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【非鉄金属業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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非鉄金属業界研究


「非鉄金属業界」と聞いて、皆さんはどんな仕事をイメージしますか?

「非鉄金属を扱う業界」という大まかなイメージはできていても、「主要な3つの分野」や詳しい事業内容について理解している方は少ないのではないでしょうか。


この記事では「非鉄金属業界」に焦点をあてて、具体的なビジネスモデルや主要分野に加えて、職種やES・面接対策などを詳しく説明していきます。


非鉄金属業界の業務内容や特徴をしっかりと理解し、自分には何が向いているか、どのように働きたいかをイメージして悔いのない選択につなげていきましょう。

関連する「鉄鋼業界」の記事も併せてチェックしておきましょう。

非鉄金属業界とは?

非鉄金属業界とは


非鉄金属業界は、「鉄以外」の金属を扱う業界です。


亜鉛などのベースメタルをはじめとし、アルミチタンなど多種多様な金属を組み合わせた「合金」「酸化物」なども取り扱います。

非鉄金属業界の仕事

非鉄金属業界の主な仕事は、非鉄金属の原料となる「鉱石の採掘」および「精錬と加工」です。


非鉄金属は現代の様々な産業で「原料・資源」として利用されており、建築物や自動車、家具・家電などユースケースは幅広いです。


また、建築資材や機械部品としてだけではなく、科学や医療の分野でも必要とされ、一定以上の需要が存在しています


このように、あらゆる用途で利用される非鉄金属を、各業界へ供給することで利益を得ているのが非鉄金属業界です。

非鉄金属業界の3つの分野

非鉄金属業界のビジネスモデルは、大きく3つの工程に分けることができ、「上流」「中流」「下流」という形で区分されています。

各工程の事業内容を1つずつ見ていきましょう。


上流(資源開発)

上流工程の主な事業は「資源開発」です。


非鉄金属の原料となる鉱石の採掘や、不要となった家電の金属リサイクルなどによって資源開発を行います。

採掘は非鉄金属の資源調達を担う重要な工程で、現在採掘可能な鉱山のほとんどは海外に存在しています。


そのため
金属鉱山の取得・採掘には多額の資金が必要となり、日本国内の企業は海外企業からの輸入で非鉄金属の原料を確保するのが一般的になっています。


中流(製錬)

中流工程では、主に金属の製錬を行います。


製錬とは鉱石から金属を取り出す作業のことで、まずは「地金」という金属に製錬します。

次に、取り出した地金を「精錬」してより純度の高い金属資源にしていきます。


中流工程には「製錬」「精錬」という2種類の作業工程がある点を覚えておきましょう。


下流(加工)

下流工程では、製錬によって取り出された地金を電子部品や自動車用製品などに「加工」して、各産業分野へ販売していきます。


非鉄金属業界の大手企業は、製錬・加工のための大型の設備を自社で保有し、中流工程から下流工程を幅広く手掛けています。

また、大手は上流工程の採掘にも積極的に取り組んでいますが、金属鉱山の権利取得などが容易ではないため、国内の鉱石資源は輸入割合が大きいのが現状です。

非鉄金属の種別

非鉄金属業界の研究を進めるにあたり、業界で扱っている「非鉄金属」の種類について大まかに把握しておくと良いでしょう。

非鉄金属は数万種類以上ありますが、大きく以下の3つに区分されます。

種類 区分される非鉄金属 特徴
ベースメタル 銅、鉛、亜鉛など 埋蔵量・産出量が多く、社会の中で幅広く利用されている金属。
レアメタル チタン、クロム、ニッケルなど 産出量が極めて少なく、抽出がとても難しい希少な金属。
貴金属(プレシャスメタル) 金、銀、プラチナなど 産出量が少なく希少で、空気中で過熱しても酸化しづらい特徴を持つ金属。

