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【バイク業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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バイク業界研究


外出時の「移動手段」やツーリングなどの「娯楽」として利用されている「バイク」ですが、一言にバイクといっても様々な種類があります。

原付バイクやスクーター、大型バイクにスポーツバイクなど、用途や購入目的に応じて様々なタイプのバイクが存在します。


それらバイクの開発・生産、販売を行っているのが「バイク業界(二輪車業界)」です。


この記事では「バイク業界」に焦点をあてて、各企業の採用動向やエントリーシート、面接対策についても詳しく説明していきます。

バイクメーカーや販売会社の業務内容・特徴を理解した上で、自分には何が向いているか、どのように働きたいかイメージしながら業界研究を進めていきましょう。

 

関連する自動車業界の記事も併せてチェックしておきましょう。

バイク業界とは

バイク業界とは


移動手段として利用されるバイクや、乗ることそのものを楽しむ「娯楽向けのバイク」など、様々なバイクの開発や生産、および販売を行うのが「バイク業界」です。


「バイク」は一般的な四輪の車に比べるとコンパクトな上に低予算で購入できるため、駐車スペースの少ない都市部や、車を買う余裕のない新興国などでは「生活必需品」として活躍する乗り物です。


この他にも、ツーリングやレース、カスタマイズを楽しむなどの趣味・娯楽としてのニーズもあります。

バイク業界の2つのビジネスモデル

バイク業界のビジネスモデル

 

様々なバイクを扱う「バイク業界」のビジネスモデルは、大きく2つに分けることができます。

ここでは、「バイクメーカー」「バイク販売会社」のそれぞれのビジネスモデルについてご紹介していきます。

バイクメーカーのビジネスモデル

「バイクメーカー」とは、バイクそのものを開発・製造する会社です。

ゼロから設計開発し、製造したバイクを、「バイク販売会社」に販売するのが主な業務です。

顧客となるのは主にバイク販売会社なので、バイクを購入する「消費者」と直接取引をすることは基本的にありません。


国内の代表的なバイクメーカーとして「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」の4つがあり、この4社が国内市場の大半を占有しています。


これら4社はそれぞれで事業タイプが異なり、「ホンダ」「スズキ」は、バイクに加えて4輪自動車も手掛けるメーカーです。


「ヤマハ」は総合機械メーカーであり、バイクの他にも発電機・産業用ロボットなどを生産しています。


「カワサキ」は総合重工メーカーで、バイクの他にもプラント・鉄道・造船・宇宙開発など、重工業分野で幅広く事業を展開しています。


このように、複数ある事業の中の1つとして「バイク作り」を行っているメーカーが多いです。

バイク販売会社のビジネスモデル

バイクメーカーから仕入れたバイクを「消費者」に販売しているのが「バイク販売会社」です。


バイク販売会社はバイクの製造は行わず、販売のみに特化した会社です。

バイクメーカーからバイクを仕入れ、店舗で顧客に販売することで得られる「中間利益」が主な収益源です。


バイク販売会社として「ホンダモーターサイクルジャパン」「スズキ二輪」などがあり、これらはバイクメーカー直系の販売会社であり、親メーカーのバイクを中心に販売しています。


