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【海運業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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海運業界研究


海を経由して物資や人を運ぶ海運業界


コンテナを積んだ船や旅客船など、さまざまなタイプの船があるのはみなさんご存知ではないでしょうか。

日本は四方を海で囲まれている地形であることからも、国内外問わず盛んに物資の運搬が行われています。

そのため海運業界は非常に重要な役割を果たしているといえるでしょう。


加えて環境規制に対応するためにも、各企業が脱炭素化に向けた取り組みをしている真っ最中。

その他にも業務効率化のためにAI化DXなど、海運業界は大きな変革期にあります。


今回はそんな海運業界について解説していきます。しっかり業界研究を済ませた上で、ES対策や面接対策にぜひ活用してください。

運送業界や航空業界など、「物流業界」については下記の記事で紹介しています。併せてチェックしておきましょう!

>>【運送業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
>>【航空業界研究|2022年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
>>【鉄道業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

海運業界について

海運業界とは


海運業界は、海を経由して物資を運ぶことをメインとする業界です。
物流業界のうちの1つに入ります。


海運業界は貿易を行う対象によって大きく2つに分かれます。

  • 内航海運
  • 外航海運

内航海運国内を対象とし物資の運搬をしています。

セメントや石油製品、鉄鋼などの物資を運ぶことが主に多いです。


一方、外航海運海外に向けた物資の運搬をしています。

機械類、乗用自動車、電気製品などが主に運ばれています。


中でも海運業界は、二酸化炭素の排出量削減に向けて、グリーン物流への取り組み強化をしています。

そのため、最新の技術を用いて環境負荷の少ない船の開発が進んでいます。


その他にも、人員不足や事業の効率化のために、DXを進めている現状。

船体のチェックをドローンでしたり、細かい解析をデータを使って進めていたりします。

海運業界の職種

海運業界の職種

航海士

航海士は客船や貨物船に乗船し、運航をしていく仕事です。


特に気象や潮流の状況を踏まえて船の操縦をすることが必要なため、気象・潮流に関する知識を踏まえた上で航海できるように指揮を取ることが必要になってきます。


また、航海士になるに当たっては試験をいくつかクリアする必要があります。

具体的には、海技士国家試験に合格したのち、海上職採用試験に合格することが必須です。

機関士

機関士は、船のエンジンの整備・運転を担う仕事です。


具体的にはエンジン・ボイラー・発電機など、それぞれの機関が正常に動いているかどうかをチェックすることがメインの仕事です。

そのため、それぞれの特性を知っていることはもちろん、各機関の整備ができることも重要となります。


航海中だけでなく、停泊中も船の整備をし、次の航海に備えます。

体力はもちろん、きめ細かい部分にまで目を配り、しっかりと把握する力が必要です。


機関士も海技士の資格を取得しなければいけないことから、まずは試験に突破する必要があります。

通信士

通信士は通信機器を使って陸上と連絡を取り、正確な情報を伝える・受け取るという仕事です。


航海中はインターネットは使用不可であるため、天気や海面の状況を知るためにも非常に重要な役割を担っています。


現在、航海士や機関士が一緒に通信の知識を身につけて、対応していることが多いようです。

そのため、通信士の仕事だけを行っている人は多くありません。


通信士も海技士通信の国家資格を取得する必要があるので、通信士を志望する方は早めに国家資格対策をしておきましょう。

海運業界の市場規模

海運業界の市場規模

海運業界の現状

海運業界の過去6年間の業界規模の推移

海運業界の過去6年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

海運業界の現状として、過去5年間の市場規模は縮小傾向にあります。

大手3社の売上高の推移も、年々下降している現状です。

 

