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【新聞業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!

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新聞業界のES書き方アイキャッチ


「新聞を通じて世の中の政治、経済を分かりやすく発信したい」「記者として社会の不正を暴きたい」などの理由で今なお人気の新聞業界

マスコミ関連の中でも新聞社は特に高倍率で、毎年多くの就活生が志望しています。


そんな新聞業界ですが、業界の現状や求める人物像、ESで見られている点は理解していますか?

ESを書く前に業界研究をしっかりと行い、どのような人材が求められているのか理解することが大切です。


今回は新聞業界のESで実際に出た設問例をもとに、ポイントなどを紹介していきます。


新聞業界の採用動向や面接対策について、詳しくは下記
で紹介しています。併せてチェックしておきましょう!

新聞業界の現状

まずは新聞業界の現状について見ていきます。

業界を取り巻く環境は大きく以下の2点です。

①新聞発行部数は3年連続で200万部超の減少

日本新聞協会によると、2008年頃から年間約100万部の減少が見られ、2018年以降は3年連続で200万部超の減少を記録しています。

こうした発行部数の減少には、若者の新聞離れ、インターネットニュースの台頭、人口減少、購読料の高さなどの理由が挙げられます。


例えば昨今では、Yahoo!ニュースやSmartNewsなどの無料で最新の情報が得られるアプリケーションが増加しています。

対して大手新聞社の月極購読料は3000~4000円台のため、気軽に契約できません。


また、日本では少子高齢化に伴って人口減少も進んでいます。
こうした状況下で急激に購読者を増やすことは難しいでしょう。 

②求められるデジタル化

新聞業界で挙げられる喫緊の課題はデジタル化です。


①でも述べた通り、新聞の発行部数は年々減少傾向にあり、ここから急激に契約数を伸ばすことは非常に困難です。

発行部数が減少すると、購読料や広告の収入が見込めなくなるため、会社の存続に関わります。


こうした状況下で注目されているのが「デジタル版」です。

例えば日本経済新聞は有料版の「日経電子版」をいち早く展開しており、スマホやPC、タブレットでいつでも記事を見られる環境を構築しています。


先程も述べた通り、今や無料でニュースが見られる世の中において、有料のデジタル版に誘導するのは非常に困難です。


一方で「毎月お金を払ってでも有益な情報を知りたい」という層も存在します。

そうした方々をいかに自社のデジタル版へ誘客するか、ここが新聞社の存続を分けるポイントになることは間違いありません。


上記のような「発行部数が減少する中で、デジタル版の拡大が求められている」という新聞業界の現状を把握することで、業界が求める人物像も見えてきます。

今一度そうした視点を持って業界、企業研究に取り組みましょう。

新聞業界のES設問例

1学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください(共通)

2今、一番の関心事は何ですか。(2021年 朝日新聞)

3日経で取り組みたい仕事とその理由をそれぞれ具体的に書いてください。(2022年 日本経済新聞 )

4「ニュース」「情報」という商品をどこに、どのように売りたい、伝えたいかを記入してください。(2021年 時事通信)

5 最近印象に残った読売新聞の記事、影響を与えた記事は?( 2020年 読売新聞)

設問例1:学生時代に頑張ったこと

学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください(共通)

こちらの質問では、学生時代にあなたがどういったことに注力したのかが問われています。

ガクチカは、ESだけでなく面接でも度々問われます。


企業がガクチカを訪ねる理由としては「目的意識を持って充実した学生時代を過ごしてきた人材か」を確認するためです。


したがって就活生は、その経験から何を学び、何を得たのか、また将来その経験をどのように活かしていくのか
といった深いところまで答えられるようにしましょう。

回答例

私が学生時代に打ち込んだことは、アマチュア芸人としての活動です。大学ではお笑いサークルに所属し、友人とM1グランプリ1回戦突破を目標に、漫才のネタ作りに励みました。しかし何の知識も経験もない私達は漫才のネタ作りに日々苦戦していました。

そこで私は「1日1つ漫才のネタを考えること」をまず目標に掲げました。しかし精度の低いアイデアばかりで、自分たちの経験だけでは面白みがないことに気付きました。そこで私は街頭インタビューを日々行い、印象に残っている経験などをヒアリングし、それを元に毎日1本ネタを作りました。こうした努力の積み重ねにより、大学3年生の時には、M1グランプリ3回戦進出を果たすことができました。

この経験で私は、人に臆せずインタビューが出来る情報収集力と1つの話題から起承転結がある文章を作る身につきました。能力を身につけることができました。この強みを貴社でも活かし、記者として私にしか書けない記事を執筆します。

 

☝ワンポイント

困難をどのように乗り越えたのか、面接官が見たいポイントの一つです。

設問例2:一番の関心事

今、一番の関心事は何ですか。(2021年 朝日新聞)