他にも「バイク王」「レッドバロン」などがありますが、こちらは独立系の販売会社であり、メーカー問わず幅広い車種のバイクを扱っています。


バイクを購入する消費者が直接関わるのはこれらの「バイク販売会社」になります。

バイク業界の主な職種

バイク業界の職種

設計開発

バイクメーカーでは設計開発やデザインなどの技術系の職種が花形であり、様々な技術を結集させて1台のバイクを完成に導いていきます。

設計開発は新規で作るバイクのコンセプトを決定し、エンジンやボディ、ブレーキといった各パーツの仕様を設計・開発するのが主な仕事です。


ゼロからバイクを考案していくため、専門的な技術や知識が求められる職種です。機械系、電気電子系などの理系学部出身の人が活躍しやすいでしょう。

バイクの構造などに興味がある方は楽しみながら仕事ができそうです。

バイクデザイン

グラフィックソフトなどを活用してバイクの外観や各種パーツの「デザイン」を考えていく職種です。


採用の規模はそこまで大きくなく、狭き門となる場合が多い職種で、主に美大や芸術系の学部でプロダクトデザインやバイクデザインなどを学んだ人が活躍しています。

優れたデザイン力が求められる職種で、バイクの種類によっても求められるデザインは異なるため、バイクデザインについて幅広い知識が必要となります。


デザイン力や発想力に加えて、「バイクへの情熱」がある人が活躍できるでしょう。

車両テスト

新たに開発したバイクの性能をテストする職種で、「テストライダー」と呼ばれるテスト走行専門のドライバー職もあります。

衝突テストや耐久テストを何度も重ね、品質の向上、安定を図るのが主な仕事です。


バイクは人の命を乗せる乗り物であり、車のように搭乗者が車体で覆われていないため、走行における安定性などがとても重要になります。

バイク性能への豊富な知識が求められる職種で、性能を判断する判断力も必要です。


バイクの乗り心地や車体性能への知識がある人、またはその学習が苦にならない人に向いているでしょう。

営業

「営業」は国内外のバイク販売会社や代理店と交渉し、自社バイクの販路を開拓していくのが主な仕事で、バイクメーカーの職種の1つです。

日本のバイクは国内だけでなく全世界が販売ターゲットとなるので、海外に向けて営業を行う機会も多くあります。


そのため、営業スキルコミュニケーション能力に加えて「語学力」が必要となる場合もあります。


バイク好きで営業職に興味のある人、語学力やトークスキルに自信のある人に向いているでしょう。

販売

「販売」は、バイクを購入したい顧客に対して店頭でセールスを行うのが主な仕事で、「バイク販売会社」での職種になります。


店頭で多くの顧客と触れ合い、バイクの魅力を伝える職種なので、接客スキルバイクへの知識が必要となります。

また、来店する顧客の中にはバイクについて詳しく知らない人もいるので、相手視点で話をすることも重要です。


バイクの知識や接客スキルがあり、「相手目線」で話ができる人が活躍できる職種でしょう。

 

以上が「バイク業界」における主要な職種です。

この他にも、バイクのメンテナンスを主な仕事とする「二輪自動車整備士」や、「教習所の教官」「バイクレーサー」「白バイ隊員」など、バイクと関わる職種は他の業界にも存在します。


自分がどのような形でバイクと関わる仕事をしたいか考えながら業界研究を進めていきましょう。

バイク業界の市場規模

バイク業界の市場規模

市場規模の推移

二輪車・バイク業界の過去11年間の業界規模の推移

二輪車・バイク業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

2020年-2021年のバイク業界の業界規模(主要対象企業4社の売上高の合計)は3兆2,767億円


近年は増減を繰り返していたバイク業界ですが、2020年には減少に転じています。

経済産業省の生産動態統計では、2020年のバイクの販売台数は前年比11.9%減の67.4万台となっており、販売金額は14.8%減の3,220億円でした。


バイク販売台数でホンダは世界首位、ヤマハは世界2位の業績を誇っており、スズキカワサキを含めた日本の4社が世界シェアの約4割を占めています。

しかし、バイク業界の売上は2年連続の減少を記録しており、伸び悩んでいる状況です。

現状・動向

インドでの販売が好調

2018年はインドでのバイク販売が好調で、インド市場のみでも2,000万台を超える販売を記録しています。


2019年は世界的に需要が減少に転じていますが、現在ではインドが世界最大のバイク市場へと成長しており、世界のバイク市場をけん引しています。


2020年は新型コロナウイルスの影響で製造停止に追い込まれる企業もあり、各社で厳しい状況が続いていました。

しかし、日本国内では非接触の移動手段として2輪車が見直されており、今後の需要向上に期待が高まっています。

参考:業界動向サーチ

若年層のバイク離れ

バイク業界の売上が減少している理由の1つに、若年層のバイク離れがあります。


これに対し各メーカーでは販売促進のために様々なキャンペーンを打ち出しており、ホンダは低金利キャンペーンの展開に加えて若年層が購入しやすい低排気量モデルへの取り組みに力を入れています。