海運会社大手3社の売上高の推移

海運会社大手3社の売上高の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

上記グラフから、大手3社もここ数年売上高が大きく減少していることがわかります。


大きな理由としては、海運の需給がひっ迫していることから、コンテナ運賃が5倍の水準に上昇したこと。

新型コロナウイルス感染症が原因で港湾の作業員不足や入港待ちの貨物船が大量発生したことなど、港湾の処理能力が低下したことが原因です。


ただし、業績の状況においては徐々に回復傾向にあるので、今後の動きにも注目していきましょう。

参考:日本総研
DIAMONDO ONLINE
TSR

海運業界の動向

海運業界の動向

コンテナ不足と運賃高騰に直面している

新型コロナウイルスの影響を受け、コンテナ不足と運賃の高騰に直面しています。


1つはコンテナ不足

2019年度米中貿易摩擦も重なって新たなコンテナの生産量が前年比40%減となりました。

2020年度においても、新型コロナウイルスの影響を受け、前年比25%減と縮小傾向に陥っています。

このため、日本のみならず世界各地におけるコンテナ不足が発生しました。


しかし、今後コンテナ製造量は回復する見込みにあります。

要するに現状として、需要に対する供給が追いついていない状態です。


コンテナの製造量が下がると、それに伴ってコンテナの全体の数も減少。

そのため、海運の運賃も高騰化してしまいます。


以上のことから、海運業界はコンテナ不足と運賃の高騰に直面している現状です。

参考:国土交通省「コンテナ不足問題に関する政府における取組
野村総研「新型コロナが国際物流に与えた影響

環境問題に対して海運業界も取り組んでいる

パリ協定や大気汚染対策など、環境規制の強化が世界中で進んでいます。

「脱炭素」が世界中で着目されていることから、海運業界も環境問題に対して取り組みを始めている状況です。


海運業界全体で2050年にはGHG総排出量50%削減、将来的にはGHGの排出をゼロにすることを目標にしています。


二酸化炭素排出量などを加味した造船をするなど、各企業が新たな取り組みをしています。

例えば窒素酸化物が出ないようにエンジンの構造を変えて設計を見直すという動きが出てきています。


以上のことから、世界全体において環境規制の強化が進んでいるため、海運業界も環境問題に取り組んでいるという現状です。

参考:BRAND TIMES

海運業界全体でデジタル化が進んでいる

海運業界全体でデジタル化が各企業にて進んでいます。

デジタル化に取り組む理由は事業の効率化はもちろんのこと、慢性的な船員不足高齢化が課題になってきたことが挙げられます。


そのためさまざまな分野にてデジタル化が進んでいる現状です。

例えば船舶の検査においてドローンを利用したり、ICTを活用した遠隔検査をしたりしています。


その他にも、「集中荷役遠隔システム」という新たなシステムを導入。通常3〜4人で荷物の積み降ろしをするのに対し、タッチパネル1つで積み降ろしをできるように改善しました。