以上のように、ひとことに非鉄金属といっても、たくさんの種類がありそれぞれ区分されていることを覚えておきましょう。

非鉄金属業界の主な職種

非鉄金属業界の職種

営業

非鉄金属業界の営業は、自社で加工した金属製品などを顧客に提案していく仕事です。

近年は下流工程に取り組む企業が増えており、自社で加工した電子部品や金属製品のリテール営業が中心となっています。


顧客が非鉄金属をどのように製品に利用しているのか把握し、自社製品のメリットを的確にアプローチすることが重要な仕事です。


顧客ニーズ
を詳細にリサーチして販売促進につなげていきます。

リサーチ力・提案力に加えて、顧客ニーズを引き出す「聞く力」が求められる職種です。


コミュニケーション力に自信がある人や、他者に提案するのが得意な人に向いているでしょう。

研究開発

研究開発の主な仕事は、製品の研究と開発です。

自社で研究して得られた知識や技術を活用して、製品の開発・改善を行っていきます。


非鉄金属は用途が広いため、研究開発の幅も広くなります。

そのため、各企業の企業戦略に沿った方向で研究を進め、強みを活かせるような開発に取り組む必要があります。


また、製品本体の機能性向上や加工技術の向上、開発設備の研究など様々な視点で研究を行う仕事なので、理系の知識が豊富な人が活躍しやすい傾向にあります。


理系分野の知識学習が苦にならない人研究や開発が好きな人に向いている職種でしょう。

製造

製造の主な仕事は、原材料の製錬と製品加工です。

非鉄金属の鉱石から金属を製錬し、それから製品へと加工します。


製造工程では様々な担当があり、生産ラインの設備を操作する「オペレーター」や、品質テストをして問題点を管理する「品質管理」などに分かれて業務を行っていきます。

生産現場に立って点検作業や機械の移動などを行う場合もあり、立ち仕事になることも多いです。そのため一定以上の体力が求められます。


また、品質管理としての役割も大きい職種であり、流れ作業の中でも集中力を保つ必要があります。


地道な作業や細かい作業に集中して取り組める人現場仕事が苦にならない人は活躍できそうです。

生産技術

生産技術の主な仕事は、「生産プロセスの管理」です。

自社の生産における「目標生産量」を実現するために、適切な予算設定から材料調達を行います。


このほかにも、
プロジェクト期間の決定や工場ラインの調整など、生産環境を全体的にマネジメントする職種です。


生産効率と品質を高め、安全・安定な製品生産を行うための仕組みづくりを担うポジションです。


あらゆる産業の足回りとしてコンプライアンスが重視される非鉄金属業界において、特に重要な職種のひとつでもあります。

生産機能全体を管理する視野の広さと、計画性・判断力などが求められる仕事です。


プロジェクト管理や全体の流れを把握するのが得意な人は活躍できるでしょう。

非鉄金属業界の市場規模

非鉄金属業界の市場規模

市場規模の推移

非鉄金属業界の過去6年間の業界規模の推測

非鉄金属業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

2020年から2021年の非鉄金属業界の業界規模(主要対象企業40社の売上高の合計)は12兆7,849億円。

過去の推移を見ると、2010年から2016年まで増減を繰り返し、そこから2018年までは増加しています。

しかし2018年から2020年にかけては減少に転じており、市況に大きな盛り上がりが見受けられない状況です。


経済産業省の工場統計調査(2021年8月公表)によると、非鉄金属製造業の2019年の出荷額は9.6兆円となっており、前年の10.2兆円と比較して5.9%減となっています。

近年の出荷額は多少の増減を繰り返しているものの、9兆円前後で推移しており大きな動きは見受けられません。


2020年は新型コロナウイルスの影響で自動車関連事業や通信事業、電力関連事業が停滞したほか、海外の銅鉱山開発が一時中断するなどの影響もありました。


しかし、業界内の一部の企業では売上が伸びています。

例えば、住友金属鉱山では銅やニッケル、金などの価格上昇によって増収増益を記録しました。


これ
は中国経済の回復や世界経済の先行き予測などが関係していると考えられ、2020年の企業業績は、それぞれが手掛ける分野によって明暗が分かれる結果となりました。

現状・動向

EV関連の製品強化と「脱炭素」需要

近年の非鉄金属業界では、「脱炭素」関連の製品開発に向けた動きが強まっています。

これには脱炭素に向けた動きが世界的に強まっていることが関係しており、自動車業界では燃費規制強化なども強まっています。


ガソリン車の燃費規制が厳しくなると「電気自動車」の需要が高まると考えられ、非鉄金属業界では電気自動車用の次世代電池や電気関連部品の需要増加が期待されています。


住友金属鉱山では、車載用電池に使用される「ニッケル酸リチウム」の分野ですでに世界トップシェアを確立しており、今後の需要拡大に向けてニッケル酸リチウムの生産増強に取り組んでいます。