また、川崎重工(カワサキ)では小型二輪者(ニンジャ)用品のキャンペーンを展開しており、対象車種の購入者に限定クーポンを配布するなど新規顧客獲得に注力しています。


若年層にとっては購入後の維持費などの関係で低排気量のモデルが好まれる傾向があり、メーカーが若年層のニーズに沿ったキャンペーンや商品展開に重心を置いています。


これはあらゆる業界に共通することですが、少子高齢化が進む今の日本市場では、
若年層の新規顧客をいかにして獲得していくかが今後の市況においてとても重要です。

参考:Mayonez

バイク業界の歴史

バイク業界の歴史


日本で最古のオートバイは、1898(明治31年)年に紫義彦が組み立て、製作した車輌だといわれていますが、明治期のオートバイは「道楽」という認識が一般的で、当時国産化が進められていた他の産業に比べると特別注力されているわけではありませんでした。

そのため、人の目に触れるオートバイは数が少ない上にそのほとんどが輸入車で、開発や製造は個人が小規模で行っている状況でした。


その後の1909年に島津楢蔵が初の国産車であるNS号を製造し、ドイツやイギリス、アメリカなどのバイクを輸入販売するバイク販売店が創立されました。

1917年には大倉商事が「ハーレー」の輸入販売を開始し、国内にバイク文化が少しずつ浸透していきました。

しかし、第二次世界大戦によりバイク産業の拡大は鈍化し、日本でバイク産業が本格的に成長していったのは第2次世界大戦後になります。


戦後の1950年代より、「ホンダ」「スズキ」といった現在の主要メーカーが、大衆向けバイクの製造へ本格的に乗り出しました。

その後、高度経済成長の勢いもあり60年代~90年代にかけてバイク産業は急速に成長し、国内にバイクが普及していきました。


特に「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」の国内4社は大きく飛躍し、
日本のみならず世界においても高いシェアを持つようになりました。


今現在もこの4社が全世界のバイクシェアの約4割を占有しており、世界のあらゆる地域で日本のバイクが活躍していますが、近年の「若者のバイク離れ」「バイクの排ガス規制」などの影響もあり、国内の売上は年々下降気味となっているのです。


海外輸出については引き続き好調ですが、国内のバイク需要をどれだけ回復できるかが大きな課題の1つとなっています。

参考:ウィキペディアフリー百科事典 

バイク業界におけるトレンド・話題

バイク業界のトレンド情報

ナップスがDXサービスを開始

バイク用品の販売・開発、車検やメンテナンスサービスなどを提供する㈱ナップスが、全国で26番目となる店舗を2020年9月18日に愛媛県松山市に開店しました。

新店舗ではバイク業界に先駆けてDX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした新たなサービス「ナップスDX」を導入するとしています。

本サービスは、希望商品の検索や工賃込みの販売価格などを「タブレット」で掲示する他、スマホ向けアプリでの作業予約を可能にするなど、顧客の利便性向上とサービスの迅速な提供を目的としています。


将来的には顧客が希望の商品情報を入力するだけで在庫をすぐに確認できる機能や、天気や季節に応じた予測発注の実現なども視野にいれているということです。

参考:webオートバイ

バイクの電動化

バイクを趣味・娯楽として利用する人の中には、「音」や「振動」、「匂い」などの要素を楽しんでいる人も多くいます。

そういった中で現在注目を集めつつあるのが、「電動バイク」です。


最近の電動バイクは性能の向上が著しく、ガソリンエンジンのバイクの性能に匹敵するほどの水準まで進歩してきています。

実際に、海外のレースにおける歴代最高タイムは電動バイクが記録したもので、競技に特化したラジコンなどでもエンジンと電動のタイム差はほとんどないほどに進化しています。


最近は電気自動車の認知も拡大しており、バイク業界でも「電動」を主とする流れが強まっていくことが予測されます。


「娯楽」としてガソリンバイクの需要が継続する可能性も十分にありますが、実用的な移動手段として電動バイクの需要が拡大することも考えられます。

今後の各メーカーでは「ガソリン」と「電気」の両分野でのコスト配分が重要となりそうです。

参考:WEBIKE MAGAZINE

バイク業界における主要企業の解説

バイク業界の主要企業研究

本田技研工業株式会社(2021年現在)

社名

本田技研工業株式会社

(英語表記:Honda Motor Co., Ltd.)