このように海運業界全体として、最新技術を駆使してさまざまな分野にてデジタル化を進めています。

参考:IT MEDIA
ClassNK

海運業界におけるトレンド・話題

海運業界のトレンドニュース

世界初の電動無人貨物船、ゼロエミッションの船出

世界初の電動無人貨物船である「ヤラ・ビルケラン」がノルウェーで公開されました。


温室効果ガスの排出量を削減
することに取り組んでいる海運業界にとっては大きな一歩となります。


現在は試験運行をしている真っ最中で、約2年間微調整が続けられるとのこと。

最終的に自律航行できるようになれば、操舵室が5年以内に撤去される予定です。


船舶上で起きる問題の多くは疲労による人為ミスが原因とされています。

そのようなことが原因で起きる事故を防ぐという意味でも、海運業界をさらに一歩進めたといっても過言ではないでしょう。


このように自動でできそうなものはAIを活用し、自動化させる動きが進んでいます。

そのため、海外の事例なども踏まえてDX・AI化ができないか一度考えてみましょう。

参考:JIJI.COM

ウェザーニューズ、海運業界向けサービス「CIM」提供開始

ウェザーニューズは、海運業界向けのCO2排出量監視サービス「CIM」を本格的に提供を開始したことを発表しました。

CIMは簡単にいうと、船舶のCO2排出量を見える化するサービスのことです。


温室効果ガスの削減目標を達成するという観点から大型外航船を対象にした規制である「燃料実績格付け制度」が採択されました。

新規性に対応するためにCO2排出量を把握できるようにバージョンアップしたとのこと。


CO2排出量の把握はもちろんのこと、データの管理・活用をすることができるデジタル技術でもあります。


海運業界でどのようなDXが対応されているか知るためにも、新たなデジタルサービスの動向を追っていくようにしましょう。

参考:AMP

貨物船に「帆」をつけて燃費向上

「airseas」は、航空業界で養われた技術力を元に、海運業界に大きな変革をもたらしています。

具体的には、「Seawing」という大きな帆を開発しました。


「Seawing」を既存の貨物船に取り付けると、10~40%ほどの燃料を節約できる予測が立っています。

そのため、環境配慮はもちろん、資源の節約をすることが可能です。


貨物船がどのような燃料を使っても、燃費向上につながります。

特に環境問題に本格的に取り組み始めた運輸業界においては、同サービスが大きなソリューションになると考えられます。


資源の節約や無駄の削減がどんなサービスなら実現できるか、一度考えてみましょう。

海運業界における主要企業の解説

海運業界の主要企業解説

日本郵船

社名

日本郵船株式会社

設立

1919年11月29日

本社所在地

〒104‐8125 

東京都中央区銀座2-16-10

資本金

144,319,833,730円

従業員数

35,057名

平均年収

955万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

ライナー&ロジスティクス事業(定期船事業、航空運送事業、物流事業)、不定期専用船事業、その他事業(不動産業、その他の事業)