また
脱炭素によって「アルミ需要拡大」も期待されており、これには自動車軽量化の動きが関係しています。

自動車業界では、EV化によりモーターや電池の重量が増える分、車体そのものを軽量化するために「アルミ材」採用の動きが強まっています。


これにともない非鉄金属業界のアルミ需要が拡大すると考えられ、期待が高まっています。

参考:業界動向サーチ

円安対策と海外進出の課題

非鉄金属の原料確保を海外からの輸入に頼っている企業では、円安対策の課題が重要視されています。

近年の円安傾向により原材料の輸入コストが高くなっており、景気や社会情勢に変動があった際の安定供給が懸念されています。


自然災害や政治トラブルにより原産国の経済がストップする可能性もゼロではないため、安定した資源の確保や販売ルートの展開が課題となっています。


また、最近は海外でも非鉄金属の需要が高まっているため、海外需要に対応できる販路の確立なども注目されているポイントです。

参考:Mayonez

非鉄金属業界におけるトレンド・話題

非鉄金属業界のトレンドニュース

仕入原価の高騰と素材代替の動き

非鉄金属の代表品種である銅の価格が高騰しており、各種ユーザー業界で素材代替の動きが強まっています。

2019年は1トンあたり平均70万円だった価格が、2021年2月に1トン100万円を超え、同年10月には一時140万円まで急騰しました。


100万円を超える足元水準は異例ですが、IoTやAI、5Gなどの発展にともなう銅需要は今後も衰えないと予測され、「この先100万円を下回ることはない」という声も上がっています。

この銅価格高騰にともない、エアコンなどの空調機器メーカーや水栓金具向け製品メーカーで代替素材の導入が検討されています。


代替素材として有力視されているのが「アルミ」です。

空調機器に関しては熱伝導性などの課題をアルミがクリアしたことが決め手となり、熱交換器の部品をアルミ化する動きが強まっています。


一方で、素材代替が困難な部品も多く、導電性や強度が重視される「端子・コネクタ」などでは有力な代替素材がないため銅需要に大きな影響はないと考えられます。


近年の価格高騰を踏まえ、非鉄金属の中でも「銅」を中心に販売している企業では、「銅でなければいけない」という顧客をいかに確保していくかが重要となりそうです。

素材代替によるアルミ需要増について

銅価格高騰の影響で素材代替ムードが強まり、需要増加が見込まれているアルミですが、環境面や軽量化の視点からもアルミに注目が集まっています。

ひとつは「脱プラ+アルミ容器」で、海洋プラスチック問題をきっかけに飲料容器をプラスチックからアルミ缶へ切り替える動きが広がっています。


特に北米や欧州での取り組みが活発で、製缶メーカーがアルミ缶の製造ラインを相次いで増強しています。

日本ではペットボトルの水平リサイクルへの取り組みが強いため、アルミ缶化の動きはまだ鈍いのが現状です。


しかし、アルミの優れた特性に注目する企業は徐々に増えており、無印良品ブランドを展開する「株式会社良品計画」は、2021年4月よりドリンクのパッケージをアルミ缶に完全に切り替えています。

飲料以外の分野では、P&Gジャパンがヘアケアブランドの「パンテーン」の詰め替え容器をアルミボトルで販売し始めています。


今後の非鉄金属業界では、「価格高騰」と「環境問題」という2つのポイントによるアルミ需要増加に備えた取り組みがより重要になっていくでしょう。


昨今の需要変化は銅からアルミへ切り替える動きが目立っていますが、今後も非鉄金属の品目の中で需要バランスが変化していく可能性は十分に考えられます。


市況を把握・予測する上では、「供給元」や「社会情勢」なども踏まえた広い視野で非鉄金属業界を見ていくことが大切です。

非鉄金属業界における主要企業の解説

非鉄金属業界の主要企業解説

住友電気工業株式会社(2022年現在)

社名

住友電気工業株式会社

(英語表記:Sumitomo Electric Industries, Ltd.)

設立

1911年8月

本社所在地

〒541-0041 大阪市中央区北浜4−5−33 住友ビル

資本金

997億3700万円

従業員数

282,379人(連結)

平均年収

778万円
(参照:
yahoo!ファイナンス 

➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.自動車・情報通信関連事業

2.エレクトロニクス関連事業

3.電線・機材・エネルギー関連事業

4.産業素材関連事業

住友電気工業株式会社は日本最大手の非鉄金属メーカーで、大阪府大阪市に本社を置いています。

世界トップシェアの製品を複数持っているメーカーであり、世界全体で約400社、28万人を超える社員を擁しています。

通所は「住友電工」です。


住友電工の歴史は1691年の別子銅山の開発から始まっており、自動車関連製品情報通信機器電子部品産業素材など幅広く事業展開しています。


近年は光ファイバーによる通信システムや超硬合金、半導体材料などの新素材・新分野でも多くの実績を残しています。


国内の製造業における海外進出では一線を画す成果を出しており、住友グループの中核企業でもあります。

住友金属鉱山株式会社(2022年現在)

社名

住友金属鉱山株式会社

(英語表記:Sumitomo Metal Mining Co., Ltd.)

