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【生命保険業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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生命保険業界研究


生命保険業界」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

学生だとまだ自分で加入していない人も多いと思うので、なかなかイメージしづらい業界かもしれません。


生命保険とは、大勢の加入者がそれぞれ保険料を払い、万が一のことが起こった人に対して、保険料として集めたお金の一部を使用して損失に充ててもらう「相互扶助」という仕組みで成り立っています。


まずは生命保険業界について特徴や業務内容をしっかり理解し、業界研究を行っていきましょう。

保険業について

保険業について


保険業とは、加入者からそれぞれ保険料を払い込んでもらい、万が一のことが起こった際に保険金を支払うサービスを提供する事業のこと。

保険は大きく分けて3つに分類され、種類によって取り扱いできる企業が異なります。まずは分野ごとの特徴を理解しましょう。

第一分野保険(生命保険)

第一分野保険は「人を対象」とした保険で、人の生死関して、保険金が支払われます。

被保険者が怪我や病気をしたり、死亡したときに、保険会社から一定の保険金が支払われるのが「生命保険」です。


生命保険は、「死亡保険」「医療保険」「介護保険」「生存保険」の4種類が主な保険内容となります。

「死亡保険」1つとっても、定期保険や終身保険、養老保険など、保険金の掛け方や期間などによってより細分化されており、1人1人にあったサービスが求められます。


この第一分野は「生命保険会社」しか取り扱うことはできません。

第二分野保険(損害保険)

第二分野保険は「モノを対象」とした保険です。

火災や地震、交通事故などの偶然の事故によって生じた損害額に応じて保険金が支払われるのが「損害保険」です。


損害保険には「自動車保険」「火災保険」「旅行保険」「地震保険」「ペット保険」など多くの種類があり、時代とともに対象としているモノも大きく変化しています。

よって、お客様のニーズに合う商品が日々生まれています。


この第二分野は「損害保険会社」しか取り扱うことはできません。

第三分野保険

生命保険(第一分野)と損害保険(第二分野)の中間に位置する保険のことで、いずれにも属さないとされる疾病・傷害分野の保険を指しています。

具体的には「医療保険」「がん保険」「介護保険」「傷害保険」などがこれに該当します。


個人保険の新規契約件数に占める医療・がん保険(第三分野)の割合を見ると、年々上昇しており、生命保険の中でも主力商品となっています。


第三分野保険は、生命保険会社も損害保険会社も販売することができます。

生命保険業界とは

生命保険業界とは

生命保険とは

生命保険とは、自分の死亡や病気、ケガ、介護の備えをすることで、自分や家族を守る生活保障の仕組みです。


冒頭でも解説したように、生命保険は「相互扶助」という仕組みで成り立っています。これは加入者同士が困ったときに助け合うということです。

大勢の人が生命保険会社へ保険料を支払い、公平に保険料を負担しあうことで、万が一のときに保険金や給付金を受け取ることができます。


生命保険会社と保険契約に関わるのは、契約を結ぶ「保険契約者」、保険の対象となる「被保険者」、保険金や給付金を受け取る「受取人」です。

生命保険文化センターが調査している、令和元年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人の割合は82.1%。男女別に見てみると男性は81.1%、女性は82.9%となっています。


日本は「生命保険大国」と呼ばれており、日本の生命保険業界の市場規模は約37兆円、世界第2位の規模を誇っています。

参考:生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査(第Ⅵ章 生命保険の加入状況)」

生命保険会社の販売チャネル

生命保険会社の販売チャネル

 

生命保険会社の販売チャネルには、営業職員による「対面販売(訪問販売)」、インターネットや直営店舗を通じた「直接販売(直販)」、「保険代理店」や「保険ショップ」などがあります。


