き方ガイド


現代の移動手段として無くてはならない自動車。そんな自動車の生産を支えているのが自動車部品業界です。


数万種類以上ある自動車部品の製造を担い、安全性や機能性、デザイン性に優れた自動車を実現しています。

メーカーごとに得意とするパーツは異なり、求められる技術や知識もそれぞれです。


自動車部品業界を目指している学生の中には、ESで何をアピールしたらいいのか、質問へどのように答えればいいのかが分からないという人もいるのではないでしょうか?


そんな人のために実際に自動車部品メーカーのESで出題された質問と、突破した人がどのように回答したのかをポイントと合わせてご紹介していきます。

人の命に関わる「車」に関係する仕事なので、面接まで進み直接仕事への熱意を伝えることが重要です。


そのために、まずはESを通過できるように対策を行うことが大切です

ぜひ、ご自身のES対策の参考にしてください。


自動車部品業界の採用動向や面接対策については「
自動車部品業界研究」の記事で詳しくご紹介しています。合わせてチェックしておきましょう!

自動車部品業界のES設問例

自動車部品業界で頻出されるES設問例

1大学生活でチャレンジしたこと(2022年 デンソー)

2自身の強みを生かした仕事への希望(2021年 アイシン)

3学生時代にグループや組織で取り組んだこと(2020年 パナソニック)

4叶えたい夢(2022年 豊田自動織機)

5就活の軸と志望動機(ジェイテクト)

設問例1:大学生活でチャレンジしたこと

大学生活での大きなチャレンジ内容を教えてください。チャレンジした目標を具体的に記入してください。(2022年 デンソー)

チャレンジや挑戦といったキーワードは、多くの企業で「求める人物像」の要素に含まれている傾向が強く、選考において深掘りされる可能性が高いといえます。


実際の面接においてもESに書いたことを深堀りされるケースが多いため、質問された際に詳細を答えやすいエピソードを選んで書くと良いでしょう。

この質問で見られているのは次のような点です。

  • 挑戦の内容やその背景
  • 挑戦をする上でどのような目標を定めたか

記入する際は「明確な目標を定めた上で挑戦した」ということが伝わるように意識しましょう。

その上で成果や収穫に繋がるような意義のある挑戦をテーマにできると理想的です。

回答例

自らが自動車開発サークルを設立して取り組んだ「小型電気自動車」の設計・開発。入学した当初から卒業後は自動車部品の開発に携わりたいと考えていたため、「自動車開発に関する技術と知識を身に着ける」こと、「成人男性1人を乗せての安定走行を実現する」こと、「24ヶ月以内に走行できる状態まで開発する」ことを目標に定めて取り組んだ。

昨今の電気自動車ブームを考慮して製作テーマは1人乗りの小型電気自動車に決め、まずは資金を集めるためのクラウドファンディングを行った。ネット上の人に対してプロジェクトを売り込む中で、「何を目指しているのか」や「どんな意味があるのか」といった第三者から見た価値を伝えることの重要性に気づき、自動車の研究・開発にはマーケティングも重要であることが学べた。

プロジェクト発表から2ヶ月ほどで資金が集まり、無事開発をスタートした。2人の友人と協力して製作を進め、着手から16ヶ月で自動車が完成した。実際に走行が上手くいった様子をSNSでシェアすると2,000件以上のコメントが寄せられ、自分たちの取り組みが有益かつ魅力的であったことを実感できた。

私は目標通り24ヶ月以内で開発を成功させ、自動車について深い知識と技術を得たとともに、自動車研究が多くの人の関心を集める分野であると確信した。この学びを今後取り組む仕事に活かし、価値ある自動車の開発に貢献していきたい。

 

☝ワンポイント

挑戦から何を学んだか、その挑戦にはどんな価値があったのかなども一緒に伝えられると、有意義な挑戦として評価を得やすいでしょう。

設問例2:自身の強みを生かした仕事への希望

アイシンに入社したらご自身の強みをどう生かし、具体的にどのような仕事をしたいかを教えてください。

※特に学業について記載してください。(2021年 アイシン)

この質問では、入社後の具体的な仕事目標や会社への適性を問われています。


どんな強みを持った人材なのか、それをどう活かせるのか、将来どんな仕事をしたいと考えているのかを具体的に答えるようにしましょう。


重視するべきポイントは以下の通りです。

  • アピールする強みがその企業の業務で活かせること
  • 強みが発揮された具体的なエピソードを添えること

どんな強みをアピールするか考える際は、「企業の業務に活かせるかどうか」を基準にしましょう。

魅力的に見える強みでも志望企業で活かせなければ意味がありません。


また、強みが発揮された具体的な経験や実績なども一緒に伝えられると理想的です

詳細なエピソードの有無で説得力に違いが出ること踏まえて記入すると良いでしょう。

回答例

私の強みである「探求心と論理的思考力」を活かし、貴社のパワートレイン開発業務に携わりたいと考えています。

在学中は「モータードライブ」をテーマとし、電気と機械相互のエネルギー変換についての研究に取り組みんでおり、電気エネルギーを効率的に駆動力に変換する技術について学習していました。研究開始当初は「モーターの性能」ばかり注視してしまい研究成果が出ませんでしたが、走行性能の観点から必要な要素を論理的に分解して「車体形状」や「動力バランス」などを含めて研究したことで、学内で表彰されるほどの研究成果を残すことができました。