設立

1950年3月1日

本社所在地

〒105-8716 東京都港区新橋5−11−3

資本金

932億4,200万円

従業員数

7,176人(連結)

平均年収

795万円
(参照:
yahoo!ファイナンス 

➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.資材開発事業

2.非鉄金属事業

3.電子材料事業

4.機能性材料事業

住友金属鉱山株式会社は住友グループに属する非鉄金属企業で、別子銅山や世界有数の金鉱脈がある菱刈鉱山などを経営しています。


住友財閥の源流企業としても知られており、1691年に着手した別子銅山の開発では、世界最大級の銅産量を誇る鉱山へと成長させ、住友財閥(現住友グループ)の基盤を築きました。


現在は世界各地で鉱山開発・製錬を行っているほか、電池材料や電子・機能性材料の生産なども手掛けています。


また、日本で唯一「電気ニッケル」を提供している企業としても知られています。


同じく住友グループに属する非鉄金属企業として「住友電工」がありますが、違いとしては、非鉄金属事業の上流(資源開発)・中流(製錬)を主力事業とするのが住友金属鉱山。

下流(加工)に注力しているのが住友電工という理解で問題ないでしょう。


そういった意味では、国内の非鉄金属企業として「住友グループが最大手」という見方もできます。

三菱マテリアル株式会社(2022年現在)

社名

三菱マテリアル株式会社

(英語表記:Mitsubishi Materials Corporation)

設立

1950年4月1日

本社所在地

〒100-8117 東京都千代田区丸の内3−2−3 丸の内二重橋ビル

資本金

1,194億5,700万円

従業員数

27,162人(連結)

平均年収

657万円
(参照:
yahoo!ファイナンス 

➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.非鉄金属の製錬事業

2.セメント・金属加工事業

3.電子材料事業

三菱マテリアル株式会社は三菱グループの非鉄金属メーカーで、伸銅品で国内トップシェアを誇っています。


主要事業として、銅製錬・セメント製造、金属加工、アルミ缶製造などの事業を行っており、1990年に三菱金属と三菱鉱業が合併して現社名になりました。

三菱系企業としてのルーツは1871年の炭鉱事業から始まっており、現在に至るまでに他社との事業提携・統合を経てビジネスモデルを確立してきました。


現在は関連会社を通して、シリコンウエハー製造や電子デバイス製造、金地金販売、環境リサイクル事業など幅広く事業展開しています。

非鉄金属業界における主要企業の採用動向

非鉄金属業界主要企業の採用動向

住友電工

求めている人材
  • 自ら考え、自ら行動できる人
  • 創造力と探求心のある人
  • グローバルに活躍できる人

住友電工では、IT技術の進歩とグローバリゼーションによる「非連続的な変化」を成長発展のチャンスへと変えるために、自ら考え、行動できる人を求めています。


また、住友電工の歴史は「技術革新の歴史である」として、新たな技術革新を生む創造力と探求心を持ち、グローバルに活躍できる人材も必要としています。


これらを踏まえると、選考の際にアピールすべきポイントは以下のようになります。

・自ら考えて行動した経験、実績

・新しいことへの興味関心

・グローバルに対応できる柔軟性

以上のポイントを志望動機や自己PRに織り交ぜると良いでしょう。

住友金属鉱山

求めている人材
  • 実行力のある人
  • 構想力のある人
  • 認識力のある人

住友金属鉱山では、人材育成のテーマとして「実行力」、「構想力」、「認識力」の3つを重視しています。


実行力とは、計画を立てて実際に遂行していく力であり、構想力は物事を体系的に考えて組み立てまとめる力であると定義しています。

また、認識力は物事の本質を理解し正しい判断をする力だとして、これら3つの力を備えた人材こそが、次世代の経営に必要な人材だと考えています。


これらを踏まえて、選考を受ける際は以下のポイントを意識してみましょう。

・自分で計画して実際に行動した経験、実績

・構想力のアピール

・認識力のアピール

上記のポイントで特に難しいのは「構想力のアピール」「認識力のアピール」ですが、この2点は自己PRや志望動機に「業界に対する自分の考え」を織り交ぜるとアピールしやすいです。


例えば、非鉄金属業界の現状の課題を分析して理解し、その課題の解決策として「こんなプロセスがある、御社でその取り組みをしたい」という流れで伝えると、構想力と認識力を志望動機と組み合わせてアピールできます。