こちらの質問では数ある世間のニュースにおいて、あなたが最も関心を持っている出来事について問われています。

もちろんESに正解や不正解はありませんが、例えば芸能人のゴシップやあまりにもマイナーなニュースを記述することは避けましょう。


面接官がESを読んだ際に、「なるほど。そういった視点を持っている人物なのか」と思わせることができるような内容を記述をするようを心掛けましょう。

回答例

私の一番の関心事は「ロシアによるウクライナ侵攻問題」です。

中でも私は、フェイクニュースについて着目しています。2ヶ月前のウクライナ侵攻からSNSでは様々なフェイクニュースが溢れています。例えば「ウクライナ侵攻は全くのデマで、全て俳優が演技している」など、信じられないような内容も多く拡散されています。昨今は動画編集技術を悪用して、でっちあげの動画を拡散するなど、日々情報の信憑生が低下していると感じます。

こうした世界が混沌とする中で、私は改めて「正しい情報を世の中に伝えることの大切さ」を感じました。世界中の人達が正しい情報をもとに、改めて「どうすれば世界平和に繋がるのか」を考えることで、より良い方向へ向かうことができると感じています。

そのために私は貴社に入社し、実際に現地で起きている事実をありのまま発信し、少しでも多くの人に正しい情報を届けていきたいです。以上が私の今、一番の関心事です。

 

☝ワンポイント

関心事を通じて、あなたがどういった感情を抱いているのか、が大切なポイントです。

設問例3:取り組みたい仕事

日経で取り組みたい仕事とその理由をそれぞれ具体的に書いてください。(2022年 日本経済新聞 )

こちらの質問では、あなたが企業で取り組みたい仕事とその理由について問われています。


各企業の面接官は、「とにかく貴社に入社したい」という学生よりも「○○という私の思いを実現するために貴社に入社したい」という学生を求めています。

なぜなら憧れや給料面の理由で志望する学生は、入社後のギャップで辞めてしまう人が多いためです。


したがって、面接官はこうした質問を投げかけます。ESだけでなく面接でも聞かれるので、しっかりと事前に考えておきましょう。

回答例

私は貴社の社会部の記者として、まだ知られていない社会課題について発信し、より良い世の中を作るきっかけを生みたいと考えています。

この思いに至ったのは、私が大学2年生の時です。私には5つ上の姉がいます。優秀な姉は高学歴とされる大学を出て、誰もが憧れる有名企業に入社しました。しかし姉はその企業でパワハラに遭い、連日の激務で体を壊してしまいました。姉は今でも病院通いを続けています。そんな被害があるにも関わらず、その企業は今でも一流企業として君臨しています。

その状況を目の当たりにした私は「こうした社会課題を取り上げ、世間の人が考えるきっかけを作りたい」と考えるようになりました。そのような私の思いを実現できるのは貴社であると考えます。

貴社は他の新聞社とは異なり、「社会問題の解決提供」という専用コラムにて、日々社会問題の記事を発信しています。こうした環境が揃っている貴社の社会部記者であれば、私の思いが実現できると考えました。

 

☝ワンポイント

なぜその企業を志望するのか、何を成し遂げたいのかを深く考える必要があります。

設問例4:「ニュース」「情報」をどこに売りたいか

「ニュース」「情報」という商品をどこに、どのように売りたい、伝えたいかを記入してください。(2021年 時事通信)

こちらの質問では、新聞社の商品である「ニュース」「情報」 に対するあなたの考え方が問われています。


新聞社の記者になると、日々様々な情報を追いかけるようになりますが、その情報を「誰に伝えたいか」まで考える機会は多くありません。

そこで面接官は入社前に「どういった信念のもと記者を志望しているのか」を問いています。


この「誰に伝えたいか」を聞くことで、面接官は就活生の新聞記者に対する思い、考え方を探っています。

回答例

私は「情報」という商品を貧困家庭に負担にならない形で売りたいと考えています。私の家庭は幼い頃から貧しく、本やおもちゃの代わりに毎日欠かさず新聞を読んでいました。その結果私は昔から様々な社会課題に対して関心を持ち、ボランティアやユニセフ募金など活発に活動して参りました。

そして大学生になったいま「全ての人が新聞を通じて、世の中の出来事に興味関心を持って欲しい」と考える様になりました。そこで現実的には難しいかもしれませんが、貧困家庭や少年院などにフリーペーパーといった形での寄贈、あるいは市区町村が一括で新聞を購入し、各家庭に配布するといった形で、世の中で起きている課題や現実を全ての人に平等に知って欲しいと考えています。そのようにして、全ての人が社会課題に対して興味、関心を持つようになれば、必ず世の中は良い方向へ進むと考えています。

したがって私は情報を負担のない形で全ての人に売りたいと考えます。

 

☝ワンポイント

自身の経験を交えながら記述することを心掛けましょう。

設問例5:印象に残った記事

最近印象に残った読売新聞の記事、影響を与えた記事は?( 2020年 読売新聞)

