【携帯電話業界研究|2023年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
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「携帯電話業界」と聞いて、皆さんはどんな仕事をイメージしますか?
「携帯電話」は、現代社会において生活必需品といえる重要な機器で、それを扱う携帯電話業界はインフラ産業の1つであり、今後も継続的な需要が見込まれる安定した業界です。
そんな携帯電話業界ですが、「通信業界との違いがわからない」という方や、「詳しい仕事内容や職種がイメージできない」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では「携帯電話業界」に焦点をあてて、通信業界との違いや具体的な職種、ES・面接対策などを詳しく説明していきます。
携帯電話業界の業務内容や特徴をしっかりと理解し、自分には何が向いているか、どのように働きたいかをイメージして悔いのない選択につなげていきましょう。
目次
携帯電話業界の概要
携帯電話業界の事業内容
携帯電話業界の事業内容は主に3つで、「携帯電話の販売」、「通信サービスの提供」、「通信設備の維持・メンテナンス」です。
顧客層は個人・法人の両方で、様々なプランを用意してそれぞれのニーズに合った通信サービスを提供しています。
主な収益源は携帯電話の販売による利益と、通信サービスの利用料です。
最近では月々の利用料を抑えた「低価格プラン」なども増えており、利用スタイルに合わせて最適な通信プランを選べるようになってきています。
携帯電話サービスは、通信の「繋がりやすさ」と「安定性」が重要なので、携帯を販売したら終わりではなく、通信設備の継続的なメンテナンスやサービスの改善が必要なビジネスです。
携帯電話業界と通信業界の違い
「携帯電話業界」は、携帯電話の販売やそれに付帯した様々なサービスを提供する業界ですが、一部事業内容が似ている業界として「通信業界」があります。
通信業界は「電波を活用したサービス」を総合的に提供する業界で、携帯電話業界よりも広い意味合いを持ちます。
イメージとしては、「通信環境」の提供や「電波・回線」を活用したサービスを行うのが通信業界で、そのような通信環境を利用して「携帯電話」に関するサービスを提供するのが携帯電話業界になります。
また、携帯電話に利用されている通信技術を「移動体通信」と呼び、現代のスマートフォンなどで使用されている「4G」や「5G」といった電波は移動体通信サービスにより提供されています。
当サイトでは、通信業界についても詳しく紹介しています。
キャリアの種類
携帯電話に関するサービスを提供する企業は一般的に「キャリア」と呼ばれ、国内には大きく3種類のキャリアが存在します。
キャリアごとにそれぞれ特徴があるので、各キャリアのビジネスモデルや事業規模について大まかに理解しておきましょう。
■大手キャリア(MNO)
大手キャリアは、「三大キャリア」とも呼ばれ、主にNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの三社のことを指します。
三大キャリアは、それぞれ自社の通信設備(基地局)を保有して携帯電話サービスを提供する事業者(Mobile Network Operator)で、MNOと略して呼ばれる場合もあります。
国内の携帯電話市場では、三大キャリアがシェアの大部分を占めています。
主な事業内容は「携帯電話の販売」と、携帯電話利用時の「契約プラン(付帯サービス)の提供」ですが、自社で保有する通信設備のメンテナンスや改善なども重要な業務の1つです。
全国各地に自社の基地局を持っているため、「通信可能領域の広さ」と「安定性」の2つを強みとしています。
■MVNO
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、自社で通信設備を保有していないキャリアのことをいいます。
NTTドコモやKDDI(au)のような大手キャリア(MNO)の通信設備を借りてサービスを提供するのが特徴で、設備の維持・管理費を削減できる分、低コストでのサービス提供が可能となります。
国内では「楽天モバイル」や「Y!モバイル」などがこれにあたります。
大手キャリアの通信設備を利用するためつながりやすさに差はなく、その上で低価格な点がメリットです。
ただし、「キャリアメール」や「キャリア決済」が使用できなくなるという特徴があります。
■沖縄セルラー
沖縄セルラーは、大手キャリアのように日本全国を対象としているわけではなく、沖縄を中心に通信サービスを提供しているキャリアです。
沖縄セルラーはKDDI(au)のグループ会社で、島嶼地域を中心とした沖縄の広いエリアで独自の携帯電話や基地局の運営を行っています。
地域内でのより快適な利用に特化しているのが特徴ですが、沖縄以外の場所でもKDDI(au)の回線を利用することで問題なく通信できるようになっています。
携帯電話業界の主な職種
インフラ系技術職
インフラ系技術職は、ネットワークに関する仕事やIT技術に関連した業務を担当する職種です。
具体的には、インターネット回線や電話回線を取り扱う「ネットワークエンジニア」や基地局の機器やシステムの運用管理を担当する「システムエンジニア」などがこの職種に該当します。
主に通信環境の導入や整備、管理を行う仕事で、場合によっては客先に出向いてシステムの構築を行うこともあります。