志望動機を組み立てる際は、このような視点をプラスしてみても良いでしょう。

三菱マテリアル

求めている人材
  • 自立的に課題解決できる人
  • 創造的に仕事ができる人
  • チームで課題に取り組める人

三菱マテリアルでは「人と社会と地球のために」という企業理念を掲げており、その実現に必要なのは「自立性」「創造性」「協調性」であると考えています。


自律的に課題を解決しながら創造的に仕事をし、しっかりとコミュニケーションをとりながらチームで働ける人材を求めています。


これらを踏まえて、選考では以下の点を意識しましょう。

・自主的に何かに取り組んだ経験、実績

・チームワークや協調性についての自分の価値観

・創造性を感じさせる柔軟な思考力

特に難しいのは創造性のアピールですが、これは「入社後のビジョン」と一緒に伝えると良いでしょう。


面接では自己PRや志望動機について質問を受けるかと思いますが、その際に「入社後はこんな仕事に取り組みたい」という自身のビジョンを伝え、そこに独創的なアイデアやプランを織り交ぜると創造性のアピールにつながります。
 


選考対策の中で「入社後のビジョン」について一度考えてみましょう。

非鉄金属業界の採用スケジュール

非鉄金属業界主要企業の採用スケジュール

住友電工の採用フロー

1.WEB説明会
2.ES提出
3.適性検査
4.面接(複数回実施)
5.内々定

住友電工の選考フローについては、最初のWEB説明会への参加は必須ではないので、ES提出からの選考フローになる場合もあります。


その後の適性検査はSPI形式が基本で、面接は個人面接を複数回行います。

グループディスカッションや集団面接は実施しないようなので、個人面接の対策に注力すると良いでしょう。


2022年の新卒募集人数は101名から200名となっています。


なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。

・2020年 計216名(男性163名、女性53名)

・2019年 計212名(男性160名、女性52名)

・2018年 計194名(男性145名、女性49名)

3年間の平均採用者数は男女合計で約207名、例年、男性の採用者数が全体の約7割と女性よりも多い印象です。

住友金属鉱山の採用フロー

1.ES提出
2.適性検査
3.一次面接
4.二次面接
5.最終面接
6.内々定

住友金属鉱山の選考は、一般的な面接を複数回行うスタイルが基本となります。


面接の質問では、「住友金属鉱山を志望する理由」「興味を持っている職種は何か」「就職活動の軸は何か」などを質問された受験者が多いようです。

なお、一般職と総合職の併願は不可のようなので、注意が必要です。


非鉄金属事業の上流・中流に強みを持つ住友金属鉱山では、資源開発や製錬といった「モノづくりの基盤」を担う仕事への興味・関心が重要になります。

モノづくりについての自分の考えや興味をしっかりと言語化して面接で伝えられるように準備しておきましょう。


また、総合職の適性検査では「小論文」が出題される場合もあるようなので、合わせて対策しておくと良いです。


なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。

・2020年 計31名(男性25名、女性6名)

・2019年 計35名(男性31名、女性4名)

・2018年 計23名(男性19名、女性4名)

3年間の平均採用者数は男女合計で約29名、例年の採用者数では男性の人数が全体の約8割を占めています。

同じく住友グループに属する住友電工と比較すると、全体的な採用者数は控え目な印象ですが、事業分野の違いや売上高などを加味すると不自然な数ではないでしょう。

三菱マテリアルの採用フロー

1.ES提出
2.WEBテスト
3.一次面接
4.最終面接
5.内々定

三菱マテリアルの選考では、一次面接の次には最終面接で、2回にわたる面接で合否が決まった受験者が多いようです。

事前に開催される座談会や懇親会に参加した人は、選考改定でリクルーター面談などがあるようですが、それ以外は一般的な面接が主体の選考になります。


面接では「学業以外で注力したこと」や、それについて「工夫したポイント」などを質問された受験者が見受けられます。

過去の実績や取り組みについて話す際は、工夫したポイントを意識すると良いでしょう。

非鉄金属業界のインターン情報

非鉄金属業界主要企業のインターン情報

住友金属鉱山

住友金属鉱山のインターンには、「サマーインターンシップMIND MINING CAMP」というコースがあります。


このコースは2日間にわたり参加する内容となっており、菱刈金鉱山や別子銅山を生で見学することができるインターンです。


なお、最新のインターン情報や詳しい採用情報については
住友金属鉱山のホームページから、マイページ登録をしてご確認ください。

「サマーインターンシップMIND MINING CAMP」

<インターン応募から参加までの流れ(2019年実施)>

1.開催日程:
 菱刈鉱山コース「9月3日~9月4日」
 別子銅山コース「9月18日~9月19日」
2.実施日数:2日間
3.開催場所:鹿児島県、愛媛県
4.応募期限:2019年7月9日
5.参加人数:10名程度