今まで大手企業が重視してきた
「対面販売」は、 顧客1人1人に合わせてきめ細やかな提案ができ、信頼関係を築くことで顧客の心を掴んできました。

一方で、対面販売以外のチャネルも育ちつつあります。

2007年に銀行窓口での保険販売が解禁されて以降、銀行での保険取扱高は大きく伸び、「保険ショップ」や、インターネットでの保険直販も好調に伸びています。


また2020年の新型コロナウイルスの影響で
オンライン販売の流れが加速しています。

オンラインで全ての手続きを完了できるライフネット生命保険では、2020年度第一四半期の新契約保険料が141.9%の伸びを示しました。


大手企業もどんどん非対面型のプロモーションを取り入れており、よりオンラインでの動きが活発になっていくでしょう。

生命保険業界の職種

生命保険業界の職種

営業職

営業は取り扱っている保険商品の提案や販売を行います。一般個人の顧客を担当する「個人営業」と企業や団体を顧客とした「法人営業」に分かれています。

どちらも保険商品の魅力を伝えることだけではなく顧客のライフプラン、家族構成や収入などをヒアリングした上で適した保険商品を提案します。


保険営業の特徴としては「物を売る仕事ではない」ことです。その場で商品と代金を交換するサービスではなく、将来起こりうる事態に備えるもの提案します。

営業職の場合、飛び込み営業や電話でアポイントを取るアウトバウンドセールスや店舗に来店した顧客に合う保険商品の提案をするインバウンドセールスが主流となります。

また、自らの人脈などを駆使し、新規顧客を開拓する場合もあります。


営業担当はノルマを課されるのが一般的です。契約を多く獲得できればそれだけ多くの報酬を得ることができます。

結果を出すことで給与に反映される部分が、営業職の魅力でもあります。


人の人生に大きく関わる商品を提供するため、責任感が強く、人と根気強く向き合える人に向いています。

事務職

保険の契約に関する書類作成や書類送付、契約内容の変更対応、データ入力やファイリングなどがあります。いずれも正確な作業が求められます。


また、大手の生命保険会社は加入者が多いため作業量も多くなり、正確さに加えてスピードも重要となります。事務職であっても「保険募集人」の資格取得を求められることもあります。


契約後のアフターフォローを行うのも事務の仕事になるので、高いコミュニケーション能力が必要となります。

書類を作成するだけではなく、お金を動かすことも多いため、責任感を問われる仕事と言えるでしょう。

開発企画

開発企画は、文字通り新しい保険商品を生み出す仕事です。市場のトレンドや需要、社会情勢などさまざまな要因を考慮した上で、新しい商品を作り出します。


常にアンテナを広げ情報収集することが求められるので、世の中の動きに敏感な人、自分で新しいものを企画するアイデア力のある人に向いているでしょう。


また新しく商品を生み出すことはもちろん、既存商品の改良なども行います。

営業からの現場の声やお客さまの生の声を吸い上げ、改善点などを見つけていくので、視野を広く持ち将来を見据えられる人に向いています。

生命保険業界市場規模

生命保険業界の市場規模

市場規模の推移

生命保険業界の過去9年の業界規模推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

2019年-2020年の生命保険業界の業界規模は33兆9,127億円


2012年から2015年は横ばいを記録していますが、2015年から2017年にかけては減少傾向にあります。

2018年に死亡率の算出基準となる「標準生命表」の改定が11年ぶりに行われ、生命保険業界では死亡保険料を値下げした影響が背景にあります。

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により営業社員が対面で保険商品を提案することが難しくなったため前年度に比べて各社、新規契約件数の減少が見られました。


「インターネットでの保険販売」を取り入れる企業も増え、今後は対面販売ではなく、ネットを通じて説明を行う「オンライン販売・インターネット販売」が伸びていくことが予想されます。

市場動向

2025年問題」少子高齢化と人口減少について

生命保険ビジネスは国の人口構造との関係が深く、若い世代ほど人口が多くなる“ピラミッド型の構造”であることが、望まれる市場となります。


1947〜49年に生まれた団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となるのが2025年。

団塊の世代は日本の人口において最大のボリューム層となるため、主要契約者が減り、逆に支払いが増えていくことを意味しています。

生命保険加入率がすでに高く、少子高齢化が進むわが国で、生命保険ビジネスの今後の成長を大きく望むことは難しいと予想されているのが現状です。


国内の生命保険会社は既存の顧客の囲い込みを強化すると同時に、顧客およびその家族の長期にわたるマネープランやリスクへの備えなどを提言し、トータルな生活のサポートによって収益機会を拡大する戦略を進めています。


「人生100年時代」いわれるように、今後は長く生きることにより生じるリスクをケアすることを手厚く保障する商品の販売や、既存の契約内容を社会の変化に合わせて変更する取り組みが広がっていくことが考えられます。

今後どのようなことが予測され、どんな保険が必要とされるのか、自分なりの考えを持っておきましょう。


販売チャネルの多様化

少子高齢化による人口減やマイナス金利政策による運用難で生保各社の収益環境は厳しさを増しています。

生保の業界では対面販売を行う約23万人の「生保レディー(外交員)」が営業を支えてきましたが、高齢化や人手不足で要因確保も難しくなっています。


銀行窓口での保険販売が解禁となったほか、保険専門のショップの台頭やインターネットなどによるダイレクト販売が一定の顧客層の支持を集め始めたことから、各社ともに複数チャネルによって販売力を総合的に高めていく戦略を進めています。


2020年新型コロナウイルスの影響は今まで対面での販売を重視していた生命保険にとっては大きなダメージを与えました。

オンラインを通して商品の説明をする体制を整えたり、代理店網の拡充を急いだりと、各社は販売チャネルの多様化に向け動いています。

生命保険業界の歴史

生命保険業界の歴史


生命保険の起源は中世ヨーロッパにあると言われており、当時商人たちが職業ごとに同業者組合「ギルド(自治団体)」を作り、冠婚葬祭など組合員の経済的マイナスが生じた場合は組合全体で分担しあう習慣がありました。

これが生命保険の起源と言われています。


さらに17世紀のイギリスにおいて、教会の牧師たちが組合を作り、組合員が万が一死亡した場合に遺族へ生活資金を出すために保険金を出し合う制度を開始しました。

しかし、この制度では組合員全員が同じ金額の保険料を支払っていましたが、死亡率が年齢とともに上がっていくため、若者よりも高齢者の方がお金をもらえる可能性が高く、不公平が生まれたためこの組合は解散することになりました。