通信設備に関する知識と技術が求められる職種なので、機械やシステムについての学習を楽しめる人に向いているでしょう。
「ネットワークエンジニア」や「システムエンジニア」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
開発系技術職
開発系技術職は、携帯電話に関連した新機能の開発や、アプリケーションなどの関連サービスの開発・導入について研究する職種です。
携帯端末の新機能や新規サービスは、企業の競争力を大きく左右する重要な要素です。
開発系技術職では、IoTやAI・フィンテックといったテクノロジーを自社のサービスにどのように活用できるか研究・開発していきます。
この職種は「新しい価値」について研究・開発を行うので、最新技術や業界トレンドに対し積極的に学ぶ姿勢が重要となります。
業界を取り巻く様々な動向について、情報収集しながら試行錯誤ができる人は活躍が期待できるでしょう。
販売職
販売職は、各キャリアの店舗で携帯電話や通信サービスの販売を行う職種です。
実際の店舗では契約社員やアルバイトスタッフが販売員として働いている場合もあり、正社員は「マネージャー」や「スーパーバイザー」として活躍するケースが多いです。
顧客ニーズの理解やスムーズな接客対応が求められる職種で、自社サービスや通信プランの魅力をどのように顧客に伝えるかが売上に大きく影響します。
顧客からすると「携帯電話会社の顔」のような存在でもあるため、コミュニケーション能力や的確な説明力が求められるポジションです。
携帯電話の機種やサービスプランについて正確に理解し、顧客に分かりやすく伝えられる人に向いているでしょう。
携帯電話業界の市場規模
市場規模の推移
携帯電話業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)
2020年から2021年の携帯電話業界の業界規模(主要対象企業4社の売上高の合計)は12兆7,132億円。
過去の推移を見ると、2018年ごろまでは増加傾向にあり、そこから2020年までほとんど横ばいであるのがわかります。
携帯電話業界をけん引する三大キャリアと沖縄セルラーの2021年3月期決算では、売上高の前期比はNTTドコモが1.6%増、KDDI(au)が0.9%増、ソフトバンクが4.6%増、沖縄セルラー電話が9.0%増となっています。
コロナ禍によりテレワークの普及が進んだため、携帯電話業界の全体的な需要が増加し、大手4社がそろって増収を記録しました。
主に会議や動画視聴による需要増加が中心で、ソフトバンクではスマートフォンの契約数が伸びたほか、KDDI(au)やNTTドコモでは通信料や動画配信の分野が好調になるなど、各社で違いが見受けられました。
現状・動向
近年の携帯電話業界ではスマートフォンの需要拡大が少しずつ落ち着きを見せており、これまでのような爆発的な販売数は見込めない停滞期に直面しつつあります。
一般消費者へのスマートフォンの認知も定着し、持っていることが当たり前になった昨今では、「販売数の増加」よりも「シェアの拡大」という観点が重要になってきています。
そういった状況で近年注目されているのが、三大キャリアがそれぞれ展開している「格安プラン」です。
政府からの「携帯料金の値下げ要請」もあり、各社は2021年春頃から割安な料金プランをスタートしています。
NTTドコモは2021年3月26日より格安プランの「ahamo(アハモ)」を開始し、KDDI(au)は2021年3月21日に「povo(ポヴォ)」を展開しました。
ソフトバンクも2021年3月17日から「LINEMO(ラインモ)」を開始し、大手3社の間で価格競争が加速しています。
また、2020年4月には「楽天モバイル」がMVNOとして市場に参入しており、長らく三大キャリアの市場となっていた携帯電話業界のバランスが変わっていこうとしています。
楽天モバイルの市場シェアは、2021年6月時点で約1.9%とまだ小さいですが、「5G」への取り組みとして「株式会社JTOWER」と提携するなど積極的にキャリア事業の拡大を図っています。
今後の携帯電話業界については、楽天モバイルを含めた4キャリアの動向を注意深く見ておくと良いでしょう。
また、5Gをはじめとした「通信インフラ」の技術開発の動向も一緒にチェックしておくとなお良いです。
参考:業界動向サーチ
携帯電話業界の歴史
携帯電話業界の研究を進める上では、「携帯電話」の起源や業界全体の歩みについて、歴史の全体像を把握しておくことも大切です。
ここでは、いくつかのポイントに絞って携帯電話業界の歴史を解説していきます。
国内初の携帯電話が誕生
携帯電話の前身は1979年に誕生した「自動車電話」でしたが、この電話は電源が自動車のバッテリーであったため携帯することができませんでした。
1985年になるとNTTから「ショルダーフォン101型」が発売され、これが国内初の一般向け携帯電話となりました。
この携帯電話は肩掛けベルトのついた通信端末を持ち歩くスタイルでしたが、重量が約3キロもあり、持ち運ぶのが大変でした。
また、月額の基本料金は2万円以上、通話料は1分100円で、利用コストが高いものでした。
端末の軽量化とポケベル時代
1990年代になると携帯電話の軽量化が実現し、重量が230gと大幅に軽くなりました。
しかし、当時の通信手段として主流だったのは「ポケベル」で、携帯電話はまだまだ浸透していませんでした。
この頃の携帯電話はレンタル制での利用が基本で、個人所有のハードルが高かったことも普及が進まない原因の1つでした。