<インターン内容>

1.鉱山見学
2.実践ワーク体験
3.フィードバック
4.座談会 

このコースは、住友金属鉱山が保有している「菱刈鉱山」と「別子銅山」への登山体験ができるコースで、実際の鉱山を生で見ることができるとても貴重な機会です。


2日間にわたるキャンプで山へ登り、鉱山を肌で感じ、実践ワークに取り組みます。

その後は社員からのフィードバックを受けて、最後には座談会もあります。


座談会は現役社員と直接話せる数少ないチャンスですので、住友金属鉱山に興味のある方は今後のインターンに是非参加してみてください。

三菱マテリアル

三菱マテリアルのインターンには、「<事務系>冬季ワークショップ」というコースがあります。


このコースは、グループワークを通じて三菱マテリアルへの理解を深めることができるインターンとなっています。


最新の採用情報については
三菱マテリアルのホームページをご覧ください。

「<事務系>冬季ワークショップ」

<インターン応募から参加までの流れ(2021年実施)>

1.開催日程:「2021年2月」
2.参加人数:各回30名程度
3.選考フロー:エントリー→マイページよりPR動画提出→WEBテスト→書類選考→参加

<インターン内容>

1.業界研究、企業説明
2.グループ体験ワーク
3.成果プレゼンテーション
4.フィードバック
5.社員懇談会

このコースは、2回にわたるグループワークに取り組み、成果プレゼンテーションを経てフィードバックを受けるという構成になっており、最後には社員懇談会が用意されています。


インターン前半では業界研究と企業説明の時間も設けられているので、非鉄金属業界についてまだ理解が深まっていないという方にもおすすめのインターンとなっています。


グループワークでは資料作成業務などの事務職の実際の業務を体験することができ、入社後のワークフローを事前に把握できる貴重な機会です。

三菱マテリアルに興味のある方は是非参加してみてください。

ENEOSホールディングス

ENEOSホールディングスのインターンには、「ENEOS INTERNSHIP 2023」というコースがあります。


このコースは2日間にわたる講義と経営シミュレーションを体験する内容となっています。


詳しい開催日程や最新情報については
ENEOSホールディングスのホームページをご覧ください。

「ENEOS INTERNSHIP 2023」

<インターン応募から参加までの流れ(2022年実施)>

1.開催日程:夏期、冬期(詳細はマイページにて公開)
2.実施日数:2日間
3.開催場所:WEB
4.応募期限:マイページより確認
5.参加人数:合計800名程度

<インターン内容>

1.企業説明、講義
2.経営シミュレーション体験
3.講義
4.座談会 

このコースは、1日目に講義とワーク体験、2日目に講義と座談会という構成で進む形式で、WEB開催のインターンとなっています。


ワーク体験では経営シミュレーションに取り組み、経営者になったつもりでエネルギー調達や販売、新規事業や海外展開についてなど様々な事業について検討していきます。

ワーク後は社員からのフィードバックもあり、業務の難しさを体験すると同時に達成感や成長も感じられる内容です。


2日目は社員との座談会もあり、現役社員の生の声を聴ける貴重な機会となっています。

ENEOSホールディングスに興味のある方は是非参加してみてください。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

業界研究の3STEP

 