その後、イギリスの数学者であるジェームス・ドドソンにより公平な保険料分担の方法が発見され、1762年世界で初めて「生命保険会社」が設立されました。


日本での生命保険誕生は、1867年に福沢諭吉が著書「西洋旅案内」で西洋の保険制度を紹介したことがきっかけとなっています。

1881年に近代的保険制度をお手本とし、福沢諭吉の門下生である阿部泰蔵が日本初となる保険会社を創設しました。これが「明治生命」の誕生となります。

その後、「帝国生命」(現在の朝日生命)「日本生命」も登場し、さまざまな諸改革が施されていきます。


現在と同じような流れで加入するようになったのは、ずっと後のことですが、保険の大切さが徐々に理解され広がっていき、1892年頃には各地に生命保険会社が誕生しました。


多くの保険会社が登場したことで法的な整備も必要となり、1900年にはドイツの保険監督法にならって「保険業法」が制定されました。

保険業者の安全な運営や保険募集の公正性保険契約者の保護などが目的とされています。

生命保険業界におけるトレンド・話題

生命保険業界におけるトレンドニュース

新型コロナウイルス感染症で非対面営業が広まる

新型コロナウイルスの影響により、営業職員が直接顧客と会うことが難しくなったため「窓販営業における非対面ツール」を利用するなど、非対面営業へのニーズが高まっています。

今まで2~3割程度だった非対面営業が8割程度まで広がると言われています。

非対面営業において結果を出すために、実際に生命保険業界で行われている取組みを3つご紹介します。


1全商品のオンライン販売を開始

2020年6月29日には、第一生命が新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、展開している全商品のオンライン販売を開始したことが新聞各紙で取り上げられ、以降生命保険各社のオンライン販売開始が続いています。

オンライン販売では、LINEやビデオ会議などを用いて、顧客と販売員が一切直接会うことなく契約を締結できるようになりました。

各社、非対面営業でのオンライン販売を試行錯誤しながら取り組む状況が続いています。


2 LINEを活用した効果的なプロモーション

スマートフォンで利用されているアプリのなかでも、トップの使用率を誇るのがLINEです。

生命保険業界では、LINEを活用したプロモーションが採用されるケースも多くみられます。

チューリッヒ生命では、企業が運営する公式アカウントを開設しました。LINEで「友だち登録」することで、開設動画や仕組みを解説している漫画の視聴、チャット機能による質問などができます。


3保険販売店がアプリ開発によりデジタル化対応

株式会社アイリックコーポレーションでは、必要な情報を入力して顧客一人ひとりに最適な契約内容を提案してくれるアプリをリリースしました。

対面営業での接触が困難で新規契約獲得のためのアプローチが困難ななかで、非対面営業による囲い込みや送客を目的としています。

また、保険証券を管理できるアプリも登場しています。このアプリを通じ、オンラインで保険の内容の確認や販売員との相談が可能です。

こういったシステムやアプリも、非対面営業での販売チャネルになるような努力の1つであり、保険販売におけるデジタル化の模索が始まっています。

参考:コムデザ

第三分野が主力に

個人保険契約件数の内訳推移

個人保険契約件数の内訳推移(出典:MS&ADホールディングス「保険業界の基礎知識」 、グラフ作成:CareerMine)

 

個人保険の新規契約件数に占める医療・がん保険(第三分野)の割合を見ると、2000年度の23.0%から2019年度の38.9%へ上昇し、生命保険の中でも主力商品となっています。


なかでも、今後の本格的な高齢社会の到来で顧客ニーズが高まっていくと考えられているのが「介護保障」です。

公的介護保険制度だけではカバーしきれない介護にかかわる費用への備えとして近年、生命保険会社各社が新商品を発売しています。


2002年10月の銀行窓販の解禁で販売が本格化した個人年金保険も、堅調に保有契約高が伸びています。
また、直近では「長生きリスク」に備える保険として「トンチン年金」の契約件数も増加しています。

生命保険業界における主要企業の解説

生命保険業界の主要企業解説

第一生命保険株式会社

社名

第一生命保険株式会社

創立

1902年9月15日

本店所在地

日比谷本社

〒100-8411

東京都千代田区有楽町1-13-1

資本金

600億円

従業員数

55,757名(内勤職10,939名、営業職44,818名)