設立

1948年9月24日

本社所在地

〒107-8556 東京都港区南青山2−1−1

資本金

860億6,700万円

従業員数

35,781人

平均年収

798万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.自動車・オートバイの製造及び販売

2.汎用製品・飛行機の製造及び販売

ホンダは、東京都港区に本社を置く日本の大手輸送機器メーカーです。


オートバイの販売台数・売上高は世界首位で、自動車の販売台数においても国内2位、世界7位を誇っています。


他にも小型ジェット機芝刈り機、発電機、除雪機など様々な機械製品を手掛けており、幅広く事業展開している企業です。

他にも二足歩行ロボットとして知られる「ASIMO」など各種ロボティクス機器の研究開発も行っており、様々な分野に進出しています。

ヤマハ発動機株式会社(2021年現在)

社名

ヤマハ発動機株式会社

(英語表記:Yamaha Motor Co., Ltd.)

設立

1955年7月1日

本社所在地

〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500

資本金

857億97百万円

従業員数

10,231人

平均年収

714万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.自動二輪車等の製造及び販売

ヤマハは静岡県磐田市に本社を置く輸送用機器メーカーで、オートバイ製造を中心に事業を展開しています。


バイクの売上規模は世界第2位で、船外機やウォータービークルなどは世界首位の販売台数を誇ります。


株式会社として「日経平均株価」の構成銘柄の1つでもあり、日本を代表するバイクメーカーといえる企業です。

元々は、第二次世界大戦中に飛行機用の「プロペラ」などを製造していた日本の楽器メーカーでしたが、1955年に楽器製造から分離する形でオートバイ製造事業をスタートしました。


オートバイの他にもボートや船外機などの船舶関連機器や、スノーモービルバギーといった走行機器の製造も行っています。

川崎重工業株式会社(2021年現在)

社名

川崎重工業株式会社

(英語表記:Kawasaki Heavy Industries, Ltd.)

設立

1896年10月15日

本社所在地

〒650-8680 神戸市中央区東川崎町1−1−3 神戸クリスタルタワー

資本金

104,484百万円

従業員数

17,397人

平均年収

699万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

 ➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.オートバイ・鉄道車両・航空機等の製造及び販売

2.ガスタービン・エンジン・環境装置等の製造及び販売

3.船舶・特殊小型船舶・油圧機器等の製造及び販売

カワサキは、東京都港区と兵庫県神戸市中央区に本社を置く日本の企業です。


主に手掛けているのはオートバイ、航空機、鉄道車両、船舶、軍事ヘリコプターといった輸送機器で、三大重工企業の一角を成しています。


会社の歴史は明治時代より始まっており、戦後の高度成長期と日本の産業史と共に存続してきた歴史ある総合重機械企業です。

また、自衛隊の潜水艦航空機ミサイルなどの製造も手掛けており、国内有数の軍需産業を担う企業としても知られています。

バイク業界における主要企業の採用動向

バイク業界主要企業の採用動向

ホンダ(本田技研工業株式会社)

求めている人材
  • 自由な発想力を持つ自立した人
  • 他者の個性を尊重できる人
  • 喜びを感じながら仕事ができる人

ホンダは「人間尊重」「三つの喜び」、という基本理念を掲げています。

「人間尊重」からは、自由に発想し、信念をもって主体的に行動できる「自立した人」を求めていることが分かります。


現在のバイク業界は、国内での売上低迷しており、若年層向けの新たなサービスや商品を模索していく必要がある難しい時期にあります。

このような環境の中で求められるのは、自分の頭で考えて行動する力と、それを最後までやり通す「信念」です。


以上を踏まえると、志望する際のポイントは次のようになります。

・自由な発想力のアピール

・主体的に行動する自立性

・バイク業界に対する強い想い、信念

上記のポイントを、過去の経験や実績をもとに伝えるように意識するといいでしょう。

特に「主体的に行動する自立性」のアピールにおいては過去の実績や体験談があると非常に効果的になります。

ヤマハ(ヤマハ発動機株式会社)

求めている人材
  • 変化に柔軟に対応できる人
  • 誇りをもって仕事ができる人
  • 「期待以上」を意識できる人

ヤマハは、消費者に「感動」を与えることを重視しており、そのための指針として「仕事をする自分に誇りがもてる企業風土の実現」、「顧客の期待を超える価値の創造」、「あらゆる変化に素早く対応」といった理念を掲げています。


特に「あらゆる変化に素早く対応」というのは今後のバイク業界において非常に重要で、排ガス規制などの社会の変化や、電動化といった技術の進化に柔軟に対応していく力が求められます。