日本郵船は、「Bringing value to life」を使命と定め、定期船事業や物流事業などを展開している企業です。


定期船事業も含め、現状6個の事業を進めています。

  • 定期船事業
  • 航空運送事業
  • 物流事業
  • 不定期専用船事業
  • 不動産事業
  • その他の事業

社会課題を踏まえた上で企業としてのESG経営を進めています。

具体的には、硫黄濃度の低い燃料へ切り替えること排ガス浄化装置の船舶への搭載に対応しています。


その他にもグリーンビジネスの推進や、CO2排出量の削減推進など、環境のことを踏まえてビジネスを展開しています。

商船三井

社名

株式会社 商船三井

設立

1919年11月29日

本社所在地

〒105-8688

東京都港区虎ノ門2丁目1番1号

資本金

65,400,351,028円

従業員数

1,119名

平均年収

1026万円
(参照:
Yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

ドライバルク船

油送船

風力エネルギー関連事業

LNG船

海洋事業など

商船三井は、物資の輸送やエネルギー輸送など、さまざまな事業を展開している企業です。

主に展開している事業は大きく3つです。

エネルギー輸送サービス

・油送船
・風力エネルギー関連事業
・LNG船

製品輸送サービス

・自動車船
・コンテナ船
・ロジスティクス

関連事業サービス

・客船
・タグボード

※事業は一部抜粋

また、サステナビリティに関する取り組みも進めています。

例えば2025年を目処に、最新鋭LNG燃料フェリー2隻を建造することを目標としています。


そもそもLNG燃料とは、従来の燃料油に比べると二酸化炭素約25%、硫黄酸化物100%、窒素酸化物約85%の排出削減効果が見込めるもの。

そのため、環境負荷を大幅に下げることができます。


また、最新の技術を駆使し、省エネ装置推進効率を高めたエンジンの搭載をすることも採用されています。

そのため、よりCO2の削減をすることの実現が可能です。


上記の他にも安全運航・技術革新・環境など、さまざまなことに配慮して事業を展開しています。

川崎汽船

社名

川崎汽船株式会社

設立

1919年(大正8年)4月5日

本社所在地

〒105-8688

東京都港区虎ノ門2丁目1番1号

資本金

754億5,764万円

従業員数

769名

平均年収

906万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

海上運送業、陸上運送業、航空運送業、海陸空通し運送業、港湾運送業等など

川崎汽船はコンテナ船や油槽船など、物資・エネルギーの輸送を中心に展開している企業です。


中でも技術力の高さを強みとしている企業です。

日本で初めて自動車専用船の開発・運航に携わったこともあり、新しい技術の開発に力を入れています。


また、SOXスクラバーや排熱回収装置などでCO2やNOxなどの排出量を削減するDRIVE GREEN HIGHWAYの竣工も手掛けました。

そのため、環境保全に対しても積極的に取り組んでいます。


さらに、国内外に300社を超えるグループ会社を擁している事もあり、グローバルにも事業を展開。


そのため、常に学び続ける姿勢がある方、世界を視野に仕事をしたい方に向いています。

海運業界における主要企業の採用動向

海運業界主要企業の採用動向

日本郵船の求める人材像

求める人材
  • 相手に対して誠意をもって対応できる人
  • 創意工夫を重ねて仕事に取り組める人
  • 熱意を持って仕事に取り組める人

日本郵船が掲げているバリューとして「誠意」「創意」「熱意」の3つが挙げられます。

そのため、この3つの要素があるかどうかが日本郵船に採用されるポイントです。


海運業だからこそ、人と人とのつながり・コミュニケーションが非常に重要視されます。

そのため、誠意を持って相手に向き合えるかどうかが重要です。


また日本郵船は、AIを活用した避航操船研究など、業界の先陣を切って新たなことにチャレンジをしています。

このことからも新しいことをするための創意があるかどうかが見られます。


最後に、熱意を持って仕事に取り組めるかどうかです。

新たなことにチャレンジするということからも、そもそも熱意があるかどうかが大事になってきます。


以上のことからも、総じてひたむきさが重要になってきます。

商船三井の求める人材像

求める人材
  • 挑戦心を持ってものごとに取り組める人
  • 全て自分ごとと思って対応できる人
  • 周りと協調して仕事を進めることができる人

商船三井が掲げている価値観として、「MOL CHARTS」というものがあります。


以下の各項目の頭文字を取ったものです。

challenge(挑戦)
honest(正道)
accountability(自律自責)
Reliability(信頼性)
Teamwork(強調)
Safety(安全)

商船三井はDXAI搭載など、海運業界において変革に挑んでいる企業の1つです。

そのため、新しいことに挑戦するマインドを持っているかどうかが非常に大切になってきます。


また、自律自責を掲げていることからも、自分が対応する業務を自分ごととして捉えられるかどうかも問われます。


また、
現場仕事が多いこともあり、チームで何かに取り組むことも多いです。

そのため、チームワークを大事にし、周りと協調しながら仕事を進めていけるかどうかも見られやすいでしょう。


上記のような価値観を重要視していることを踏まえ、自己PRなどで積極的にアピールしていきましょう。

川崎汽船の求める人材像

求める人材
  • 自ら考えて行動することができる人
  • 既存のやり方にとらわれない人
  • 責任を持って最後までやりきれる人

川崎汽船は「“K”LINEスピリット」と呼ばれる企業精神をもとに、これまで事業を進めてきました。

より細かくすると「自主独立」「自由闊達」「進取の気性」の3つに分かれます。


海運では天候や船のトラブルなど、予期せぬ問題が発生することが多くあります。

そのため、発生した問題に対して自ら考えて解決するために行動することができる人が求められます。


また、顧客のために最善を尽くすという観点や新たなサービスを提供するという視点からも、既存のやり方にとらわれず対応できるかどうかが重要になってきます。

もちろん責任が伴うものなので、責任感を持って仕事に取り組めるかも重要です。


総じて、今ある形にとらわれず、責任感を持って新たなことにチャレンジできるかどうかが問われています。

海運業界の採用スケジュール

海運業界主要企業の採用スケジュール

日本郵船の選考フロー

エントリーシート提出
筆記
1次面接
2次面接
3次面接
最終面接

日本郵船は比較的面接の回数が多く設定されているため、長期戦になると考えておいた方が良いでしょう。


筆記試験は企業オリジナルのWebテストが課されます。受験場所は会場です。課される科目は、非言語・係数・英語の3つになります。


日本郵船は面接の際に、突飛な質問を投げかけられることも多いようです。

過去には「航海時速と消費燃料の関係はどうなるか」というものや「最近の社会情勢について」など、いわゆる定番の質問以外のことも聞かれる傾向にあります。


想定していない質問が来た際も、落ち着いて返答するようにしましょう。

もしすぐに回答できない場合は、少しだけ待ってもらうということも1つの手です。


また、志望度をアピールする場面になったら日本郵船が第一志望だということを理由とともにはっきりと伝えるようにしましょう。

商船三井の選考フロー

プレエントリー
エントリーシート・履歴書情報登録
適性検査
選考(面接複数回)