平均年収

621万円
(参照:yahoo!ファイナンス

※第一生命ホールディングス(株)として登録

事業内容

生命保険業

個人及び企業向け各種保険・年金商品の引受

・契約保全サービス等の保険料業務及び関連業務

有価証券投資・貸付・不動産投資などの資産運用

他の保険会社その他金融業を行う者の代理または事務代行

・投資信託の窓口販売業務等

時代に合わせて変化を遂げてきた第一生命。日本で初めて「相互組織」を導入し、第一生命保険相互会社は創立されました。

第一生命における社風の特徴の1つに「顧客第一主義」の経営が挙げられます。

例えば、広島の原爆投下直後や東日本大震災時といった災害時の迅速な保険金の支払いにその精神が表れています。


現在の日本の人口は約1億2,000万人。
その中で第一生命は約1,000万人のお客様と契約を結んでいます。

一人ひとりのライフスタイルに合わせたニーズへ応えていくことが、第一生命の目指す「一生涯のパートナー」であり、お客さまの心情に寄り添う姿勢を非常に大切にしています。

日本生命保険相互会社

社名

日本生命保険相互会社

創立

1889年7月4日

本店所在地

〒541-8501

大阪府大阪市中央区今橋3-5-12

資本金

1兆2500億円

従業員数

76,792名(うち内勤職員21,117名)

事業内容

生命保険業

生命保険業免許に基づく保険の引受け

資産の運用

貸付業務

有価証券投資業務

不動産投資業務


付随業務・その他業務

他の保険会社その他金融業を行う者の業務の代理または事務の代行

債務の保証

投資信託の販売

確定拠出年金制度における運営管理業務

日本生命の強みは、売上・純資産が保険業界No.1であることです。

日本生命がトップであり続けられる要因としては国内外での「M&Aの成功」が挙げられます


2016年3月に大樹生命とMLCライフインシュアランス、2018年5月にはアメリカのニッセイ・ウェルス生命保険を買収しました。

このように積極的に海外の保険会社の買収を行うことで、圧倒的な市場・顧客の拡大に成功しています。

株式会社かんぽ生命保険

社名

株式会社かんぽ生命保険

設立

2006年9月1日(2007年10月1日に「株式会社かんぽ」から商号変更)

本社所在地

〒100-8794

東京都千代田区大手町二丁目3番1号

大手町プレイスウエストタワー

資本金

5,000億円

従業員数

7,617名(2019年3月31日現在)

平均年収

640万円
(参照:yahoo!ファイナンス

事業内容

生命保険業

保険商品・サービス(養老・終身・定期・学資保険、災害関係・入院関係特約等)の提供

新商品・サービスの企画・提供

かんぽ生命のビジネスモデルは、大正5年(1916年)創業の簡易生命保険の社会的使命を引き継ぎ、簡易・小口な 商品を、全国津々浦々の郵便局ネットワークを通じて、家庭市場中心にリテールのお客さまに提供しています。


民営分社化により、販売チャネルを担う日本郵便と分かれ、「製販分離」のビジネスモデルとされたことから、お客さま ニーズに対応した商品をタイムリーに提供することが必要となりました。

家庭市場における実績を生かして、学資保険の改善等、既存商品の見直しから着手しています。

明治安田生命保険相互会社

社名

明治安田生命保険相互会社

創業

1881年(明治14年)7月9日

本社所在地

〒100-0005

東京都千代田区丸の内2-1-1

総資産

42兆6,852億円 (2021年3月末現在)

従業員数

46,928人(うち営業職員「MYライフプランアドバイザー」35,995人)

(2021年3月末現在)

事業内容

・各種生命保険の引受・保全

・資産の運用などの生命保険業および付随業務など

明治安田生命は「国内最古の生命保険会社」というブランドを持ちます。法人分野に強みを持っており、団体保険のシェアは29.8%で業界1位を誇ります。


長期にわたる契約が多い企業や官公庁に強いことで盤石な基盤を築いていることが魅力であり、安定したビジネスが特徴である一方で、今後も成長が見込まれる「若年個人層」「高齢者層」などに着目したビジネスも推し進めています。

生命保険業界における主要企業の採用動向

生命保険業界主要企業の採用動向

第一生命保険株式会社

求めている人材
  • 常に「お客さま視点」「マーケット視点」を持ち、果敢に挑戦する人
  • つながりを活かし、価値を創造する人
  • 圧倒的な当事者意識を持つ人

第一生命は、グループミッションとして「一生涯のパートナー/By your side,for life」を制定し、海外を含むグループ各社がそれぞれの地域で、お客さまの安心で豊かな暮らしと地域社会の発展に貢献できるよう取り組んでいます。


日本での創業以来、「お客さま第一」を経営の基本理念に据え、生命保険の提供を中心に、地域社会への貢献に努めてきました。

このことから「お客さまのために」という視点と「信頼」という点がポイントになってくると考えられます。


信頼関係構築のためにこれまでどのように信頼を得てきたかどのようにアピールできるかが重要になります。

必要に応じて、「自ら進んでコミュニケーションをとりにいく」「誰にでも態度を変えずにコミュニケーションをとることができる」ことなどもアピールしていくと良いでしょう。

日本生命保険相互会社

求めている人材
  • 自らの可能性を信じ、努力し、夢を実現しようとしている人
  • 生命保険事業の根幹である相互扶助に共感し、世の中に尽くそうという志を持つ人
  • ハートフルな人