時代の流れに合わせて新しい価値を創造していくことこそ、消費者の「次の感動」につながるため、変化を捉えながら「期待以上」を意識して仕事に取り組める人材が必要です。


これらを踏まえたアピールポイントは次の通りです。

・1つの考えや方法に固執しない柔軟性

・仕事の「質」を追求する精神

・感動を尊重できる人間性

この3点は、ヤマハが重要視していると考えられるポイントなので、意識的にアピールするようにしましょう。

仕事の「質」を追求する精神は、ヤマハが第一に掲げる「感動」に直結する部分なので、優先的にアピールしておきたい項目になります。

カワサキ(川崎重工業株式会社)

求めている人材
  • 貪欲に頂点を目指せる人
  • 独自性、革新性を追求できる人
  • 課題に挑戦するチャレンジ精神のある人

カワサキは「カワサキバリュー」という理念を掲げており、「テクノロジーの頂点を目指す」こと、「独自性・革新性を追求する」ことを重要視しています。


国内のバイクメーカーはカワサキ以外に「ホンダ」、「ヤマハ」、「スズキ」などがあり、どれも独自の優れた技術を持った企業で、市場競争は避けられません。


特に国内の需要には限りがあり、その中で生き残っていくには「頂点を目指す貪欲さ」は必要不可欠です。

カワサキは、現状に満足することなく上を目指し続ける精神を持つ人材を求めていると考えられます。


また、企業理念からは独自性や革新性も重視していることが読み取れます。

頂点を目指す上では差別化や革新的なアイデアは必要となるので、そういった発想ができる人も優先的に採用されると予測できます。


以上の点を踏まえて、志望する際は次の点を意識するといいでしょう。

・上を目指し続ける向上心

・独特な考え方やアイデア

現在のバイク業界に対して思うことなどを軸に「独特な考え方」や「革新的なアイデア」などを伝えられるといいでしょう。

バイク業界の採用スケジュール

バイク業界主要企業の採用スケジュール

ホンダ(本田技研工業株式会社)の採用フロー

  1. ES提出
  2. 筆記試験
  3. 一次面接
  4. グループディスカッション
  5. 最終面接
  6. 内々定

ホンダの選考では、事務系総合職や技術職などの職種によって選考の内容は変わるようですが、どの選考においてもグループディスカッションがある場合が多いようです。

グループディスカッションでは「自分自身のアピール」と、「周囲への配慮」のバランスに気を付けましょう。

試験官に自己中心的な印象を与えないよう注意して臨むことが大切です。

ヤマハ(ヤマハ発動機株式会社)の採用フロー

  1. 説明会・セミナー
  2. ES提出
  3. WEBテスト
  4. 一次面接
  5. 最終面接
  6. 内々定

ヤマハの選考では、ES提出の前に説明会に参加している受験者が多くいます。

説明会の後は座談会もあるようなので、質問などを積極的にしてアピールしておけるといいでしょう。


面接についてはどの職種の選考でも2回程度の場合が多く、筆記試験についてはWEBテスト形式が一般的なようです。

カワサキ(川崎重工業株式会社)の採用フロー

  1. ES提出
  2. 筆記試験
  3. グループディスカッション
  4. 一次面接
  5. 最終面接
  6. 内々定

カワサキの選考では、技術系と事務系の両方でグループディスカッションを受けた受験者が多数います。


人によってはグループディスカッションの次にリクルーター面談に進んだ人もいるようなので、インターンなどでリクルーターがついた人は面談の存在も頭に入れておきましょう。

リクルーター面談は比較的リラックスした雰囲気で行われるケースが多いですが、選考過程の1つであることを忘れないようにしましょう。

バイク業界のインターン情報

バイク業界主要企業のインターン情報

ホンダ(本田技研工業株式会社)

ホンダのインターンは「【本田技研工業】事務系 1dayワークショップ」というのがあります。


このコースはWEB開催のコースとなっており、ホンダの「0から1を生み出す」業務を体験することができるインターンです。

他のコースについてはホンダのホームページからご覧ください。

【本田技研工業】事務系 1dayワークショップ(2021年度)

<概要

1.開催日時:

1回目 12月14日

2回目 1月22日

 