商船三井はオーソドックスな選考ルートで採用をしています。


エントリーシートではさまざまな種類の質問が用意されています。

例えば「人と意見が一致しなかった時の行動、その際にどのように周囲を巻き込んだか」「人生で最も大きな決断、理由とその後の行動」など、一般的な質問以外の設問もあるようです。


上記のエントリーシートをもとに面接で深掘りされます。

そのため、エントリーシートの段階でしっかり作り込んでおくようにしましょう。


中でも求められるのは、「自律自責型」であるかどうかです。

「ファイティングスピリット」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」「タフネス」の4つを中心に、その人の人物像について面接で深掘りをしていきます。


実際に面接の際に、「弊社が求める4つの採用像を有しているか確認する」という前置きもあったぐらいです。

そのため、それぞれの項目に対して話せるエピソードをしっかり用意しておきましょう。

川崎汽船の選考フロー

エントリーシート
Webテスト
グループディスカッション
面接
最終面接

川崎汽船は、個別面接・グループディスカッションの2種類があります。そのためどちらにも対応できるようにしておきましょう。


川崎汽船は一風変わった面白い質問が投げかけられたり、他の企業とは違った面接方法が採用されていたりします。


例えば最終面接においては、「タイムマシンを使って人生を巻き戻せる場合、ご自身の人生の中でいつに戻り、何をしますか?」という事前課題についてプレゼンをするというものがあります。

プレゼンに関しては時間制限があるため、必ず時間内に終わらせるということ、結論から伝えるということを意識して発表するようにしましょう。


また面接の際は、主に以下の2点を示せると好印象です。


1つは、周りの人を巻き込んで何かをやり遂げた経験があるかどうかです。

川崎汽船は少数精鋭で、若手の時から大きなプロジェクトを任されることが多いのが特徴。

そのため、周りの人を巻き込んで前に進めていく力が求められます。


2つめは、チャレンジ精神を示すことができるかどうかです。

非財閥ということもあり、かつ、進取の気性が重視されています。

そのため、前例にとらわれずに果敢に挑戦できるかどうかがポイントです。

海運業界のインターン情報

海運業界主要企業のインターン情報

日本郵船のインターン

日本郵船は次のようなインターンを開催していました。

・NYK Career school 海上編

・NYK Career school 陸上技術編

・NYK Career school 陸上事務編

企業理解をするためのインターンシップです。


前半は海運業界の説明や取り扱っている事業についてなどの会社説明がメインです。

後半は社員の方と座談会をして、実際に働いている人の空気感・雰囲気を体験することが主になってきます。


総じて、これから業界を絞っていこうと思っている方、海運業界・日本郵船のことについて詳しく知っていきたいと思っている方に向いているインターンシップです。

商船三井のインターン

商船三井は次のようなインターンを開催しています。

・MOL 1day College  陸上総合職事務系

・MOL 1day College  海上職自社養成

・MOL 1day College  陸上総合職技術系

日本郵政のインターンと同様、企業&業界理解がメインです。

ただし、インターンの後半においては海運の実際の手続きの体験ワークなど、体験できるコンテンツも用意されています。


後半においては、座談会も設けられているので、実際に社員の方とじっくり話すことも可能。

そのため、どのような仕事内容なのか・実際の現場はどんな感じなのかなど、自分が気になることはどんどん質問していくようにしましょう。


どちらかというと、業界研究を始めたての学生に向いているインターンシップです。

川崎汽船のインターン

川崎汽船は、ゲーム形式で川崎汽船・海運業界の仕事が体験できる実践型のインターンシップを開催しています。

2日間にわたって開催される短期インターンシップです。


1日目は、傭船の営業・調達・運行管理業務を通して、運賃の売り上げ額で競うチーム対抗型のものになります。

事前にゲームの方法について動画が送られてくるので、理解している前提で当日は進められます。

チーム対抗でゲームが進んでいくため、身内のチームと先にコミュニケーションをとっておくことが非常に重要なカギです。


2日目は事業部の社員の方も交えた座談会が開催されます。

川崎汽船について気になることがあれば、この機会に聞くことが可能です。

川崎汽船では実際のビジネスを体感することができる実践式のインターンに参加することができます。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