ここからわかるポイントとしては、顧客との信頼関係を大切にしながら、常にその先を見つめ、挑戦的な取り組みを続けようとしていく姿勢です。


信頼関係構築のためにこれまでどのように信頼を得てきたかをアピールできるか、挑戦心をどのように培ってきたかが重要になります。

自己分析をして自身がアピールできる挑戦心のエピソードや、経験で得た学びや成果を伝える具体的な内容にして伝えましょう。


挑戦心があったとしても、企業に就職した後どのように活かすのかが伝わらなければ意味がありません。

こちらも具体的に、どういった風に仕事や将来に活かすことができるかを考えるようにしてみましょう。

株式会社かんぽ生命保険

求めている人材
  • 常に問題意識を持ち、現状を分析し課題を明らかにすることができる人
  • 課題に対して自ら積極的にチャレンジできる人
  • 失敗を恐れずに行動し、粘り強く取り組むことができる人
  • 社会規範やルールに即して自らを律し、不正に対して毅然とした態度をとることができる人

かんぽ生命は「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい」を経営理念に掲げています。

このことからお客様の人生に寄り添い、分かりやすい商品と質の高いサービスを提供してお客様から信頼される企業を目標にしていることがうかがえます。

「誠実」で「情熱」と「高い志」を持ち、失敗を恐れず「チャレンジ」する人材が求められています。


もともと国営の郵政公社から始まっているこれらの企業は、志望動機を重視する傾向があると言われているため、経営理念を理解した上で、実体験をもとに保険業の大切さを感じたエピソードを伝えられるようにしましょう。


保険商品は目にみえる商品ではないため、価値や商品性が伝わりづらい部分があり、特に学生に縁がない場合もあります。

なので、保険を身近に感じられたというエピソードは企業にとっても嬉しく良い印象になることでしょう。

明治安田生命保険相互会社

求めている人材
  • 新しいアイデアを発想し、形にしていく「企画発想力」
  • 自らのアイデアを素早く行動に結びつける「行動力」
  • 一度決めたことを最後までやり抜く「意志力」
  • チームワークを大切にする「調和性」

明治安田生命は信頼を得て選ばれ続ける、「人に一番優しい生命保険会社」を経営ビジョンにあげています。このことからお客様との信頼の絆をいかに大切にしているかがわかります。


よって、自身が培ってきた「信頼」をアピールすることが重要になります。

これまでの経験で得た、周囲の人と協力し合える関係性やコミュニケーション能力を具体的に伝えていきましょう。


また、
働く仲間と互いに助け合い、共に成長する」ことを働く価値観にあげているため、信頼に加えチームワーク「協調性」もポイントとなります。

自身が体験してきたエピソードを交え、チームでの役割であったり仕事での活かし方を伝えられるように準備しておくことが大切になります。

生命保険業界の採用スケジュール

生命保険業界主要企業の採用スケジュール

第一生命保険株式会社の採用フロー

2022年度卒のスケジュールになります。最新の情報は第一生命保険株式会社のホームページをご確認ください。

<22年度卒の場合>

エントリーシート提出およびWEB適性検査1回目

WEB少数社員座談会「Career3rd」(複数回)

WEB適性検査2回目(テストセンター・デザイン思考テスト)

選考面接(複数回)

内々定

WEB少数社員座談会「Career 3rd」については、エントリーシートおよびWEB適性検査1回目で一定水準以上を満たした方にのみご案内となっています。

また、選考面接については、WEB少数社員座談会「Career 3rd」に全て参加し、WEB適性検査2回目で一定水準以上を満たした方にのみ案内があります。

選考でグループワーク・グループディスカッションはありません。

プレエントリーした方を対象に、メールを通じた情報提供やマイページを通じた自社説明会や選考会などの案内・受付を行っているので情報を取り寄せ、面接対策に活かしましょう。

日本生命保険相互会社

2022年度卒のスケジュールになります。最新の情報は日本生命保険相互会社ホームページをご確認ください。

<22年度卒の場合>

エントリー

会社説明会 対面、WEBにて実施

面接(個別、グループ)複数回実施予定

内々定

詳細は企業My Pageに登録後、順次案内がくるようです。生命保険業界に興味があるのであれば、登録必須です。

面接の回数が人によって異なるようです。2回で内定が出た人もいれば、7回も面接があった人も。人柄を重視していることがよくわかります。

また面接では、基本的な質問以外に「当日の日経平均株価は?」など金融の一般常識を問われる質問も出ることがあるようです。

企業の情報だけではなく、金融業界全体の動きをチェックしながら対策を行いましょう。

株式会社かんぽ生命保険

2022年度卒のスケジュールになります。最新の情報は株式会社かんぽ生命のホームページをご確認ください。

<22年度卒の場合>

応募(ES・履歴書(自己PR)提出)

適性検査

面接

内々定

選考でグループワーク・グループディスカッションはありません。例年、面接は2~3回行われているようです。

面接内容はオーソドックスな質問が多く、「あなたの弱み・強み」「志望動機深掘り」「学生時代力を入れたこと」「かんぽ生命を志望する理由」などしっかり準備していれば、回答できるものがほとんどのようです。自信を持って面接に望みましょう。