2.開催場所:WEB

3.応募期限:1回目 11/27

      2回目 1/5

4.参加人数:各回60名程度

5.選考フロー:マイページよりエントリー→参加決定


<インターン内容>

1.ホンダ独自のコミュニケーションプログラム体験

2.業務体験

このコースでは、ホンダ独自のコミュニケーション手法である「ワイガヤ」を通じて、本音をぶつけ合いながら業務体験を進めていきます。

実践を通じて、リーダーシップ力やチームワーク力、発想力などを身に着けられるコースとなっており、ホンダの企業文化ともいわれる「ワイガヤ」は特に必見です。


当日はZOOMでの開催で、参加についてもマイページからのエントリーだけで参加決定となるので、興味のある方は気軽に応募してみるといいでしょう。

ヤマハ(ヤマハ発動機株式会社)

ヤマハのインターンでは、「ヤマハ発動機 Winter Internship」というコースがあります。


このコースは、「モーター関係」や「次世代モビリティ」など合計8つほどのテーマから希望のテーマを選んで受講する形のインターンです。

インターンに関する最新の情報についてはヤマハのホームページをご覧ください。

ヤマハ発動機 Winter Internship(2021年度)

<概要>

1.開催日時:2022年2月7日~11日

      各テーマごとに3~5日間実施予定

2.開催場所:WEB

3.応募期限:2021年11月16日 12:00

4.参加人数:100名程度

5.選考フロー:指定履歴書の提出→エントリー動画提出→適性検査→WEB面接→参加決定

6.その他:報酬なし


<インターン内容>

1.モーターサイクルの開発

2.モーターサイクルの生産技術

3.次世代モビリティの開発

4.電動アシスト自転車の開発

5.マリン製品の開発

6.ロボティクスの開発

7.無人航空機(ドローン)の製品開発

8.モノ創りのDX推進(データ分析)

このコースは、8つのテーマから希望のテーマを選んで受講する形となっており、全てWEB開催ですが3~5日間の実施で比較的長めのインターンとなっています。

多彩なプログラムでは各テーマの分野における開発過程を疑似体験することができ、ヤマハのモノづくりを身近に体感することができます。


また、参加において複数の試験があるのも特徴です。受講を希望する人は十分に対策、準備をした上で受講するようにしましょう。

カワサキ(川崎重工業株式会社)

カワサキのインターンは、「【技術系】Kawasaki 3Dayオンラインインターンシップ」などがあります。


このインターンでは、3日間に及ぶ実習でカワサキの技術開発について業務体験を通じて学ぶことができます。

最新の情報についてはカワサキのホームページよりご覧ください。

【技術系】Kawasaki 3Dayオンラインインターンシップ(2021年度)

<概要>

1.開催日時:10月、11月中に複数回実施予定 

2.開催場所:WEB

3.参加人数:各回30~80名程度

4.選考フロー:ES提出→詳細は別途案内


<インターン内容>

1.川崎重工の技術者のマインドについて

2.技術開発業務ワーク体験

このコースでは、3日間のインターンを通じてカワサキ技術者のマインドについて、カワサキのDNAについて学ぶことができます。

技術開発業務ワークはカワサキが次の時代に向けてどんな技術開発を進めているのか直に感じ取ることができる貴重な機会です。


カワサキが日々の技術開発でどんなマインドを重視しているのか興味のある人は是非受講してみてください。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