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

非鉄金属業界の業界研究

非鉄金属業界の業界研究

(1)業界全体を知る

非鉄金属業界の業界研究においては、業界内でも特に売上高の大きい5社について大まかに理解しておきましょう。

1位

住友電気工業

29,185億円

2位

三菱マテリアル

14,851億円

3位

ENEOSホールディングス

10,896億円

4位

昭和電工

9,737億円

5位

住友金属鉱山

9,261億円

参考:業界動向サーチ

なお、1位の住友電気工業と5位の住友金属鉱山は同じ「住友グループ」に属する企業なので、企業研究においては両社セットでリサーチすると良いでしょう。


また、上記の売上ランキングは2020年の実績に基づいたものですが、上位5社以外にも「DOWAホールディングス」「三井金属鉱業」など主要な企業は多数存在します。


非鉄金属業界を志望する場合は、主要企業について全体的に把握するよう心掛けておきましょう。

(2)業界の深掘り

非鉄金属業界の主な事業は「非鉄金属製品の販売」ですが、そのビジネスモデルは大きく上流・中流・下流の3つの工程に分けられます。


上流工程の主な事業は「資源開発」で、金属鉱山からの鉱石採掘や不要製品の金属リサイクルによって資源調達を行います。

国内企業でこの分野を手掛けているのは主に大手で、その他多くの企業は中流から下流工程に注力している場合が多いです。


中流工程の主な仕事は「製錬」です。

これは採掘によって得られた鉱石から「地金」という金属を取り出す作業で、その地金をさらに「精錬」することで純度の高い金属資源に仕上げていきます。

この「製錬」「精錬」という2つの工程を経て、ようやく下流工程で各種製品へと加工することができるようになります。


下流工程では、製錬によって得られた金属資源を様々な製品へ「加工」していきます。

自動車部品や建築資材、各種電化製品など用途は幅広く、あらゆる業界で利用されます。


製品の中には「熱伝導性」「導電性」など特定の性質・性能が必要不可欠なものもあり、加工技術のクオリティや用途に合わせた最適な加工などがポイントとなります。

業界のニーズを的確に把握し、適した製品へ加工していくのが下流工程です。

(3)業界の動向把握

近年の非鉄金属業界では、地球温暖化にともなう「脱炭素」の取り組みや、資源価格高騰による「素材代替」の流れが強まっています。


各ユーザー業界で製品の原材料を「銅からアルミへ」代替する流れが特に顕著で、一部で銅の需要が落ち込む可能性が懸念されます。

これには銅価格の高騰EV車需要の増加が関係しており、エアコンや水栓金具製品の「原価コスト削減」やEV車の「軽量化」がポイントとなっています。


素材の代替先となるアルミを多く取り扱う企業にとっては追い風となりますが、銅を多く扱う企業にとっては大きな課題のひとつです。

しかし、ユーザー業界の中には「銅以外に代替できない製品」を扱っている企業もあるため、「銅でなければならない」という商品価値をより高める販売戦略をとれれば、一定の需要確保は期待できます。


ただし、今後も「非鉄金属資源の品目の中で需要バランスが変化する」可能性はがある点は理解しておきましょう。

ESのまとめ方

ESのまとめ方


エントリーシートを書く際は、「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。


よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」ということがあります。

幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。


学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。


ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。


業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。

そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。

非鉄金属業界のES対策・攻略法

非鉄金属業界のES対策

 

非鉄金属業界のエントリーシート(ES)を書く際のポイントとして、「非鉄金属業界で何がしたいか」「非鉄金属業界への自分の適性」を強調して伝えるように意識すると良いでしょう。


この他にも「誠実さ」「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなお良いです。

「非鉄金属業界で何がしたいか」について

ESを記入する際は、「志望度の高さ」をアピールすることがとても重要です。


業界の志望理由を伝える上で、「どうしてもこの資源の研究開発に携わりたい」というような強い志望動機をアピールできれば、業界に対するやる気や熱意がより強く伝わります。


実際に記入する際は次のポイントを意識しましょう。

・実際に入社したら「どんな仕事がしたいか」

・なぜその仕事がしたいのか、他の非鉄金属企業では叶わない理由について

ポイントは、入社後にやりたいことをより詳細に伝えることです。


数ある非鉄金属企業の中で「この資源の製錬・開発へのこだわりがある」というような熱意を伝えると良いでしょう。


そして、なぜその仕事を望むのかしっかりとアピールすることも大切です。

「その資源なら他の企業でも扱えるのでは?」と切り返されないように、よく考えて志望理由を記入しましょう。


例えば、企業ごとにそれぞれ強みを持った分野や、製品などがあるはずです。

「特定の資源・製品」に関する具体的な熱意などがあればその企業を志望する十分な理由になるので、志望理由を組み立てやすいはずです。


このあたりは生産している製品や卸先のユーザー業界などに視点を向けると思い浮かべやすいでしょう。

「非鉄金属業界への自分の適性」

非鉄金属業界への熱意をしっかり伝えることができたら、次は「自分の適性」をアピールしましょう。


どんなに気持ち・熱意がある人材でも、「将来性」を感じてもらえなければ採用は難しいでしょう。

自分の長所や特技などがどのように業務に活かせるか、詳しくイメージしてもらえるように自己PRを考えてみてください。


ポイントは以下の2点です。

・まずは自分の特技や長所を具体的に伝える

・それらがどのように業務に活かせるか、「実際の業務」を例にアピールする

重要なのは、特技や長所の表現が抽象的にならないようにすることです。

より具体的に過去の実績や成果を交えてアピールするようにしましょう。


非鉄金属業界であれば、金属資源に関する知識や興味のほか、代替資源に関する知見などを軸に話をすると将来性を感じてもらいやすいでしょう


例えば、銅メインに扱う企業を希望している場合は、近年の銅価格高騰に対する解決策を自分なりに考え、「こんな付加価値をつければ販路や需要が確保できる」
「こんな用途での使用を促せないか」というようにいくつかのアイデアを提案できると、知識や思考力をアピールできるでしょう。