明治安田生命保険相互会社

2022年度卒のスケジュールになります。最新の情報は明治安田生命保険相互会社ホームページをご確認ください。

<22年度卒の場合>

エントリー

筆記試験/Webテスト/適正検査

面接(1〜3次面接、最終面接)

明治安田生命の内定者は「インターンシップ参加者」に多いように見受けられます。早い段階で情報収集をし、行動にうつす必要があります。興味があるのであれば、インターンシップには積極的に参加しましょう。

また明治安田生命の面接は、比較的堅めの雰囲気で進むことが多いです。大学のキャリアセンターの人や外部のセミナーなどを利用して模擬面談を行い、緊張感のある雰囲気に慣れておくことをおすすめします。

生命保険業界のインターン情報

生命保険業界主要企業のインターン情報


生命保険業界のインターンシップは就活生の中でも人気の高いものの1つとなります。そのため、インターンシップ選考を通過するには、事前にしっかりと準備しておくことが必要になります。


生命保険業界のインターンは、1〜3日程の短期、もしくは3~5日程の期間で開催されることが多いです。

インターンの内容は、業界や企業について理解を深める講義形式や仕事体験、グループワークなどが組み合わされた内容がほとんどです。


生命保険業界には、営業・顧客対応など様々な職種があるので、それぞれのコースに別れている内容のものが多くなっています。

職種選びで迷っている場合は、いくつかのインターンシップに参加してすべての職種を体験してみるのも良いでしょう

仕事においてのやりがいや自分にどういう適性があるかを見極めることができるので、ぜひチェックしてみてください。

第一生命保険株式会社

第一生命保険では大きく分けて3つのコースが用意されています。

■ライフプロフェッショナル職(総合営業職)
生命保険業界におけるコンサルティング営業とはどのようなものか、販売とコンサルティング営業との違いを体感するグループワークがメイン。最後には職員からのフィードバックがあります。


■機関経営職コース
「経営のプロ」を目指すためのコース。営業オフィス経営に必要な能力を身につけるためのカリキュラムが組まれています。仕事理解のための体感ワークや商品提案を疑似体験します。


■基幹職インターンシップ
基幹職インターンシップでは3つのコースが用意されています。


<オープンコース>

第一生命グループのビジネスフィールドについて基礎から学ぶコース


<アクチュアリーコース>

実際の数理モデルに基づく適切な保険料・責任準備金の算出をはじめとして、標準掛金率や退職給付債務の計算・分析、予定脱退率の計算・分析の講習などを行い、アクチュアリーの業務を体感できるコース。


<クオンツ・データサイエンティストコース>

クオンツとは数理科学的な手法を用い、リスク管理や金融に関する問題や課題の解決に取り組むスペシャリストのこと。ビッグデータの解析などを積極的に取り入れて新商品の開発や保険査定基準の改定に取り組むなど、データサイエンティストとしての業務を体験することができます。

日本生命保険相互会社

日本生命保険相互会社では8つのコースが用意されており、コースによってオンライン開催と対面開催にわかれています。

営業企画・マーケティングコース

保険商品・サービスの開発、販売支援コンテンツ作成など

資産運用コース

運用計画の立案、投資環境分析、投資実務など

IT・デジタルコース

データ分析業務、デジタル戦略の策定など

アクチュアリーコース

保険数理・年金数理業務の各種設計・計算など

※アクチュアリーとは、保険・年金の数理業務のプロフェッショナルのこと

海外事業コース

海外戦略の策定、海外保険事業管理業務など

お客様サービスコース

お客様満足向上サービスの企画など

人材育成・採用コース

研修企画・採用関連業務など

ファイナンシャルプランニングコース

個人保険の設計・コンサルティング業務など

実際に活躍する職員からサポートしていただきながら、一つの課題に対して、グループワークや発表を行います。

様々なコースがあるため、金融や生命保険業の幅広い業務フィールドを実感できる内容になっています。

上記コースの中から、いずれか1つのコースに参加でき、応募する際は第5希望まで選択可能です。

エントリーフォーム審査を通過された方から、順次連絡が届きます。

株式会社かんぽ生命保険

日本郵政グループ各社の役割を学ぶとともに、生命保険業界、かんぽ生命の事業理解を深める内容になっています。

インターンを通して、社会人として必要な能力を実感し、自己成長を感じていただくとともに、社員やチームメンバーからのフィードバックを受け、新たな自分を発見して、社会人として活躍するイメージを高めることができます。

■アクチュアリー業務コース
かんぽ生命の「保険数理の専門家」と呼ばれるアクチュアリー社員のサポートのもとで、グループワークを中心にアクチュアリー業務(商品数理・ソルベンシーマージン比率の算出等)を体験します。


■クオンツ業務コース
かんぽ生命の「リスク管理の高度化、投資戦略の立案などの業務に取り組む専門家」と呼ばれるクオンツ社員のサポートのもとで、グループワークを中心にクオンツ業務(リスク管理・資産運用等)を体験します。