こちらの質問では、印象に残っている新聞記事について問われています。


ポイントとしては、ただ事実が書き連ねられている記事ではなく、コラムや連載など記者の視点が含まれている記事を選ぶという点です。


一つの事件に対しても、新聞社によって見方が変わるケースは多々あります。

新聞社Aでは正しいとされていても、新聞社Bでは間違っているという視点に立っているものもあります。


以上のことからも、記者の思いが表出している記事を選びましょう。

回答例

私が印象に残っている貴社の記事は、2022年4月10日に読売新聞オンラインにて掲載された池袋暴走事故の記事です。こちらの記事では池袋暴走事故によって2人を亡くした松永さんの現在の心情について触れ、都内の高校生らと「どうすれば悲惨な事故を減らすことができるのか」という議題について話し合っている内容です。

特に印象的であったのは、松永さんが受けている誹謗中傷について取り上げている点です。木村花さんの事例と併せて、二次被害としての誹謗中傷についてSNSの在り方を読者に問うています。

こうした凄惨な事故は、事故当初こそテレビや新聞で毎日報道されますが、一年経つとほとんど目にする事がなくなります。そうした中、貴社は逐一、松永さんが取り組まれていることや法改正の進捗状況などを発信しています。

こうした記事を発信し続けることで、高齢者の免許返納や法改正についての議論が生まれるので、社会的にも大きな影響を与えていると思い、こちらの記事を選びました。

 

☝ワンポイント

その記事を通じて何を考えたか、どういった影響を与えたのか、をしっかりと考えましょう。

自己PRの書き方

自己PRイメージ

自己PRの本質

自己PRとは「自分の強みや長所を企業に伝える場」になります。

ただ単純に自分の強みや長所を伝えるのではなく、企業の求める素質を理解して自身の強みをどのように活かせるかを伝えることが重要となります。


評価の高い自己PRにするには、まず自分の強みや長所をきちんと理解することが大切になります。

また、自己PRを書く上で、企業がなぜ自己PRを聞くのか知っておくことが必要です。

企業が自己PRを聞く意図は2点あります。


1人柄を知る

企業は自己PRの内容から、企業に応募者の人柄を把握して企業と合った人材かどうか判断しています。

企業の社風にマッチした人材であれば活躍イメージが湧きやすく入社後の成長も期待できます。

逆に企業とのマッチ度が低い場合は早期退職の可能性があるため積極的な採用はされません。


2自己分析ができているか知る

自己PRは自分の強みや長所を伝える場なので、自分自身について理解していることが重要となります。

自己分析がしっかりしていればきちんと自分の強みを伝えることが出来ます。

しかし、自己分析ができていない場合は就職活動への真剣度は欠けると思われ、企業への志望度も低いものだと判断されます。

自己PRを書くためのポイント

求める人材に即した「強み」を決定する

企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。


自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。

  • 個人として努力し、成果を上げることができる
  • 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
  • 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる


アピールしたい「強み」を論理的に述べる

上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。

(1)強み:あなたの強みは?

(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?

(3)強みを表す具体的エピソードは?

(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?

(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?

引用:unistyle

※自己PRを書く際のポイント

・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること

新聞業界はどんな人材を求めているのか

業界求める人材イメージ


業界が求める人材の特徴は下記2点です。

  • プレッシャーのかかる環境下でも、努力して成果を出せる人材
  • 周囲の人間と信頼関係を構築し、自分だけの情報を聞き出すことができるような人材

プレッシャーのかかる環境下でも、努力して成果を出せる人材

新聞記者は個人に実績が紐付きやすいため、個人として求められる成果を出せるかがポイントになります。

また自社独自のスクープである「特ダネ」を得るため夜遅くまで張り込んだり、大物政治家に直撃したりする場面が多々出てきます。


そうしたプレッシャーと重圧がかかる時でも、きちんと対応できる人材を新聞社は求めています。

周囲の人間と信頼関係を構築し、自分だけの情報を聞き出すことができるような人材

新聞業界はご存知の通り、いかにして特ダネを獲得するかが重要です。

特ダネとは、他社が真似できずに自社独自でスクープした情報を指します。


しかしこうした特ダネは、一朝一夕で獲得できるものではありません。

取材対象となる人物と信頼関係を築き、根気よく取材することで初めて自社だけの情報を聞き出すことができます。


そのため、周囲の人に信頼されるような人材、ヒアリング力に長けている人材は新聞業界に重宝されます。

 

☝ワンポイント

もちろんその他にも見られるポイントは存在しますが、新聞業界が特に求める人材は上記の2点です。

実体験を安直にそのまま記述するのではなく、「どういった人材が求められているのか」「そのために自分はどこを強くアピールすべきなのか」をしっかりと考えて、今一度自身のESを精査しましょう。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。