1994年以降は携帯端末の「買い取り制」が始まり、これを機に急速に普及していきました。
そこから携帯会社間での競争も激しくなっていき、1999年には電話番号の桁数が10桁から11桁になるほど利用者が増えました。
「写メ」の誕生とスマホの登場
2000年代になると携帯電話そのものの機能性が飛躍的に向上し、3G通信対応の「FOMA」がドコモから発売されました。
2002年には、カメラ付き携帯電話で撮影した静止画を別のユーザーに送信できる「iショット」というサービスが開始され、写真付きメールの通称である「写メ」という言葉が誕生しました。
この頃から日本の帯電話は独自の進化を遂げていき、「赤外線通信」や「防水機能」などが追加されて「ガラパゴス携帯」と呼ばれるようになりました。この略称が「ガラケー」という言葉です。
2010年代になると同時に、日本でもスマートフォンが浸透し始め、大容量で高速通信が可能な「4G」通信が普及しました。
2011年にはKDDI(au)がiPhoneの取り扱いをスタートし、Android端末とIOS端末を選択できるようになりました。
そして2015年頃にMVNOが市場に参入し、「格安スマホ」が登場。
これに続き、MVNO対応の新機種なども続々と登場し始め、スマホ利用における「キャリア選択」と「機種選択」の自由度が高まりました。
2022年現在では新たな通信方式である「5G」が普及し始めており、通信技術と機種の進化が進んでいます。
かつて「3G」から「4G」へと回線が進化し、「ガラケー」が「スマホ」に変わったように、「5G」の登場をきっかけに「携帯電話」の在り方がまた1つ進化する日もそう遠くはないでしょう。
携帯電話業界におけるトレンド・話題
三菱地所が5G事業へ参入
2022年1月26日、三菱地所が「5Gインフラシェアリング事業」への参入を発表しました。
5Gインフラシェアリング事業とは、ポールや鉄塔といった電気通信設備以外の5Gインフラ設備を建設して、複数の移動体通信事業者(キャリア)に設備を提供する事業です。
三菱地所はエリアマネジメントや建物運営管理のノウハウを活かして、今後5年間で300億円の資金を投じていくとして、国や自治体、不動産オーナーなどと連携しながら建設を進める予定です。
5年後には1000サイト超のインフラ建設を目標としており、丸ビルにおいてはすでに第1号サイトの建設が始まっています。
2022年4月頃には、4キャリア(NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)へのインフラ提供をスタートする見込みです。
参考:techplus Powered by マイナビニュース
2021年のスマホ出荷台数が過去最多へ
2022年2月9日、MM総研が「2021年暦年(1月~12月)国内携帯電話端末出荷台数」の調査結果を発表しました。
2021年暦年の総出荷台数は3652.2万台で、前年比で12.6%増となりました。
そのうちスマートフォンの出荷台数は3374.4万台で前年比12.2%増、2007年以降で過去最多を記録しました。
フィーチャーフォン(ガラケー)においては出荷台数が279.8万台、前年比17.1%増となり、主な要因としてKDDI(au)の3Gサービス終了に伴う4G対応フィーチャーフォンの出荷数が影響していると見られます。
スマートフォン出荷台数の約60%を5Gスマートフォンが占めており、ユーザーの5Gへの関心が着実に高まっている印象です。
携帯電話業界における主要企業の解説
株式会社NTTドコモ(2022年現在)
社名 |
株式会社NTTドコモ (英語表記:NTT DOCOMO, INC.) |
設立 |
1991年8月14日 |
本社所在地 |
〒100-6150 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー |
資本金 |
9,496億7,900万円 |
従業員数 |
8,433名(2021年3月31日時点) |
平均年収 |
870万円 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
携帯電話の移動通信事業 |
NTTドコモは携帯電話の無線通信サービスを提供する移動体通信業者(MNO)で、国内最大手の実績を誇るキャリアです。
日本電信電話(NTT)の完全子会社で、1968年に日本電信電話公社が開始したポケベルサービスがNTTドコモの起源となっています。
1990年の日本国政府の措置として「移動体通信業務の分離」が決定したため、NTTドコモとしてブランドサービスを開始しました。
現在では「docomo 5G」として第5世代移動通信システムのサービス提供なども行っており、携帯電話業界をけん引するキャリアです。
NTTグループ全体営業利益のおよそ7割がNTTドコモの売上ということもあり、グループ内での存在感も大きい企業です。
KDDI株式会社(2022年現在)
社名 |
KDDI株式会社 (英語表記:KDDI CORPORATION) |
設立 |
1984年6月1日 |
本社所在地 |
〒102-8460 東京都千代田区飯田橋3−10−10 ガーデンエアタワー |
資本金 |
1418億5200万円 |
従業員数 |
10,727名(単独) 48,692名(連結) |
平均年収 |
948万円 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
電気通信事業 |