■デジタル業務コース
かんぽ生命のマーケティング、顧客行動心理、情報技術等の知識を活かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するデジタルサービス推進部でデジタルを活用した業務に取り組みます。

具体的には社員のサポートのもとで、グループワークを中心にデジタルを活用した業務

(オウンドデータ分析、分析結果に基づく企画等)を体験します。


■かんぽ1day仕事体験(総合職)
本コースでは、かんぽ生命の事業理解のみならず、生命保険業界についての理解を深めるコースです。

総合職としての企画業務を具体的にイメージする機会を約半日に凝縮して体験する内容となっています。

募集人数が各回25名程度と非常に少ないので、興味がある人は必ず情報をチェックしましょう。また日本郵政グループのインターンシップサイトへの登録が必須となります。かんぽ生命保険のホームページではないので、注意してください。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。

 

業界研究の3STEP
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

生命保険業界の業界研究

生命保険業界の業界研究


上記で紹介した3つのステップに合わせて行っていきましょう。

(1)業界全体を知る

保険業界は3つの分野から成り立っています。

第一分野(生命保険)

人の生死に関する保険

第二分野(損害保険)

偶然の事故による損害をカバーする保険

第三分野(生命保険・損害保険)

傷害や疫病に関する保険

生命保険業界で扱うことができるのは「第一分野」と「第三分野」になります。

メインはもちろん第一分野ですが、近年では多くの第三分野の保険も開発・販売されています。


第一分野の生命保険は「死亡保険」「医療保険」「介護保険」「生存保険」の4種類が主な商品となります。

この他に第三分野の商品として「医療保険」「がん保険」「介護保険」「傷害保険」などがあります。


個人保険の新規契約件数に占める医療・がん保険(第三分野)の割合は年々上昇しており、生命保険の中でも主力商品となっています。

(2)業界の深掘り

これまで国内の生命保険会社は自社の営業職員(ほとんどが女性)による販売チャネルに頼る経営を続けてきました。

しかし、銀行窓口での保険販売が解禁となったほか、保険専門のショップの台頭やインターネットなどによるダイレクト販売が一定の顧客層の支持を集め始めたことから、各社とも複数チャネルによって販売力を総合的に高めていく戦略を進めています。


そのため、従来とは異なるマーケティングや、ショップ運営、広告・宣伝などにおいて、新しい感覚やノウハウを必要としています。


さらに、大手の生命保険会社は、数年前より今後の成長戦略に欠かせない取り組みとして、海外進出を積極的に推進しています。

アジアの保険会社や金融機関を買収したり、提携による進出が目立ちますが、アメリカの中堅生保会社を買収して保険料収入や純益を一気に引き上げた会社もあります。

今後も生命保険会社による海外投資は続くと予想されています。

(3)業界の動向把握

生命保険業界は人口の減少と共に市場が縮小していくことが懸念されています。

生命保険ビジネスは国の人口構造との関係が深く、若い世代ほど人口が多くなる“ピラミッド型の構造”であることが、望まれる市場となります。

2025年には「団塊の世代」がすべて75歳以上の後期高齢者となるため、主要契約者が減り、逆に支払いが増えていくことが予想されています。


日本人の生命保険加入率はすでに高く、生命保険ビジネスの今後の成長を大きく望むことは難しいと言われているのが現状です。

しかし「人生100年時代」いわれるように、今後は長く生きることが必然となってきます。

長く生きることにより生じるリスクを保障する商品の販売や、既存の契約内容を社会の変化に合わせて変更する取り組みを拡大することで、生命保険業界自体大きく変化していくでしょう。


今後どのようなことが予測され、どんな保険が必要とされるのか、自分なりの考えを持っておきましょう。

生命保険業界のES対策・攻略法

生命保険業界のES対策


ESを記入する際には、「なぜその会社を志望しているのか」「企業の求める人物像に沿った自分の人物像」がきちんと伝わるように記入することが重要です。

志望動機には自己分析や情報収集した内容を基に、就職後成し遂げたいことや将来のビジョン伝えることが重要になります。

過去の経験や考えをもとに、どんな軸で企業を選んでいるか明確にして、あなたらしさの伝わる内容になるように作成しましょう。


またESでは一貫性と論理性が伝わる内容を書くことが大切です。

文字数も限られているので、あらかじめ下記内容を箇条書きにしてからまとめるのがおすすめです。

①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び

生命保険業界のES攻略法

生命保険と損害保険の違いを理解する

生命保険業界のESにおいて「損害保険と生命保険の違い」を聞かれることもあるようです。


生命保険は、「人」に対する保険であり、損害保険は、「物、財産」に対する保険です。

また、生命保険は契約した一定額が支払われますが、損害保険は損害額により保険金の支払い額が変わります。


必ず「保険業界」全体の仕組みと「損害保険との違い」をしっかり理解したうえで、選考へ進みましょう。


また志望動機などにエピソードを加える場合、生命保険会社でも損害保険会社でも取り扱いのできる「第三分野」の商品についてを書くと、「なぜ生命保険会社でなければならないのか」を問われる可能性が高いです。