非鉄金属業界の筆記試験対策・攻略法

非鉄金属業界の筆記試験対策


非鉄金属業界の筆記試験の特徴として、「SPI」、「C-GAB」、「TG-WEB」などが採用される傾向が強いです。

対策としては、SPIは一般的な対策本や問題集で十分です。


特に注意が必要なのはTG-WEBです。基本的には「従来型」「新型」の2種類があり、従来型は非常に難易度が高いといわれています。

従来型は対策なしでは合格できないといわれるほどですが、問題集や模擬試験サイトなども複数あるので、入念に対策をすれば問題ないでしょう。

ほとんどの企業で「従来型」が出題されるようなので、対策学習は必須といえます。


C-GABはテストセンターで実施されるタイプのGAB試験で、「言語理解」、「計数理解」、「性格適性検査」、「英語」の4項目から出題されます。

本番はテストセンターでの実施ですが、無料で模擬問題を回答できる対策サイトなどがあるので、それらを利用して準備しておけば問題ないでしょう。


なお、性格適性検査のみ自宅で事前に受験する形式となります。

非鉄金属業界の面接対策・攻略法

非鉄金属業界の面接対策


面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。

面接官の質問には必ず「意図」があります。


十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」
「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。


非鉄金属業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • 非鉄金属業界のどこに魅力を感じたのか
  • なぜBtoBの業界を希望するのか
  • 技術職志望の理由
  • 非鉄金属業界でやりたいこと
  • 将来のキャリア設計について

上記は業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。

どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。


この他にも、「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。

本記事では「非鉄金属業界のどこに魅力を感じたのか」、「なぜBtoBの業界を希望するのか」、「技術職志望の理由」について回答のポイントを詳しく解説します。

「非鉄金属業界のどこに魅力を感じたのか」

この質問で面接官が知りたいのは、「非鉄金属業界への理解度」だと考えられます。


この質問に回答する上で重要なのは、他の業界と比較した上で非鉄金属業界を志望している点をアピールすることです。

総合的に情報を集めて、客観的に比較して選んだことが伝わるように回答しましょう。


回答のポイントは次のようになります。

・最初に魅力に感じている点を伝える

・他業界との比較

・非鉄金属業界でなければならない理由

回答のコツは、「非鉄金属業界でなければならない理由」を一緒に伝えることです。


魅力に感じている点を伝える際に、非鉄金属業界ならではの魅力を的確に伝えましょう。

他業界にはない魅力が決め手になったと理解してもらえると、志望動機としても強いアピールになります。

「なぜBtoBの業界を希望するのか」

この質問で面接官が知りたいのは「ビジネスモデルを意識しているか」だと考えられます。


非鉄金属業界のビジネスモデルの特徴のひとつが、どの工程も「卸売りである」点です。

事業分野は上流・中流・下流に分けられますが、その全ての工程の顧客が企業である場合が一般的です。


この特徴を理解した上で、BtoBの強みやメリット・デメリット、魅力的なポイントについて話せるようにしましょう。


アピールすべき点は以下のようになります。

・BtoBのどこに魅力を感じているか

・デメリットについての理解も伝える

大切なのは、デメリットについても触れる点です。


BtoBの弱みを把握した上で、それでもなお志望しているということを伝えましょう。

そうすることで、熱意や本気度を理解してもらいやすくなります。

「技術職志望の理由」

この質問で面接官が知りたいのは、「具体的な業務への理解度」だと考えられます。


非鉄金属は用途が幅広く、その分ユーザー業界の分野も多岐にわたります。

そのような環境で働く上で、自身が携わる業務について正しく理解し、明確な目的を持って希望職種を選択することはとても大切です。


このような点を踏まえて、回答の際は次のポイントを意識してみると良いでしょう。

・他の職種と比較して、魅力に感じる点

・入社後に携わりたい業務について

・将来的なキャリアプランについて

特に、「入社後に携わりたい業務」と「将来的なキャリアプラン」について話せると効果的で、将来のことを考えた上で希望していることがしっかりアピールできます。


一次的な感情や興味本位での志望ではなく、明確な理由を持ってその職種を志望していることを伝えましょう。

この回答方法は技術職以外の場合でも共通のポイントになります。

 

以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。

面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。

リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみてください。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。