業界研究の3STEP
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

バイク業界の業界研究

バイク業界の業界研究

(1)業界全体を知る 

バイク業界の業界研究においては「バイクメーカー」「バイク販売会社」の両方の主要企業について大まかに理解しておきましょう。

バイクメーカー

ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ

バイク販売会社

レッドバロン、バイク王、ホンダモーターサイクルジャパン、スズキ二輪

バイク業界は、バイクを製造する「バイクメーカー」とバイクを消費者に販売する「バイク販売会社」の2種類があることを覚えておきましょう。

どちらも同じ「バイク業界」に属しますが、職種や業務内容は大きく変わる点に注意が必要です。


また、バイク販売会社の中でもメーカー直販の「メーカー系」と、メーカー問わず幅広い車種を販売する「独立系」がある点も把握しておくといいでしょう。

(2)業界の深掘り

バイク業界に属する「バイクメーカー」「バイク販売会社」では、それぞれビジネスモデルが異なります。


バイクメーカーはバイクの研究・開発、製造が主な業務で、完成したバイクを「バイク販売会社」へ卸売りすることで利益を得ます。

主な職種は「研究開発」「デザイン」などの技術職系と、車両の性能や安全性をテストする「車両テスト」、バイク販売会社への販路を拡大する「営業」などがあります。


バイク販売会社はメーカーからバイクを仕入れ、消費者へバイクを販売するのが主な業務です。

メーカーからの仕入れ額と消費者への販売額の差額がバイク販売会社の収益となります。


バイク販売会社の基本的な職種は「販売」で、バイクの購入を検討している顧客に対してセールスを行っていきます。

商品として扱うバイクに関して豊富な知識必要となる他、商品の魅力や特徴を効果的に伝えるセールス力と、顧客の求めているものを正確に案内する接客力などが求められます。


バイク販売会社で働く場合は、バイクについて豊富な知識を身に着ける必要がありますが、バイクに興味を持てる人は楽しみながら知識を深めていけるでしょう。

また、「接客」は必ず行うことになるので、人と接する機会が多いことは理解しておきましょう。

(3)業界の動向把握

近年のバイク業界では、「若年層のバイク離れ」や「排ガス規制」などの影響もあり、国内の販売数減少が課題となっています。


「移動手段」として原付を利用する若者は一定数いますが、「娯楽・趣味」としてバイクを所有する若者は年々減少しています。

小型二輪以上の排気量のバイクは車検などで維持費が高くなることも販売数減少の理由の一つと考えられます。


また、趣味としてバイクを利用する割合が高い中年層ですが、これらの層のバイク購入においても新車ではなく中古車の購入が多い傾向にあり、バイクメーカーにとっては新車の売れ行きが乏しいのは重要な問題です。


加えて、今後は実用性重視の「電動バイク」が主流になってくる可能性も考えられ、ガソリン車の「音」や「振動」、「匂い」などを楽しんでバイクを利用している消費者に対してどのような付加価値を提供していくかも検討していく必要がありそうです。

ESのまとめ方

ESのまとめ方


エントリーシートを書く際は、「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。

よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」というものがあります。

幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。


学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。

ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。


業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。

そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。

バイク業界のES対策・攻略法

バイク業界のES対策

 

バイク業界のエントリーシート(ES)を書く際のポイントとして、「バイク業界で何がしたいか」や「バイク業界への自分の適性」を強調して伝えるように意識するといいでしょう。

この他にも「誠実さ」や「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなおよいです。

「バイク業界で何がしたいか」について

ESを記入する際は、「志望度の高さ」をアピールすることがとても重要です。

バイク業界の志望理由を伝える上で、「どうしてもこのメーカーのバイク生産に携わりたい」というような強い志望動機をアピールできれば、業界に対するやる気熱意がより強く伝わります。


実際に記入する際は次のポイントを意識しましょう。

・実際に入社したら「どんな仕事がしたいか」

・なぜその仕事がしたいのか、他のバイクメーカー(販売会社)では叶わない理由について

ポイントは、入社後にやりたいことをより詳細に伝えることです。

数あるバイクメーカー(販売会社)の中で「どうしてもこの車種の生産、販売に携わりたい」という熱意を伝えるといいでしょう。


そして、なぜその仕事を望むのかをしっかりとアピールすることも大切です。

「バイクに関わる仕事は他にもあるのでは?」と切り返されないように、よく考えて志望理由を記入しましょう。


バイクメーカーであれば「特定の車種」に関する熱意などはそのメーカーを志望する十分な理由になるので志望理由を組み立てやすいでしょう。

「バイク業界への自分の適性」

バイク業界への熱意をしっかり伝えることができたら、次は「自分の適性」をアピールしましょう。

どんなに気持ち・熱意がある人材でも、「将来性」を感じてもらえなければ採用は難しいでしょう。


自分の長所や特技などがどのように業務に活かせるか、詳しくイメージしてもらえるように自己PRを考えてみてください。


ポイントは以下の2点です。

・まずは自分の特技や長所を具体的に伝える

・それらがどのように業務に活かせるか、「実際の業務」を例にアピールする

重要なのは、特技や長所の表現が抽象的にならないようにすることです。

より具体的に過去の実績や成果を交えてアピールするようにしましょう。


バイク業界であれば、バイクに対する知識や興味、自分なりに思う問題点改善すべき点などを軸に話をすると将来性を感じてもらいやすいでしょう。


特にメーカー志望の場合は「このバイクについてこんな考えがある」といった話や、バイクを所有している人であれば「カスタマイズのこだわり」などを軸にすると、知識や理解度の深さを具体的にアピールできるでしょう。