KDDIは携帯電話事業などを手掛ける日本の大手電気通信事業者で、「au」の携帯ブランドで移動体通信事業を行っています。
2000年に第二電電(DDI)とケイディディ(KDD)、日本移動通信(IDO)が合併し、「株式会社ディーディーアイ」が設立されたのが源流で、2002年11月の社名変更を経て現在の「KDDI株式会社」になりました。
通信事業として、国内・国際通信全般を手掛けており、携帯電話事業のほかに法人向け光ケーブルやプロバイダ事業、固定電話サービスなども行っています。
2021年3月期の売上高は2兆5372億円です。
ソフトバンク株式会社(2022年現在)
社名 |
ソフトバンク株式会社 (英語表記:SoftBank Corp.) |
設立 |
1986年12月9日 |
本社所在地 |
〒105-7529 東京都港区海岸1−7−1 東京ポートシティ竹芝 |
資本金 |
2,043億900万円(2021年3月31日時点) |
従業員数 |
18,173名(単独) 47,313名(連結) |
平均年収 |
820万円 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
1.移動通信サービス 2.固定通信サービス 3.インターネット接続サービス 4.携帯端末の販売 |
ソフトバンクは携帯電話などの無線通信サービスを提供する日本の大手電気通信事業者で、長距離・国際通信なども手掛けています。
ソフトバンクグループ株式会社傘下の会社で、2015年7月1日にソフトバンクモバイル株式会社から商号変更して現在にいたります。
「SoftBank」としての携帯キャリア事業のほかに、「Y!mobile」や「LINEMO」、「おうちのでんわ」などを展開しています。
加えてインターネット接続サービスや固定電話サービス、電気サービスなども手掛けており、事業展開は幅広いです。
2021年度通期の売上高はおよそ5兆5000億円となっています。
携帯電話業界における主要企業の採用動向
NTTドコモ
- 挑戦心のある人
- 行動力のある人
- 価値の創造に意欲的に取り組める人
NTTドコモでは、「挑戦心」と「行動力」というキーワードを重視して人材育成を行っています。
ここでいう挑戦心とは、技術革新の最前線でもチャレンジを楽しむ精神のことを指します。
行動力とは、目標実現のために自らアクションを起こし、最後までやり遂げる力のことです。
ドコモではこの2つの力を育て、新たな価値の創造に強く踏み切れる人材育成を目指しています。
以上を踏まえて、選考では次のようなポイントをアピールできると良いでしょう。
・過去に挑戦した実績
・そこから学んだこと・業務に活かせること
実際の経験や実績を基に伝えられると説得力が増し、理想的なアピールになります。
KDDI
- 目標を持って闘争心を燃やせる人
- 地道な一歩を重ねられる人
- スピード感のある人
KDDIでは、「仕事の流儀」として高い志を抱き、具体的な目標を立てた上で仕事に取り組むことを重視しています。
企業理念で掲げられている「行動の原則」では、「自ら燃える」や「闘争心を燃やす」、「スピード感をもって決断し行動する」、「どんな仕事も地道に一歩一歩、たゆまぬ努力を続ける」といった行動指針が定められています。
KDDIが求める人材とは、あらゆる仕事に熱意を燃やし、地道な努力を着実に重ね、スピーディーに挑戦できるような人です。
これを踏まえると、選考で重視するポイントは次のようになります。
・自分の過去の取り組みや今後の仕事への熱意
・地道な努力を重ねた経験・実績
これまで継続してきた努力や、そこから得た実績などをアピールできると好印象でしょう。
また、今後の仕事への熱意も伝えられるとなお良いです。
ソフトバンク
- 進化を楽しめる人
- 何事もチャンスとして捉えられる人
- 主体的に挑戦できる人
ソフトバンクでは、求める人物像として「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人」という理想を掲げています。
時代背景に合わせて幅広く事業展開するソフトバンクでは、「進化を楽しむ」ことができる人材が求められ、変化の中で自ら挑戦していける人が成果を残すことができます。
仕事の中で自分は何がしたいのか明確に定め、あらゆるチャンスへ挑戦していく姿勢をアピールしましょう。
これらを踏まえた選考のポイントは次の通りです。
・進化や挑戦への明るい姿勢
・主体性を示せる経験・結果
まずは、進化や挑戦に対してポジティブで明るい印象を持っていることをアピールしましょう。
その上で、仕事に対して主体的に取り組めることを伝えられると良いです。
携帯電話業界の採用スケジュール
NTTドコモの採用フロー
ES
WEBテスト
一次面接
グループディスカッション
二次面接
最終面接
内々定
NTTドコモの選考では、総合職や事務系総合職、法人ビジネスコースなどあらゆる職種の選考でグループディスカッションが実施されています。
ディスカッションのテーマは「10年後当たり前になるビジネス創出について」という場合が多いようで、25分~30程度の時間で議論します。
最後に代表者が内容を発表し、その後にグループメンバー全員がそれぞれ感想を述べます。
最終面接では、部長クラスの面接官2人との個人面接になります。
質問内容は「ドコモで実現したいこと」や「希望の仕事に就けない場合はどうするか」など、鋭い質問を受けた受験者も多くいるようです。
十分に準備をして臨むようにしましょう。
なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。
・2020年 計400名
・2019年 計400名
・2018年 計400名
3年間の平均採用者数は男女合計で400名を維持しています。
大手キャリアであるKDDIと比較すると3年間とも100名以上多くなっており、安定的に多数採用を実施している印象です。
KDDIの採用フロー
ES
WEBテスト
一次面接
二次面接
最終面接
内々定
KDDIの選考はWEBテストと面接の構成が基本ですが、総合職の選考ではWEBテストの後にリクルーター面談があるようです。
ES提出の前にセミナーや懇親会が実施されるので、そこでリクルーターが決まるものと考えられます。
そのほかの職種では2回~3回の面接経て内定が決まるようです。
KDDIの面接は学歴重視ではなく、志望動機やキャリアプランを重要視する傾向があるので、「自分の将来像」や「どのように働きたいか」について深く考えておくといいでしょう。
なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。
・2020年 計278名
・2019年 計292名
・2018年 計287名
3年間の平均採用者数は男女合計で約285名、安定して新卒採用をしている印象です。
ソフトバンクの採用フロー
ES
WEBテスト
グループディスディスカッション(場合による)
一次面接
最終面接
内々定
ソフトバンクの選考は、基本的にWEBテスト・適性検査・面接で構成されていますが、場合によってはグループディスカッションもあるようです。
WEBテストでは、「言語・非言語・性格」についてSPI形式で出題され、1時間程度で回答します。
面接では、「ソフトバンクでやりたいこと」について深堀りされた受験者が多いので、入社後のイメージをより明確にできている人は高評価を得やすいでしょう。
試験対策として「ソフトバンクでやりたいこと」について答えを準備する際は、内容が抽象的にならないように注意しましょう。
ポイントとして、「ソフトバンクでしかできないこと」を自分のやりたいことに落とし込みましょう。
キャリアプランのアピールと一緒に志望度の高さを示すことができます。
携帯電話業界のインターン情報
NTTドコモ
NTTドコモのインターンには、「サマーインターンシップ ドコモハッカソン」というコースがあります。
このコースは理系向けとなっており、ドコモの最新のデバイスやAPIを活用したサービス開発について学べるインターンです。
詳しい採用情報についてはNTTドコモのホームページをご覧ください。
「サマーインターンシップ ドコモハッカソン」
<インターン応募から参加までの流れ>
開催日時:9月13日~9月15日
実施日数:3日間
開催場所:WEB
応募期限:2021年7月12日
参加人数:30名程度
<インターン内容>
サービス開発の基礎理解
アイデアソン(NTTにおけるアイデア創出取り組みについて)
ハッカソン(ソフトウェア関連プロジェクトの取り組みについて)
社員からのレクチャー
このコースは、3日間にわたりNTTドコモのサービス開発について学ぶ理系向けのインターンです。
ゼロからアイデアを生み出すむずかしさや、最新デバイスを活用した業務を肌で体験し、サービス開発の面白さを実感できます。
レクチャー・フィードバックを担当するのは、これまでドコモの最前線で活躍してきた社員です。
本場のプロの技術やビジネス観点に触れて、実際の業務への理解をより深められるでしょう。
KDDI
KDDIのインターンには、「ネットワーク:ソリューションエンジニアコース:SE業務体験コース」というものがあります。
このコースは長期インターンシップとなっており、約6カ月間にわたりKDDIのSE業務を体験します。
最新の採用情報についてはKDDIのホームページをご覧ください。
「ネットワーク:ソリューションエンジニアコース:SE業務体験コース」
<インターン応募から参加までの流れ>
開催日時:9月1日~2月28日
実施日数:1カ月以上
開催場所:東京
応募期限:2021年6月15日
選考フロー:ES→適性検査(WEB)→書類選考→面接(WEB)→参加決定
その他:交通費支給、時給1,200円
参加条件:
・エクセル、パワーポイントでの資料作成経験のある方
・通信業界でのSE業務に興味があり、就職先としてKDDIに関心がある方
<インターン内容>
ソリューションエンジニア業務体験
システムエンジニア業務体験
情報収集・ディスカッション体験
フィードバック
このコースは長期インターンとなっており、時給1,200円で約6カ月間業務体験に従事します。
基本業務はエンジニア関係の仕事で、SE全般の業務概要を理解した上で様々な実務体験を重ねていきます。
本部内での業務改善や情報収集、ディスカッションや資料作成など幅広い業務に取り組むので、入社後のワークフローを詳細に知ることができます。
KDDIを希望している方は積極的に参加してみてください。
なお、参加が決定した場合は事前オリエンテーションと入社初日オリエンテーションに参加する必要があります。
事前に日程を確認しておきましょう。
ソフトバンク
ソフトバンクのインターンには、「ソフトバンクSUMMERプログラム」というコースがあります。
このインターンは、オフラインで就労体験をする「JOB-MATCHインターン」と、オンラインで業務体験をする「Beyond Border Week Challenge」という2つのコースに分かれており、実施日数や内容が異なります。