業界研究の3STEP

 

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

海運業界の業界研究

海運業界の業界研究

(1)業界全体を知る

まずは海運業界の全体を知ることが重要です。

海運業界においては大きく以下の2つに分かれます。

外航海運業

川崎汽船・商船三井・日本郵船・明治海運・飯野海運・乾汽船・

内航海運業

栗林商船・NSユナイテッド海運・新日本海フェリー・商船三井フェリー

外航海運業と内航海運業は、国内向けか国外向けかという違いです。


もちろん取り扱う物資やサービスは各企業によって異なります。

コンテナにて資源を運ぶことをメインとしているところもあれば、旅客を目的地まで運ぶサービスを主に展開しているところもあります。


総じて、まずは外航・内航どちらに進みたいかを決めるようにするといいでしょう。

(2)業界の深掘り

次に海運業界の深掘りをするようにしましょう。


運送事業・船の貸借と売買を中心に事業を展開しています。

海運業界は大手3社がシェアの約9割を占めています。大手3社は日本郵船商船三井川崎汽船の3つです。


日本郵船は売上高でトップを誇る企業です。

大きく分けると「一般貨物輸送事業」「不定期専用船事業」「その他の事業」の3つに分けられるのが特徴になります。


商船三井は、売上高第2位の位置を占める企業です。

FSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)やFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)など、新たな領域にも着手しています。