バイク業界の筆記試験対策・攻略法

バイク業界の筆記試験対策


バイク業界の筆記試験の特徴として、一貫して「SPI」が採用されることが多い傾向が見て取れます。

過去の受験者の口コミでもSPI系の筆記試験が中心で、「言語」「非言語」の対策をしっかりしておけば問題ないという人が多い印象です。


この他にも「適性検査」を一緒に出題されたという受験者も多いため、「バイク業界に適した人はどんな人か」という視点を持って回答するようにしましょう。

SPIについては一般的な問題集などで準備をしておけば問題ないでしょう。

バイク業界の面接対策・攻略法

バイク業界の面接対策


面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。

面接官の質問には必ず「意図」があります。


十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」
「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。


バイク業界で
よく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • 「バイク業界の強みは何か」
  • 「好きなバイクは何か」
  • 「市場が伸び悩んでいるバイク業界を選ぶ理由」
  • 「電動バイクについてどう思うか」
  • 「どんなバイクを所有していますか」

上記はバイク業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。

どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。

この他にも、「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。


本記事では「バイク業界の強みは何か」、「好きなバイクは何か」、「市場が伸び悩んでいるバイク業界を選ぶ理由」について回答のポイントを詳しく解説します。

「バイク業界の強みは何か」

この質問で面接官が知りたいのは、「業界への理解度」「客観性」だと考えられます。

大切なのは、バイク業界のビジネスモデルや市場規模、顧客層などを踏まえた上で、バイク業界にはどのような強みがあると思うか具体的に答えることです。

また、その解答が「主観的」に偏った意見にならないように注意することも重要です。

客観的に業界全体を見て、バイク業界にしかない強みを伝えられると理想的です。


ポイントは次の通りです。

・しっかりと「他業界」と比較した上で答える

・強みだと思う根拠を具体的に話す

特に重要なのは、「他業界と比較した上で答える」ことです。

バイク業界だけに着目して考えられる強みと、他業界と比較した上での強みでは、説得力に大きな差が生まれます。


また、他業界について触れることで客観性のアピールにもつながります。

「好きなバイクは何か」

この質問では、シンプルに「バイクへの興味」を見られていると考えられます。


バイク業界は非常に専門的な分野であり、仕事をする上では専門知識の学習が必要不可欠となります。

現状でどの程度知識があり、バイクに対してどれほど興味をもっているのかは選考基準の1つとなるでしょう。


回答の際は、好きなバイクについて出来るだけ具体的に答えるように意識しましょう。


ポイントは次の通りです。

・「どこが好きなのか」、「なぜ好きなのか」を具体的に伝える

・「正直に」伝える

ここで最も重要なのは「正直に」答えることです。

まず、面接官はこれまでに何度も受験生を面接してきたプロなので、浅い答えで思ってもいないことを話しても簡単に見抜かれてしまいます。


そして、「好きなもの」について話す際の「嘘」と「本当」ではなおさら熱量に差が出てしまうでしょう。

対策として、本当に心から好きだと思えるバイクを本気で探してみましょう。


それがたとえ他社のバイクだったとしても、「この点が素晴らしいと思うから、入社後の業務に活かしたい」というような切り口で話せば問題ないでしょう。

「市場が伸び悩んでいるバイク業界を選ぶ理由」

この質問で面接官が知りたいのは「市場への理解度」「志望度の高さ」だと考えられます。

面接官からすると、国内での売上が低迷しているバイク業界をなぜ選ぶのかという点は、とても重要な選考ポイントでしょう。


ここで最も理想的な回答は、「バイク業界に感じる将来性」について話すことです。

今後のバイク業界を見据えて、「こんなチャンスがあると思う」という視点で話ができるととても良いです。


回答のポイントは次の通りです。

・バイク業界の将来性、可能性についてプラスの要素を挙げる

・その上で入社後にやりたいことについて話す

ここで、バイク業界の将来について「こんな可能性を感じている」「だからこんな仕事がしたい」という答え方ができると、市場に対する理解度をアピールすると同時に、非常に強い志望動機にもなります。

今後のバイク業界にはどんな可能性・チャンスがあるのか考えてみましょう。


以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。

面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。

リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみてください。

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監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。