詳しい採用情報についてはソフトバンクのホームページをご覧ください。
「ソフトバンクSUMMERプログラム」
<インターン応募から参加までの流れ(2023年度)>
開催日時:
【JOB-MATCHインターン】「8月16日~9月10日」
【Beyond Border Week Challenge】「8月16日~10月10日」
実施日数:
【JOB-MATCHインターン】
・短期コース(2週間)、長期コース(4週間)
【Beyond Border Week Challenge】
・エンジニア体験(2日間)
・新規事業立案(7日間)
・ハッカソン(5日間)応募期限:2021年5月31日
参加人数:
【JOB-MATCHインターン】約200名
【Beyond Border Week Challenge】約700名
選考フロー:書類選考→面接
その他:交通費支給、時給1,200円(JOB-MATCHインターンのみ)
<インターン内容>
【JOB-MATCHインターン】
オフライン就労体験(短期)
オフライン就労体験(長期)
【Beyond Border Week Challenge】
エンジニア体験
新規事業立案
ハッカソン
このインターンは大きく2種類に分かれており、【JOB-MATCHインターン】と【Beyond Border Week Challenge】があります。
【JOB-MATCHインターン】は短期コースと長期コースの2パターンがあり、【Beyond Border Week Challenge】はエンジニア体験、新規事業立案、ハッカソンの3パターンに分かれます。
選択肢が豊富で、それぞれ興味のある分野について深く学習することができます。
また、給与や交通費が支給されるのは【JOB-MATCHインターン】のみで、【Beyond Border Week Challenge】は給与・交通費ともに支給されない点に注意しましょう。
特定の分野について深く体験するインターンなので、希望の分野がある程度絞れている方におすすめです。
業界研究のやり方
業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。
代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。
(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。
業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。
(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。
携帯電話業界の業界研究
(1)業界全体を知る
携帯電話業界の業界研究においては、「MNO」と「MVNO」の主要企業について大まかに理解しておきましょう。
MNO |
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク |
MVNO |
楽天モバイル、Y!モバイル、UQモバイル、LINEモバイル |
MNOは「Mobile Network Operator」の略で、自社の通信設備を持つ「移動体通信事業者」のことを指します。
対するMVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、自社の通信設備を持っておらず、MNOの設備を借りて通信サービスを提供する事業者のことです。
MNOはサービスプランが豊富でキャリアメールなども使用できますが、利用料はMVNOよりも高くなる傾向が強いです。
MVNOは低価格で利用できますが、キャリアメールが使用できず、対応機種や基地局が限定される特徴があります。
それぞれサービスの特徴や強みが異なる点を覚えておきましょう。
(2)業界の深掘り
携帯電話業界の主な事業内容は、「携帯電話の販売」と「通信サービスの提供」です。
携帯電話の機種販売による利益と、通信サービスの様々なプランの利用料が収益源になります。
国内の市場シェアは三大キャリアがそのほとんどを占めており、MVNOである楽天モバイルが2019年になって参入したという状況です。
莫大な市場シェアを持つ三大キャリアですが、携帯電話事業のほかにも「固定通信」や「プロバイダ事業」などを同時展開している場合がほとんどです。
実際に働く場合の職種は大きく3種類で、「販売職」、「開発系技術職」、「インフラ系技術職」になります。
販売職は店頭での機種販売・通信サービス販売が主な業務です。
開発系技術職は新規サービスや機種の研究・開発などを行います。
インフラ系技術職は、「ネットワークエンジニア」や「システムエンジニア」として業務にあたるケースが多く、顧客のもとに出向いて通信環境の構築を行う場合もあります。
携帯電話業界の業務内容として、「携帯電話に付帯する通信サービス全般」というイメージで広く理解しておくと良いでしょう。
店頭で携帯を販売するだけではなく、通信設備の維持・管理や、サービスの開発なども重要な業務の1つなのです。
(3)業界の動向把握
近年の携帯電話業界は、「テレワーク」などの通信需要の高まりや「5G」の登場を受けて市況は好調であるといえます。
スマホブームが来た当時のような爆発的な市場成長はありませんが、継続需要と先進技術に伴う新機種の販売などで安定的な市場になっています。
2019年には「楽天モバイル」が市場に参入し、三大キャリアのシェア争いに加わりましたが、依然としてシェアの大半は三大キャリアが占めている状況です。