川崎汽船は、海運業界の中では売上高第3位の企業です。

日本で初めて自動車専用船LNG船を導入した企業でもあります。


その他業界を深く知るためには、会社四季報をチェックする・転職サイトをみることもおすすめです。

(3)業界の動向把握

最後に海運業界の動向を把握するようにしましょう。

これは、現在トレンドとなっているものや、海運業界自体がどのような動きをしているか知るということです。


例えば環境規制が挙げられます。

海運業界全体で2050年度を目処にGHG総排出量50%削減、将来的にはGHGの排出をゼロにすることを目標にしています。

その目標に向けて各企業がそれぞれ取り組みをしている状況です。


他にも神戸市にある上組は、環境負荷を提言する電気推進船を1隻導入しました。

関西電力の子会社が2023年1月に稼働させる相生バイオマス発電所の燃料を輸送することになっています。

バイオマス燃料を輸送する貨物船の電化は世界初とのこと。


このように日本においても脱炭素化を進め、環境規制に対応するために各企業が取り組んでいる状況です。

参考:神戸新聞

海運業界のES対策・攻略法

海運業界のES対策


ESを記入する際には、「なぜその会社を志望しているのか」「企業の求める人物像に沿った自分の人物像」がきちんと伝わるように記入することが重要です。


志望動機には自己分析や情報収集した内容を基に、就職後成し遂げたいことや将来のビジョンを伝えることが重要になります。

過去の経験や考えをもとに、どんな軸で企業を選んでいるか明確にして、あなたらしさの伝わる内容になるように作成しましょう。


またESでは一貫性と論理性が伝わる内容を書くことが大切です。


文字数も限られているので、あらかじめ下記内容を箇条書きにしてからまとめるのがおすすめです。

その上で、海運業界において特に意識して記載してほしいポイントを2カ所紹介します。

チャレンジ精神を持って取り組めるか

海運業界は船員の高齢化や環境規制・DXなどに業界全体で取り組んでいることもあり、変革期にきています。

そのため、新しいことに挑戦している業界の1つです。


特に脱炭素化を進めていくという観点からも、船舶の電動化や別のエネルギーを利用する船の建造が進められています。

例えば川崎重工は、水素が動力源の脱炭素大型船を建造している最中です。


以上のことから、新しいことであっても果敢に挑戦することができるかどうかが求められます。


そのため過去にチャレンジしたことや今挑戦していることに言及すると良いでしょう。

また、その挑戦をするにあたって、なぜその挑戦をしようと思ったのか・その経験から得られたものは何かということにも触れられるとなお良くなります。

参考:読売新聞

周囲の人と協力して物事を進めることができるか

海運業界という業界の特質上、チームプレーが非常に多いです。

船の操縦にしても、物資の海運にしても、誰かと協力して仕事をしていく必要があります。


そのため、周囲の人とうまくやっていけるかということが重要になってきます。

もちろんそのためにはコミュニケーションをしっかり取ることが必須なので、コミュニケーション力も必要です。


この点日本郵船において、『組織の中で周囲のメンバーと良好な関係を構築した』という旨の話を面接官にしたところ好印象だったとのこと。


以上のことから、過去にチームで一緒に物事を進めた経験がある方は、そのエピソードをもとにESに記載するといいでしょう。

ポイントは、周囲の人を巻き込んでやったことと、それを踏まえた上で自分がどう感じたかというところまで落とし込むということです。

海運業界の筆記試験対策・攻略法

海運業界の筆記試験対策


海運業界の筆記試験の内容は、主に「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態が多いです。

市販で売られている参考書で問題ないので、1〜2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。


中には人柄を重視する企業が多いからか、筆記試験を課さない企業も見受けられます。その場合は面接対策に集中するようにしましょう。


まずは自分が受けたい企業がどのような筆記試験を課しているかチェックしてください。


海運業界においても、早期の採用終了が相次いでいます。

そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認し、できれば2カ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。

海運業界の面接対策・攻略法

海運業界の面接対策


海運業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • なぜ海運業界を選んだのか
  • なぜ運送業界の中でも〇〇なのか
  • 自己PRについて
  • 自身の強み・弱み
  • これまで頑張ってきたことについて
  • ESG経営やSDGsなどに関する知見はあるか
  • 突発的なことに関してはワクワクするほうか?それとも焦ってしまう方か?

なぜ運送業界の中でも〇〇なのか

もっとも聞かれやすいオーソドックスな質問です。

どこの企業を受けるにしても必ずと言っていいほど聞かれるので、事前に準備しておきましょう。


このタイプの
質問のポイントは「企業のビジョンや取り組んでいる事業」と「自身の体験・自分がなりたい未来像」をしっかり結びつけること。

これらを関連させて説明することで、なぜ運送業界・特定の企業を志望するかの説得力がぐっと上がるからです。


海運業界は外航か内航か、どの資源を海運しているか、どのサービスを主軸をしているかなど強みとしているものが企業によって異なります。

自分は誰に貢献したいのか・何を通して社会貢献したいかをしっかり考えておきましょう。


面接は企業と学生がマッチングをするために開催されるもの。

そのため、その企業の価値観に合う学生の方が意気投合しやすく、採用されやすくもなります。

ESG経営やSDGsなどに関する知見はあるか

過去に日本郵船にて聞かれた質問になります。

現在、日本郵船はもちろんのこと、海運業界全体においてSDGsを考慮した事業展開をしていることもあり、非常にホットな質問とも言えます。


まずは、それぞれ簡単にでいいので説明できるようにしておきましょう。


ESG経営とは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(管理体制)」の3つの頭文字から取った言葉で、環境汚染やコーポレートガバナンスの順守を重視した経営スタイルのことを指します。


他方、SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことです。


上記の概念をしっかり頭に入れて、面接に臨むようにしてください。

突発的なことに関してはワクワクするほうか?それとも焦ってしまう方か?

過去に日本郵船において聞かれた質問です。


日本郵船のみならず、海運業界全体において突発的に問題が発生することがあり得ます。

そのため、その際にどう捉えて行動するかということを見ている質問だと考えられます。


上記の二択であれば、基本的にはワクワクする方の「ポジティブ」に解釈することが無難でしょう。

前向きな回答をする方が面接官には好印象だからです。


もちろん、後者の方で回答しても問題ありません。

ただし、焦ってしまうと伝えるだけだとネガティブな印象をもたれかねないので、その理由と改善策をセットで伝えるようにしましょう。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。