「生命保険会社でしか成し遂げることのできないこと」「生命保険の販売を通して実現したい夢」など、「生命保険会社」に特化してアピールできる内容を書くようにしましょう。


自己PR

生命保険業界で求めている人材に共通していることは「コミュニケーション能力が高い」ということです。

お客様への対応はもちろん、営業所一丸となって動く場面が多いため、仲間とのコミュニケーションが非常に大切になってきます。

これらのことから、自己PRでは「仲間と一緒に乗り越えたエピソード」「自分のためではなく、人のために動いた経験」などを伝えられると良いでしょう。


「業界で求められる要素」と「自身の強み」をマッチさせて伝えることが、効果的な自己PRを作るうえで重要となります。

各社の企業分析を徹底して行い、どんな人材を求めているのか、どんな能力が必要とされているのかを読み解いて文章を構成することがポイントです。


自分が入社後企業にとってどのような貢献ができるのか、自分が成し遂げたいことや将来のビジョンに対して
どうしてその企業でなければならないのかということを明確に伝え、企業への志望度の高さを効果的に伝えられるようにしましょう。

生命保険業界の筆記試験対策・攻略法

生命保険業界の筆記試験


生命保険業界では「SPI」を実施している企業が多いようです。中には「玉手箱」を行っている企業もあるので、自分の志望している企業の過去の筆記試験の傾向を確認しましょう。

また「SPI」「玉手箱」の2つを対策することで、80%以上の企業の適性検査を通過できると言われています。

理由としては、この2つの適性検査を採用している企業が非常に多いからです。


企業研究や自己分析同様、2種類の筆記試験対策も早くから取り組むことをおすすめします。

生命保険業界以外を受ける際にも役に立つので、勉強して損することはありません。


対策としては1冊の参考書を徹底してやり込むこと。

SPIや玉手箱で出題される問題には傾向があります。どのように考え解くのかを理解します。


また問題の傾向を把握したら、次に問題集を繰り返し解きましょう。実際の問題に慣れることも必要になります。

問題集を解く際には「時間配分」に気を付け、時間内に最後まで回答できるよう意識して行うことがポイントです。


テストの形式や種類そのものを変更する企業もあるため、過去の実績が必ずしも反映されるとは限りませんが、それでも過去実績から傾向をつかみ、効率よく対策を進めておくことが大事になります。

生命保険業界の面接対策・攻略法

生命保険業界の面接対策


生命保険業界の面接でよく聞かれる質問とポイントを紹介していきます。

  • なぜ生命保険業界を志望するのか
  • なぜこの会社を選んだのか
  • 生命保険の役割
  • 生命保険業界の今後について
  • 他社の選考、生保の選考状況
  • どのような社会人になりたいか
  • 壁にぶつかった経験とどのように乗り越えたか
  • どんなキャリアビジョンを描いているか

なぜ生命保険業界を志望するのか

特に「損害保険会社ではなく生命保険会社を選んだ理由」はよく聞かれる質問です。

この質問では、損害保険と生命保険の違いをきちんと理解できているか、また理解した上で志望動機に結びつけられるかを企業は見ています。


前述した通り、生命保険は「ヒト」を対象にしており、一方損害保険は「モノ」を対象にしています。扱う対象が異なれば、そこへかける「想い」も当然異なります。


生命保険の「ヒトの人生に寄り添う姿勢」に共感したエピソードなどを含めながら、伝えられるよう準備しておきましょう。

また損害保険との違いも明確に答えられるよう、勉強しておきましょう。

なぜこの会社を選んだのか

「大手各社ある中で、なぜ弊社を選んだのか」もよく聞かれます。その企業への志望度がみられており、同業比較ができているかが重要になります。

ここでは第一志望となったきっかけやエピソードを伝えられると良いでしょう。またその企業ならではの特徴や強みを理解していることもポイントとなります。


生命保険会社は40社以上あります。そこで企業としては他社ではなく、自社を選んだ理由が正確に説明でき、企業のことを理解している人を採用したいと考えています。

同業他社の比較を行うことで、志望している企業の強みや商品の特徴などがわかり、志望動機やその他も質問にも活かすことができます。


企業分析だけではなく、他社比較も併せて行行うようにしましょう。

壁にぶつかった経験とそれをどう乗り越えたか

保険業界では新規契約を取るための営業力が重視されます。

タフな営業シーンを乗り越えられる気力・体力を兼ね備えているか、また「どんなことを困難と感じるのか」をチェックするために聞かれています。


部活動やアルバイトなどで困難にぶつかった経験を簡潔に説明し、どう乗り越えたのか、そこから何を学んだのかに重きを置いて説明しましょう。


エピソードは特別なものでなくても構いません。回答するときは相手にわかりやすく伝わるよう、下記の流れを意識すると良いでしょう。

壁にぶつかった経験(エピソード)➡︎乗り越えるための「考え」や「行動」➡︎結果

 

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。