特に最近は価格競争が激しくなっており、国政による携帯料金の値下げ要請もあったため各キャリアで「低価格サービスの提供」がほぼ同時に開始されました。
2022年現在ではスマートフォンの普及率は約90%近くにのぼり、ユーザーの需要は機種そのものから「サービス内容」へと移りつつあります。
「安さ」、「つながりやすさ」、「安定性」など通信プランの質が重視されるようになっているのが近年の動向です。
最新の通信技術である「5G」への関心も高まっており、2021のスマホ販売台数の半数以上が5G対応の新機種でした。
スマートフォンの機種本体の性能差がほとんどなくなった現状を踏まえると、今後の携帯電話業界では「サービス内容基準で機種やキャリアを選ぶ」というのが主流になってくると考えられます。
業界の動向把握においては、「通信技術」と「サービス形態・内容」というポイントに着目して情報収集をしておくと良いでしょう。
ESのまとめ方
エントリーシートを書く際は、「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。
よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」ということがあります。
幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。
学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。
ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。
業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。
そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。
携帯電話業界のES対策・攻略法
業界のエントリーシート(ES)を書く際のポイントとして、「携帯電話業界で何がしたいか」、「携帯電話業界への自分の適性」を強調して伝えるように意識すると良いでしょう。
この他にも「誠実さ」や「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなお良いです。
「携帯電話業界で何がしたいか」について
ESを記入する際は、「志望度の高さ」をアピールすることがとても重要です。
携帯電話業界の志望理由を伝える上で、「どうしても通信サービスの提供に携わりたい」というような強い志望動機をアピールできれば、業界に対するやる気や熱意がより強く伝わります。
実際に記入する際は次のポイントを意識しましょう。
・実際に入社したら「どんな仕事がしたいか」
・なぜその仕事がしたいのか、他の通信事業者では叶わない理由について
ポイントは、入社後にやりたいことをより詳細に伝えることです。
数ある通信事業者の中で「どうしてもこのキャリアのサービス提供に携わりたい」という熱意を伝えるといいでしょう。
そして、なぜその仕事を望むのかしっかりとアピールすることも大切です。
「その通信サービスなら他の事業者でも提供できるのでは?」と切り返されないように、よく考えて志望理由を記入しましょう。
MNO事業者であれば、それぞれサービスプランや機種に特徴を持っているはずです。
「特定通信サービス・機種」に関する具体的な熱意などがあればその事業者を志望する十分な理由になるので、志望理由を組み立てやすいでしょう。
「携帯電話業界への自分の適性」
携帯電話業界への熱意をしっかり伝えることができたら、次は「自分の適性」をアピールしましょう。
どんなに気持ち・熱意がある人材でも、「将来性」を感じてもらえなければ採用は難しいでしょう。
自分の長所や特技などがどのように業務に活かせるか、詳しくイメージしてもらえるように自己PRを考えてみてください。
ポイントは以下の2点です。
・まずは自分の特技や長所を具体的に伝える
・それらがどのように業務に活かせるか、「実際の業務」を例にアピールする
重要なのは、特技や長所の表現が抽象的にならないようにすることです。
より具体的に過去の実績や成果を交えてアピールするようにしましょう。
携帯電話業界であれば、通信サービスや機種のトレンド、料金プランなどについて自分なりに思う問題点や、改善すべき点などを軸に話をすると将来性を感じてもらいやすいでしょう。
例えばMNOキャリアの場合、通信プランへの「ユーザー視点での意見」や、「こんな機能があったらもっと良い」、「他のキャリアと比較して優れている点・伸ばすべき強み」などを軸に話ができると、知識や理解度の深さをアピールできるでしょう。
携帯電話業界の筆記試験対策・攻略法
携帯電話業界の筆記試験の特徴として、「SPI」、「玉手箱」、「WEBテスティング」が採用される傾向が見て取れます。
対策としては、どれも基本的な対策本やサイトで反復練習をしておけば問題ないでしょう。
WEBテスティングについてですが、これは「WEB上で行うSPI」のようなイメージですが、出題内容が「WEBテスティングならでは」という問題もあるので、SPIの対策とは別で学習しておくのが良いでしょう。
基本的な内容は「言語」、「非言語」で、言語は国語系、非言語は数学系の問題が出題されます。
非言語では電卓使用が前提での出題も多いようなので、事前に使い慣れておく必要がありそうです。
言語は熟語の成り立ちや空欄補充に加えて、長文読解や文節に関する問題が基本となります。