この研究で培った探求心と論理的思考力を貴社で活かし、次世代の電気自動車に必要とされるEVパワートレイン開発に貢献したいと考えています。

 

☝ワンポイント

最初に自分の強みをいくつか洗い出してみて、その中から志望企業に活かせるものを選んで回答の軸にしていきましょう。

「その企業でやりたい業務」と「活かしたい強み」の相性が大切なポイントです。

​​設問例3:学生時代にグループや組織で取り組んだこと

学生時代に取り組んだことについて、「組織・チームなど、複数人での活動」の観点から具体的なエピソード(2020年 パナソニック)

この質問で注目されているポイントは、「他者との関わり方」「チーム内で能力を発揮できるか」などの協調性に関する点です。


企業の業務は複数の部署や担当に振り分けられる場合が一般的で、違った役割を担う社員が協力し合うことで利益を産み出しています。

社内での自分のポジションを正しく理解して活躍するために、協調性は必要不可欠な要素です。


回答の際は「グループ・組織活動の中で自分が意識したこと」や「工夫した取り組み」などを交えた答え方ができると良いでしょう。


ESを呼んだ人事担当者に「入社後はチームの中でどのように行動するか」ということをイメージしてもらうことが大切です。

回答例

大学1年生の7月に友人5名と「企業サークル」を立ち上げ、自動車開発関連の情報をまとめたWEBサイトの運営を行った。WEBの仕組みやサイト運営について詳しい人がいなかったため、まずは情報収集からはじめる流れになったが、この時点で明確に役割分担をして進めていくことにした。

「WEBサイトの仕組み」について2名、「企業法人の設立や運営方法」について2名、「サイトの収益化手段」について1名として役割を振り分け、同時進行で情報を集めた。困った際は協力を仰ぎながらそれぞれの担当に取り組み、効率的に情報収集を行ったことで、開始から3ヶ月で収益の発生するWEBサイトを立ち上げることができた。

一般的なサイト収益化速度を上回る速さで成果を出せたのは、「的確な分業」と「適切な協力」が実行できたからだと考える。この経験で私が得た教訓は、チームで成果を挙げるためには「個々で取り組むか全体で取り組むかの見極めが重要である」ということだ。全てにおいて全員でやれば良いわけではなく、それぞれで取り組む方が効率が良い場合もあれば、時には素直に協力を仰ぐことも必要で、そのバランスによって効率的に成果が出せることが分かった。

この学びを貴社の業務でも活かし、適切なコミュニケ―ションによって成果を出していきたいと考えている。

☝ワンポイント

組織・グループ活動を通して学んだことや気づいたことを挙げて、「入社後の活動に活かしたい」という意思を表せると良いです。

自分が集団の中で活躍できる人材であることをアピールしましょう。

設問例4:叶えたい夢

当社で叶えたい夢を教えてください(2022年 豊田自動織機)

この質問では、仕事に対する目標・目的意識があるかを問われています。

仕事や学習をする上では「目的・目標の有無」によって成長速度や産み出す成果に明確な差が出てきます。


また、仕事を覚えていく過程では「なんのためにやるのか」「どんな意味があるのか」といったことを考え、細かく目標設定をしていくことも重要です。


そのため、夢や目標に対する価値観や考え方は合否を判断する上で大切なポイントと考えられます。

回答の際は以下の点を意識しましょう。

  • 交えたい夢とその理由を挙げる
  • 夢の実現に向けてどんな取り組みをするかも伝える

「叶えたい夢とその理由」、「叶えるための取り組み」はセットで考えるようにしましょう。

回答例

私の夢は、全ての自動車の基盤となる「パワーエレクトロニクス製品」の開発を他社よりも早く成功させ、「最高の技術者」になることです。そのために、トヨタ車以外の車種を生産する際にも自社の製品が利用される市場を実現します。

国産車市場をけん引するトヨタ車のエレクトロニクス製品製造において独自の技術・仕組みを確立した上で、それらを他メーカーの自動車製造に転用するメリット・必要性を追求していきます。今後の国産EV車における機関システムを自社で確立し他社へ拡充していくことで、トヨタ車を中心として国産車全体の品質を底上げしたいと考えています。これにより海外の自動車市場における競争力を高め、「世界のトヨタ」としてのポジションを強固なものにできると思います。

世界で戦う自動車の製造に携わることは技術者として最高の誇りであり、唯一無二のやりがいに繋がるはずです。そんな最高の技術者の1人になり、日本の自動車産業に貢献していくのが私の夢です。

 

☝ワンポイント

夢は、「志望企業の業務に関連すること」を軸にしましょう。

その夢は他の企業でも実現できるのでは?と思われないよう、その企業でしか実現できない理由も交えた回答にするのが良いでしょう。

また、会社の利益にも繋がるような夢であればなお良いです。

設問例5:就活の軸と志望動機

あなたの就職活動の軸と、ジェイテクトの志望動機を教えてください。(2022年 ジェイテクト)

この質問では、「志望動機と就活の軸の一致度」が問われています。


「どんな軸で就活をし、それがなぜ志望企業につながるのか」という点を明確に示しましょう。

 

回答を考える際は、以下の順番で考えて見ると良いです。

①先に志望動機を考える

②志望動機のポイントを就活の軸として落とし込む

回答例

就職活動の軸は、「生産性の高さ」です。近年の自動車業界は大手メーカーでも人手不足や熟練作業者の減少といった問題に直面しており、今後の市場で生き抜いていくためには生産性の高さが必須であると考えます。そうした中で貴社の大型マシニングセンターは高い生産性を誇っており、高出力の主軸を標準装備しています。そこから読み取れるのは、貴社の「生産性へのこだわり」と「技術力の高さ」です。

今後は少子高齢化により人材不足も一層加速し、技術力と生産性の両立の重要性も高まってくると予想されます。その上で、両者を併せ持つ貴社は業界内でも屈指のメーカーであり、私の理想そのものです。貴社で働く中で自身の技術力を磨き、生産性の高い人材となって利益に貢献したく志望いたしました。

 

☝ワンポイント

志望動機を考える際は、「その企業にしかない要素」を必ず折り込みましょう。

志望動機の弱さ=就活の軸の弱さと捉えられてしまうため、「結局どこの企業でもいいのでは?」と思われてしまいます。

志望企業ならではの強みや特徴を調べておくと良いです。

自己PRの書き方

自己PRの書き方

自己PRの本質

自己PRとは「自分の強みや長所を企業に伝える場」になります。

ただ単純に自分の強みや長所を伝えるのではなく、企業の求める素質を理解して自身の強みをどのように活かせるかを伝えることが重要となります。


評価の高い自己PRにするには、まず自分の強みや長所をきちんと理解することが大切になります。

また、自己PRを書く上で、企業がなぜ自己PRを聞くのか知っておくことが必要です。

企業が自己PRを聞く意図は2点あります。


1人柄を知る

企業は自己PRの内容から、企業に応募者の人柄を把握して企業と合った人材かどうか判断しています。

企業の社風にマッチした人材であれば活躍イメージが湧きやすく入社後の成長も期待できます。

逆に企業とのマッチ度が低い場合は早期退職の可能性があるため積極的な採用はされません。


2自己分析ができているか知る

自己PRは自分の強みや長所を伝える場なので、自分自身について理解していることが重要となります。

自己分析がしっかりしていればきちんと自分の強みを伝えることが出来ます。

しかし、自己分析ができていない場合は就職活動への真剣度は欠けると思われ、企業への志望度も低いものだと判断されます。

自己PRを書くためのポイント

求める人材に即した「強み」を決定する

企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。


自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。

  • 個人として努力し、成果を上げることができる
  • 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
  • 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる


アピールしたい「強み」を論理的に述べる

上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。

(1)強み:あなたの強みは?

(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?

(3)強みを表す具体的エピソードは?

(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?

(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?

引用:unistyle

※自己PRを書く際のポイント

・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること

自動車部品業界はどんな人材を求めているのか

自動車部品業界の求める人材


自動車部品業界全般的に求める人材の特徴として下記が挙げられます。

  • チャレンジ精神と行動力を併せ持つ人
  • コミュニケーション能力がありチームで活躍できる人
  • 自分の強みを理解し目標をもって仕事に取り組める人
  • 仕事に対する夢を掲げ必要な取り組みを実行できる人
  • 仕事をする上での軸が明確になっている人

企業ごとに採用傾向はみられるものの、コミュニケーション力目標意識仕事に対する考え方などが重要視されています。

しっかりと自分のこれまでを振り返り、なぜその会社を志望しているのか言語化して論理的なESに仕上げていきましょう。

 

☝ワンポイント

近年の自動車部品業界は、EV化や脱炭素化などで変革を求められている業界の1つです。

必然的に新しい分野への挑戦や対応が求められる環境下なので、仕事に対する熱意や動機が大切になってきます。


一般的なESでは必ず志望動機を問われますが、「自動車部品業界を選んだ理由」「その企業を選んだ理由」の2つの視点で考えてみると良いでしょう。

志望動機や入社後の夢、過去の経験に今後の目標など、各設問での一貫性を意識しながら全体として完成度の高いESに仕上げていきましょう。

 

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。