携帯電話業界の面接対策・攻略法
面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。
面接官の質問には必ず「意図」があります。
十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」、「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。
携帯電話業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。
- 初めて携帯電話を持った時から今に至るまでのエピソードについて
- 品質不良を訴える顧客へどのように対応するか
- 5Gの普及についてどう思うか
- 携帯電話の機能についてどう思うか
- 携帯電話の通信料金についてどう思うか
上記は携帯電話業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。
どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。
この他にも、「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。
本記事では「初めて携帯電話を持った時から今に至るまでのエピソードについて」、「品質不良を訴える顧客へどのように対応するか」、「5Gの普及についてどう思うか」について回答のポイントを詳しく解説します。
「初めて携帯電話を持った時から今に至るまでのエピソードについて」
この質問で面接官が知りたいのは、「携帯電話についての関心」や「思い入れ」だと考えられます。
今や存在自体が当たり前になりつつある携帯電話ですが、初めて自分の携帯を手にした時はそれぞれ感動があったはずです。
この質問では、受験者自身が携帯を通じてどんな体験をしてきたのか、携帯に対してどんな思いを持っているのかというある種の「思い入れ」のようなものを引き出そうとしています。
サービス利用者からサービス提供者へと変わる際に、携帯電話に対してどんな価値観を持っているかは重要なポイントとなります。
これらを踏まえて、回答の際は次のようなポイントを意識してみましょう。
・携帯に関する「思い出」を軸としたエピソードを伝える
・思い出や体験を志望動機に結び付ける
まずは携帯に関する思い出を軸に過去のエピソードを話してみましょう。
ここでの思い出は、「良い思い出」でも「悪い思い出」でもどちらでも大丈夫です。
ポイントは、「こんな思い出があるから、こういうサービスを実現したい」というように思い出と志望動機を結び付けることです。
利用者としての実体験に基づいたサービスプランなどを話せると、好印象を得られるでしょう。
「品質不良を訴える顧客へどのように対応するか」
この質問で面接官が知りたいのは「顧客目線に立てるか」と「トラブル解決能力」だと考えられます。
まず、品質不良を訴えている顧客の場合、怒っている状況も十分に考えられます。
そのような場合は、どのように相手の怒りを鎮め、建設的な話し合いにもっていくかが重要になります。
回答の際は次のようなポイントを軸に答えてみるといいでしょう
・顧客の話を詳細に聞く(使用状況・保管状況など)
・顧客の要望を聞く
・できないことは言わない
まずは、品質不良の状況について詳しく聞き、その上で顧客がどんな対応を望んでいるのか聞くようにしましょう。
ここで重要なのは、きちんと顧客の立場に立って話を聞くことです。
しっかりと寄り添って対応することで、顧客が怒っている場合でも詳細に話を聞き出しやすくなります。
そして最終的な対応として、「できること」と「できないこと」をはっきりと伝える必要があります。
その場の空気に流されて、本来できない対応を「できます!」、「やります!」といわないように気をつけましょう。
クレーム対応では、状況をしっかりと聞き出した上で、どんな対応ができるのか具体的に伝えることが大切です。
回答の際は、このようなポイントを踏まえて自分なりにどう対応するか伝えましょう。
「5Gの普及についてどう思うか」
この質問で面接官が知りたいのは「先進技術への関心」、「自分の考えを持っているか」だと考えられます。
スマートフォンの登場により、携帯電話とインターネットが深く結びつく時代になりました。
インターネットを取り巻く市場や技術の進化速度は凄まじく、先進技術やトレンドの影響は必然的に携帯電話業界にも及びます。
携帯電話業界にとって、携帯電話の市場と新しい分野をどう結び付けていくかは重要な課題の1つです。
トレンド技術の導入が遅れれば、市場シェアを一瞬にして失う可能性すらもあります。
これらを踏まえて、回答の際は次のポイントを意識してみてください。
・関連して発達しそうな分野・産業について
・どんな事業に活かせるか
・想定される課題や対策
この質問では、上記のようなポイントを踏まえて「良い」、「悪い」を論理的に答えられると良いでしょう。
メリット・デメリットを踏まえた上で「どんなビジネスチャンスにつながるか」なども話せると理想的です。
以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。
面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。
リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみてください。